女性にも男性にも恋する女子高校生がLGBTQについて伝えたいこと(高校生新聞オンライン)

女子高校生のはむた。さんは、女性のことも男性のことも好きになるバイセクシュアルです。周りの友達にどのように打ち明けて、受け入れられているのかや、LGBTQ(性的少数者)についてみんなに伝えたいことを寄せてくれました。 男性も女性も好き…打ち明けたら陰口を言われ 私は、バイセクシュアルです。男性と女性ならどちらかというと女性の方が好きです。今も、女性に恋をしています。 自分がバイであることと確信したのは中学2年生の時。それ以前にも「もしかしたら女の人が好きなのかもしれないな」と思うことはありました。当時、友達に私がバイであるかもしれないことを相談しました。もちろん、受け入れてくれる友達もいましたが、当時は、まだ世間でもLGBTQに対する理解があまりなかったため、陰口を言われたり自分から離れていったりする友達もいました。 高校で女性に一目ぼれ、思い切って周りに相談 高校に入って、ある女性に一目惚れをしました。 中学の時の嫌な思い出が頭をよぎりましたが、「もしかしたら受け入れてくれるかもしれない」と思って、仲が良く信用できる友達数人に話をしました。みんな真剣に聞いてくれて、友人たちも「もしかしたら私がそうなのではないかと思っていた」と言われました。 時が経つにつれて、色々な人にバイであることをカミングアウトしました。今では知人のほぼ全員が知ってくれています。もちろん、SNSなどで匿名かつ悪意がある書き込みをされるなど嫌なこともありますが、中学の時よりも多くの人が理解し、受け入れてくれています。 バイは恥ずかしくないしマイナスなことじゃない 嫌な思いをしても、自分がバイセクシャルであることを恥ずかしいと思ったり、マイナスに感じたことはありません。どんな形でも「好き」という感情自体が大切だと思うからです。 今、自分がLGBTQかもしれないと悩んでる人はたくさんいると思います。それを理解し、受け入れてくれる人がたくさんいた私の環境は確かに恵まれていましたが、今悩んでいる人たちの周りのもきっと理解してくれる人はいます。むしろ悩まなくてもいいと思います。 まずは自分が理解して受け入れてみるだけでも違うはずです。また、LGBTQ当事者ではない人たちにはLGBTQの人たちが他の多くの人と大きな違いはないということや、案外身近にLGBTQの人がいるかもしれないということを知ってもらいたいです。(はむた。・3年)高校生新聞 【関連記事】 Source :…

なんでお父さんなの…ガン患う親を支える子の不安「救いたい」立ち上がった高校生(高校生新聞オンライン)

国立がん研究センターによると、日本人の二人に一人が生涯でガンになるという。完治するケースも多いとはいえ、どうしても死のイメージが付きまとう病だ。角島さくらさん(北海道・立命館慶祥高校3年)さんは、子どもながらにガンを患う父を必死に支えてきた。不安や悩みを胸に閉じ込め、葛藤してきた日々を振り返り、「ガンの家族を持つ子どもの心の痛みを知ってほしい」と訴える。(文・写真 野村麻里子) 父がガンに…中学生の自分は受け止められなかった 角島さんの父がガンになったと知らされたのは、中学1年の春だったという。 「父はどうなってしまうんだろう」 ガンという病気のイメージから、心は不安と恐怖でいっぱいになった。だが、闘病する父の手前、弱音は吐けなかった。苦しい思いを言葉にして伝え、受け取ってくれる相手がいない。孤独で押しつぶされそうだった。 ある日、張り詰めた心は、限界を迎えた。 「なんで、お父さんなの!おかしいよ!」 鋭い言葉へ変わり、母にぶつけることになってしまった。そのころを振り返って、「ガン患者の家族を持つ10代の子どもの心のケアが必要なのでは」という気持ちが募っていった。 10代の心のケアが必要 昨年の文化部の全国大会にあたる「全国高校総合文化祭」の弁論部門に出場し、ガンの家族を持つ10代の子どもが弱音をはけるようなコミュニティ作りの必要性を訴えた。病院には家族をケアする相談センターがあるが、開いている時間は学校があり、利用しにくいという。 角島さんが住む札幌市内にも支援するコミュニティがたくさんあるが、もちろん10代であっても参加できるものの同様に時間帯の問題で足が運びにくかった。 仲良しの友達も同じ境遇だと知った 「そもそも親や家族がガンを患っていることは、多分、カミングアウトしづらいことだと思います」と言う。中学1年のときから仲が良かった友人の父が、角島さんの父がガンになった同じタイミングでガンになっていた。それを知ったのは、高校生になってからだった。 「苦しんでいる子は自分だけじゃなくて、思ったよりずっと多くて、全然、珍しくないんだなとすごく実感しました。そういう風に自分と同じ境遇の人のために、コミュニティづくりを実現したい」 角島さん自分の立場が中学生や高校生の心を受け止められるような、「もう少し上」の立場になって、コミュニティを作って苦しむ10代に声をかけていきたいと考えている。大学に進学したら活動を本格的に行いたいと、目的ができた。…

ゆるくてあいまい、許容しなきゃ コロナ後の新思考様式

 テレワーク、リモート出演、オンライン授業……。人と人のつながり方が激変した緊急事態下の日本。その中から見えてきた希望と課題とは?  語り合ったのは、コメンテーターとしても活躍中の社会学者、若新雄純さんと、作家エージェント会社を立ち上げ新たなコミュニティーの形を探る佐渡島庸平さん。若新さんは、高校生の自分らしい進路選択を応援する『スタディサプリ 三賢人の学問探究ノート(2) 社会を究める』(ポプラ社)や『創造的脱力』(光文社新書)などで、違いやズレを許容する「ゆるいコミュニケーション」を提唱している。今回は「ゆるさ」に加えてしなやかな「あいまい」の意義を力説。佐渡島さんも呼応し、議論は白熱していった。  佐渡島 若新さんの専門はコミュニケーション。コロナ禍でオンラインコミュニケーションが世界中で増えている。それによって人間関係がどういう風になると思いますか。 拡大する若新雄純さん=2020年5月13日、東京都渋谷区、篠田英美撮影  若新 いま、テレビにオンラインで出演していますが、これまでは精度が低いから許されなかったと思う。「画質が悪い」「スマホとかパソコンで映してんじゃねえよ」となったはず。コロナ禍で一気に「雑でもOK」「完璧じゃなくてもやれることはやってみよう」と。社会が新しいものを採り入れて変わっていくときの本来の在り方が、そもそもそうだと思う。  佐渡島 これはもう日本社会の特徴なんですかね。完璧じゃないとだめというのは。大量消費社会の中では「品質に差異がない」ことが理想とされていた。ところが今回、「おんなじ」にこだわっていたのが、多様性を認めるように一気に変わってきているのかなと思う。 拡大する佐渡島庸平さん=2020年5月13日、東京都渋谷区、篠田英美撮影 コロナ時代の「ぜったい」と「あいまい」のさじ加減とは--。記事の後半では対談の様子をまとめた動画のほか、若新さん、佐渡島さんが若い世代にオススメする本も紹介しています。  若新 コロナ禍で、解像度の低… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ゴジラとの攻防戦、指揮所が置かれた不死身の見晴らし台

 映画「シン・ゴジラ」の舞台となった神社がある。ゴジラの進撃を防ぐ作戦の指揮所になった見晴らし台が今、人気の理由とは。 拡大する深緑に包まれる多摩川浅間神社の境内=東京都大田区、遠藤啓生撮影  「ゴジラにもつぶされなかった神社」なのだという。東京都大田区の多摩川沿いにある多摩川浅間(せんげん)神社がひそかに人気を集めているのには訳がある。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員限定のプレゼントもあります。 拡大する多摩川浅間神社の見晴らし台からは武蔵小杉駅周辺のビル群をのぞむことができる=東京都大田区、遠藤啓生撮影  それが、社務所の屋上にある見… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

デニーロ「タクシードライバー」 自意識過剰は青春の病

1976年製作「タクシードライバー」  「You talkin’ to me ?」(あんた、俺に話しかけてるのか)  薄笑いのロバート・デニーロが、暗い安アパートの自室で、挑発するように話しかける。部屋には誰もいない。相手は、鏡に映った自分自身だ。この言葉を4度繰り返した後、素早く拳銃を取り出し、勝ち誇った表情で銃口を鏡に向ける……。  1976年製作の「タクシードライバー」にKOされた人間なら、一度は自分でも真似(まね)たことがあるのではないか。映画史に残る不穏な名シーンだ。 拡大する「タクシードライバー」のロバート・デニーロ 女性にこてんぱんにフラれ、社会への不満を日記に  デニーロ演じるトラビス・ビックルは、26歳のタクシー運転手。大都会ニューヨークの片隅で、孤独に暮らしている。女性との付き合い方も知らず、大統領候補の選挙事務所に勤めているベッツィ(シビル・シェパード)にこてんぱんに振られてしまう。彼女が電話に出てくれなくなると、逆ギレして勤め先に乗り込み、「お前のような人間は地獄に落ちろ!」と捨てゼリフを吐いて、つまみ出される。  トラビスは日記を付けている。… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

【アフター・コロナ】生活史研究家が考える コロナがもたらした食の変化と今後(ENCOUNT)

「生活」そのものを再発見した人も多いのでは  5月25日に緊急事態宣言が全国で解除され、段階的に生活の制限が解かれていくことになった。まだ予断は許さない状況とはいえ、新型コロナウイルスの脅威で強いられた不便な日々、私たちは何を見つけたのか。食を中心にコロナがもたらした変化と今後を考えてみたい。【グラフ】コロナ禍で変わる働き方 アンケート調査で約6割がキャリア観に変化と回答(ビズリーチ調べ) もともと家で仕事をする私は、巣ごもり生活に新しさはないが、取材や打ち合わせ、会食などの外出がゼロになると、意外にも落ち着いて仕事に取り組んでいる自分に気がついた。人に会うのは好きだし、会いたい人もたくさんいる。人に会い都心に行けばさまざまな情報を得られ、刺激的で楽しく、かつ勉強になる。一方で、集中したい書籍の執筆は、こもっていたほうが深く掘り下げられるのも事実である。 刺激を受けることが少なくなる分、自分自身を見つめ直す機会を得た人たちは、一番大切なものが何か、再発見したかもしれない。 その中で、毎日家で過ごすことで「生活」そのものを再発見した、という人も多いのではないだろうか。もちろん一刻も早く今までの生活に戻したい、という人もいるだろうが、いつもはバラバラに過ごすことが多い家族が家で顔を合わせる日々、今までの日常は何だったのか、と思った人もいるはずだ。 個人の生活を中心に置く社会に  台所の担い手は、毎食家族全員分料理する大変さを実感した人が多いだろう。自分にだけ家事やケアの負担が大きくかかった人は、家族の中での立ち位置を再考したくなったかもしれない。家族が欲しくなったシングルもいるのではないか。非常時には、離婚や結婚が増える。 一方で、ふだん作らないお菓子や手間がかかる料理に挑戦した、ふだん作らない人が料理したという人も多い。小麦粉などの製菓・製パン材料は、店頭で品薄になったほどだ。通勤に取られる時間がなくなって余裕ができ、改めて料理する楽しみを見出した人もいるのではないだろうか。 巣ごもり生活で働き方を見直した人も多いだろう。長時間の通勤時間や、周りと歩調を合わせるための残業生活を再考した人、リモートワークで十分やっていけると発見した人も多いのではないか。効率的に仕事するワーキングマザーが再評価された話、オフィスを縮小した事業主の例も聞く。 そもそもビジネスは、社会生活を回すために行うものだ。個人の生活を犠牲にしないで中心に置く社会、それがコロナ後のあるべき世の中ではないだろうか。□阿古真理(あこ・まり)1968年8月18日、兵庫県生まれ。作家・生活史研究家。食を中心にした生活史、食のトレンド、ジェンダーなどをテーマに執筆。東洋経済オンライン、現代ビジネス、ハフィントンポスト、クックパッドニュース、幻冬舎plus、あき地(亜紀書房)などで連載を持つ。主な著書に「料理は女の義務ですか」「小林カツ代と栗原はるみ」(新潮新書)、「母と娘はなぜ対立するのか」(筑摩書房)、「昭和の洋食 平成のカフェ飯」(ちくま文庫)、「パクチーとアジア飯」(中央公論新社)、「なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか」(NHK出版新書)など。阿古真理 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

死者少ない要因は 専門家会議が会見(全文7完)その判断を説明するのが責務(THE PAGE)

 新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議は29日夜、記者会見を行った。※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「日本はなぜ死亡者数が少ないか」専門家会議が挙げたいくつかの要因(2020年5月29日)」の中継開始時間に対応しております。【動画】「日本はなぜ死亡者数が少ないか」専門家会議が挙げたいくつかの要因     ◇     ◇ 専門家会議は議事録公開に言及しないということか テレビ朝日:ありがとうございます。続いてL.C.M.PRESSのおしどりさんからのご質問です。議事録に関しての質問です。前回17日の会見で議事録非公開について質問した際は、岡部先生がご回答くださり、私たちも誰がどういう発言をしたかっていうの、責任を持ったほうがいいので、できれば議事録があるほうがありがたいというご回答でした。専門家会議で議論をされたということですが、政府に対応を任す専門家会議としては議事録公開に関しては言及しないという結論にあらためて至ったということでしょうか。尾身:いいね、それでね。実は、われわれは、これは基本的には、何度も申し上げるけど、議事録というのは国の決めることですよ、はっきり言って。だけど、このことについては皆さんが、先ほども、ご関心があることもわれわれ、一応、耳があるので知っています。で、そういう中で、今日もある委員が、今日の専門家会議である委員がそういう、皆さんのご関心があるということを知っているので、今日の発言は、それこそ今日の発言は委員の人が、一度、二度、言ったか、一度言ったかはよく、一度ですかね。こういうことがあるので、ぜひ国のほうとしてもちゃんと検討してくださいということは、今日、ある委員が言って、それについてはわれわれ、そこで手を挙げて決を採ったわけじゃないけど、それについてはほとんど、われわれ、いちいち、それについてチェックはしていませんけど、1人1人に。われわれは政府にそういうことについて、しっかりとしたスタンスを、検討してくださいという発言を、今日、検討してくださいっていう発言だったですね、確か、言葉はね。そういうことは言ってっていう発言はありましたね、今日。 次ページは:検査母数が違うので比較できないのでは 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

コロナ専門家会議の議事録、存在しないのは政府の決定。 専門家「名前を出すのは、全然問題ない」(BuzzFeed Japan)

5月29日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議後に開かれた会見で、各社から質問が相次いだ点がある。「議事録」の有無だ。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】 議事録がない?なぜ問題に 共同通信が「コロナ専門家会議、議事録『作成せず』」という記事を配信したのは5月28日。このニュースはSNS上で拡散され、話題となった。新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は毎回の会議後、「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」と題した提言をまとめた資料を、厚生労働省のウェブサイトで公開している。また、各会議の議事概要も内閣府のウェブサイトで公開されている。合わせて記者会見を開き、概要資料を提示した上で、報道機関からの質問に長時間、回答している。いま問題となっているのは、誰がどのような発言したのかを記録した議事録が、残っていないということだ。なお、会議の記録をつくるとすれば、その責任は会議に出席する個々の専門家ではなく、日本政府にある。 ガイドライン上は「問題ない対応」 内閣府が定める「行政文書の管理に関するガイドライン」では、「歴史的緊急事態に対応する会議等における記録の作成の確保」という項目がある。これは、2011年の東日本大震災と福島第一原発事故当時、政府が開いた各種の会議の議事録などの記録が残されておらず、政府の意思決定のあり方を検証することが難しくなった反省からつくられた規定だ。当時は、民主党政権の時代。野党だった自民党は、政府がきちんとした議事録を残していないことを、強く批判していた。新型コロナウイルス感染症は、この「歴史的緊急事態」に指定されている。だが、ここでは「政策の決定又は了解を行わない会議等」では発言者を記載した文書を作成しなくても良いと定められている。そのため、新型コロナウイルス感染症に対する専門家会議の発言者が明記された資料が存在しないことは、ルールの上では問題ないということになる。だが、歴史的緊急事態である新型コロナウイルス感染症への対策を検証する上では、発言者が明記された議事録が必要ではないかという声が、SNSを中心に上がった。 次ページは:専門家会議としての見解は? 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

新型コロナによる死亡者、なぜここまで少ない? 海外で実施されていないある調査が感染拡大を防止(BuzzFeed Japan)

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が5月29日開かれ、これまでの対応を総括した。それをもとに、想定される「第3波」に向け、医療・検査体制、クラスター対策などを整備していくことを政府に求めた。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】 欧米諸国よりも少ない死者数、なぜ? 日本は欧米諸国と比較して感染者数の増加が抑えられ、死亡者数や重症者数を減らす点で一定の成果を上げた、というのが専門家会議の見解だ。韓国や台湾など東アジア諸国と比較をすると、日本よりも死亡者数が少ない国が存在することは事実だが、欧米諸国と比べると日本における新型コロナによる死亡者数は圧倒的に少ない。なぜ、このような結果となったのか。尾身茂副座長は「完全にサイエンスとして研究しているものではない」と前置きした上で、現時点での判断として、4つのポイントがあったと語る。(1)だれもが医療にアクセスできる国民皆保険制度(2)医療レベルの高さ(3)保健所(4)市民の衛生意識の高さ 「まず一番目に国民皆保険。日本では医療へのアクセスと質が比較的レベルが高いことが重要な要素だと思います。そして、公衆衛生の観点では整備された保健所が地域医療において重要な役割を果たしています。このレベルも高かった。3つ目は市民の衛生意識の高さ。また、要請に協力をすることへの度合いの高さについても、日本国内外問わず納得していただけると考えています」これまでも言われてきた4条件に加え、専門家会議が「重要だった」と示すのが、中国・欧州由来の2波の感染拡大の早期検出と、クラスター対策だ。 水面下での感染拡大を防いだクラスター対策 専門家会議は中国由来の感染の波を「第一波」、欧米由来の感染の波を「第二波」としている。今後、予想されているのが「第三波」の襲来だ。日本では第一波、第二波を食い止める上で、流行を的確に捕捉することが「急激な感染拡大を防止することにつながった」と尾身副座長は語る。それを裏付けるのが、2月18日から2月25日の間の累積感染者数の増加だ。ドイツ、フランス、イギリスなどでは、この時期、感染者数は大きく増加していない。しかし、日本では2月18日に60人確認されていた累積感染者数が2月25日には149人へと倍増している。この時期、欧米では感染拡大が水面下で起こっていたため、その後の感染爆発につながったと考えられる。一方、日本では同時期に積極的な対応を行うことで一定程度、感染伝播を補足できていた、と専門家会議は結論づけた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

死者少ない要因は 専門家会議が会見(全文6)最悪も想定するのがリスク管理(THE PAGE)

 新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議は29日夜、記者会見を行った。※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「日本はなぜ死亡者数が少ないか」専門家会議が挙げたいくつかの要因(2020年5月29日)」の中継開始時間に対応しております。【動画】「日本はなぜ死亡者数が少ないか」専門家会議が挙げたいくつかの要因     ◇     ◇ 過去に議事録公開を提言していなかったか 時事通信:時事通信の井上と申します。専門家会議の議事録についてなんですけど、ちょっと記憶がはっきりしてなくて恐縮なんですが、過去の提言の中に議事録の公開を提言されてたことがあったような記憶があるんですけど、いかがでしたでしょうか。脇田:すいません。ちょっとわれわれの間では、今ここでお答えできないというか、あったかもしれませんけども、すいません。時事通信:そうですか。それに関連してなんですけど、先日、岡部先生も公開したほうがいいと思ってるとおっしゃっておられて、おそらく少なくない委員の方がそう思っておられるのではないかと思うんですけど、一方で政府からそれはやらないというような意向があって、この場でそれをそうはっきりおっしゃれば、決めているのは政府であるということになるわけですけど、そこをはっきり言われないので、政府が決めていることであって、専門家会議で決めていることじゃないのに専門家会議が批判の矢面に立たされるということが、議事録のケースが本当にそうなのかは分かりませんけど、そのほかのことについても起きているような気がしてですね。なんて言うんでしょうか、懸念しているんですけど。 大事なのはわれわれの考えや提言を伝えること 脇田:ご質問ありがとうございます。先ほど来、議事録のことはご質問いただいているので、もうあまり繰り返しませんけども、一番大事なのはわれわれがどのように議論をしてどのように考えているか。で、どのような提言を政府にしているかということをしっかりお伝えすることだと思うんですね。 もちろん議論のプロセスでどのような人がどういった発言をしたのかということも重要かもしれませんけども、その結果として、その議論の集約したものは本当にこの提言には出ていますし、岡部先生ももちろんここに出てきて、記者会見でお答えしていただくこともありますし、それぞれの構成員がそれなりにきちんと皆さんには意見をお伝えしていると思います。 そこの上で、議事録がちゃんと公開されていないために専門家会議が批判されているということがあるのかどうか、私は分かりませんけども、本当に専門家会議の議事録の公開に関してはわれわれが決めているのではなくて、政府のほうでお決めになっているということですので、構成員の中にはそういった意見を持ってる方もいますけども、先ほども申し上げたように全員に確認をして、あなたどうですかというふうに聞いているわけではないので、それ以上のことはないということになります。テレビ朝日:では会場内の質問は以上で締め切らせていただきます。第2会見室、ご質問ないようですので。すみません、失礼しました。 次ページは:多くの方が実名で問題ないと番組で発言しているが 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース