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Le guide sur la culture, la langue et l'histoire du Japon.

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dimanche janvier 15, 2023

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生物基礎、代ゼミ問題分析 大学入学共通テスト

15 janvier 2023
Japonologie
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生物基礎  問題ページ数が4ページ減少した。知識と理解を活用する問題と実験考察問題がバランスよく出題され、読解力や思考力が試された。 ―概評― 大問3題がそれぞれA・Bに分割され、幅広い内容が出題されている。昨年に引き続き、単純な知識問題はほとんど見られず、基本的な理解を基に課題を解決していく、知識の活用力や思考力が試される問題が中心であった。 【大問数・設問数・解答数】 ・昨年同様3であった。 ・昨年より1減少し15であった。 ・昨年より1増加し18であった。 【問題量】 ・大問数、設問数、解答数にほぼ変わりはないものの、図表の数が昨年から3個減少し、余白が減少したこともあり、実質の問題ページ数が昨年より4ページ減少し、14ページであった。 【出題分野・出題内容】 ・例年同様、第1問は「生物の特徴および遺伝子」、第2問は「生物の体内環境の維持」、第3問は「生物多様性と生態系」から出題されたが、第3問Aでは、第1問で扱われる分野からの出題がみられた。 ・全体的に知識を基に思考力を試す問題が中心であったが、実験考察問題も多くみられた。 【出題形式】 ・すべての大問がA・Bの中問に分かれていた。 ・複数の答えを組み合わせて解答する形式の問題は6問であり、昨年の7問から1問減少した。 ―難易度(全体)― 昨年並み。問題のページ数は減少したものの、解析力や読解力が求められた。 ―設問別分析― 第1問 ・小問A 細胞と遺伝子 難易度:標準 ・小問B 体細胞分裂 難易度:やや難  A:問1は基本的な知識の問題だが、呼吸を行う原核生物もいることに気づきたい。問2は細胞内共生説による遺伝子発現の変化を考察する空欄補充問題。B:問3は単純な計算問題。体細胞のDNA量は精子の2倍であることに注意。問4・5は細胞周期の時期を考察する問題。見慣れない内容やグラフだが、各期で起こっている内容とDNA量の変化を覚えていれば解答できる。 第2問 ・小問A 胆汁の作用 難易度:標準 ・小問B 免疫 難易度:標準  A:脂肪の消化に関する対話文形式の実験考察問題。問1は典型的な実験区の組み合わせを選ぶ問題。着目する要素の有無のみが異なる試験管を選ぶ。問2も実験の組み合わせを選ぶ問題。層X・Y・Zに何が含まれるかを考察できればよい。B:問3は自然免疫の知識問題。問4は実験の形式だが、内容は基本知識。問5は実験考察問題。問題文に書かれた、各マウスの設定を見落とさないようにすれば、基本知識を基に選択肢を選ぶことができる。 第3問 ・小問A 代謝・窒素循環 難易度:標準 ・小問B バイオーム 難易度:標準  A:問1は代謝、問2は窒素循環に関する知識問題。問3は文章読解による考察問題。生態系には生物的環境と非生物的環境が含まれることを踏まえ、「生態系から窒素を取り除く」方法を選択する。B:バイオームの問題。文中では全てグラフ上の記号で表されるので、各バイオームの位置を正確に覚えていないと解答できなくなる。問4は基本知識。問5は見慣れないグラフの考察問題。Cは夏緑樹林なので、秋に落葉して指数Nが減少する。(代々木ゼミナール提供) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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AIで離島結ぶ船の欠航を予測 高専生が開発、的中率は天気予報並み

15 janvier 2023
Japonologie
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 山形県唯一の離島・飛島と酒田港を結ぶ定期船「とびしま」の運航予測システムを仙台高専(仙台市青葉区)の学生がつくった。人工知能(AI)を使い、1週間単位で出航・欠航を予測する。近々、試行版がウェブサイトに公開される予定だ。  東北大片平さくらホールで昨年11月にあった東北・北海道地区高等専門学校専攻科産学連携シンポジウムで発表された。  運航予測システムは、前日のアメダスデータが更新されると、自動的に翌日から1週間分の運航予測を天気予報のようにサイトに表示するというものだ。  2012年4月1日からの10年以上の酒田のアメダスデータ(降水量や日照時間、平均地表気圧、平均気温、最深積雪、平均風速など)をAIに入力。とびしまの運航実績を突き合わせ、どんな気象条件なら出航・欠航したかを学ばせた。翌日の天気予報が出ればAIが予測を出す。  システムの根幹は、仙台高専を昨年春に卒業した小岩晃さん(21)が21年度中につくった。翌日の予測の的中率は85%ほどだったが、2日後以降は58%ほどと精度が下がる。そこで、後輩である専攻科1年、中道一紗(かずさ)さん(20)が精度を引き上げ、利便性を高めた。  天気の移り変わりが日ごとに… この記事は有料記事です。残り406文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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JR越美北線を盛り上げたい 応援弁当、タビノオト…沿線住民の試み

15 janvier 2023
Japonologie
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 福井県を東西に走るJR越美北線の厳しい現状を受け止めつつ、沿線地域をつなぎ、まちづくりを進めようとする活動が始まっている。  活動の中心となっているのは「新幹線開業に向けて越美北線を考える会」。福井から4駅目の越前東郷(福井市)周辺の住民が2021年春に立ち上げた。  きっかけはコロナ禍だった。20年は勝原(かどはら)(大野市)までが開業して60周年だったが、祝賀行事の大半が中止に。行事を手がけていた有志が「越美北線の歴史を知るとともに、観光目的で沿線の魅力を見つけていこう」と考える会を作った。  事務局長の伊藤真紀さん(49)は岐阜県出身で、結婚を機に福井に来た。それだけに福井の良さも分かるという。  「鯖江のメガネにしても、越前打刃物にしても、福井には地味だけでレベルが高い技術が多い」  24年春に北陸新幹線が金沢から敦賀(福井)まで延伸するのを前に、考える会は沿線の魅力を発掘するイベントなどを行う。  考える会が発行する「タビノオト」という冊子は、四季をイメージした4種類で、沿線の見どころを紹介するほか、チケットやパンフを貼ったり、写真を入れたりするための白紙のページもある。表紙にカメラやスマホを手にしたネコが描かれたかわいいデザインが人気になっているという。  そんな中、東京・新宿にある京王百貨店の「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(7~22日)で、百貨店と地元が協力して作り上げた異色の「駅弁」が販売されることになった。  伊藤さんは弁当についても「九頭竜まいたけも見た目は地味だけど、一度食べたらその魅力は分かってもらえると思う。上庄さといもの硬さもすごい。弁当を食べておいしいと感じたら、ぜひ越美北線の沿線を訪ねてほしい」と期待を寄せている。(八鍬耕造) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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駅弁大会でローカル線応援 トイレ休憩から始まったマイタケ弁当企画

15 janvier 2023
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 駅弁大会と言えば、各地ですでに販売されている駅弁が一堂に会する人気イベントだ。東京・新宿にある京王百貨店の「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」も例外ではない。  そんな通例を覆し、7日から始まった今年の大会では、百貨店側が自ら提案、地元の協力を得て作り上げた異色の弁当が販売されている。 きっかけは偶然だった  京王百貨店の売り場マネジャー、横山和正さん(36)は、駅弁大会の準備で各地を車で回る。  昨年6月のことだった。峠を越えたところでトイレ休憩も兼ね、車をとめた。  福井県を東西に走るJR越美北線の終点、九頭竜湖駅(大野市)。駅の隣にある道の駅で、マイタケの炊き込みごはんの弁当を買った。車の中でほおばると、「九頭竜まいたけ」の豊かな香りが広がった。  駅構内に入ると、1両編成の列車がとまっていた。  同行した取引先から、1両の列車は越美北線だと教えられた。本数の少なさや減便の話を聞いているうちに、あるアイデアが頭の中をよぎった。  「駅弁大会でマイタケ弁当を売れば、多くの人に越美北線の現状を知ってもらえるのではないか」  越美北線を応援する特別企画「がんばれ!ローカル線」が動き出したきっかけだった。 地元のこだわりが詰まった駅弁や思いを紹介します。  過去にもローカル線企画はあ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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三ケ日のミカン畑、旅人が手助け 人手不足の宿をベンチャーがつなぐ

15 janvier 2023
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 静岡県浜松市北区三ケ日町はミカンの産地として知られる。  11~12月になると、木についた実のオレンジ色が鮮やかになり、収穫の最盛期を迎える。  パチン、パチン。脚立に乗った男性が、手際よく実をつんでいく。  ハサミを2回入れるのは、ヘタに茎が残るとほかの実を傷つけてしまうからだ。当然、機械では収穫できない。  「まだ4日目だけど、若いと覚えるのが早い。助かった」。家族で農園を営む山本純さん(36)の視線の先で作業していたのは、阿部仁さん(29)だ。肩にかけた布製のバケツは、すぐにいっぱいになった。  人手が必要なミカンの収穫は、「切り子」と呼ばれる地域の人たちが手伝ってきた。だが今は、人口減や高齢化で人集めが難しくなっている。 シャンプー補充もゴミ分別も宿泊者が担うペンション  阿部さんは、自転車で全国を… この記事は有料記事です。残り1286文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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太陽光発電所から電力ケーブル盗まれる 昨秋にも被害、復旧中に再び

15 janvier 2023
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2023年1月15日 7時21分  埼玉県飯能市征矢町の市浄化センター太陽光発電所で、電力ケーブルが盗まれたと市が14日、発表した。昨年9月にも同様の被害があり、飯能署が窃盗容疑で調べている。  市によると、14日午前6時50分ごろ、「フェンスが破れている」と通行人から連絡を受け、被害に気がついた。発電した電力を電力会社に売って浄化センターの維持管理費を得るための施設で、全8ブロックのうち5ブロックで発電ができない状態という。一般世帯には電力の供給はしていない。  昨秋の被害を受け、市はフェンスやセンサーライトを増設した。そのときに被害にあった設備の復旧もまだ終わっていないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「高3からでは遅い」 海外ルーツだからこそ必要なキャリア教育

15 janvier 2023
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 海外にルーツのある生徒に、学校生活を通じてキャリア教育の授業を始めた高校がある。進路担当の教員が「3年生から考えたのでは遅い」と話す進路選択。海外ルーツの生徒には、どのような課題があるのか。  「就職先は、留学生向け説明会で探しました」  教壇には、スーツを着たネパール人男性。いつ来日し、どうやって就職活動をしたのか、自身の経験を語った。その様子を、4人のネパール人生徒がじっくりと聞いていた。  東京都立六郷(ろくごう)工科高校定時制で12月中旬に行われたキャリア教育の授業。この日は、大手コンビニで働く外国籍の社員と、同校の卒業生が、それぞれの進路選択を振り返り、生徒たちに話した。  同校では昨年6月から、ホー… この記事は有料記事です。残り1304文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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地理B、代ゼミ問題分析 大学入学共通テスト

14 janvier 2023
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地理B  図表の分析等は、正確な知識があれば正解できる。とはいえ、前年よりも工夫されたグラフや地図が多いので、注意して取り組み、失点を防ぎたい。 ―概評― 地理の全分野について満遍なく学習することが求められている。図表の分析等は正確な知識があれば正解できる問題が多いので、手堅く解答したい。前年より解答に手間取る問題が見られるものの、比較的練られた良問が目についた。 【大問数・設問数・解答数】 ・5で昨年から変更はない。 ・30で昨年から変更はない。 ・31で昨年から変更はない。 【問題量】 ・大問の問題文、小問の図、表、写真、選択肢表などの文字を除いた、設問文および選択肢の文字数は約1万字強で、昨年と同程度であった。問題文を迅速に読み、判断することが求められる。 【出題分野・出題内容】 ・出題分野は、自然環境と自然災害、資源と産業、人口・都市、世界地誌、地域調査の5分野である。 ・出題内容は、第1問は「自然環境と自然災害」、第2問は「資源と産業」、第3問は「日本の人口や都市をめぐる諸問題」、第4問は「インドと中国の地誌」、第5問は「利根川下流域の地域調査」で、大問の設問数は、各6である。解答数は第1問に1設問で二つ解答する設問があり、解答数は7であるが、第2問以下は各6である。 【出題形式】 ・四つの文の4択正誤判定問題は1問、文の下線部の4択正誤判定問題は3問、2項目4択の組み合わせ問題は8問、2項目6択の組み合わせ問題は3問、3項目6択の組み合わせは7問、表中の4択問題は2問、図中の4択問題は5問であった。また、今年度は新たに図中の5択中の異なる選択肢を一つずつ選ぶ問題が第1問に2問あり、以上小問計31であった。 ―難易度(全体)― 初見の図表類、読み取りに時間のかかる図表類が散見されるが、全体としては昨年並みの難易度である。 ―設問別分析― 第1問 ・自然環境と自然災害 難易度:標準  自然環境と自然災害に関する問題。問1は気候や気象に関する現象の時間、空間スケールに注目した問題で目新しい。問2はサンゴ礁とマングローブの分布を暖流、寒流という観点から考察する。問3は月別・時間別の気温分布を等値線で示した見慣れない図であるが、日較差、年較差に注目すればよい。問4は五つの同一の選択肢から二つの問いに答える形式で、火山分布やハリケーンの襲来地域という基本的な知識で解ける。問5は海溝の位置や日本の直下型地震を想起する必要がありやや難しい。問6は森林や田畑の治水機能を想起すればよい。 第2問 ・資源と産業 難易度:標準  資源と産業に関する問題。問1は初見の図をよく見つつ、三圃式農業の知識で解く。問2は降水量、灌漑(かんがい)設備にかかる費用、土地生産性などから考察する。問3は遺伝子組み換え作物に関する知識をもとに図中の栽培地域、栽培作物を読み取る。問4はアフリカ諸国の羊肉生産、タイの鶏肉生産などに注目する。問5はポルトガルがユーラシア大陸の西端に位置することや、航空輸送では軽量で高価格な製品を輸送する傾向にあることから判断する。問6は環境意識の高まりが特に進んでいるドイツで古紙の再生利用が進んでいると判断する。 第3問 ・日本の人口や都市をめぐる諸問題 難易度:標準  日本の人口や都市をめぐる諸問題に関する問題。問1は東京への一極集中と九州、四国の位置の違いから考える。問2は東京都区部の指標の変化で、バブル景気の影響で地価が高騰したことが分かれば容易。問3は地方都市の3地点の様子を会話文から類推する問題で頻出。問4は都道府県別の割合に関する正誤判定で、会話文をよく読めば容易。問5は図の4カ国のうち、特に少子高齢化が進んだ日本の従属人口指数の割合が高いことに注目する。問6はイギリスの旧植民地であったインドと、EU加盟によるポーランドからの移民の増加に注目する。 第4問 ・インドと中国 難易度:標準  インドと中国の比較地誌の問題。問1は2カ国各地の自然環境についての細かい知識。問2は2カ国における小麦、米の単作地帯と二毛作地帯の区別がついているかが問われた。問3は2カ国の経済成長と人口についてで、問題文をよく読めば容易。問4は2カ国の経済構造の変化についてで、中国の方がサービス業の割合が高いことに注目する。問5はオーストラリアから中国への輸出が盛んで、2カ国ともオーストラリアへの移民が多いことに注目する。問6は1月に中国の大都市部でPM2.5の濃度が高いことが分かれば容易。 第5問 ・利根川下流域の地域調査 難易度:標準  利根川下流域の地域調査。問1は図をもとにした集水域の読み取りと簡単な計算問題で、落ち着いて解けば容易である。問2は鉄道の沿線で、市役所を範囲に含むFが最も建物用地が多いと考える。問3は1931年の地形図から古くから中心地であった場所を、会話文のヒントや渡船または橋の間隔から1981年の橋の分布を判断する。問4は水害の年表と対象地域、「大きな河川の下流域」に着目して解答する。問5は国外からの輸入量の方が養殖生産量よりも変化が激しいと判断する。問6は探究課題に対する適切な調査方法を考える力が問われた。(代々木ゼミナール提供) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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倫理、代ゼミ問題分析 大学入学共通テスト

14 janvier 2023
Japonologie
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倫理  前年までの路線に試行調査型の問題形式の一部などを取り入れた出題であった。写真と絵画資料が消えて原典資料が増加し、文章読解力重視にシフトした。 ―概評― レイアウト面での変化として、例えば、試行調査にのみ見られた「黒板」のイラストを用いた出題があったが、これは視覚的な工夫の一つにすぎず、難易度や時間配分に影響はない。グラフは前年に引き続き、従来多くみられる意識調査が出題された。各大問のコンセプトも変わらず高校生がテーマの認識を深めるもので、全体を通して読解力が求められた。 【大問数・設問数・解答数】 ・4で前年から変更はない。 ・33で前年から変更はない。 ・33で前年から変更はない。 【問題量】 ・原典資料が12で前年から四つ増加、図版はグラフ一つとオリジナルの図一つで二つ収録され、前年より三つ減少した。資料読解問題や会話文は、前年と同じくらい多かった。 【出題分野・出題内容】 ・第1問(東西源流思想)、第2問(日本思想)、第3問(西洋近現代思想)、第4問(現代社会・青年期・心理学など)と、前年改められた問題編成と同じ出題であった。 ・第1問に原典資料が六つと多かった。 ・グラフ問題は前年に引き続き意識調査の考察問題であるが、グラフの調査年は2013年とやや古いものであった。 ・テーマは「正義」「問い」「自由」「格差社会における運と努力」であり、おおむね典型的な出題。 ・第4問では「格差社会における運と努力」を扱う中で、「マシュマロ実験」と呼ばれる子どもの社会的成功に関する追跡実験の結果とその因果関係の真偽に関する考察も出題された。 ・三木清の『読書と人生』や、シェリングの『人間的自由の本質』などが資料として登場した。ほか、サリヴァンやラファエロに関する問題など、厳密に各記述の内容を検討すると、受験生には解きにくいであろう出題も見られた。また、「自由」についてまとめたオリジナルのスライド資料が登場した。オーソドックスな思想家からの出題が多かった。 【出題形式】 ・形式面では、前年の路線を踏襲しつつ一部に試行調査型の問題が取り入れられたほか、写真や絵画は見られなくなった。また、選択肢が九つある設問や、空欄がaからdまで四つある設問などがみられたのは珍しかった。 ―難易度(全体)―  過剰に読解要素のある問題が散見される上、2ページの問題を解く際にページをめくる必要があるなど、時間を要するつくりとなっている。また、単純な2行の4択問題も、内容が細かく、受験生には最終的な正誤を確定させられないものが目立つ。よって全体の難易度はやや難化。 ―設問別分析― 第1問 ・さまざまな「正義」の考え方(東西源流思想) 難易度:やや難  さまざまな「正義」の考え方をテーマとした、東西源流思想分野からの出題。問1は正しいとされる事柄についての地域横断的な出題。問2は様々な宗教・思想のあり方についての出題でジャイナ教やパリサイ派などやや細かい内容。問3はイスラームに関する出題で、『クルアーン』から抜粋した文章の標準的な読解問題。問4は「共存」や「共生」をめぐる様々な宗教や思想からの出題。問5は『スッタニパータ』『新約聖書』を用いた9択の読解問題。問6は『荀子』を用いた標準的な読解問題。問7は、プラトン『国家』に収録されたソフィストの主張とキケロの『義務について』を用いた標準的な空欄補充問題。問8は正義に関する会話の標準的な空欄補充であり、文脈を読む力が必要。 第2問 ・小問Ⅰ 「問い」について(日本思想その1) 難易度:やや難 ・小問Ⅱ 「問い」について(日本思想その2) 難易度:標準 ・小問Ⅲ 「問い」について(日本思想その3) 難易度:やや難  「問い」をテーマとした日本思想史分野からの出題。問1は最澄と空也を扱った標準的な知識問題。問2は日本の神々についてのやや細かい出題。問3は黒板のイラストを用いた出題で、文脈に沿って解ける部分は平易であるが、法然と一遍の区別は難。問4は伊藤仁斎の「仁」に関する易しい読解問題。問5は吉田松陰の『講孟余話』を用いた読解問題で、吉田松陰の思想について扱われることは珍しいが、消去法で解答可能。問6は明六社の一員に関する知識問題で、西村茂樹など頻出ではない人物について扱われ、やや難。問7は西田幾多郎の哲学に関する踏み込んだ問題であり、難。問8はやや長い生徒の日記と三木清の『読書と人生』を両方読む必要があり、内容は難しくないが読解量が多くなっている。 第3問 ・小問Ⅰ 自由について(西洋近現代思想その1) 難易度:標準 ・小問Ⅱ 自由について(西洋近現代思想その2) 難易度:標準  ⅠとⅡで会話は区分されているが、テーマは一貫している。問1はルネサンスに関する出題であるが、ラファエロがメディチ家の庇護(ひご)を受けていたかどうかなど、普段はあまり出題されない細かい内容が見られた。問2はアダム・スミスに関する標準的な出題。問3は規範や法を考察した思想家についての標準的な出題。問4はカントに関してまとめた「読書ノート」を使った問題で、基本的な内容。問5はパスカルの『パンセ』に関する読解問題であり、標準~やや難。問6は、レヴィナスの思想についての基本的な知識問題。問7は会話文とシェリングの『人間的自由の本質』を両方読んで答える問題で、難易度は標準的。問8は、全体のまとめとしてのレポートの空欄補充問題。それほど難しいわけではないが、ここまでに把握、読解する分量を考えると、骨が折れるだろう。 第4問 ・社会的格差における運と努力 難易度:やや難  社会的格差における運と努力をテーマにした、引き続き読解量の多い大問。問1は現代の家族に関する語句を問うやや細かい知識問題。問2は個人の自立を論じた人物をそれぞれ特定する標準的な問題。問3は「マシュマロ実験」を扱った易しい資料読解問題。問4は貧富の差に関わる思想や問題についての標準的な正誤問題だが、「倫理」の教科書で学ぶ知識というよりは、社会的な教養も求められた。問5は文化や宗教に関する知識問題で、文化相対主義について高校での茶道教育を例にとるなどやや応用的だが、難易度は高くない。問6は、ロールズの『正義論』に関する資料読解問題で、読解量は多めだが、内容は易しめ。問7は努力に関する二つのグラフをもとにした会話文の空欄補充問題で、難易度は標準的。問8はボードリヤールなど、受験生にとっては盲点的になりやすい20世紀の思想家に関する問題であり、内容も難。問9は長い会話文のaからdまでが空欄になっている珍しいパターンの問題であり、選択肢の文章も長く、手がかりもややこしいので、解きにくかったと思われる。(代々木ゼミナール提供) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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冬も観光客来て 世界遺産の広島・厳島神社で「週末花火」

14 janvier 2023
Japonologie
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上田潤2023年1月14日 21時00分  世界遺産・厳島神社(広島県廿日市市)がある宮島で14日夜、大鳥居の改修工事完了を記念した「冬の週末花火」があった。  沖合の台船から打ち上げられた約300発の花火が夜空を彩り、ライトアップされた大鳥居と競演した。  警備の難しさやコロナ禍の影響などで2021年4月、半世紀近く続いた夏の「宮島水中花火大会」の打ち切りが決定。コロナ前は5万人以上が訪れる人気イベントで、観光客の分散化が課題となっていた。このため、冬場の閑散期に観光客を呼び込もうと、同市などが企画した。  21、28日にも午後6時から打ち上げられる。問い合わせは同市観光課(0829・30・9141)へ。悪天候の場合は中止となる。  「週末花火」がある日の午後3~8時には、宮島桟橋前広場で「みやじま冬夜市」も開催。飲食や雑貨、工芸品の販売や体験ブースなど30店以上が出店する。2月12日(日)午後6時からは対岸の宮浜温泉沖で花火を打ち上げる。(上田潤) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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