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Jour : 23 mars 2024

ニュース 社会
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「誰か気づいて止めてくれると」25歳下になりすました女の一問一答

23 mars 2024
Japonologie
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 25歳年下の架空の妹の戸籍を作ったとして有印私文書偽造・同行使などの罪に問われている吉野千鶴被告(73)=東京都大田区=が3月、朝日新聞の取材に応じた。事件後、メディアの取材に応じるのは初めてという。 3時間、事件の経緯を語る  吉野被告は、自宅近くの喫茶店にカジュアルな服装で現れた。約3時間にわたり、よどみなく事件の経緯を語った。主なやりとりは次の通り。  ――架空の戸籍を作ったきっかけは。  2021年夏、2年ほど勤めた警備の仕事を辞めて、自宅でぼーっと過ごしていた。ふと、戸籍ってどうやって作るのだろうと思って、スマートフォンで検索し、そこで就籍を知った。  ――なぜ妹の戸籍にしたのか。  子どもの時、妹がほしいと思っていた。中学の頃から40代くらいまで、大阪の実家で祖母の世話をしていた。きょうだいもいなかったので、相談できる妹がいればと考えていた。  昔読んだ小説も影響したかもしれない。戸籍のない男が二つの国で二重生活を送る話だった。最初は「もしかして戸籍ってとれる?」くらいの気持ちだった。  ――架空の妹の「岩田樹亜(じゅあ)」の設定は誰が考えたのか。  自分で考えた。姓は旧姓で、名は樹木が好きなので。誕生日は、15年ほど前に死んだ愛猫「マービー」の命日を選んだ。  ――警視庁によると、夫は「妻は若く見られたいと言っていた」と供述した。  若く見られたいからではない。あまり高齢だと「今までなぜ戸籍を作らなかったのか」と疑問を持たれるし、若すぎれば母親の年齢から考えて不自然。ちょうど良い年齢が45歳だった。  ――どのように手続きをしたのか。  無料の法律相談窓口に電話して、弁護士に妹の戸籍を作りたいと相談した。母親が亡くなったのをきっかけに戸籍を調べたら、妹が無戸籍だとわかったことにした。  ――うそは見破られなかったのか。  弁護士に「次は妹さんが来て下さい」と言われたので、自分が樹亜になりきって行ったが、気づかれなかった。マスクはしていたが、しゃべり方や服装、髪形などは変えなかった。あれ、これでいけてしまうんだ、と思った。それからは姉と妹、それぞれの設定で交互に行った。  ――夫は架空の戸籍を作ろうとしていることを知っていたのか。  夫は同行してくれたが初めは知らなかった。途中から察したようで、「とどまることも考えた方がいいよ」と言われた。でも、ここまで来たらもう戻れない。誰かが気づいて止めてくれるだろうと考えていた。  ――戸籍の可否を判断する裁判所とはどのようなやり取りをしたのか。 「ずっと心臓がバクバクしていた」  この時も姉と妹それぞれの立… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「戸籍作れちゃった」「妹欲しかった」 25歳下になりすました被告

23 mars 2024
Japonologie
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 25歳年下の架空の妹の戸籍を作ったとして、有印私文書偽造・同行使などの罪に問われ公判中の吉野千鶴被告(73)=東京都大田区=が3月中旬、朝日新聞の取材に応じた。「誰かが止めてくれるだろうと思ったができてしまった」「若く見られたいわけではなく、妹が欲しかった」と主張した。  2021年夏。工事現場の警備の仕事を辞めたあとだった。ふと、「妹」の戸籍を作ることを思いついた。  子どもの頃、妹が欲しかった。当時は大阪の実家で祖母と2人暮らし。祖母の面倒を1人でみていて、相談相手を欲していたと思い出した。以前、戸籍のない男が二つの国で二重生活を送る小説を読んだことがあった。  スマートフォンで検索した。家庭裁判所で手続きをすれば、作れるかもしれないと思った。就籍という手続きらしい。 猫の命日から設定した誕生日  「妹」の名は「岩田樹亜(じゅあ)」にした。姓は旧姓、名は木が好きだから。年齢は自分より25歳下にした。あまり高齢だと「今までなぜ戸籍を作らなかったのか」と疑問を持たれる。若すぎれば母親の年齢から不自然と思われる。ちょうど良いと思った45歳に設定した。誕生日は死んだ愛猫の命日にした。  弁護士に会い、手続きを相談した。妹が架空と気付かれないよう、「母親の死をきっかけに調べたところ妹の無戸籍がわかった」という設定にした。弁護士から妹を連れてくるよう言われ、妹になりきることにした。  マスクをする程度で、見た目や話し方は特に変えなかったが、弁護士は気づかなかった。「これでいけるのか」。驚いた。自分と妹、それぞれの立場で数回ずつ、交互に弁護士と会った。  夫は付き添いで来た。「とどまることも考えた方が良い」と言われたこともある。だが、「誰かが気づいて止めてくれるだろう」と、手続きはやめなかった。  弁護士を通じて21年11月、就籍に向け「家事審判申立書」を東京家裁に出した。「吉野千鶴」「岩田樹亜」の二つの立場で、家裁に出向いた。  樹亜の生い立ちについて質問された。「学校には行っておらず、スナックで働き、保険証は友人から借りていた」ことにした。近所の教会で牧師からおやつをもらった実体験を、樹亜の思い出として語った。いつばれるかと、心臓がバクバクしていた。 1カ月後、免許試験場で「全部わかっているんだ」  手続きの終盤、弁護士を解任… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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時間がかかりすぎる再審請求 元裁判官「証拠開示に法律の不備」

23 mars 2024
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 「日野町事件」では裁判のあり方にも疑問が示されている。裁判官の役割とはなにか。再審をめぐる現状に課題はないのか。有罪率99%の日本の刑事裁判で、裁判官時代に30件以上の無罪判決を出し、上級審で覆させず確定させたことで知られる木谷明弁護士(86)に聞いた。  ――大津地裁の元の裁判では、判決直前に検察の請求で犯行の場所や被害品をあいまいにした訴因変更が問題になりました。  「日野町かその周辺」で殺害し、奪われた金庫の中身もわからない。強盗殺人のような重大事件でこれだけ訴因をぼかすのは異例です。これに沿って有罪判決を書いたのは、非常に問題のある手法だったと思います。 いつ、どこで、何を……具体的に  ――どこに問題があるのでしょうか。  訴因というものは具体的でなければなりません。いつ、どこで、何をした。そうした情報がはっきりしていなければ、被告側の防御が難しくなるからです。  例えば無実の人が「何日に犯行をした」と追及された場合、その日のアリバイを立証すれば無罪になります。でも「何日~何日」とされたら、その間のアリバイを全て立証しないといけなくなります。  法律は「できる限り」具体的に、としか言っていませんが、ここまであいまいな訴因にされれば、防御は容易ではありません。  ――訴因変更はどのような時に行われるものなのでしょうか。  審理を経て「このままだと有罪にできないが、訴因を少し変えれば起訴内容と大きく変わらない程度の立証ができる」という時に、検察が自ら判断するのが原則です。  一方でこの事件でも報道があったように、裁判官が促すこともないではありません。 公平な裁判か  検察官が「立証は十分」と思… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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記者15人で取材、元捜査員が明かす日野町事件の心証「あれは…」

23 mars 2024
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 「日野町事件」の捜査と裁判に、疑問が浮かんでいる。警察や検察、裁判所の内部で当時、何があったのか。今年2月、記者15人でかつての事件関係者を一斉に取材した。 リストアップした26人の元警察官  事件が起きたのは40年前だ。  「昨年亡くなりました」  「介護が必要な状態で、お話はできない」  家族からそう伝えられることもあった。  本人が在宅していても、「体調が悪い。ご勘弁ください」と断られることもあった。  リストアップした元警察官26人のうち、しっかり向き合えたのは7人だった。  事件記録によると、発生から逮捕までの3年3カ月の間に、県警は2度、阪原弘(ひろむ)・元被告を日野署で取り調べている。  元警察官の話を総合すると、元被告から事情を聴いたのは、いずれも捜査1課の「エース」と評される2人だったという。  2人は正反対のタイプだったという。  「静と動」  「おっとりとしゃきしゃき」  「太陽と北風」  初めて取り調べたのは事件から9カ月後だ。県警の手元にはすでに逮捕状があった。担当したのは「静」の取調官だったが、自白は得られず、逮捕を見送った。  その後、この取調官は捜査の中枢から外れることになったという。 元捜査員の1人「あれは無罪やね」  2年半後、県警は再び元被告… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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繁華街でファッションショー、貴島明日香さんも 「お客さんと近い」

23 mars 2024
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 神戸市中央区の繁華街・神戸三宮センター街で23日、ファッションショー「三宮コレクション」があった。多くの買い物客らが行き交う中、個性豊かな服を着飾ったモデルが次々に現れ、約30メートルのランウェーを堂々と歩いた。  センター街などでつくる実行委員会が主催。2010年にはじまり、毎年春と秋に2度開催してきた。実行委員長を務めたセンター街1丁目商店街振興組合の植村一仁副理事長(48)は「この商店街の風物詩になってきた。普段は来ない方が来るきっかけになり、町の違う顔を見せられる」と意義を語った。  ショー冒頭には、神戸市出身で、舞子高校(同市垂水区)を卒業したモデル貴島明日香さん(28)も参加。白と茶の服に身を包み、観客の間近をゆっくりと歩いた。その後のトークショーでは「お客さんとの距離が近かった」と笑顔で話し、センター街でスカウトされた思い出を振り返った。(小川聡仁) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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現役最古のSLがラストラン 2度の復活、100年超の歴史に幕

23 mars 2024
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【動画】博多駅を出発するSL人吉=飯野祐平撮影  国産で現役最古の蒸気機関車が牽引(けんいん)するJR九州の観光列車「SL人吉」が23日、博多―熊本間を最終運行した。博多駅であった式典では大勢の鉄道愛好家らに見送られ、100年を超える歴史に幕を下ろした。  「ピィー」。SLは甲高い汽笛を響かせ、蒸気を噴き出しながら博多駅を発車した。ホームに詰めかけた人は「ありがとう」と声を上げ、手を振ったり写真に収めたりして別れを惜しんだ。  早朝から駆けつけた福岡市の会社員、猪狩文さん(56)は「ありがとう SL人吉」としたためた手作りボードを持参。涙をこぼし「力強く走る姿に元気をもらっていました。長く走ってくれた。『お疲れさま』と言いたいです」と話した。  ハチロクの愛称で親しまれた、この「8620形58654号機」は1922(大正11)年に製造され、75年まで客車や貨物を引っ張り九州一円を走った。その後、老朽化などで2度引退したが、他のSLから部品を調達するなどして2009年に「SL人吉」として熊本―人吉(熊本県)間で2度目の復活を遂げた。  20年7月の熊本豪雨で線路や鉄橋が被災し運休したが、翌年に熊本―鳥栖(佐賀県)間で運行を再開した。1987年の国鉄民営化以降、累計93万5千人を運んだ。(池田良) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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酒気帯び運転で死亡ひき逃げ容疑、21歳会社員を逮捕 県職員はねる

23 mars 2024
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 酒気帯び運転で歩行者をはねて死亡させながら逃走したとして、鹿児島県警鹿屋署は22日、鹿屋市吾平町の会社員の男(21)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ・酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。  調べによると、男は22日午前2時30分ごろ、鹿屋市寿5丁目の市道を酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転していて、前方を歩いていた同市札元1丁目の県職員の男性(57)をはねて、そのまま逃走。はねられた男性は頭を強く打ち、約3時間50分後に搬送先の病院で死亡が確認された。  同市内の商業施設の駐車場で同署員が前部を破損した車を発見、乗っていた男がひき逃げを認めたため、同日午後6時34分に同署で逮捕した。呼気1リットルから0.15ミリグラム以上のアルコールが検出されたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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がんばるしかないさ、涙の初売り 金沢の出張輪島朝市に1万3千人

23 mars 2024
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【動画】能登半島地震の火災で焼失した輪島朝市が金沢市内で出張開催された=小林一茂撮影  能登半島地震の大規模火災で焼失した石川県輪島市の名物「輪島朝市」が23日、約110キロ離れた金沢市金石(かないわ)港で「出張輪島朝市」としてよみがえった。雨の中約1万3千人が訪れ、にぎわいを見せた。地元の子どもたちが朝市関係者を歌で歓迎。関係者は「初売り」の実現に涙した。  開店30分前の午前7時半、会場の金石港近くでオープニングセレモニーが開かれた。関係者数十人を前に、金石の子どもたちが参加する「うみの合唱団」が歌を披露した。  ♪がっかりして めそめそして どうしたんだい♪  この歌詞で始まったのは光GENJIの「勇気100%」。あどけない歌声が潮風に乗って響いた。  ♪そうさ100%勇気 もうがんばるしかないさ♪  開店準備を進める朝市仲間たちのため、スマートフォンで動画を撮影した事務局の橋本三奈子さん(62)は何度も涙をぬぐった。 準備奔走「やっと泣けた」  「前向いてやっていくしかな… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「スペインと日本で二重課税」 申告漏れ指摘のイニエスタ選手が声明

23 mars 2024
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 サッカーJリーグのヴィッセル神戸に所属していた元スペイン代表MF、アンドレス・イニエスタ選手(39)が23日、大阪国税局から約8億6千万円の申告漏れを指摘されたことについて声明を発表した。  関係者によると、イニエスタ選手は2018年7月~23年7月にヴィッセル神戸に所属。1年未満の契約だった18年分の契約金約8億6千万円は「非居住者」として源泉徴収された。だが国税局は、家族との同居などを理由に確定申告が必要な「居住者」にあたると判断し、約5億8千万円を追徴課税したとされる。  イニエスタ選手は声明で、18年分の契約金について「全世界の所得を対象としてスペインで所得税申告書を提出した」と説明。その期間の所得はスペイン、日本の両国から二重課税を受けているとして、「(両国間の)二重課税協定に規定されている『友好的な解決』を開始するよう要請した」と明らかにした。  イニエスタ選手が要請したのは二重課税を防ぐための相互協議とみられ、「この手続きは進行中であり、速やかな解決を待つとともに、支払った超過税金が返還されることを望んでいる」とした。(市田隆) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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6年ぶり、高知が「春」一番乗り 気象台、ソメイヨシノの開花宣言

23 mars 2024
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 高知地方気象台は23日、高知で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。今季、全国で最も早い観測で、昨年より6日遅く、平年より1日遅い。全国で高知が最も早い開花となったのは2018年以来6年ぶり。  午後4時、高知城三ノ丸(高知市)で、標本木に5輪が咲いているのを職員が確認した。この日、高知市の最高気温は14・7度だった。  同気象台の増田純一調査官によると、20~21日の寒さで開花が遅れたとみられる。1週間から10日ほどで満開になる見込みという。  開花宣言を聞きに来た市内の竹内有香さん(51)は「明日は雨の予報なので今日の開花宣言に期待していた。次は満開のころに見に来たい」と話していた。(羽賀和紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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