関東では瞬間的に電柱が倒れるほどの猛烈な風が吹くと予想されています。停電などの恐れがあります。
外出は危険な状況に 猛烈な風
台風15号は、強い勢力で関東地方南部または静岡県に上陸し、関東地方を通過する見通しです。関東地方の沿岸部を中心に、これから数時間以内に急に風が強まり、猛烈な風が吹く見込みです。風による飛来物などにより外出は危険となるでしょう。厳重に警戒し安全確保に努めてください。
台風15号は強い勢力を維持しています。関東で予想されている最大風速は40メートルです。台風が過ぎ去るまでの間、樹木が根こそぎ倒れたり電柱が倒れたりするほどの猛烈な風が吹き続ける恐れがあるということになります。さらに、最大瞬間風速は60メートルと予想されています。ブロック塀が倒壊したり、鉄骨の構造物ですら変形するものがあったりするほどの風です。大型のトラックは走行中に横転してしまう危険性があり、屋外での行動は極めて危険です。このように台風15号によって、東京都心を含めて大都市で記録的な暴風が吹く恐れがあります。電柱が倒れて停電になる可能性があるほか、線路や普段歩き慣れた道路に飛来物が落ちている可能性もあります。交通機関が乱れていることで、通勤や通学を含めた普段の行動とは大きく異なる行動を強いられるかもしれません。厳しい残暑も加わり、体にもこたえそうですが、体調を崩したり、飛来物などでケガをしたりしないように気を付けて下さい。猛烈な風のピークは9日(月)の午前中いっぱいと思って警戒してください。
日本気象協会 本社 相原 恵理子
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