伊藤進之介2023年2月26日 20時00分 新型コロナウイルスの影響で中止が続き、4年ぶりとなった「かつうらビッグひな祭り」が、千葉県勝浦市で開かれている。待ちわびた観光客らが次々と訪れ、約7千体の華麗なひな人形が街を彩る眺めを楽しんでいた。 見どころの一つ、市中心部の遠見岬(とみさき)神社では60段の石段に1800体が並んだ。期間中は地元住民が雨天の日を除いて毎朝飾り付け、夜に片付ける。 近所でソフトクリーム店を営む池田素子さん(78)は2001年の初開催以来、飾り付けをしてきた。「4年ぶりに春が来た気分。河津桜も満開で、初がつおもおいしいこの季節に勝浦に来てほしい」と話した。 祭りは3月3日まで。(伊藤進之介) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3国立大、情報「配点なし」の理由は 25年大学入学共通テスト
主に現在の高校1年生が受ける2025年1月の大学入学共通テストから「情報Ⅰ」が導入される。全国の国立大学でつくる国立大学協会は原則として一般選抜では全員必須との方針を全会一致で決めたが、これまでに国立の3大学が「全員に課すが配点しない」との方針を打ち出した。一方で他科目と同様に配点したり、選択科目としたりする国公立大も。それぞれの判断の背景を探った。(編集委員・増谷文生、同・宮坂麻子) 国立大学協会は昨年1月、2025年の大学入学共通テストから、全国立大が一般選抜の受験生に対し、共通テストで教科「情報」(科目名は情報Ⅰ)を課すことを原則とするとの方針を決めた。慎重論もあったが、データサイエンスの知識をもった人材育成をはかるとの認識で一致。全会一致で方針を決めた。 「情報Ⅰ」受験しなければ出願できず、でも「配点0」 情報Ⅰを課すが、配点はしない――。 北海道大が昨年9月、25年度入学者向けの入試についてそう発表すると、関係者に驚きが広がった。 北大は、25年度は情報Ⅰを受けさえすれば、たとえ0点でも出願できる仕組みをとる。合否ライン上で同点だった場合は、個別試験の成績などで合否を決め、それでも同点だった場合のみ情報Ⅰの点数で判断するという。 記事後半では、大学全体の導入状況や、国公立大の個別試験(2次試験)や私大で「情報」を入れる大学を紹介します 北大入試課は、配点しない理… この記事は有料記事です。残り3528文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホテル飲食店で次亜塩素酸入りの水を誤って提供、3人搬送 泉佐野
2023年2月26日 23時24分 26日午後7時25分ごろ、大阪府泉佐野市りんくう往来北の関西エアポートワシントンホテルの従業員から、「誤って提供された次亜塩素酸の入った水を飲んで、気分不良を訴えている人がいる」と119番通報があった。 泉州南広域消防本部によると、ホテル内の飲食店で会食をしていた87人の一部に、消毒などに使われる次亜塩素酸ナトリウムの入った水が誤って提供されたという。 このうち16人がこの水を飲み、10代の男女と30代の男性の計3人が、体調不良を訴えて病院に搬送されたが、いずれも軽症という。搬送された3人のほかに体調に異変を訴える人はいなかったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ミサイル部隊配備など自衛隊増強に抗議 沖縄で集会、1600人参加
ミサイル部隊の配備など南西地域の自衛隊増強に反対する集会が26日、那覇市内であった。米軍基地の過重負担に抗議する団体も加わり、主催者発表で約1600人が集まった。軍事的な緊張をもたらすミサイル配備をやめ、対話による外交の強化を政府に求める宣言を読み上げた。 集会では、沖縄の平和ガイドや戦争体験者らが思いを語るリレートークを実施。地対空誘導弾(ミサイル)部隊の配備が計画されている与那国島の猪股哲さんは「人口が少ない島で発言するのはすごく大変。声をあげられない島民のこともわかってもらいたい。恐怖にあおられず平和を創造していきたい」と呼びかけた。 太平洋戦争末期の沖縄戦の激… この記事は有料記事です。残り559文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
雪原で雪球投げ合う熱戦 4年ぶりの昭和新山国際雪合戦 北海道壮瞥
松本英仁2023年2月26日 20時30分 北海道壮瞥町で25~26日、第34回昭和新山国際雪合戦が開かれた。コロナ禍のため開催は4年ぶり。道外13チームを含む計68チーム約680人が3部門に分かれ、雪原の特設コートで熱い戦いを展開した。 町などでつくる実行委員会によると、国際ルールに基づく「YUKIGASSEN」は同町の発祥という。道内各地に競技団体ができ、昭和新山を望む会場で行われるこの大会で事実上の世界一を決める。かつてはフィンランドやカナダ、国内在住の外国人の参加もあった。今大会は普及を目指して、ビギナー部門も新設された。 1チーム7人の選手が10×36メートルのコート内で1セット3分、雪球90個を使い、相手全員に当てるか、敵陣の旗を奪った方が勝ち。試合は3セット戦で争う。年齢や体力の差を、瞬時の状況判断や巧みな戦術、チームワークの良さなどでカバーして勝ち上がることも競技の醍醐(だいご)味だ。 ゴーグル付きのヘルメット姿の選手は直径約7センチの雪球を手に、相手の球を避けながら投げ込んだり、隙を見て旗をめがけて飛び込んだりしていた。優勝は一般の部は「でぃくさんズ神出」(道央ブロック支部)、レディースの部は「めしべ」(岩手県連盟)。(松本英仁) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
江戸の登場は先だけど… どうする千代田区 家康との縁、今からPR
石平道典2023年2月26日 20時30分 徳川家康と千代田のつながりとは――。東京都千代田区と区観光協会は、家康ゆかりの地などを紹介する動画や特設サイトの公開を始めた。NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に、江戸城下だった区内に残る家康の足跡を知り、訪ねてもらう狙いだ。 区は「千代田区と家康公の美味(おい)しいつながり」と題した動画を制作し、2月からユーチューブの公式チャンネルで公開。静岡市でロケを行い、家康をまつる久能山東照宮などもゆかりの地として紹介している。3月に公開予定の動画では、区内から紹介する予定だ。 また、区観光協会は1月、特集サイト(https://visit-chiyoda.tokyo/app/feature/detail/130)を開設。日枝神社や神田明神、家康が関東に移封される際に宿をとったことに始まる御宿稲荷神社など9カ所を、写真や地図とともに歴史や由緒を詳しく解説している。 観光協会内にある観光案内所(九段南1丁目)では、同協会観光大使を務める人気キャラクター「リラックマ」が家康に扮したぬいぐるみキーホルダー(税込み2500円)を発売中。今後もメモ帳や紙せっけんなど家康風グッズを販売する。すべて案内所での限定販売で、同協会は「区に足を運ぶきっかけになれば」としている。(石平道典) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Anticipation building toward Roki Sasaki’s WBC debut
Roki Sasaki’s first pitch to Yuki Yanagita was a forkball. So was the second. The third was a fastball that registered 162 kph (100.6 mph) on the radar gun on a sunny afternoon at Sun Marine Stadium Miyazaki. That was followed by another at 161 kph. With the count 2-2, […]
造形物と判明した「人魚のミイラ」 秘蔵してきた住職が今思うこと
高井里佳子2023年2月26日 17時00分 岡山県浅口市の円珠院(えんじゅいん)が秘蔵してきた「人魚のミイラ」は、倉敷芸術科学大(同県倉敷市)による科学的調査で「造形物」だと結論づけられた。寺の住職を務める柆田(くいだ)宏善(こうぜん)さん(62)は今の心境について「(人魚に)申し訳ない」と語る。 主要な骨格がない、造形物だ――。同大の研究者らが調査結果を発表したのは2月7日。「ゆっくり眠っていたのに、人の目にさらされて『本物だ』『偽物だ』と言われて……」。柆田さんは朝日新聞の取材にそう漏らした。 寺に来た経緯は今も分かっていない。桐(きり)の箱に一緒に収められた文書には、元文年間(1736~41)に土佐の海で漁網にかかった、とあった。 約200㌔の防火金庫で保管 1970年代に新聞やテレビで取り上げられると、一目見ようと人々が押し寄せた。このため、先代の住職がガラスケースに入れて公開を始めた。 2014年に住職を継いだ柆田さんは、よりよい保管を検討。滋賀県の寺にあった「人魚のミイラ」が火事で焼けたことを知り、約200キロの防火金庫を買って守ってきた。 今回調査を受けたのは「詳しいことが分かれば、保存する上で役に立つと思ったから」だった。 今回、「造形物」と結論づけられたが、研究によって、中身が布や綿で、強いものではないと分かった。 いまはこう思う。「命あるもので作られた人魚。今後はもっと大切に、慎重に扱っていきたい」(高井里佳子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「眠っていた人魚に申し訳ない」科学的調査を終え、住職が今思うこと
「人魚のミイラ」は人の手でつくられた造形物だった――。先日、そんなニュースが世間をにぎわせた。「ミイラ」を大事に守ってきたお寺の住職や地元の人たちは、科学的な調査の結果をどう受け止めているのか。岡山県浅口市の円珠院(えんじゅいん)を訪ね、柆田(くいだ)宏善(こうぜん)住職(62)に話を聞いた。 ――倉敷芸術科学大(同県倉敷市)の研究者らが、X線などを用いて調べた結果、「人魚のミイラ」には主要な骨格がなく「造形物」だと発表しました。 一番に思うのは、人魚に本当に申し訳ないことをしたなということです。ゆっくり眠っていたのに、人の目にさらされて「本物だ」「偽物だ」と言われて。 不老長寿のご利益を求め、写真を撮って携帯電話の待ち受けにしている人もいました。いろんな思いがつまったミイラが「偽物」のレッテルを貼られることになってしまい、反省しているところです。 ――今回、なぜ調査を受け入れたのでしょうか。 「見たい」という人がいても… この記事は有料記事です。残り1725文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イタリア人も「おまえの方がうまかった」 世界を2度制したピザ職人
トラック助手席に置いたピザ生地の塊を、運転席からチラチラと眺める。家でこねた生地が発酵して、どう膨らんでいくのかを見るのが好きだった。 9年前、配送会社で働いていた美延智彦さん(44)の日々はそんな感じで過ぎていった。 大学卒業後にビーチバレーの選手としてツアーを回りながらバーに勤務。バーの経営もしたが、借金がかさみ、30歳からトラック運転手に転身していた。 「もう1回飲食で成功しよう」と心に秘めていた。 4ユーロのピザを食べて全身が震えた ピザとの関わりは2014年のこと。飲食関連のサイトで生地をこねる動画を見つけた。 「小さな塊が一瞬で伸びて、面白かった」。夜な夜な生地をこね始め、オーブンの展示場に行って「生地を焼かせてほしい」と頭を下げたこともある。 ある日、動画で見た「ピザのチャンピオン」がいる名古屋の店に行って、ピザを食べた。 「めちゃめちゃおいしい!」 借金も完済していたことから、翌日に会社へ辞表を提出した。勢いのまま、片道チケットでイタリア・ナポリへ飛んだ。 修業先はもちろんない。最初… この記事は有料記事です。残り974文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル