生後間もない乳児の遺体を東京都港区の公園に埋めたとして、警視庁は母親のアルバイト北井小由里(さゆり)容疑者(23)=神戸市西区押部谷町和田=を死体遺棄容疑で逮捕し、2日発表した。空路で関西から上京して羽田空港(東京都大田区)で産み、公園まで運んで埋めたとみられるという。乳児の死因は窒息死で、警視庁は殺人容疑でも調べている。
捜査1課によると、逮捕容疑は昨年11月3日、港区東新橋1丁目の区立「イタリア公園」の土中に生後間もない女児の遺体を埋めて遺棄したというもの。北井容疑者は当時は大学生で、就職活動で繰り返し東京を訪れており、この日も旅客機で神戸空港から羽田空港に移動していたという。調べに対し、容疑を認めているという。
事件の発覚は同8日。体の一部が土の中から出ているのを通行人が見つけた。へその緒がついたままで、衣服を身につけていなかったという。防犯カメラの映像の解析などから、北井容疑者が浮上した。
現場は都営大江戸線汐留駅から南約400メートル。周囲にはタワーマンションやビルが立ち並んでいる。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル