斎藤慎太郎八段が無傷の3連勝 将棋名人戦・A級順位戦

 来春の将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)での渡辺明名人(36)=棋王、王将とあわせ三冠=への挑戦権を、トップ棋士10人で争う第79期将棋名人戦・A級順位戦の3回戦の対局のうち、斎藤慎太郎八段(27)―菅井竜也八段(28)戦が9月25日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された。先手番の斎藤八段が117手で勝ち、今期A級での成績を3勝0敗とした。敗れた菅井八段は1勝2敗となった。終局は、26日午前0時11分だった。(佐藤圭司) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

孤独死の現場も異変…コロナで遅れる発見 特殊清掃業の女性、感じたぬくもり(西日本新聞)

特殊清掃業社長 江田梢さん(32) だだっ広い無人のオフィス。清掃用の布きれに消毒液を染み込ませ、丹念に拭く。机、パソコン、コピー機、ドアノブ。コの字拭きせず一方向に拭き、一拭きごとに清潔な面に変える。全身を包む防護服や防毒マスクの重装備はもう慣れたが、やはり息苦しく暑い。汗が絶えず噴き出し、水をかぶったように防護服の中をだらだらと流れ落ちる。 【写真】特殊清掃業「NICObit」の社長・江田梢さん  大分市の特殊清掃業「NICObit」は女性ばかり10人の会社だ。2016年の設立以来、主に孤独死や火災などの現場の清掃、消毒、遺品整理を請け負う。新型コロナウイルス感染拡大後、患者が確認された事業所から消毒の依頼が舞い込むようになった。これまでに約40件。現場は大分県内はもちろん、福岡市など北部九州一帯に及ぶ。  3月21日には同業仲間の要請を受けて神奈川県の横浜港へ飛び、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に従業員2人とともに乗り込んだ。全長290メートルの船内は防護服姿の作業員であふれていた。未知のウイルスに対しさまざまな情報が錯綜(さくそう)していた時期。正直、怖かったが、巨大な現場に奮い立った。元請けの米国企業に最新の消毒技術を学び、5日間、夢中で働いた。歩数計は連日2万歩を超えた。呼ばれる現場の職種はさまざま 呼ばれる現場の職種はさまざまだ。飲食店、工場、保育園、高齢者施設。「店にたくさんの客が出入りするから」と予防的な消毒の依頼も少なくない。  一方で、多くの依頼者は「周囲に知られたくない」と配慮を求めてくる。消毒作業中、他のテナントの従業員たちに気づかれないよう人が通るたび壁際やトイレに隠れて何度もやり過ごした。ウイルスも恐ろしいが、差別も恐ろしい。  現場を踏めば踏むほど、誰がいつ感染してもおかしくないと思う。感染者が身内から出た場合の影響の大きさも痛感する。自分たちも例外ではない。休憩のたびに防護服を新しく替え、靴裏まで消毒を欠かさない。従業員の感染者は今のところゼロ。今後も出すつもりはない。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

大阪・生野区で男性はねられ軽傷 ひき逃げで捜査 (産経新聞)

 26日午前0時35分ごろ、大阪市東成区大今里南の路上で、パトカーに追跡されていた軽乗用車が、自転車に乗っていた同市北区の自営業の男性(75)をはねて逃走した。男性は両足にかすり傷などの軽傷を負った。大阪府警生野署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)容疑で捜査している。  同署によると、事件直前、同市生野区新今里の路上で、同署のパトカーが対向車線を走っていた軽乗用車の運転手の男の顔色が悪かったため停止を求めたが、逃走したため追跡していた。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

特産ミカンで 離島元気に 協力隊員がけん引 広島県の佐木島(日本農業新聞)

 瀬戸内海に浮かぶ広島県三原市の佐木島で、特産のミカンを軸にした地域おこし「鷺島みかんじまプロジェクト」の活動が活発だ。活動を引っ張るのは20代の地域おこし協力隊員。摘果ミカンを鶏に与えてブランド卵を作ったり、ミカン園の“草刈り隊”に羊を導入したりと、島に人を呼ぶアイデアを次々に取り入れている。島外の住民も巻き込み、離島を盛り上げようと奮闘する。(鈴木薫子)摘果品餌に ブランド卵 周囲18キロという小さな島では高齢化が進み、人口も660人と減少傾向にある。何とか活性化しようと、2016年に三原観光協会がプロジェクトを開始。19年4月に任意団体を設立し、地域おこし協力隊員の松岡さくらさん(26)が団体の代表に就いた。  縮小しつつあるミカン園の復活や空き家活用、観光イベントに取り組む他、ミカンの他に目立った特産品がなかったことから商品開発に力を入れる。かつて養鶏農家だった堀本隆文さん(68)と共に1年かけて作り上げ、19年10月に販売を始めたのが「瀬戸内柑太郎(かんたろう)島たまご」だ。  プロジェクトが管理するミカン園で摘果した青ミカンと海藻、カキ殻などを配合して採卵鶏に給餌する。餌作りには、これまでも島の活動を応援してきた精肉店など島外の関係者も助言。島由来の素材にこだわった餌とストレスの少ない平飼いで、一般の鶏卵に比べてビタミンAが1・3倍という高い栄養価に仕上げた。市内の道の駅などで1パック (6玉)361円(税別)で販売し、観光客にミカンを生かした新たな特産品としてアピールしている。「草刈り隊」羊2頭出動 5月から、省力化を兼ねて羊を飼い始めた。東広島市の牧場から2頭をリースし、耕作放棄地に放す。木の芽を食べてしまう恐れがあったが、「おとなしい性格で、ミカンの葉も食べない」(松岡さん)という。  10月からはミカン園30アールでも試験的に放牧を始め「草刈り要員として活躍してもらい、農作業の負担を減らしたい」。島内の生産者に羊を貸し出す「出張放牧」にも取り組む予定だ。松岡さんは「島を訪れた観光客を楽しませる存在になってほしい」と期待する。日本農業新聞Source : 国内 - Yahoo!ニュース

飲食伴う懇親会など感染リスク高める7場面示す(日刊スポーツ)

政府は25日、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた業界支援事業「Go To キャンペーン」の一環として、イベントやエンターテインメント支援事業「Go To イベント」と商店街支援事業「Go To 商店街」を10月中旬に開始すると決定した。観光支援事業「Go To トラベル」、飲食店支援事業「Go To イート」に続き、「Go To キャンペーン」がすべて出そろう形だ。 キャンペーンが出そろったことを受け、新型コロナウイルス感染症対策分科会はこの日、感染のリスクを高める具体例として7つの場面を示した。 7つの場面は<1>飲食を伴う懇親会<2>大人数や深夜に及ぶ飲食<3>大人数やマスクなしでの会話<4>仕事後や休憩時間で人が密集する状況<5>学校の寮や部活動で大人数が長い時間一緒にいる集団生活<6>換気が悪く人と人の距離が近い空間での激しい呼吸を伴う運動<7>バーベキューなど屋外活動の前後の車による移動や食事。 分科会の尾身茂会長は「政府は感染の状況を常に注視し、感染者が急増した場合にはイベントの中止などをちゅうちょなく行ってほしい」と強調した。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

渋谷駅西口と駅前ビルが直結 歩行者デッキ利用可能に(共同通信)

 東京・渋谷駅の西口と昨年開業した複合ビル「渋谷フクラス」を直結する新しい歩行者用デッキの利用が26日から可能になった。JRや東京メトロ銀座線と、京王井の頭線との間の移動も便利に。東急とJR東日本、東京メトロなどが再開発の一環として進めていた。  新デッキは地上2階の高さで屋根付き。西口バスターミナルを横断せずに渋谷フクラスとの行き来ができる。井の頭線と直結する複合ビル「渋谷マークシティ」ともつながっている。  歩行者デッキの利用開始に伴い、旧東急百貨店東横店内の通路とJRの玉川改札は廃止された。  渋谷駅では今年、JR埼京線の新ホームなど再開発が進んでいる。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

10月から入国制限を順次緩和 コロナ分科会の専門家から懸念も(THE PAGE)

一定の条件で全世界から順次入国OKに 水際対策としての入国制限について、政府は現在159か国・地域からの外国人の入国を原則拒否している。しかし、感染状況が落ち着いている16か国・地域とは協議を行っており、9月にはベトナムやタイなど8か国・地域と合意し、ビジネス関係者に限って入国を認めてきた。今回の決定で、これに加えて留学や家族滞在なども緩和の対象とする。  さらに観光客を除き、一定の条件を課した上で全世界から新規入国を認める。報道によると、日本で3か月以上過ごす中長期の滞在者が主な対象で、1日1000人程度が上限となる見込みだという。  菅義偉(よしひで)首相は対策本部会議で「経済再生のためには、国際的な人の往来の再開が不可欠。来月以降、観光客以外については、日本人・外国人を問わず、検査をしっかり行った上で、できる限り往来を再開していく」と語った。上限を設定しながら貿易措置を取る 政府の新型コロナウイルス対策分科会後に記者会見した西村康稔(やすとし)経済再生担当相は「当然、人数の上限を設定しながらさまざまな防疫措置を取っていく」と述べ、出国前の検査証明や入国後の14日間の自宅待機などの措置を取っていくとした。  さらに「各国の感染状況を見ながら、2国間で交渉を進めて、お互いに合意できれば(入国制限緩和が)スタートする。10月以降、順次やっていくということなので、一遍に何か国も同時にスタートできるわけではない」と説明。今回の留学生や家族滞在などのように「それぞれの国のニーズの高いものから進めていくことになる」と話した。  想定される経済効果については「まだ人数が限られているので大きなプラスを生むというものではないが、徐々に国際的な往来を広げていく。世界中の国で感染が落ち着いてくれば、当然往来を活発化していこうということだし、ヒト・モノ・カネの国際的な流通が活発化することが世界中の富を増やす。慎重にやらなければいけないが、徐々に広げていければと考えている」との見方を示した。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

ファッションが元気にしてくれた 冨永愛さんの気づき

 パリ・ファッションウィーク(PFW、通称パリ・コレクション)が9月28日から10月6日まで開かれる。朝日新聞は「ブロードキャスティングパートナー」として、PFW公認の特設ホームページでショーの動画などを案内する。パリ・コレを始め、世界で活躍するモデルの冨永愛さんを、日本におけるPFWの公式アンバサダーに迎えた。主なやりとりは次のとおり。  ――日本におけるPFW公式アンバサダー就任の感想は?  すごく光栄でうれしく思っています。やはりパリ・コレは、世界のコレクションの中でも特別な存在だと思っているので、非常にやりがいを感じます。  ――新型コロナの影響で、今回のパリ・コレはデジタルでの映像発表と、リアルでショーを開催するところと、両方あります。どんなところに注目しますか?  人が集まるのが難しい中でも、できるだけ世界観を伝えていくこと、いま伝えたいことをどう表現するかというのは、各ブランドはすごく考えていると思います。すでに開催された他のコレクションでは、新作の世界観を前面に打ち出したショートムービーのような発表もありました。もしくは、もっと服の細部まで伝えたいと、デザイナー自身が解説していたものも。色々な試みがありますよね。今回、リアルでやるのか、デジタルで発表するのか、まず2択だと思いますが、その中でどういう表現をするのか、というところに注目しています。  ――新型コロナの感染拡大で、外出自粛など、私たちのくらしにも様々な影響がありました。この状況で、ファッションに対する気づきはありましたか?  そうね。一番はやっぱり、着飾って外に出ることが、どれだけ自分を元気にしてくれていたか、ということに気がつきました。当時は私もジャージーだったし、むしろルームウェアを着ていたし。仕事に行くにも、友達と食事するにもデートするにも、おしゃれをしていくじゃないですか、どんな人でも。モチベーションを上げてくれる、気持ちもしゃんと整えてくれるのが、「あ、ファッションなんだ」と思いました。できなくなってから気づくよね。人間、みんなそうだけど。(聞き手 編集委員・高橋牧子、神宮桃子) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

パリ・コレは母親みたいなもの 冨永愛さん支える言葉は

 パリ・ファッションウィーク(PFW、通称パリ・コレクション)が9月28日から10月6日まで開かれる。朝日新聞は「ブロードキャスティングパートナー」として、PFW公認の特設ホームページでショーの動画などを案内する。パリ・コレを始め、世界で活躍するモデルの冨永愛さんを、日本におけるPFWの公式アンバサダーに迎えた。インタビューに応じた冨永さんは、「母親のような存在」というパリ・コレへの思いや、コロナ禍で改めて気づいたファッションの力について語った。主なやりとりは次のとおり。      ◇  ――日本におけるPFW公式アンバサダー就任の感想は?  すごく光栄でうれしく思っています。やはりパリ・コレは、世界のコレクションの中でも特別な存在だと思っているので、非常にやりがいを感じます。10代のころからモデルとして出ているコレクションなので、色々な思い出もありますし、目指すべき場所だったので。自分の中で、本当に特別な存在です。  ――アレキサンダー・マックイーンやケンゾーなど、名だたるブランドのランウェーで活躍してきた冨永さん、印象的な場面がたくさんあります。パリ・コレの思い出とは?  ありすぎて。失敗もあったし、成功もあったんだろうし。あるTV番組で「パリは冨永さんにとってどんな存在ですか」と聞かれたことがあるのですが、「もしかしたら母親みたいなものですかね」と。自分に厳しかった時もあるし、優しかった時もある。本当に、10代の子どもの頃から大人になるまで、育ててもらった街というイメージです。これからもきっとそう。自分が変わっていくだけで、パリの街は変わらないから。自分はどうなったのか。今年3月、10年ぶりにパリ・コレに出てみて、考えさせられた。  ――冨永さんは一時モデル業を休業していた時期もあるんですよね。10年ぶりのパリは変わっていなくて、いまのご自身についてどう思ったのですか? 記事の後半では、冨永愛さんに刺さった言葉や、ファッションに対する考えなどを語ってくれました。  自分も、根本的なものは変わっ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

市毛良枝さんの「反骨精神」 母の介護で変わった仕事観

 かつてメディアに「お嫁さんにしたい人」というイメージを付けられて葛藤したという市毛良枝さん。4年前に亡くなるまで13年近くに及んだ母の介護を経て、「向いていない」と感じる俳優の仕事も見つめ直すように。それでも小さな抵抗は、今も続きます。  行方不明の高校生の息子は、加害者か被害者か。案じてやつれる娘にあれこれ世話を焼く。10月9日公開の映画「望み」で、そんな母を演じている。「よかれと思っているけれどうっとうしい、『善意の暴力』のお母さん、いますよね。(共演の)堤真一さんが冗談半分で『あのお母さん何とかしろよ』と言っていました」 拡大する10月9日公開の映画「望み」で石田ゆり子さん(右)の母を演じる市毛良枝さん(左)  自身の母も「まさにそうだった」と笑う。「私はどちらかというと猫タイプで、母はベタッと寄ってくる犬タイプ。本を読んでいると『何読んでんの?』。夜10時ごろに帰ったら『今日何食べる?』。えっ、食べてないの? ってことも何度かありましたね」  その母が脳梗塞(こうそく)で初めて倒れたのは2004年。05年に再発後は深刻な状態が続き、「これが最期かと覚悟した」。「復活」したものの、リハビリ支援や自宅での介護の負担がのしかかった。アフリカ大陸最高峰キリマンジャロなど、40歳から始めた国内外での登山もできなくなった。  「介護うつでは」と思うようになったのは50代後半ごろだ。  毎シーズンのように続いたドラ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル