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Le guide sur la culture, la langue et l'histoire du Japon.

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jeudi janvier 4, 2024

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Mois : janvier 2024

ニュース 社会
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「ニーズに応じ機動的支援を」 能登半島地震で、東京都が調整会議

4 janvier 2024
Japonologie
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 石川県能登地方を震源とする地震を受けて、東京都は4日、対応調整会議を設け、現地の受け入れ態勢が整い次第、ニーズに応じて迅速に支援する方針を確認した。  会議では、被災状況や現時点での都の支援状況などを確認。警視庁や東京消防庁も救助人員らを被災地に派遣した。水道局は、3日に富山県高岡市に派遣した給水車が4日朝から現地で支援を開始し、給水車の追加要請などに対応できるよう準備していると報告。  都が石川県に支援ニーズを確認したところ、現時点は受け入れ態勢が整わないため、「態勢が整い次第、具体的な支援を要請したい」との説明があったと報告された。今後は総務省を通じて現地情報を共有する。会議後、水道施設の応急復旧支援のため、5日から職員5人を派遣することも決めた。  担当の黒沼靖副知事は「自治体のニーズも徐々に明らかになってくる。ニーズに応じて機動的に的確に支援することが何よりも重要」と話し、あらかじめ人的・物的支援の準備を指示した。  小池百合子知事は4日、都職員向けの年頭あいさつで「知恵を絞って被災地に安心を届けて参りましょう」と呼びかけ、液体ミルクや紙おむつなどの支援にも触れた。(本多由佳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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北九州の火災1日経っても鎮火せず 35店焼損、焼きうどん発祥店も

4 janvier 2024
Japonologie
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 北九州市小倉北区魚町1丁目の飲食店街「鳥町食道街」で3日に発生した火災は、4日午前4時ごろにほぼ消し止められた。ただし残り火の確認が続けられており、26時間以上経った午後6時時点でも鎮火していない。  火災は3日午後3時10分ごろ発生。市消防局によると、食道街の全22店舗と近隣13店舗の計35店舗、計約2900平方メートルが焼けた。店舗従業員や関係者は避難しており、けが人はいなかった。火元は特定できていないものの、食道街の中心部付近とみられるという。  同市では2022年、約400メートル離れた旦過市場一帯で2度にわたり大規模火災が発生。これを受けて総務省は、木造飲食店が多く大規模な火災につながる可能性が高い地区を「重点防火指導対象地域」に指定するよう各消防本部に通知した。ただ、鳥町食道街は木造店舗が密集していたものの、耐火建物に囲まれていたため、指定の対象外だったという。  市消防局の担当者は、食道街にも防火指導員を派遣し指定地域と同様の防火指導を行ってきた、と説明。昨年末にも22店舗中19店舗に指導したばかりだった。 郷愁誘う路地、松本清張が通った店も  郷愁を誘う昔ながらの路地裏… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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陸上でのサーモン養殖に商社続々 合言葉は海に優しいスマートな漁業

4 janvier 2024
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 地表の7割を占める海。果てしなく広く、無尽蔵に思えた海の恵みにも限りがみえます。一方で、世界で魚の人気は高まり続けています。私たちは魚を食べ続けられるのでしょうか。(竹石涼子)  雑木林に鳥の鳴き声が響く。都心から車で1時間ほどの小高い丘の上に、その「工場」はあった。プラントで生産しているのは、海水魚のサーモントラウトだ。  2013年設立のFRDジャパン(本社・さいたま市)の木更津プラント。「地球に優しい、海に依存しない陸上養殖」が売りだ。  微生物の力を使った独自の水処理技術を生かした閉鎖循環式で、卵から育てる陸上養殖を実現した。サーモントラウトを育てるプールの人工海水は、循環させて使うため、海や川への排水がない。追加する水は蒸発分と、フンなどとともに取り除かれる分だけなので、水質管理がしやすく、抗生物質なども必要ない。  サーモントラウト養殖の適温は18度以下。海面養殖では低水温の時期に限られるが、そうした制約はない。陸上養殖の最大のコストは電気代と言われるが、「夏場は30度以上にもなる外の海水を使わないため、冷却コストがかからず、通年で生産できる」とチーフマーケターの宮川千裕さん。  海からの寄生虫の心配がなく、安心して生食もできる。冷凍せず、冷蔵で輸送できる。  ブランドの名前は、ずばり「… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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逃げながら見た炎「もうだめかも」 朝市の先輩たどり、歩く焼け跡

4 janvier 2024
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 地震から4日目の朝。降り続いた雨はやんだが、石川県輪島市河井町の「輪島朝市」の焼け跡では、まだ白い煙が上がっていた。  三辻敬さん(56)は、焼失した朝市を歩く途中、がれきの前で足を止めた。地域の青年会議所の先輩だった60代の畠中雅樹さんが営んでいた金物店の前だった。「世話になった。ありがとう」。店の跡地に合掌した。  近くで包装業を営む三辻さんは、朝市に仕事仲間がたくさんいた。金物店を営む畠中さんはその一人。温厚な優しい人で、人に怒る姿は見たことがなかった。  地震直後の1日午後5時ころ、三辻さんは朝市から600メートルほどの場所にある自宅にいた。津波から避難する途中、朝市の方角をみると、空に向かって勢いよくあがる白煙と炎が見えた。「もうだめかも」。逃げながら仕事仲間を心配した。  翌日、畠中さんと80代の畠中さんの母が亡くなったと知った。  三辻さんにとって朝市は、先代の父が店を営む頃から親しむ、愛着のある場所だ。  焼け野原になった朝市を歩いては、仕事仲間の店の跡地前で足を止める。地震前の活気ある姿が目に浮かぶ。  「できれば早く復興したいという気持ちはある。でも、こんな姿を見たら……」。焼け焦げた街並みを見渡して涙を流した。(田辺拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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プロ野球を戦力外通告の松坂世代 「野球さん」の指令を乗り越えて

4 janvier 2024
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 プロ野球の世界で15年間生き抜き、今はクリケットの日本代表として活躍する。  木村昇吾選手(43)。  第二の人生は、たった5分の電話から始まった。  「クリケットって知っていますか?」  旧知のスポーツ記者からだった。  世界ではサッカーに次ぐ人気のスポーツであること、数十億円かせぐ選手が海外にいること……。  「自分がクリケットをやっている映像が、パッと頭に浮かんだんです。俺、クリケットやるやんって」  プロ野球西武から戦力外通告を受けていた木村選手は、競技の魅力を語り続ける記者の言葉を遮り、気付けば返事をしていた。 クリケットの「先駆者」に…  「もういい、やるから。クリケット、やるから」  2017年、37歳の秋だった。  大阪市出身の「松坂世代」。尽誠学園高(香川)、愛知学院大をへて、プロ野球の世界へ。03年から15年間で横浜(現・横浜DeNA)、広島、西武と3球団を渡り歩いた。大谷翔平選手(当時・北海道日本ハム)の160キロの直球を、センター前へはじき返したこともある。 「脳から汁が出るほど」悔しかった  戦力外通告のあと、現役の道… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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埼玉銘菓・十万石まんじゅう 「県内でも食べたことない人多い」わけ

4 janvier 2024
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 「うまい、うますぎる」  埼玉県民なら、この有名な「十万石まんじゅう」のCMのフレーズを聞いたことのある人は多いだろう。  山芋を使った皮はもちもち。中に優しい甘さのあんがつまっているこのまんじゅう。昨春、さいたま総局(さいたま市)に赴任した記者は「埼玉銘菓を帰省の手土産にしよう」と考え、大宮駅で探し回った。  大宮駅には新幹線が乗り入れ、県内外の客が利用する。でも、土産店で目についたのは「ひよ子」や「東京ばな奈」など。お目当ての品はなかなかない。  ようやく、駅構内のコンビニ「ニューデイズ」の数店舗で見つけた。このうち一部の店では、「ひよ子」や「東京ばな奈」よりも目立たない位置にあった。  地元の有名なお菓子のはずなのに、なぜだろう。  製造・販売する「十万石ふくさや」(埼玉県行田市)を訪ねて疑問をぶつけると、取締役・横田京子さんは「これまでも『大宮駅に売っていると聞いたけど、なんであんな隅っこにあるの』『探しちゃったわよ』と言われたことがありました」。そして、こう話した。  「県内でも、食べたことがない人がまだたくさんいるんですよね」  十万石まんじゅうの主な販売… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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【速報中】石川・七尾市、7日開催予定の「はたちのつどい」を中止

4 janvier 2024
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 1月1日夕に起きた能登半島地震。生存率が落ち込むとされる「発生後72時間」が4日夕に迫るなか、懸命な捜索や救助、支援活動が続けられています。タイムライン形式でお伝えします。 ■■■1月4日■■■ 16:30 石川・七尾市、はたちのつどい中止を発表  石川県七尾市は、地震の影響で7日に七尾市文化ホールで予定していた「はたちのつどい」を中止すると発表した。対象者は約430人。今後、別の日程で開催するかどうかについては「状況をみて判断する」(市スポーツ・文化課)としている。 16:00 富山から輪島に帰省、中学1年男子生徒が死亡  富山市教委は4日、石川県輪島市の親族宅に帰省中だった富山市立中学1年の男子生徒が、1日の地震で建物の倒壊に巻き込まれて亡くなったと明らかにした。  市教委が2日に各学校に安否確認を依頼し、4日にわかった。市教委によると4日午後4時現在で小中学生230人の安否が確認できていない。担当者は「旅行中などで学校からのメールを見ていない場合もあり、全てが被災しているとは考えていないが、学校が再度連絡を急いでいる」と話した。 12:40 災害派遣医療チーム76隊で支援 11万戸超で断水続く  厚生労働省は4日、同日朝時点の被害状況と被災地の支援体制を公表した。災害派遣医療チーム(DMAT)は、特に避難患者が多い石川県の市立輪島病院、珠洲市立総合病院、公立能登総合病院の3病院を中心に計76隊が活動している。  医薬品については、陸路で石川県穴水町の公立穴水総合病院などに供給している。4日に人工透析を予定していた患者に関しても、陸路や空路で搬送を手配している。  また、石川、富山、新潟の3県内で、11万戸以上が断水が継続中。石川県では12の医療機関で断水が続いている。 11:45 自衛隊の揚陸艇で救助活動用の重機到着 【動画】輪島市の海岸に上陸する自衛隊のホバークラフト=熊倉隆広撮影  木原稔防衛相は、海上自衛隊の輸送艦から救助活動に使う重機や支援物資を積んだエアクッション型揚陸艇「LCAC(エルキャック)」が4日午前、石川県輪島市内の大川浜に上陸し、重機などを下ろし終えたと発表した。  また、3日までの活動実績として、人命救助・患者搬送122人、道路啓開約4キロ、給水支援67トン、被災地に向かう警察官・消防隊員359人の輸送、糧食約5千食や毛布約1150枚の輸送などを挙げた。 11:50 「自衛隊員を倍増」 首相が支援強化を表明  岸田文雄首相は首相官邸で記者団の取材に応じ、4日夕に生存率が下がるとされる「発生後72時間」となることを踏まえ、「現場の総力を挙げて一人でも多くの方の救命救助を目指していく」と語った。救助活動のほか、避難所などを回ってきめ細かにニーズを把握するため、自衛隊員を2千人から4600人に増強する方針も示した。  首相は同日午前7時現在の被害状況について、死者73人、安否不明者15人、重傷者19人、軽傷者222人と説明。警察で確認している要救助事案は138件で、このうち65件の対応を終了し、49件については対応中か同日中に対応の具体的な見込みが立っているとした。道路の状況などでアクセスが困難な24件についても「ヘリなどあらゆる手段を用いてアクセスすることを試みている」と説明した。  寒冷対策など避難所での支援強化に予備費を使うことを9日に閣議決定する方針を明らかにした。規模については「過去の事例と比較しても倍近くになる」と語り、40億円規模になるとの見通しを示した。 10:45 岸田首相、「72時間まで総力挙げて救命を」  政府の非常災害対策本部会議が首相官邸で開かれ、岸田文雄首相は「命を守る観点から重要な被災72時間が経過する本日夕刻までに、現場の総力を挙げて一人でも多くの方を救命救助できるよう全力で取り組んでほしい」と指示した。  首相はまた、「避難所に多くの物資を円滑に届けるためにも、道路の復旧など輸送面の課題の早期解消を目指してほしい」と語った。 09:30 津波による行方不明者、海保が初確認 捜索中  海上保安庁は4日午前に開催された石川県の災害対策本部員会議で、同県珠洲市宝立町で1人が津波で流されて行方不明となり、捜索していることを明らかにした。海保によると、今回の地震による津波で行方不明者が確認されたのは初めて。 09:30 石川県内の死者78人、避難者3万4千人  石川県などは4日午前8時時点で、県内で78人の死亡が確認されたと明らかにした。  県などによると、死者は輪島市で44人、珠洲(すず)市で23人、七尾市で5人、能登町と穴水町で各2人、羽咋(はくい)市と志賀町で各1人。重軽傷者は330人。避難者数は約3万4千人という。 09:00 石川県で通信不通エリア拡大の恐れ 電力枯渇で  NTT西日本は4日午前、能登半島地震の影響で停電している石川県の一部地域について、非常用電力が枯渇し、固定電話やインターネットなどの通信サービスが使えない範囲が広がる可能性があると発表した。一部地域ではすでに非常用電力が枯渇し、通信サービスが使えていない。  石川県内では輪島市、珠洲市の一部で通信サービスが止まっている。これから非常用電力が枯渇する恐れがあるのは、4日午後5時までに輪島市の一部、5日午前1時までに輪島市と穴水町、能登町の一部。対象地域では不通エリアが広がる可能性がある。  被災地では配電設備の損傷などで停電が続いている。NTT西日本は、通信ビルにある蓄電池や発電機、移動電源車などを活用して非常用電源の工面を続けている。 09:00 石川県知事が年頭あいさつ「私たちは24時間、危機管理官」  石川県の馳浩知事は県庁での年頭あいさつで、1分間の黙禱(もくとう)後、幹部職員を前に「私たちは1年、365日、24時間、危機管理官です。県民の命を守るために、何ができるのか、『石川県にいて良かった』と思ってもらえるよう、頑張りたいと思う。これから国と県、市、町のみなさんと協力して情報を共有し、私たちで政策立案、実行し、評価をしていく。その繰り返しを続けていきたいと思う」と述べた。 ■■■1月3日■■■ 16:30 穴水町と志賀町に大雨警報  気象庁は3日夕、石川県穴水町と志賀町に大雨警報(土砂災害)を発表した。能登半島では4日朝まで土砂災害に警戒するよう呼びかけている。  地震の揺れで地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる可能性がある。 13:00 石川県の死者は73人に […]

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北九州・小倉の飲食店街火災は鎮圧、35店舗焼ける 鎮火確認はまだ

4 janvier 2024
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 北九州市小倉北区魚町1丁目の飲食店街「鳥町食道街」で3日午後3時10分ごろに発生した火災は、約13時間後の4日午前4時ごろに鎮圧した。市消防局によると、午前8時ごろに火はほぼ消し止められたが、残り火の確認に時間がかかり、現段階で鎮火が確認できる状態にないという。  市消防局によると、焼失面積は約2900平方メートル。鳥町食道街の全22店舗と近隣の13店舗、計35店舗が焼けた。店舗従業員や関係者は避難しており、けが人は確認されていない。  火元は特定できていないが、食道街の中心部付近とみられるという。担当者は「木造の建物が密集し、出入り口も限られて消火活動が困難だった」と話した。  今回の火災で北九州市は4日午前、武内和久市長を本部長とする緊急対策本部を立ち上げ、被災者支援の相談窓口を同日付で設置した。(興津洋樹、城真弓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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干上がる海岸、駐輪場に犠牲者 風景一変の港町「一言でいうと全滅」

4 janvier 2024
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 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市大谷地区で3日、車両の通行が可能となり、陸上自衛隊員らが入って倒壊した家屋の下敷きになった行方不明者の捜索が始まった。自衛隊員らは、手作業でつぶれた家の中から家財道具を取りだしたり、瓦屋根をはがしたりする作業を慎重に進めていた。  大谷地区では、多くの家屋が全壊または半壊の状態になっていた。寺院も倒壊し、神社は大きく傾き、鳥居は折れて敷地に散乱していた。住民の森吉康彦さん(72)は「半壊でも、そのままでは住めない。一言でいうと全滅ですよ。高齢者が多く立ち上がれない」と話していた。  住民によると、海岸線の道路まで車が入って来られないため、犠牲者は小学校の自転車置き場に仮安置している。また、地震以降、海岸線が干上がったという。藻がついた岩が広範囲に露出し、漁港にも海水がなかった。「風景が一変してしまった。地震で隆起したのではないか」と話していた。(溝脇正) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「生命線」支えるガソリンスタンド 亀裂、土砂が阻む道の先 能登町

4 janvier 2024
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 暗くなった海沿いの街に、明かりが一つだけともっていた。  能登半島北東部の石川県能登町にある、港に面したガソリンスタンド「エネオス宇出津港SS」で、町の浄水場の男性職員が携行缶を手に頭を下げていた。  「ここが生命線。ありがとうございます」  ガソリンは、停電になっている浄水場の発電機に使う。車に積み込むと、急ぐように戻っていった。  店には、「一般の方の給油は終了しました」とペンで書いた段ボールの切れ端が掲げられていた。  強い地震に襲われてから丸一日が過ぎた2日午後6時半ごろ。「ガソリン入荷のめどが立たない」と、専務の上野貴喜さん(40)はこの日の正午ごろ、給油は緊急車両や自治体に限ることにした。  一般車両がやってくると、胸元でバツ印をつくり、「ごめんなさい」と声をかける。車の運転手の中には「どこならあいていますかね」と必死に尋ねる人もいた。  現場は金沢市中心部から約120キロ。レンタカーで入った記者(29)は、普段なら2時間程度の道のりを約5時間かけて町沿岸部の宇出津地区にたどりついた。  能登半島に近づくにつれ、路面には亀裂が走り、土砂がふさぐ道に何度も突き当たった。  上野さんは「食料品は届いておらず、備蓄していたカップ麺やお菓子でしのいでいる。ガソリンもだが、いま町にあるものに頼るしかなく、心細い」。  ガソリンの最後の入荷は大みそか。通常は週に2回入れているが、次がいつになるかはわからない。4日正午には、レギュラーは容量1万リットルの4分の1足らずになった。給油できる限界に近づいているという。  一帯は、家屋が倒壊し、津波も押し寄せた。店は浸水し、上野さんの自宅も電化製品や家具が倒れ、高台の中学校駐車場で車中泊を続けながら、給油の要請があれば店に駆けつける状況だ。3日も消防車などが給油に来た。  「早くガソリンが届けば」と上野さん。「大きな被害が出た町にこのまま住み続けられるのか想像がつかない」と話す。(三井新)  石川県は、災害時には救急車やトラックなどに燃料を優先的に供給する協定を県石油販売協同組合と結んでいる。ただ、市民生活レベルでは既にガソリンは足りなくなっており、国は供給のためのタンクローリーが手配ができないか調整を始めるなど供給方法を模索している。  県によると、3日時点で県が物資輸送のために確保したトラックは6台。比較的被害の少なかった金沢市を出発して物資を運ぶことから、目立った実害は出ていないとみられるが、寸断された県北部への道路が復旧すると、稼働台数の増加が見込まれるため、緊急車両でも必要な燃料が確保できるかは不透明だ。  市民レベルではより入手が難しく、少ないガソリンを求めてガソリンスタンド前に車の列ができることが常態化。車中泊で寒さをしのぐ被災者もおり、ガソリンの供給が途絶えれば命にかかわる可能性もある。  県の担当者は「ガソリン不足の現状は、食料不足と同じくらいの危機感がある。なるべく早く供給が復活するよう努めたい」と話した。(華野優気) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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