京都五花街のうち、祇園甲部、宮川町、先斗町(ぽんとちょう)、祇園東で7日、仕事始めの「始業式」があった。芸舞妓(げいまいこ)が正装の黒紋付き姿で、1年の精進を誓った。
「おめでとうさんどす。相変わりませず、おたのもうします」。最大の花街・祇園甲部の式は正午から、八坂倶楽部(京都市東山区)であり、稲穂のかんざしをつけた芸舞妓ら約100人があいさつを交わして、臨んだ。
コロナ禍に苦しむ花街だが、祇園甲部では今年、耐震改修で休館していた歌舞練場が7年ぶりに開館し、春に「都をどり」の公演もある。芸妓の小花(こはな)さん(26)は「すごく楽しみ。仕事も芸事も頑張って、たくさんの人を笑顔にできたら」と話した。9日には、上七軒(京都市上京区)でも始業式がある。(西田健作)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル