山口県の小松一彦・前副知事が、自民党山口県連が昨年主催した政治資金パーティーの会費1万円の振り込みに協力するよう県幹部職員らに呼びかけていたことが、複数の関係者への取材でわかった。県庁で少なくとも10年近く前から続く慣習だという。
小松氏は、昨年10月の衆院選山口3区で当選した自民党の林芳正外相の後援会への入会を部下らに勧誘させたとして、公職選挙法違反(公務員の地位利用)の罪で罰金30万円の略式命令を受け12月に辞職した。
県幹部らによると、衆院選投開票日の昨年10月31日に山口市で開かれた「政経セミナー」について、小松氏が会費の振り込みに協力するよう複数の職員に依頼していたという。このパーティーには、村岡嗣政知事も出席していた。
小松氏は朝日新聞の取材に「…
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