真夜中。リビングの床に座り、泣きぐずる1歳の娘を抱っこし続けた。 娘は生後5日目に水頭症の手術を受けた。体を自由に動かせない障害がある。食べることもままならず、鼻から胃に通したチューブでペースト状の栄養剤を取る。 1歳になるまでに計6回、手術を受けた。呼吸できる姿勢を保つのに苦痛を感じるのか、1~2時間ごとに泣いて起きる。その度に抱き上げ、呼吸が楽になる姿勢にしてあげる。 昨年の1月ごろ、森中あみさん(42)と次女の晶子(しょうこ)さん(2)は、一日中、そんな状態が続いていた。 ベッドにタオルを敷いて、姿勢を保てるよう工夫してみた。だが、抱っこのようにはいかない。すぐに反り返って、泣いて起きてしまう。 眠れないのは、あみさんも同じ。体力的にも精神的にも、疲れ切っていた。 どうすれば、晶子が楽に寝られるようになるだろう。 筋肉が突っ張ると成長にも影響 呼吸の確保を気にすることな… この記事は有料記事です。残り1413文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
会費ゼロ、清掃なし お台場の「続けられる自治会」、削れない役割は
有料記事 片田貴也、篠健一郎2023年3月24日 12時00分 会費の徴収はなく、清掃活動などの義務などもない。「ゆるやかにつながる」ことで、無理なく続けることを目指す自治会がある。 東京都港区の台場にある5棟の賃貸マンションが集まる「お台場合同自治会」だ。 2013年に結成。賛同会員は全体の6割ほどにあたる約500世帯でファミリー世帯が多い。 お台場の夏祭りへのブース出店や地域内の団体でするハロウィーンなどのイベントの協力、エリア全体の防災協議会への参加など、様々な活動に取り組んでいる。 一方で負担は少ない。町内の… この記事は有料記事です。残り2025文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
常陸宮さまが退院 尿管結石で2度目の手術 経過は順調
多田晃子2023年3月24日 13時00分 宮内庁は24日、尿管結石と診断され、2度目の手術を受けた常陸宮さま(87)が東京・広尾の日本赤十字社医療センターを退院したと発表した。常陸宮さまの術後の経過は順調で、発熱などの症状はないという。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ダメかもしれない街」再生へ JINS創業者の故郷での挑戦
シャッターが閉まったままの商店街は、その一角にたどり着くと、雰囲気が一転する。姿を見せたのは、緑に包まれた現代的な建築だ。気鋭の建築家が改修を手がけたその建物に足を踏み入れると、そこにはアートがあふれている。 前橋市の中心街にある白井屋ホテルは、1泊5万円以上する部屋もある高級アートホテルだ。もとは、創業300年の白井屋旅館。前橋市のシンボルのような存在だったが、2008年に廃業した。 高層マンションに建て替える案もあったが、伝統の旅館は大胆によみがえる。首都圏にあるカフェが入り、ドラマのロケ地になったこともある。前橋の新しい街づくりの拠点にもなった。 このホテルを手がけたのが、大手眼鏡チェーン「JINS」創業者の田中仁さん(60)だ。ホテル経営だけではない。民間主導で、前橋市の街づくりも手がけている。 休日の昼間なのに人通りがまばらで、シャッターが閉まったままの商店街……。自治体主導の街づくりは、科学館や図書館などの複合施設を作る再開発計画が何度も浮上したが、市長交代とともに白紙となることが続いていた。 「この街は、もうダメかもしれない」 日本有数の眼鏡ブランドを育てた田中さんは10年余前、故郷・前橋の衰退ぶりに驚きを隠せなかった。 前橋市出身で、地元の信用金庫で働き、その後、前橋市で起業した。雑貨の企画販売で成功し、韓国を旅行した際に安価ですぐ受け取れる眼鏡を見て眼鏡業界に参入。いまは東京にも本社を置き、全国展開している。そんな田中さんが本格的に地元に目を向け、自ら動き出そうと思ったきっかけがあった。 衝撃受けた欧米の企業家の情熱 11年6月、モナコで開かれ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
40年超放置の廃虚旅館、撤去に7千万円 持ち主分からず税金で負担
下地毅2023年3月24日 9時45分 和歌山市は23日、長年放置されている雑賀崎の廃旅館を解体して除去する最終手続きにはいったと公告した。所有者が名乗りでなければ5月22日以降すみやかに着手する。所有者は分からなくなっているため7千万円の税金をつかうことになりそうだ。 和歌山市空家対策課によると、問題の廃旅館は「太公望」。鉄筋コンクリート造り一部木造の3階建てで延べ床面積は937平方メートルある。昭和初期には営業していて、1975年ごろから使われなくなった。2013年からは関係する法人・個人の破産手続きがはじまった。その後に所有者が亡くなったり相続人が相続を放棄したりしたため、いまは「所有者を確知できない」状態にあるという。 廃旅館は崖地にあって倒壊の危険があるほか、イタリアの景勝地アマルフィに似ているということで売りだしている雑賀崎の風景の一角を占めていることから、まわりの住民は対応を長年もとめてきた。 和歌山市は、所有者をつかんでいたときには適正管理依頼文書を繰りかえし送っていた。らちが明かないため、「空家等対策の推進に関する特別措置法」の略式代執行をすることにした。これほど大規模な代執行は県内初だろうといい、費用の7千万円は国と和歌山市が4割ずつ、県がのこりの2割を負担する。所有者をつきとめて費用を回収するめどはたっていないため、尾花正啓市長は「いまのところ市が肩代わりするしかないかな」と話している。(下地毅) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
5歳児餓死事件「ママ友」の刑確定 懲役15年、期限までに上告せず
中山直樹2023年3月24日 9時46分 福岡県篠栗町で5歳の男児が餓死した事件で、保護責任者遺棄致死罪などに問われた男児の母親の「ママ友」赤堀恵美子被告(50)が23日までに上告せず、懲役15年とした福岡高裁判決が確定した。 赤堀被告は無罪を主張していたが、福岡高裁は今月10日の控訴審判決で、男児の母親の碇(いかり)利恵受刑者(41)=同罪で懲役5年が確定=との共謀を認定した一審判決を支持し、控訴を棄却していた。 一審判決によると、赤堀被告は、碇受刑者の生活全般を支配。碇受刑者の三男・翔士郎ちゃん(当時5)の食事量を減らすように指示し、2020年4月に餓死させた。また、碇受刑者から夫の浮気調査費用など虚偽の名目で約200万円をだまし取るなどした。(中山直樹) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
キトラ古墳壁画で十二支像「辰・巳・申」を確認 服や舌先もはっきり
奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末~8世紀初め)の極彩色壁画(国宝)に、十二支像の「辰(たつ)・巳(み)・申(さる)」の図像が描かれていたことが、科学的な調査で確実になった。文化庁が23日に東京都内で開いた「古墳壁画の保存活用に関する検討会」で報告された。 十二支像は頭は獣、体は人の「獣頭人身」の姿が特徴で、東西南北の壁面に中国古代思想の方角の守護神・四神とともに、各3体ずつ描かれていたとされる。絵が描かれた漆喰(しっくい)が失われた場所や、泥に覆われて肉眼では見えない場所があり、12体中、寅(とら)や午(うま)など6体しか確認できていなかった。 検討会の調査チームは今年2… この記事は有料記事です。残り335文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
浅間山の噴火警戒レベル2へ引き上げ 2021年3月以来 気象庁
宮野拓也2023年3月23日 17時50分 気象庁は23日、群馬・長野県境にまたがる浅間山について、5段階ある噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から、2(火口周辺規制)に引き上げたと発表した。火口から約2キロの範囲では噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。 同庁によると、21日から火山性地震が増加している。また、山の西側が膨張するわずかな変化が観測された。浅間山で噴火警戒レベルが2になるのは、2021年3月以来。(宮野拓也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
存亡の危機にある学術会議 政府が介入できる法改正が招く社会とは
政府は今国会に日本学術会議法の改正案を提出する構えだ。これに対し学術会議は、独立性が損なわれると反発。ノーベル物理学賞の受賞者でもある梶田隆章会長は、「重大な決意」で再考を求めるとしている。政府の改革方針に反対する文化人や学者、ジャーナリストらがつくる「学問と表現の自由を守る会」の発起人で、学術会議で部長も経験した教育学者の佐藤学さんに、問題の核心はどこにあるのかを聞いた。 さとう・まなぶ 1951年生まれ。東京大学名誉教授、教育学者。元日本学術会議第1部(人文・社会科学)部長。元日本教育学会会長。全米教育アカデミー終身会員。「学問と表現の自由を守る会」発起人。編著に「学問の自由が危ない 日本学術会議問題の深層」。 ――政府が目指す日本学術会議法の改正は「憲法23条で保障された学問の自由を侵す」として強く反対していますね。 「2020年秋、当時の菅義偉首相は、学術会議が推薦した6人の会員候補の任命を拒否しました。前代未聞のことでしたが、『学問の自由とはまったく関係ない』と言い放ちました」 「学問の自由とは、学者個人… この記事は有料記事です。残り2222文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
勾留中のベトナム人が死亡 損賠訴訟で埼玉県と病院が遺族と和解
埼玉県警の留置場で2018年、勾留中のベトナム国籍の男性(当時57)が死亡したのは県警と病院の対応に問題があったからだとして、遺族が県と病院を相手に損害賠償を求めた訴訟は23日、さいたま地裁で和解が成立した。県が「裁判の長期化で遺族の早期救済に支障が出る」などとして和解金800万円を、病院は200万円を、それぞれ支払うことになった。 訴状などによると、男性は18年1月に強制わいせつ容疑で逮捕された。同罪で起訴された後、武南署(埼玉県川口市)に勾留されていた同年7月ごろから身体の痛みや食欲低下を訴え、川口工業総合病院(同)で複数回、診察や薬の処方を受けた。肺動脈の血流が悪くなる「肺高血圧症」と診断されたが、入院はしなかった。同年9月13日に容体が急変。9月15日に別の病院に救急搬送され、死亡した。死因は「うっ血性心不全」だった。 遺族は、病院が入院などの適切な措置をとらず、警察についても、9月13日に弁護士が接見が難しいほど体調が悪いとして診察を求めたのに応じなかったなどと主張。計約5900万円の損害賠償を求め、19年8月に提訴した。 県側は裁判で「亡くなる当日… この記事は有料記事です。残り234文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル