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Le guide sur la culture, la langue et l'histoire du Japon.

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長野の雪崩、外国人ら巻き込まれる 一部下山、意識不明2人は山中に

29 janvier 2023
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 29日午後2時半ごろ、長野県小谷(おたり)村の白馬乗鞍岳天狗原東側の斜面(標高約2100メートル)で雪崩が発生した、と県警大町署に通報があった。外国人らが複数人巻き込まれ、一部の人は下山したが、現場に残された男性2人が意識不明という。同署で詳しい状況を調べている。  同署によると、現場は小谷村の栂池(つがいけ)高原スキー場のコースから山頂側へ向かった先にある。ゲレンデから外れ、斜面が整備されていない「バックカントリー」をスキーやスノーボードで滑る客が多い場所だ。  通報は、バックカントリーを楽しむために訪れていた外国人客が観光関係者を通じて寄せたという。現地を訪れていた別の外国人のグループ客が雪崩に巻き込まれるのを目撃した、との内容だった。  大町署は救助隊を現地に向かわせ、情報を収集している。30日早朝から捜索活動を本格化させる予定だ。  同署によると、29日夜には目撃者らを含む十数人がゲレンデへ下山した。うち3人は雪崩に巻き込まれた人で、オーストリアの20代男性が肩の痛みを訴え病院に運ばれた。他の2人は米国の40代男性とドイツの30代女性だという。  また、同署が下山した人から話を聴いたところでは、現場には米国人とオーストリア人とみられる男性2人が残されており、意識がないという。  気象庁によると、小谷村では27日夕から「なだれ注意報」が出されていた。27日夜には「大雪警報」も発令され、28日朝にかけて一晩で約40センチの積雪があった。古い積雪の上に降り積もった新雪部分が滑り落ちる「表層雪崩」が発生しやすい状況だったという。29日午後7時現在の小谷村の積雪は103センチに達している。気象庁は「今後も雪が降りやすく、雪崩も起きやすい状況が続く」として注意を呼びかけている。  現場がある白馬一帯は良好な雪質や北アルプスを見渡せる絶景などから、バックカントリーを楽しむ人が国内外から数多く訪れている。栂池高原スキー場のゴンドラリフトを運営する会社によると、標高1582メートル地点まで運行しているゴンドラを利用して、バックカントリーへ入る客が多いという。  長野県内では、28日にも野沢温泉村の野沢温泉スキー場外のバックカントリーで、雪崩に巻き込まれたとみられる新潟県魚沼市の男性(38)が行方不明になっている。警察や消防などが29日朝から捜索したが、見つかっていない。 ■「複数人が巻き込まれたと聞… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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北九州市長選で4候補者が突然の「合同演説会」 各陣営の思惑錯綜

29 janvier 2023
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有料記事 遠山武 上月英興 城真弓2023年1月29日 21時00分  北九州市長選(2月5日投開票)で、4候補者による「合同・個人演説会」が突然開かれることになった。発起人は候補者の清水宏晃氏(39)で、4候補者が主催する形を取る。開催をめぐっては、武内和久氏(51)陣営が29日に記者会見し、「事前の協議がなかった」などと懸念を表明。清水氏側に公開質問状を送るという異例の展開となった。  武内氏陣営によると、清水氏側から合同・個人演説会が打診されたのは27日。清水氏が企画したと説明があったという。28日に清水氏から「ご案内」との書面が届いた。  「ご案内」には「今後の市の発展のためにも、市民の皆様のご要望に応え、是非(ぜひ)とも候補者全員での議論の場を設けたい」と書かれてあった。  ただ、告示後に急きょ企画されたうえ、清水氏が事前に、津森洋介氏(47)陣営に近い人物に相談していたことなどから、武内氏陣営は警戒を強めた。武内氏陣営の三原朝利市議は会見で「事前に事務所同士で協議もしておらず、開催の経緯が納得できない」と話した。武内氏陣営の懸念の背景には、津森氏の動きがある。  津森氏は告示前、大学生やメ… この記事は有料記事です。残り972文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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長野の雪崩、外国人複数人が巻き込まれたか 一部下山、2人は山中に

29 janvier 2023
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 29日午後2時半ごろ、長野県小谷(おたり)村の白馬乗鞍岳天狗原東側の斜面(標高約2100メートル)で雪崩が発生した、と県警大町署に通報があった。外国人らが複数人巻き込まれ、一部の人は下山したが、現場に残された人もいるという。同署で詳しい状況を調べている。  同署によると、現場は小谷村の栂池(つがいけ)高原スキー場のコースから山頂側へ向かった先にある。ゲレンデから外れ、斜面が整備されていない「バックカントリー」をスキーやスノーボードで滑る客が多い場所だ。  通報は、バックカントリーを楽しむために訪れていた外国人客が観光関係者を通じて寄せたという。現地を訪れていた別の外国人のグループ客が雪崩に巻き込まれるのを目撃した、との内容だった。  大町署は救助隊を現地に向かわせ、情報を収集している。30日早朝から捜索活動を本格化させる予定だ。  同署によると、29日夜には目撃者らを含む十数人がゲレンデへ下山した。うち3人は雪崩に巻き込まれた人で、1人が肩の痛みを訴え病院に運ばれた。3人は米国の40代男性、ドイツの30代女性、オーストリアの20代男性だという。  また、同署が下山した人から話を聴いたところでは、現場には米国人とドイツ人の2人が残されているという。  気象庁によると、小谷村では27日夕から「なだれ注意報」が出されていた。27日夜には「大雪警報」も発令され、28日朝にかけて一晩で約40センチの積雪があった。古い積雪の上に降り積もった新雪部分が滑り落ちる「表層雪崩」が発生しやすい状況だったという。29日午後7時現在の小谷村の積雪は103センチに達している。気象庁は「今後も雪が降りやすく、雪崩も起きやすい状況が続く」として注意を呼びかけている。  現場がある白馬一帯は良好な雪質や北アルプスを見渡せる絶景などから、バックカントリーを楽しむ人が国内外から数多く訪れている。栂池高原スキー場のゴンドラリフトを運営する会社によると、標高1582メートル地点まで運行しているゴンドラを利用して、バックカントリーへ入る客が多いという。  長野県内では、28日にも野沢温泉村の野沢温泉スキー場外のバックカントリーで、雪崩に巻き込まれたとみられる新潟県魚沼市の男性(38)が行方不明になっている。警察や消防などが29日朝から捜索したが、見つかっていない。 ■「複数人が巻き込まれたと聞… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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雪崩や遭難のリスクが高いバックカントリー 事故相次ぐ雪国の危機感

29 janvier 2023
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 長野県小谷(おたり)村の白馬乗鞍岳天狗原東側の斜面(標高約2100メートル)で29日、雪崩が発生し、複数人が巻き込まれた。スキー場などの管理されたコースではなく、整備されていない自然の山中を滑走する「バックカントリー」(BC)をしていたとみられている。BCを巡っては各地で遭難や死者が相次いでいる。  北海道では今月13日、倶知安(くっちゃん)町の羊蹄山をBCスキーで訪れた外国人パーティーから「女性1人が雪崩に巻き込まれた」と110番通報があった。道警ヘリが現場から女性を救助したが、その後、死亡が確認された。  道警などによると、死亡したのはドイツ国籍の女性(31)で、窒息死だったという。パーティーはヨーロッパからのツアー客で、ガイドを含む13人はガイドを先頭にして順番に滑走していたところ、女性だけが雪崩に巻き込まれたという。  道警地域企画課によると、山… この記事は有料記事です。残り520文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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ゲレンデ外で雪崩、複数人巻き込まれる 長野・栂池高原スキー場付近

29 janvier 2023
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2023年1月29日 18時16分  29日午後3時ごろ、長野県小谷村の栂池高原スキー場付近で雪崩が発生した、との119番通報があった。通報では、10人ほどが巻き込まれたという。消防によると、ゲレンデ外のバックカントリーにいた外国人が雪崩を目撃し、宿泊先に連絡した。  気象庁によると、小谷村では同日午前8時20分過ぎから、なだれ注意報が出ていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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真冬の川でおぼれる子が…迷わず飛び込んだ 3人の連係プレーで救助

29 janvier 2023
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鈴木優香2023年1月29日 18時30分  清掃現場から会社に戻る帰り道での出来事だった。ビル管理会社「朝日建物管理」(本社・大阪市北区)の3人が今月10日、福岡県大野城市内の歩道橋を下りていると、御笠川の向こう岸にいる子どもたちの姿が目に入った。護岸壁から服を垂らしていて、その先の川の中にも1人いる。  遊んでいるのかな、と思った。だが、川の中の子はその服を一生懸命つかもうとしている。護岸壁の上にいる子も一生懸命引き揚げようとしていた。「もしかしておぼれてる?」  3人の中で最年少の松田佳祐さん(35)が駆けだして川に飛び込んだ。「助けたい」その一心だった。  稲冨宏さん(57)は「子どもがおぼれている。とりあえず早く来て下さい」と119番通報した。土屋孝子さん(54)は着ていたジャンパーを脱ぎ、子どもが垂らしていた服と袖同士を結んで男の子に届くようにした。  松田さんが近づき、声をかけると、男の子はがたがた震えながら「泳げない」と訴えた。そばに寄り、護岸壁に沿って持ち上げると、男の子は土屋さんの垂らした服につかまり、凍えた体で力を振り絞って上った。  3人の連係プレーで男の子が岸に上がってまもなく救急隊が到着した。  16日、春日警察署から3人に感謝状が贈られると、松田さんは「男の子が助かって本当によかった」。土屋さん、稲冨さんも「低体温にならないか心配だった」「無事で良かった。ひと安心」と胸をなで下ろした。(鈴木優香) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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4歳の弟を交通事故で失って 中学生の兄2人が語る現実と後悔と願い

29 janvier 2023
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 「交通事故で家族を亡くした子供の支援に関するシンポジウム」(警察庁主催)で、弟を亡くした自らの経験を語った大分市立野津原中学校3年の竹山弦伸(げんしん)さん(15)と同中1年の佳克(よしかつ)さん(13)の兄弟に対し、警察庁が感謝状を贈った。  2人は2016年3月、大分市竹矢で起きた交通事故で、弟の沓里(かずさと)君(当時4)を亡くした。自宅前の道路を手を上げて横断している最中に、男性が運転する乗用車にはねられたという。  弦伸さんは当時8歳。「心に穴が開いた」心境に陥った。「あの時、あそこで、弟が道路を渡ろうとしているのを止めておけばよかった」「弟の面倒をちゃんと見ていたらよかった」……。何度も悔やんだ。でも過去は変わらないから、必死に気持ちを立て直そうとしてきた。「(弟が)亡くなってから妹が生まれて、なんとかやってこられた」  熊本市で昨年11月に開かれたシンポジウムでは、自身の作文「私の交通安全運動 四歳のままの弟」を読み上げた。事故直後の現実と悔い。そして交通事故は、誰もが起こしてしまう可能性があること、弟は生きていれば10歳の5年生になっていたこと。  制服姿がすれ違う運転者たちの「心のブレーキになってほしい」と願い、大分市の交通指導員として通学路の安全を守ってきた父親の武志さん(55)のことも紹介し、「弟の事故のことを記憶に残して、思い出してもらえば、交通事故はひとごとではないのだと思えるはずです」と訴えた。  警察庁の感謝状は昨年12月、渡辺豊士・大分県警交通部長から兄弟に手渡された。武志さんは「交通事故被害者、そして被害者遺族として(感謝状を)受けたことを肝に据え、これからも家族で力を合わせて交通安全運動に取り組んで参りたい」とあいさつした。  弦伸さんは「感謝状をもらえてありがたいと思うけど、弟のことがあってもらったことなので悲しいとも思う」と複雑な心境を口にした。それでも前を向いて語った。  「少しでも弟のことを知ってもらい、交通事故に気をつけてくれる人が増えて事故がない世の中になってほしい」(奥正光) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「ジブリの世界」と超人気スポットの滝、地元「正式名称あるのに…」

29 janvier 2023
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 千葉県君津市笹の清水渓流広場にある人気観光スポット「濃溝(のうみぞ)の滝」。実は「亀岩の洞窟」が本来の名称で、濃溝の滝は別にある。7年前、SNSの写真が火付け役になって超人気スポットになったが、そのSNS投稿が名称を混同したのが原因だ。当時は二つの名を併記することで落ち着いたが、地元では「正式な名称にしてほしい」との声が再び持ち上がっている。  洞窟は江戸時代初期、水田に川の水を引き込むために掘られた。高さ10メートルほどで、こけと緑に覆われた洞窟を清流が流れ落ちる風景は「スタジオジブリの世界」とも言われている。  地元では2002年、洞窟の中に亀に似た岩があることから亀岩の洞窟と名付けて景勝地にしようとPRを始めたが、注目されることはなかった。  ところが、15年の秋のこと。春と秋の朝に洞窟に差し込む日の光が横向きのハート形になる場面を、写真家がインスタグラムにアップした。これが話題を呼んで観光客が集まり始め、休日になると観光バスが1日200台以上も押し寄せるようになった。インスタの投稿が洞窟を「濃溝の滝」と表記したため、テレビの旅行番組や雑誌も濃溝の滝として紹介するようになった。  ただ、本来の濃溝の滝は洞窟の下流約110メートルにある。かつては農作業用の水車小屋があり、水車に水を引き込む溝があったことから「農溝の滝」と呼ばれ、いつしか「農」にさんずいがついたという。「洞窟を濃溝の滝と呼んだら、この滝は何と呼ぶのか」との声もある。  地元の住民は市に「名称が違う」と訴えたが、既に洞窟は濃溝の滝としてブームになっていたため、市が案内看板などで「濃溝の滝・亀岩の洞窟」と併記する形でいったん決着した。しかし、亀岩の洞窟の名は浸透することはなかった。  一時の爆発的なブームも去り、住民は市に「亀岩の洞窟に統一してほしい」と再び要望。昔の濃溝の滝の絵を描き、その絵と共に、洞窟の名称が違っているとする説明文を観光客に配ったり、洞窟近くの出店に説明文を張ったりして、亀岩の洞窟への変更を図る。  市の担当者は、どちらの名称も地元住民の呼び名であることから「合意形成は必要だが、正式な地名として文献などに掲載されているわけではないし……」と静観の構えだ。  本来の濃溝の滝は崖下にあり、洞窟の見える場所からはほとんど見えない。このため、洞窟内のだんだんになった岩場を濃溝の滝と勘違いする観光客も多い。周辺に二つの名称を書いた看板やのぼりがあるのも混乱に拍車をかけている。  「亀岩の洞窟を守る会」副会長の本吉和彦さんは「これまではインスタ映えで人気が出たが、縁起のいい亀に似た岩はパワースポット。亀岩の洞窟の名称で新たな観光客を掘り起こせるのでは」と、本来の名称でのPRを求めている。(堤恭太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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防犯絡めた自作の「オチ」 サザエさん吹き出しコン、3人に優秀賞

29 janvier 2023
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大山稜2023年1月29日 14時22分  「サザエさん」の4コマ漫画の吹き出しに自由なセリフを入れて防犯を表現する警視庁主催のコンテストの表彰式が29日、同庁本部(東京都千代田区)であった。飛田直子さん(72)、内藤美穂さん(51)、中野森さん(38)が優秀賞を受賞し、入選者代表として小学6年生の八木乃々葉さん(12)にも記念品が贈られた。  中野さんは、オレオレ詐欺を見破ったフネの「愛する夫の声じゃない」という言葉に気を良くした波平の「今夜は寿司(すし)をとろうか」のセリフで「オチ」を付けた。サザエさんの愛読者だという飛田さんは「入選の電話をもらった時も新手の詐欺じゃないかと疑っちゃいました」とあいさつし、日頃からの防犯への心構えをうかがわせた。  コンテストには、都内在住か在勤の3~97歳、1435人から2721作品が集まった。入選作は後日、警視庁HPに掲載される。(大山稜) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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大好きな日本がコロナ禍で… 米イエール大学教授がみつめた「変化」

29 janvier 2023
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 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的にした渡航制限や水際対策は、各国で大きく方針が分かれました。日本政府は2020年春、観光だけでなく、ビジネス、留学生や技能実習生などすべての外国人の入国を一律禁止。日本を研究する外国人学生や学者の中には来日できずに、キャリアや進路を変更したりした人もいました。外国籍の家族が入国できず、バラバラの生活を余儀なくされたケースも。米イエール大学教授で、落語など日本の文化をこよなく愛し、日本映画やメディアに詳しいアーロン・ジェローさんに、コロナ禍での日米の3年間を比較して思うことをききました。  ――コロナから3年、今の日本の感染症対策をどうみますか。  2020年当初は、「なぜ日本ではコロナに感染していない人までマスクをつけているのか。大げさだな」と思っていました。元々花粉症などで日本人はマスクに抵抗がないことは知っていましたが、日本特有の風景だと思っていました。まさか世界各国でマスク着用があたり前の日々になるとは……。今では日本の対応を評価したいと思っています。  ――なぜですか。  感染の拡大を米国よりはるかに抑えられたからです。米国では多くの人がマスクの重要性を十分に理解できませんでした。まるで銃規制に反対するかのように、マスク着用に対して強固に反対する人たちもいました。「自由が奪われる」などと騒いだ人も……。  自由って「自分が好き勝手できること」ではないと思います。米国は個人主義の国です。でもマスクの着用をしないことは、単なるナルシシズム(自己愛)でしかないのでは。  マスクを着用するのは、自分が感染しないためでもありますが、他人に移さないためでもあります。たとえ大半の日本人が周りに同調してマスクを着けているだけだとしても、他人への思いやりが感じられます。ここまでマスク着用が徹底できたことは、評価すべきだと思います。 日本の水際対策 外国人に差別的な側面も  ――ジェローさんは長年日本と米国を行き来し、日本研究を志す学生たちを送り出してきました。日本政府の水際対策をどう考えますか。  国籍によって人を選別し、未… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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