月曜午後8時の時報に続いて、軽快なオープニング曲がラジオから流れ始めた。 「森谷佳奈の、はきださNight!」。早速、森谷佳奈・山陰放送アナウンサー(29)のやや早口とも取れるトークが炸裂(さくれつ)する。 「みなさんの地方はどんな天気でしたか。山陰地方は晴れでした」 あれ? 山陰しか流れない番組なのに? スタジオをのぞくと、森谷アナの横にはピンクのケースのスマートフォン。ラジオの放送中は持ち込みNGと前に聞いたような気が。 すると、森谷アナがやおらスマホを横目に話し出した。「ツイッター見てますと、『森谷さんの言い方優しいなあ。(実際は)もっと軽蔑を込めて言われました』。もっと感情込めて言えばよかったですかね」。10分ほど前のリスナーからの投稿への反応だった。 「はきださNight!」最大の特徴が、ネットとの融合だ。 人気お笑いコンビが森谷さんのキャラを取り上げたことで、いい風が吹き始めました。記事後半で紹介します。 2016年4月4日の放送開… この記事は有料記事です。残り1702文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
(番外 天声人語)座りすぎジャパン
人々の座っている時間が世界一長い国はどこか。シドニー大学の研究者が20カ国・地域の統計を比べたところ、首位に日本とサウジアラビアが並んだ。ともに1日約7時間だった▼早大の岡浩一朗教授(53)はこの統計に触発され、千葉県在住の高齢者約300人の正確な座位時間を調べてみた。計測値は男性が1日平均9時間… この記事は有料記事です。残り459文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
紀子さま、結核予防全国大会で熊本へ 皇室予定2月13日~19日
2023年2月13日 7時00分 天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は2月13~19日の予定を発表した。紀子さまは14~15日、第74回結核予防全国大会の大会式典への出席などのため、熊本県を訪れる(表記は宮内庁発表に準じます。予定は変更されることがあります)。 天皇、皇后両陛下、愛子さま 2/14(火) 天皇陛下 皇居・御所(神宮祈年祭勅使につき羽倉信夫掌典と面会) 皇嗣家(秋篠宮ご一家) 2/14(火) 佳子さま 赤坂東邸(令和4年度「世界青年の船」事業参加青年代表らと面会) 2/14(火)~15(水) 紀子さま 熊本県(第74回結核予防全国大会の大会式典への出席や地方事情視察など) 2/16(木) 佳子さま 日本橋高島屋S.C.本館(「第54回現代女流書100人展」の鑑賞) 2/17(金) 秋篠宮さま 皇居・宮中三殿【殿上】(祈年祭の儀) 秋篠宮さま 赤坂東邸(全国連合小学校長会理事会に出席する小学校長と面会) 三笠宮家 2/16(木)~19(日) 彬子さま 北海道(「寛仁親王記念 第46回丘のまちびえい宮様国際スキーマラソン」出席及び地方事情視察) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トマト映え写真、キャベツ丸ごとレシピ SNSで掘り起こす農の魅力
有料記事 張春穎 滝沢隆史2023年2月13日 7時00分 SNSの拡散力を生かし、農業の魅力を伝える取り組みが活発だ。コロナ禍もあって、生産者自らが発信する動きも広がっている。 前橋市の網野文絵さん(36)は「農業カメラマン」として活動して5年ほどになる。 実は野菜嫌いだったが、種苗会社の撮影担当になったことで、「野菜はすごい」という発見を多くの人に伝えたいと思ったという。 仕事を離れて、畑を舞台に、芸術的に撮ってきた。交差して摘まれたネギのチェック柄、紅白に並ぶイチゴたち、まるで深い森のケール畑――。 東京・表参道で2018年に開いた最初の個展「撮れたて野菜」が好評で、農業専門誌や通信社の情報誌で表紙を飾るようになった。 コロナ禍に見舞われた最近は、群馬県内の自治体や生産者グループに依頼されて、SNS発信に適した撮影講座をほぼ毎週のように開く。 記事後半では、Z世代を意識した発信や「官僚系ユーチューバー」などの取り組みを紹介します。 スマホでの野菜の撮り方を伝授 撮影のコツはこんな感じだ… この記事は有料記事です。残り1573文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山形の「奇習」加勢鳥って? 円錐型のわらを着た「神の化身」が…
円錐(えんすい)形のわらみのを頭からひざまですっぽりとかぶった若者らが踊る山形県上山市の民俗行事「加勢鳥(かせどり)」が、11日にあった。江戸時代から伝わり、神の化身の加勢鳥たちに住民らが「祝い水」をかける奇習。コロナ禍を経て、3年ぶりに街を練り歩いた。 この行事の保存会会員や県内外の一般参加者らが扮した加勢鳥は28羽。前夜までの大雪で一面が銀世界となった上山城の広場で、輪になって跳ね回った後、街に繰り出した。 「加勢鳥、加勢鳥、お祝いだ、それ、カッカッカーのカッカッカッ!」 そうした掛け声や笛、太鼓の音に合わせて、加勢鳥たちは市中心部の商店街や温泉街などを踊りながら練り歩いた。 保存会によると、加勢鳥は江戸初期に始まった。五穀豊穣(ほうじょう)や火の用心、商売繁盛の願いが込められている。明治後期に途絶えたが、1959年に復活。コロナ禍の影響で一昨年は神事のみが行われ、昨年は街の練り歩きが見送られた。 この日、商店街で加勢鳥たち… この記事は有料記事です。残り539文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
見えた回復の兆し 3年ぶりの雪まつり閉幕 来場者は175万人
佐野楓2023年2月12日 13時30分 3年ぶりに会場開催されたさっぽろ雪まつりが11日、閉幕した。実行委員会によると、来場者数は175万人と、前回開催だった2020年の202万人から約27万人減少した。 雪まつりは例年200万人を超える来場があり、19年には過去最多の273万7千人を記録した。 だが、中国・武漢で新型コロナウイルスの感染者が急増した直後に開催された20年の来場者数は、前年から70万人以上減少。「大通会場」が157万5千人、「つどーむ会場」が44万6千人と、計202万1千人にとどまった。 今年は「ウィズコロナ」での初めての会場開催となり、雪の大型滑り台や遊具があるつどーむ会場は、他人との接触が増える可能性があることから開催が見送られた。 一方、大通会場の来場者数は175万人を記録。つどーむ会場の開催見送りで全体の来場者数は減ったが、大通会場のみで比較すると、20年より17万5千人多く来場したという。 実行委の担当者は「中国本土からのインバウンドが復活していないものの、(大通会場の来場者数の回復には)完全開催に向けて観光客の足取りが戻ってきたきざしが感じられた」と分析している。(佐野楓) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名前が変わった駅名標に付いた値は 西九州新幹線の駅でオークション
西九州新幹線開通で名前がかわったJR長崎線「肥前山口駅」の駅名標をはじめ、西九州地区で活躍していた「気動車」の部品や駅の乗車位置案内などが登場するオークションが11日、佐賀県嬉野市のJR嬉野温泉駅前であり、多くの鉄道ファンでにぎわった。 オークションでは、JR九州の博多駅長、長崎駅長、江北駅長、嬉野温泉駅長の駅長4人が「オークショニア(競売人)」として登場。鐘ケ江理恵・博多駅長が他の3駅長をユーモアたっぷりに紹介したほか、オークションを仕切って会場をわかせた。 最も盛り上がったのが、午後のオークションの最初に登場した肥前山口駅の古めかしい駅名標。「江北」に変わる前日の昨年9月22日までホームに立っていた。次の駅「うしづ」の「づ」を「ず」から書き直した跡が残る珍しい一点ものだ。 鐘ケ江駅長が「興味ある方は」と呼びかけると、参加者ら数人がためらいがちに札を掲げた。「開始価格は2万円から」と鐘ケ江駅長が宣言し、オークションが始まった。 「2万1千円」「2万3千円」「2万7千円、5人挙げています」。「3万円」と会場から声が上がる。「4万1千円、まだ2人挙がっています」……。「10万円」「12万円」「13万円」……。 「20万円」。会場がどよめ… この記事は有料記事です。残り1052文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
栃木県小山市で住宅3棟全焼 焼け跡から2人の遺体
2023年2月12日 13時47分 12日午前2時5分ごろ、栃木県小山市横倉新田の鈴木みちえさん(82)方から炎が上がっている、と近所の男性から110番通報があった。鈴木さん方と隣接する住宅2棟の計3棟(いずれも木造2階建て)が全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかった。小山署は鈴木さんと鈴木さんの次男(55)とみて、身元を調べている。 署によると、鈴木さんは一人暮らしで11日に小山市内の病院で亡くなり、横浜市に住む次男が遺体を引き取りにきていた。次男が遺体を鈴木さん宅に移した後、出火したとみられ、署が原因を調べている。 現場はJR小山駅から約4キロ南の住宅街にある。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
もしもホテル最上階で地震に 下りるか、残るか、見極めのポイント
最大震度6強を観測した福島県沖地震からもうすぐ1年経ちます。あの日、ホテルの最上階で震度5強の揺れに遭った男性が経験した恐怖体験を聞くと、不安は広がります。旅行や出張先のホテルで深夜、地震が起きたら。専門家に身を守るすべを聞きました。 2022年3月16日夜、2泊3日の宮城県旅行の最終日。 仙台駅前の20階建てホテルの最上階で、タナカタケシさんはベッド脇に座り、スマホでユーチューブの動画を見ていた。世界中を訪ね、現地の様子を動画で配信する大阪府在住の旅系ユーチューバーだ。 「高所恐怖症でビビリ」。高層階はできれば避けたかった。チェックイン後、万一に備えて避難経路図を確認。部屋から避難階段に続く扉まで実際に歩いてルートも確かめた。準備は万全。災害にあっても冷静に対応できる――はずだった。 ゴムまりのように弾む体 「ビルが折れる」 午後11時36分。ゴゴゴゴゴーという地鳴り。震度5強の激しい揺れ。 ベッドから投げ出され右肩が… この記事は有料記事です。残り1206文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マスク着用緩和へ 介護・保育の現場は…政府方針に複雑な思いも
新型コロナウイルス対策として、政府がマスク着用に関するルールを緩和する方針を示しました。介護や保育の現場への影響は……。複雑な思いも聞こえてきます。 「経済を回し、子どもたちに元通りの生活をさせたいという考えは理解できます。でも、高齢者は感染すると重症化しやすく、死に至るリスクもある。施設の職員のマスク着用が、勤務中だけでいいのでしょうか」 東京都目黒区にある特別養護老人ホーム「青葉台さくら苑(えん)」の施設長、坂井祐さん(46)は疑問を投げかける。 政府が10日に公表した「マスク着用の考え方の見直し等について」。3月13日からマスクの着用は屋内外を問わず、基本的に個人の判断に委ねることを決めた。満員電車や医療機関の受診では当面着用を勧めるが、ふだんからマスク着用を求める感染対策は終了する。高齢者施設などの従事者には勤務中のマスク着用を推奨。学校教育活動でも4月1日以降、マスクの着用を求めないことを基本にするとした。 坂井さんはこう話す。「電車で通勤する職員もいるし、子どもがいる職員も少なくありません。職員の暮らしの場と施設はつながっているんです。世間がコロナ対策を緩和すれば、職員がウイルスを外から持ち込み、施設内での感染リスクは高まるのが心配です」 「最大限の感染防御」 続けざるをえない 厚生労働省が公表している高… この記事は有料記事です。残り1045文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル