あの日、ここは学校だった 経験、語り継ぐ高校生

東日本大震災9年、復興のバトン  昨年、ラグビー・ワールドカップで沸いた岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアム。震災前、ここには鵜住居小学校と釜石東中学があった。津波に襲われたものの、子どもたちは高台に逃げて無事だった。  当時、小3だった洞口留伊さん(18)は避難した児童の一人。スタジアムの完成後、訪れた観客に母校で起きた出来事を伝える活動に取り組んだ。中学生に手を引かれて走ったこと、支援物資として届けられた勉強道具や応援メッセージに感激したこと――。釜石高校の同級生の佐々木千芽(ゆきめ)さん(17)や野呂文香さん(18)とともにあの日々の記憶を語ってきた。  3人は今春、進学で釜石を離れる。だが、高校では後輩たちが震災を伝承するグループを立ち上げた。洞口さんは「防災意識を風化させないためにも、多くの人に語り継いでいってほしい」。(西畑志朗) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

悲しみを力に変えた12歳のスーパーアスリート、聖火リレーを走る…3・11から9年〈上〉(スポーツ報知)

 1万5899人が亡くなり、今も2529人の行方が分からない東日本大震災の発生から11日で9年を迎える。6月、年齢資格下限で聖火ランナーを務める仙台市立大野田小6年・小林まなみさん(12)は3歳で震災を経験した。自宅と親族3人を失ったが、9年後の今、空手や重量挙げなど複数種目で輝く立つスーパーアスリートに成長した。 あの日はまだ3歳だったが、まなみさんの記憶は明確に残っている。「テレビを見ていて…奥には大きな棚があったんです。お母さんが掃除機を掛けていて…」。突然鳴り響く緊急地震速報の音、地鳴り、そして激しい揺れ。天井の高さまである巨大な棚がダンボの陶器フィギュアを載せて倒れてきたが、当時妊娠4か月の母しのぶさん(46)が身を呈して守ってくれた。 自宅は全壊した。帰る場所が無くなった。避難所では、心に刻まれた恐怖で夜になると泣いた。1週間以上も車中泊をした後、沿岸部に住む親族の元へ向かい、遺体を探した。亡くなった3人の中には仲の良い同い年の子もいた。同年9月に弟の一輝君が誕生したが、しばらくは家族5人、6畳一間のアパートで暮らさなくてはならなかった。 3歳で心に傷を負ったが、命を救われた自分は前を向くと決めた。「たくさんの人が亡くなって、悲しいこともたくさんあったけど、自分は生きているんだから、前向きに生きたいと思いました」。母はいつも励ましてくれる。「助からなかった人の分も、自分のやりたいことをやりなさい。後悔しないように毎日を過ごしなさい」。だから、12歳でも「命」への強い関心がある。沖縄にはレジャーではなく、平和について学ぶために行った。 運動能力は幼少期から際立っていた。6歳で始めた剛柔流空手は二段。組手・形ともに大会になれば優勝する。恵まれた158センチの長身。50メートル走は7秒フラットで走る。県が将来の五輪メダリストを育成する「みやぎジュニアトップアスリートアカデミー」に小4から参加。ライフル射撃、重量挙げ、ボウリングに挑戦すると、すぐに県内トップの結果を残した。 学業もテストで100点を逃すと落ち込むレベル。習い事は空手、水泳、アクロバット体操、習字、公文式。将来、世界で活躍することを視野に入れて英会話にも取り組んでいる。アカデミーは修了するが、中学では各競技の県協会に所属し、より高いレベルを目指す。「まだ、やりたいことがたくさんあるんです。中学のうちに種目を決めなくちゃと思いますから、基礎体力をつけるために陸上部に入るつもりです」 新型コロナウイルスの影響で小学校生活最後の1か月を失ったが、ショックよりも未来へのワクワクの方が大きい。4月、中学に入学する。5月には13歳になり、6月22日にはいよいよ聖火リレーのランナーを務める。中学1年は走者として年齢資格下限。生まれ育った仙台市内を走る。「被災地の皆さんを勇気づけられたらいいなって思います」 五輪では、やはり空手に熱視線を送る。「組手はラファエル・アガイエフ選手(世界選手権金5回を誇るアゼルバイジャンの英雄)のトリッキーな技を見たいです。形は喜友名諒選手(同3連覇中)がすごくカッコイイので楽しみです!」 将来の夢は―。「世界のトップアスリートになって…五輪で連覇できるような選手になりたいです」。少女は夢を「金メダル」ではなく「連覇」と言った。悲しみを力に変えた12歳の大いなる決意だった。(北野 新太) スポーツ報知は、復興への途上にある被災地の現状と人々を3回にわたって掲載します。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

藤井聡太七段、出口若武四段に敗れ予選で姿消す「早い段階で誤算」/将棋・棋王戦予選(AbemaTIMES)

 将棋の藤井聡太七段(17)が3月9日、棋王戦予選の3回戦で出口若武四段(24)に107手で敗れ、棋王戦では2年連続での予選敗退となった。【映像】藤井聡太七段 対 出口若武四段 過去4戦全勝と相性のよかった出口四段との対戦だが、角換わりで始まった本局は、中盤以降にじわりじわりとリードを許すと、終盤でも逆転のきっかけをつかめず、そのまま押し切られた。対局後には「早い段階で誤算があって、苦しい展開を強いられたかなと思います。切り替えて次の対局に臨みたいと思います」と語った。 藤井七段の今年度の勝率は57局で45勝12敗、勝率は.789に。勝率8割を切ったが、それでも勝数、勝率では全棋士1位の成績だ。なおデビュー以来、2017年度、2018年度と2年連続して勝率8割超えで勝率一位賞を獲得。3年連続となればデビュー以来4年連続で受賞した羽生善治九段(49)以来、30年ぶりの快挙となる。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

イタリア全土で移動制限 死者463人、拡大防止策(共同通信)

 【ローマ共同】イタリアのコンテ首相は9日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため新たな首相令を発出し10日から全土で個人の移動制限を実施すると述べた。大都市ミラノがある北部ロンバルディア州などに限定していた措置を全土に拡大。4月3日まで居住地域外に出ることは原則禁止する。 飛行機や電車、バスなどは止めず緊急時や仕事の必要性があれば移動を認める。外国人観光客らの帰国は制限しない。 イタリア政府は9日、新型ウイルスに感染した死者が前日より97人増え463人になったと発表した。感染者は1797人増の9172人で韓国を上回った。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

【動画】10日の天気 – 全国的に雨 雨風強まる所も 北日本は雪解けやなだれに注意(10日7時更新)(ウェザーマップ)

 きょう(火)は、東日本や北日本にも雨の範囲が広がり、全国的に雨となるでしょう。太平洋側を中心に雨や風の強まる所もありそうです。北海道はまとまった雨になり、気温も高い状態が続くため、雪解けやなだれに注意が必要です。 西日本や北陸を中心に、低気圧や前線に伴う雨雲が広がっています。低気圧に伴う雨雲は今夜にかけて関東付近へ進み、また、日本海にできる別の低気圧が発達しながら北日本に近づくため、きょう(火)は西から雨の範囲が広がるでしょう。 午前中は西日本で広く雨となり、朝のうちは雨脚の強まる所がありそうです。関東や東北でも朝から雨の範囲が広がるでしょう。 昼頃には西日本から北日本の広い範囲で雨となり、午後は東日本から北日本にまとまった雨雲が移っていきます。東日本や北日本は夜にかけて断続的に雨となり、傘が手放せない一日になりそうです。 北海道の太平洋側では夕方以降、雷を伴って激しく降る所があるでしょう。 気温が高いことに加えてこの時季としてはまとまった雨となるため、雪解けが進みそうです。低い土地の浸水や、土砂災害、川の増水や氾濫に注意してください。 また、太平洋側では沿岸部を中心に南よりの風が強まりそうです。 日中の気温は、春本番の暖かさとなったきのう(月)よりは低くなりますが、この時季としては高めの状態が続きます。西日本や東日本では16℃前後となる所が多く、東北も15℃前後まで上がるでしょう。 また、札幌では10℃、旭川や釧路も8℃とこの時季としては高い予想です。雪の多い地域ではなだれにも注意してください。(気象予報士・及川藍) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

安倍首相19日にも判断「瀬戸際」発言から2週間(日刊スポーツ)

新型コロナウイルスの感染状況を見極める政府の専門家会議は9日夜、厚労省で会見し、政府が要請している大規模イベントの自粛を継続するかどうか、判断のタイミングは、今月19日との見通しを示した。先月24日に「1~2週間が瀬戸際」としてから、この日で2週間。日本の現状を「一定程度持ちこたえているが、感染者数は当面増加傾向が予想され、警戒を緩めるわけにいかない」と訴えた。政府は10日、新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案を閣議決定する。【写真】参院予算委で答弁のため挙手する安倍首相安倍晋三首相が連発した「政治判断」のベースになった、政府の専門家会議(座長=脇田隆字・国立感染症研究所長)による「この1~2週間が瀬戸際、正念場」という認識。先月24日の表明からついに2週間。注目の新見解が示された。9日夜の会見で、同会議は、日本の現状を「本日時点では爆発的な感染状況に進んでおらず、一定程度もちこたえている」と指摘した。「感染拡大のスピードを抑えられる可能性がある」としながらも、感染者数は増加傾向で集団感染(クラスター)が相次いでいる現状を踏まえ「警戒を緩めることはできない」と訴えた。専門家会議の見解を受けて、全国でイベントなどの自粛や中止、学校の一斉休校が続く。同会議は、北海道で出された「緊急事態宣言」の効果も含めて、全国的な感染状況の分析が得られる今月19日に、イベント自粛などの継続の是非を見極める方針を示した。そのため19日までは、自粛などの感染防止対策を続けるよう、国民に理解を求めた。首相は9日の参院予算委員会で、自粛継続の是非について「近く専門家から新たな見解が示される。そうしたものを踏まえて判断したい」と述べた。専門家会議の見解を受けて、19日にも判断する可能性がある。一方で専門家会議は、新型コロナウイルスはインフルエンザのように暖かくなると消えるウイルスではないと指摘。対応が「数カ月から半年、年を越えて続くかもしれない」と、長期化する恐れにも言及した。政府は10日、新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案を閣議決定し、同日中に国会に提出する。13日に成立の見通し。施行されれば、首相は憲法が保障する私権を制限できる「緊急事態宣言」の発令が可能になる。また安倍政権の公文書の扱いが問題になる中、政府は、行政文書の管理に関するガイドラインに基づいて、新型コロナウイルス感染に関する記録を、公文書管理を徹底する「歴史的緊急事態」に指定する方針だ。【中山知子】 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

動画解説 全国的に春の嵐 暴風や大雨に警戒(ウェザーニュース)

3/10(火) 7:22配信 ウェザーニュース  太平洋側を中心に短時間強雨の可能性。雪が多く積もっている地域での雨は、融雪災害に注意。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

ウイルスより人が怖い ドラッグストア店員を襲う暴言

 新型コロナウイルスの感染拡大の余波でマスクなどの品薄が続く中、ドラッグストアの店員らに客からの問い合わせや苦情が殺到している。中には連日暴言を浴び、体調を崩した店員も。ウイルスより、目に見える人が怖い――。ツイッター上には店員を名乗る人たちの悲鳴が上がる。  「朝、開店前に行列ができていると、もう気持ちがふさぐ。胃が痛むんです」  栃木県のドラッグストアに15年以上勤めている30代の女性店員はこう漏らす。  感染拡大のニュースが増えた1月末ごろから、急にマスクが売れ始めた。当初は、仕入れた商品が飛ぶように売れていくことにやりがいを感じていたという。  だが、その速さは予想を超え、品薄のうわさが出回った除菌グッズや紙製品にも飛び火。店は急きょ購入制限を設けた。マスクは1家族1個。トイレットペーパーやティッシュ、消毒液などは1人1個。  だが、客からのクレームが相次いだ。会計を終えた客が商品を車や自転車カゴに置いて再び並ぶ。店長が購入制限を伝えると「1人2個買えないなら、明日は安くしなさいよ」。別の日には「従業員はマスクしてていいよね」と言われた。  「自分が守ってきた売り場が崩れていく気がした」 1日に何十回も謝罪「心が病んでくる」  常連客の態度も一変した。  普段、雑談をするほど仲の良か… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 -…

被災3県かさ上げ宅地35%未利用 東京ドーム51個分

 東日本大震災の津波で被災した土地をかさ上げする土地区画整理事業で、宮城など被災3県で造成された宅地の約35%にあたる約238ヘクタールが未利用になっていることが、国土交通省の調査でわかった。東京ドーム約51個分で、国交省は新年度に有識者委員会を立ち上げて事業の検証を始める。3県の未利用地の総面積が判明するのは初めて。  区画整理事業は、土地をかさ上げして宅地や道路を造り、元の地権者に新たな宅地を割り当てる手法。復興庁によると、岩手、宮城、福島3県の21市町村で実施され、総額4600億円が投じられた。事業は9割以上進み、2020年度末の完成をめざしている。  国交省によると、調査は昨年10~11月、区画整理事業を実施した全21市町村を対象に行い、昨年9月末時点の活用状況を調べた。住宅や店舗などが建設済みや建設中の場合を「利用済み」とした。残りは未利用地となるが、今後利用される予定の土地も含まれる。  住宅向けの宅地を整備していない4市町を除く17市町村では、造成済みの674・8ヘクタールのうち、約35%の237・9ヘクタールが利用されていなかった。未利用の割合は、岩手県陸前高田市が55%と最多で、次いで宮城県気仙沼市が51%、福島県いわき市が49%だった。  未利用地が生まれたのは、地権… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

おにぎりが人数分なかったら…避難所の経験、伝える研修

東日本大震災9年、復興のバトン  大地震が発生し、電気も水道も使えない中、避難所でどう一夜を過ごすか――。宮城県の南三陸町観光協会は企業や団体などを対象に、1泊2日の実践研修を用意している。「差し入れのおにぎりが人数分ない場合」といった実際に起きた事例をもとに、非常時を体験できる内容だ。  研修では町内の視察もある。津波で町職員ら43人がなくなった防災対策庁舎の周辺も行き先の一つ。現在、追悼や記憶の継承などの場として整備が進む。  2015年に始めた研修だが、これまでの参加団体は10にとどまる。事務局長の及川和人さん(39)は「現地まで来てもらわなければならない上に、拘束時間が長い。そもそもハードルが高い」と話す。  次の災害に備え、貴重な経験をどう伝えるか。18年秋からは、依頼があった場所にスタッフが出張して行う実践研修を始めた。(福留庸友) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル