自宅の固定電話が詐欺被害の入り口になるケースが後を絶たない。高齢者がよく使っていることや、固定電話の名簿が詐欺グループに出回っているとみられることが背景にあるようだ。被害を防ごうと、電話会社やメーカーも知恵をしぼっている。
AI(人工知能)が通話内容を解析し、詐欺かどうかを見抜く――。NTT西日本と東日本は昨年11月、「特殊詐欺対策サービス」を始めた。
固定電話に専用のアダプターをつけると、通話内容がNTT側のクラウドに転送され、AIが解析する。疑わしければ、本人や親族らに「犯罪の疑いがあります」などと音声やメールを届ける。
NTTは警察庁と協力し、実際…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル