チケット払い戻し6千万円… 自粛要請、公立劇場も悲鳴

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府の大規模文化イベント自粛要請への対応に、民間の劇場だけでなく、各地の公立劇場・音楽ホールも追われている。さらに長期化すれば、館の運営自体への影響は必至だ。関係者から戸惑いや不安の声が上がる。  「市の補塡(ほてん)が得られなければ存続に関わる」「舞台芸術活動再開に向けた指針を」。国公立の劇場や音楽ホールでつくる、全国公立文化施設協会が3月に行った緊急調査の回答には、各施設の危機感がにじむ。 チケット代未収 相次ぐキャンセル  調査は協会の正会員1305施設を対象にインターネット上で実施。793施設から回答があった。  政府が、文化イベント開催時の感染予防策実施を求めた2月21日以降、3月15日までに自主事業を予定していたのは492施設。2月26日には政府が自粛を要請。492施設のうち92・3%が事業を中止・縮小、延期した。結果、未収となるチケット代金が500万円以上になるとした施設も、6・1%に上った。  貸し館事業も、施設の一時閉鎖… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

絵文字、やさしい文 障害ある人たちも読書楽めるように

 発達障害や知的障害などがある人でも読みやすいように工夫された本があります。ただ、日本ではあまり知られておらず、まだ種類も限られているのが実情。専門家は、こうした人たちが読書を楽しめる環境を整えるべきだと指摘しています。 拡大する「いっぽんのせんとマヌエル」(偕成社) シンプルな絵文字と平仮名 理解手助け  チリ発の絵本「いっぽんのせんとマヌエル」(偕成社)は、スペインに住む自閉症の少年・マヌエルくんと作者の出会いによって生まれた。絵本の毎ページに描かれる1本の線をたどっていくと、線が道になったり、ブランコになったりしながら物語が進んでいく。2017年に、原書には入っていないピクトグラム(絵文字)つきの日本版が出版された。日本オリジナルの続編「いっぽんのせんとマヌエル ピクニックのひ」も、今年出版された。 拡大する絵本「いっぽんのせんとマヌエル ピクニックのひ」(偕成社)から。左上にピクトグラムがつけられている  例えば「うさぎがきた。みみをなでる。ふわふわ。」という文章が書かれたページでは、本文とは別に、「うさぎ」「なでる」「ふわふわ」の平仮名と、それぞれを示すシンプルな三つの絵が挿入されている。絵は絵本と同じ作者が描いたものだ。  福祉系団体以外の出版社がピクトグラムつきの絵本を出すのは珍しい。  日本版を担当した偕成社編集部… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

軽症者は自宅やホテルで療養をと通知(共同通信)

4/3(金) 8:53配信  厚生労働省は、新型コロナウイルス感染が拡大している地域で、軽症者や症状がない人について、自治体の用意する施設やホテル、自宅などでの療養を検討するよう2日付で都道府県などに通知した。受け入れ病院が逼迫しつつあることに対応。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

動画解説 東北は晴れていても天気の急変に注意(ウェザーニュース)

4/3(金) 8:05配信 ウェザーニュース  今日は東北北部は雨が降りやすく、雨のやや強まる時間もあります。雨が降ったり止んだりで雨具が手放せない一日となりそうです。 東北は全般に晴れるものの、秋田や青森は雨雲が流れ込みます。晴れ間があっても雨が降るため変わりやすい天気となります。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

農機 減らぬ交通事故死 8割「単独」、操作ミス 警察庁まとめ(日本農業新聞)

 警察庁がまとめた農機の交通事故発生状況で、2019年までの5年間の死亡事故数が、毎年約30件と減っていないことが分かった。農家数が減少傾向の中、死亡事故の割合は高まっている。死亡事故原因の8割は道路から田畑や用水路に転落するなどの単独事故で、操作ミスが事故を招いている。重傷事故は過半数を追突事故が占める。同庁は、確実なハンドル操作や、作業時以外の左右ブレーキ連結確認など、注意を呼び掛けている。 同庁が農耕作業用自動車の交通事故発生状況としてまとめた。小型と大型の農耕特殊自動車で起きた死亡事故と重傷事故を分析。農水省がまとめる農作業死亡事故発生状況は農作業中や交通事故を含むが、今回の調査は交通事故に絞ったもの。 19年の農機による交通事故は59件。重傷事故は29件で、死亡事故は30件あった。14年に比べ、全体の件数は16%(11件)減ったが、死亡事故は横ばいが続く。直近5年間を集計すると、死亡事故156件のうち124件(79・5%)は単独事故で、このうち57・1%が田畑などに転落する「路外逸脱」。運転操作を誤ったり、危険の発見が遅れたりして道路の外へ転落し、胸を圧迫されるなどで亡くなるケースが多いとみられる。  単独事故の発生時間は午前10時から午後6時までと時間帯に関係なく起きており、必ずしも暗い夜道で起きているわけではなかった。対策として農作業安全確認運動を展開する日本農業機械化協会は、道路脇の草刈りや危険個所の目印設置などが重要だとしている。 重傷事故は過去5年で206件起き、52・4%が追突事故。追突は午後4時から8時に集中する傾向で、昼間に起きた40件の事故でも11件はトンネル内だった。農耕車の追突事故が多い原因として同庁は「後続車から発見されにくいためだと考えられる」としている。 過去5年間の累計で重傷・死亡事故が多かった都道府県は、新潟が33件で最も多く、鹿児島(23件)、長野(17件)と続く。 同庁は安全キャブフレームの装着とシートベルトの着用を呼び掛けている。単独事故を防ぐには確実な運転操作や作業時以外は左右のブレーキ連結、追突事故の防止にはランプ類や低速車マークの取り付けを心掛けてほしいとしている。日本農業新聞 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

暖冬 災害級 雪解け水 足りない 代かき、田植え 米農家「不安」(日本農業新聞)

 この冬の記録的な雪不足で、雪解け水が足りなくなり、今年の水田農業に影響が出る恐れが出てきた。異例の暖冬の影響。稲作農家からは「代かきができるかどうか、危機的な状況」との悲鳴も上がり始めた。農業用ダムやため池の貯水量を調べる県もある。水不足になるかどうかは4月以降の雨量次第だが、過去にない“災害級”といえる少雪だっただけに、水田地帯の農家は不安を募らせている。 対策、工夫も限界 長野県飯山市  日本有数の豪雪地帯、長野県飯山市。平年ならば3月末でも深さが1メートル近く残っている水田の雪が、今年は全くない。水稲を40ヘクタールで栽培する金崎和昭さん(72)は険しい表情を浮かべる。「この地域の米作りは雪解け水が頼りだが、誰も経験したことのない少雪。水不足が心配。雨が降らなければ、代かきすらできないかもしれない」 金崎さんは例年、4月半ばから苗作りを始め、5月には代かきを行い、同月半ばに田植えをする。農作業には、ため池に貯留した雪解け水を活用する。しかし今年は、地元の100歳近い農家でも「記憶にない」と言うほどの少雪だ。米作り50年のベテランで、地域の水田農業を担う金崎さんも、今後の営農計画を見通せないという。 金崎さんは受益面積1140ヘクタール、組合員1975人を抱える下水内中部土地改良区の理事長だ。過去の水不足では、ポンプを貸し出して河川から水をくむ、順番に限られた時間だけかんがいする「番水」をする、といった地域ぐるみの対策で何とか乗り越えてきた。しかし、水不足で取れる対策や工夫には限界がある。 毎年のように暖冬や極暑が続き、金崎さんは「豊富な雪解け水を当たり前に使っておいしい米を消費者に届けてきたが、水は限られた資源だということをつくづく痛感する。これからの農業は水を巡る大変な時代になるのではないか」と危機感を吐露する。 過去92年で最も少なく  飯山市の久保田秀和さん(68)は飯山観測所や飯山アメダスの情報を基に、毎年11月1日~4月30日の同市の積雪データを記録し、営農などに役立ててきた。期間は1927年からの昭和、平成、令和にまたがる。 これまでに、32年や72年、2007年などの少雪の年はあるが、過去92年で19年度が最も積雪が少ない。グラフにすると、異常に少ないことが一目瞭然だ。 代かきや田植えの時期に水が足りなくなるかどうかは、今後の降雨量に左右されるため、「まだ分からない」と久保田さんは冷静に見通す。 しかし、「今年は災害に匹敵する雪不足で、影響は大きいと考えられる」と警鐘を鳴らす。 次ページは:ダム貯水量を警戒 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

玉野競輪、公営ギャンブル初新型コロナで中止に…参加選手の親族が陽性 先月29日に会食 損失5億円以上か(スポーツ報知)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ついに公営ギャンブル(地方競馬、競輪、ボートレース、オートレース)が初の開催中止に追い込まれた。岡山・玉野競輪が2日、この日から4日まで開催予定だったレースの中止を発表。参加選手の親族に陽性が確認されたことを受け、この選手を濃厚接触者とした。公営ギャンブルは中央競馬と共に「無観客」での開催を実施してきたが今回の件で、いっそう窮地に立たされた。 衝撃の事実が明らかになったのは2日の午前7時。玉野競輪場の選手宿舎に「本日の開催は中止になりました」の館内放送が流された。参加選手によると「最初は何が何だか分からなかった。その後、選手管理室の前に貼り紙があって、そこで事態を把握した」と答えた。競輪場は1日の午後8時頃、保健所からの連絡で、当事者を隔離した模様だ。前述の選手は「食事をしながら仲間数人と酒を飲んでいた」とも証言している。競輪開催中でも食事時には飲酒が許される。 濃厚接触者は九州地区のA級選手で、保健所から自宅待機を要請されている。関係者の話をまとめると3月29日に、陽性の親族を含め会食をしていたという。1日は開催前日のため、玉野競輪場に入り、身体検査などを受けた。大会には男女94人が参加予定で自転車を検査するエリアは自由に出入りできる。検査エリアには選手だけでなく、検査スタッフ、報道陣も出入りしていた。 競輪を統括するJKAは2日、残る93人に対し15日までの2週間、参加自粛を要請した。濃厚接触者が検査の結果、陰性となれば、この措置は解除される。 競輪は2月27日から無観客開催となり、インターネットと電話投票のみになり、売り上げが大幅にダウンしている。先月の23~25日に行われた玉野競輪3日間の売り上げは、6億5908万8200円。レース数やグレードの違いはあるとはいえ、今回の中止で5億円以上の損失が見込まれる。報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

居酒屋「串カツ田中」と「鳥貴族」、4日から12日まで臨時休業 新型コロナ感染拡大受けて(スポーツ報知)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、串カツチェーン「串カツ田中」と焼き鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」は2日、全直営店舗を4日から12日まで臨時休業すると発表した。 田中名物「二度づけ禁止ソース」は、今こそまさに絶対に二度づけしてはならない局面を迎えていた。串カツ田中ホールディングスによると、直営全116店舗の営業をストップする。3月下旬から一部店舗ではテイクアウトでの対応、営業時間短縮などの措置を取ってきたが、さらに「思い切った決断」(担当者)をせざるを得なかった。12日までと区切ってはいるものの、現時点で延長も視野に入れている。 担当者は「お客様の安心安全を死守するために」と述べ、決断の理由を「感染が収束傾向にないことや都知事の会見(での注意喚起)などを考慮しました」と説明。フランチャイズ全159店舗にも「同じ看板を掲げるからには」休業を推奨する。 298円均一メニューがウリの鳥貴族も「お客様とスタッフの安心安全を第一に」とし、直営全395店舗を休業する。既に深夜営業の自粛などの対応は取ってきたが、営業自体を止める。フランチャイズの247店舗については各店の対応を尊重するが「連帯を取っていく」とした。 居酒屋「塚田農場」などを展開するエー・ピーカンパニーは2日から全国約180店の休業をスタートさせた。報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「劣等生」から日本一に コシヒカリを生んだ奇跡

 今年のコメの食味ランキング(日本穀物検定協会発表)で、最上級の「特A」54銘柄のうち16銘柄を占めたのがコシヒカリだった。誕生から64年。「還暦」を過ぎてなお、品種の頂点に君臨するコシヒカリは、実は当初、「劣等生」の烙印(らくいん)を押されていた。その波乱に満ちた黎明(れいめい)期の軌跡をたどった。 奇跡のコメ 拡大する最高ブランドの魚沼コシヒカリを収穫する農家=2019年9月、新潟県南魚沼市寺尾  「コシヒカリのような品種はもう生まれないかもしれない」。新潟県農業総合研究所(長岡市)の前育種科長、小林和幸さん(56)が話す。一つの品種の寿命は15年程度といわれる。気候の変化に適応できなかったり、新たな品種に代わられたりするからだ。コシヒカリの誕生は1956(昭和31)年。64年が過ぎ、「これだけ長く現役でいるのは珍しい」と言う。 強運 拡大するコシヒカリを育成した石墨慶一郎氏の銅像=福井県坂井市丸岡町  コシヒカリの特徴の一つは栽培エリアの広さだ。東北から九州に及ぶ作付面積は全国の35%に達し、2位の「ひとめぼれ」の4倍近くになる(2018年)。「“血筋”が影響しているのだろう」と小林さんは推測する。  コシヒカリは、新潟育ちの農林1号を父とし、兵庫県で誕生した農林22号を母とする交配から生まれた。「両親」が北と南のコメだったことで、広いエリアで栽培できる適応力を身につけた可能性があるという。  交配は1944(昭和19)年、新潟県農事試験場(現新潟県農業総合研究所)にあった国の水稲品種育成試験地で行われた。戦時下であり、食糧増産のための丈夫な稲が求められた時代だった。しかし、コシヒカリは稲の大敵であるイモチ病に弱く、実がつくと倒れやすい。丈夫になりきれない「ひ弱な劣等生」だった。  「コシヒカリを生んだ七つの奇… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 -…

名馬多く輩出の吉田牧場で火災 繁殖牝馬5頭が焼死

 2日午前7時10分ごろ、北海道安平町早来富岡の「吉田牧場」厩舎(きゅうしゃ)から出火、ほぼ全焼した。G1レースの優勝馬を生み出した牧場で、吉田牧場によると、厩舎には5頭のメスの繁殖馬がおり、全て焼死した。  苫小牧署によると、厩舎は2階建て。1階で馬を飼育し、2階では牧草を保管していた。署は出火原因などを調べている。  吉田牧場は、1898(明治31)年に創業し、有馬記念、天皇賞などのG1レースで優勝したテンポイント、プリティキャスト、フジヤマケンザンなどの名馬を送り出した。牧場内には、これらの馬の墓があり、命日には多くの競馬ファンが訪れている。(西川祥一) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル