漂流物の一部、不明ヘリのものと一致 沖縄宮古島の陸自ヘリ事故

2023年4月7日 12時09分 隊員10人が乗る陸上自衛隊のヘリコプターが6日に消息を絶った沖縄・宮古島周辺の海域で、第11管区海上保安本部(那覇市)の巡視船が7日にかけて複数の漂流物を発見した。このうち、緊急脱出時に使う「浮舟」の製造番号が、消息を絶ったヘリが搭載していたものと一致した。10人の安否については7日午前11時時点では不明のままだ。 防衛省によると、海保が発見した漂流物は、「陸上自衛隊」と記された機体側面のスライドドアや機体前部とみられる部品、ローターのブレードのようなもののほか、脱出時に展開して乗り込む浮舟と呼ばれるボートなど。浮舟は事故機が搭載していたものと確認されたが、展開されておらず未使用だった。 防衛省はこの日、レーダーから事故機の機影が消えた地点を修正した。事故当日の6日は宮古島の北にある池間島東側の沿岸付近だとしていたが、複数のレーダー情報や漂流物の発見状況などから、池間島から南西に離れた場所を消失地点としたという。捜索活動への影響はなかったとしている。 防衛省によると、事故機は飛行50時間ごとに行う点検を3月20~28日に実施。点検後の確認飛行も済ませていたという。陸自は事故を受け、40機保有している同型のヘリの飛行を見合わせている。 浜田靖一防衛相は7日午前の記者会見で、隊員10人が発見されていないとしたうえで「引き続き捜索に全力を尽くす」と述べた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

下水処理場に赤ちゃんの遺体 受け入れ槽で発見、へその緒ついたまま

2023年4月7日 12時31分 6日午後2時45分ごろ、大阪市住之江区泉の下水処理場で「赤ちゃんの遺体が流れ着いた」と男性職員から110番通報があった。大阪府警によると、下水内の浮遊物などが流れ着く受け入れ槽の中で、身長約30センチの女児とみられる遺体が見つかったという。府警が死体遺棄容疑も視野に調べる。 住之江署によると、遺体はへその緒がついた状態で、一部は腐敗していたという。受け入れ槽内の掃除をしていた男性作業員が発見した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ラブドール5体と顔パーツを盗んだ疑い 仙台の男、東京の倉庫から

比嘉展玖2023年4月7日 13時52分 男性向けの「ラブドール」を販売業者から盗んだとして、警視庁は、会社員の男(32)=仙台市太白区=を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕し、7日発表した。男は容疑を認め「収入が少ないが、ラブドールがほしくて車で取りにいった。申し訳ございません」と話しているという。 福生署によると、男は1月29日深夜~翌30日未明の間、東京都瑞穂町のラブドール販売業者の倉庫の窓ガラスを割って侵入し、ラブドール5体(2万~18万円相当)と顔のパーツ三つ、人形用の金髪カツラ一つの9点(計60万9千円相当)を盗んだ疑いがある。人形の顔パーツは着脱可能で取り換えることができるという。 男は調べに、在庫商品の中から好みの人形を選び、自家用車に積んで仙台市の自宅まで運んだ、と説明。「転売目的ではなく、自分で使うために盗んだ」などとも供述しているという。署は、周辺の防犯カメラの映像などから男を特定した、としている。(比嘉展玖)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

81歳男、乗用車で重傷ひき逃げ容疑 合流地点で原付きと衝突か

増山祐史2023年4月7日 10時24分 乗用車で原付きバイクに衝突して運転手に重傷を負わせて逃げたとして、警視庁は7日、建設業の男(81)=東京都北区=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。男は容疑を認めているという。 亀有署によると、男は6日午後7時40分ごろ、東京都葛飾区青戸8丁目の環状7号線内回りで乗用車を運転中、原付きと衝突して運転していた男性(53)=東京都足立区=に肋骨(ろっこつ)骨折や脳挫傷など約2カ月の重傷を負わせながら逃走した疑いがある。 男は現場から数百メートル離れた地点で目撃者に呼び止められ、一度は車を降りて現場に戻ろうとしたが、再び車に乗り込んで逃走。調べに対し、「バイクが見当たらなかったので立ち去ったのかと思った」と話しているという。 現場は側道付きの片側2車線の直線道路。署は男が側道から本線に合流する際、後方から来た原付きと衝突したとみている。(増山祐史)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「酔鯨」社長が酒気帯び運転、昨年有罪判決 進退「時期を見て表明」

今林弘2023年4月7日 10時24分 酔鯨酒造(高知市)の大倉広邦社長(44)が道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪で高知地裁から懲役6カ月執行猶予3年の有罪判決を昨年11月に受けたと、同社が6日に発表した。 同社によると、大倉社長は昨年7月、高知市内で取引先と飲酒後、仮眠をとってから未明に社用車を運転した。警察車両に停止を求められ、検査で呼気1リットル中0・15ミリグラム以上のアルコール分が検出されたという。 大倉社長は「酒気帯び運転に対して啓蒙(けいもう)する立場である酒造会社でありながら、このような事態となり、深くお詫(わ)び申し上げます」とのコメントを出した。自身の進退については「社会的責任を鑑み、時期を見て表明したい」とした。 大倉社長は2016年に社長に就任し、日本酒ラベルのロゴマークをホエールテール(クジラの尾)に変更。異業種とのコラボや海外輸出にも力を入れ、2022年9月期の売上高は10年前の2倍超となり、過去最高を記録した。(今林弘)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「バカ」「使えないな」野球部で暴言 掛川工、教諭による指導を停止

魚住あかり2023年4月7日 10時44分 硬式野球部の部活動中に部員に暴言を発したとして、掛川工業高校(掛川市)が、監督を務める30代の男性教諭の指導を停止させたことが6日、取材でわかった。この部員は体調を崩して今月から休部しており、高校は県教委や県高野連に報告した。 高校によると、監督は昨年11月と今月の練習試合で、部員1人に対して「バカ」「使えないな」などの発言をしたという。また部員に実施したアンケートで、複数の部員に対して同様の暴言を発していたこともわかったという。 硬式野球部には24人が所属。関係者によると、監督は練習中や、練習試合中にベンチから部員に「死ね」などの罵声を浴びせることがあったという。昨年も部員が指導をきっかけに休部したとの情報もある。 今月、部員の保護者から高校に相談があった。監督は高校の聞き取りに「指導の中で暴言を発してしまった」と認めているといい、5日から部の指導を外れているという。(魚住あかり)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

カンボジア拠点に特殊詐欺か 日本人の男19人に逮捕状 警視庁

2023年4月7日 7時17分 未払いの料金があるなどと偽って電子マネーをだまし取る特殊詐欺グループのメンバーだった疑いがあるとして、警視庁がカンボジア国内にいる20~50代の日本人の男19人の逮捕状を取ったことがわかった。男らが同国を拠点にうその電話をかける「かけ子」などの役割だったとみている。 捜査関係者によると、19人の容疑は、今年1月下旬、東京都内に住む60代女性に「有料サイトの未払いの料金がある」などとうその電話をかけ、電子マネー「ビットキャッシュ」約25万円分をだましとったというもの。 「カンボジア国内のホテルが特殊詐欺の拠点として使われている」との情報提供を受けた同国の日本大使館が現地当局に連絡。現地当局は1月下旬、同国南部の港湾都市・シアヌークビルにあるホテルの一室で19人を確保するとともに、複数の携帯電話や詐欺の被害者の連絡先や名前が書かれたメモなどを押収した。 警視庁は現地に捜査員を派遣してこれらの証拠品の引き渡しを受け、日本国内の被害者からも聴取。19人がこのホテルを拠点に特殊詐欺のかけ子として関わった詐欺の疑いがあると判断した。19人のうち1人は、日本国内で別の特殊詐欺事件に関与したとして、警視庁が逮捕状を取得していた人物だという。 同庁は近く、19人を日本に移送して逮捕する方針。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

物価高に学生救う100円朝食の「目玉」はあのメニュー 福岡工大

前田伸也2023年4月7日 7時30分 福岡工業大学で6日、学生向けの100円朝食キャンペーンが始まった。歴史的な物価高で食材が値上がりする中、大学同窓会などの援助で実現した。 コロナ禍での行動制限が緩和され、すべての授業が対面形式に戻りつつある。それに合わせて朝型生活をスタートさせた学生たちで、食堂がにぎわった。 お目当ては卵料理。価格高騰で買い控えている男子学生は「貴重なたんぱく源」と笑顔。「卵は朝食の定番。メニューの『目玉』にしたい」と調理担当者。(前田伸也)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

九州大跡地の切断遺体は中国系か 発見から1年、捜査は難航

古畑航希2023年4月7日 7時30分 福岡市東区の九州大学箱崎キャンパス跡地で、切断された遺体の一部が見つかった事件から、7日で1年が経つ。福岡県警は捜査本部を設置して延べ約9300人の捜査員を投入したが、身元をまだ特定できず、捜査は難航している。 県警によると、司法解剖の結果、遺体は20~40代の男性で、2021年9月~22年2月ごろに死亡し、遺棄されたとみている。見つかったのは腰から両足にかけた部位で、鋭利な刃物で切断された痕があった。血液型はBあるいはAB型だという。捜査関係者によると、右足は骨盤の付近から、左足はひざの上から切断されていたという。科学捜査や現場に残された下着などから、被害者は中国系の可能性があるとみて調べている。 県警はこれまでに工事関係者や所在不明者の関係者など県内外の約4千人に事情を聴いたが、身元の特定にはつながっていない。行方不明者らのDNA型と照合したが、一致したものはなかったという。 県警は東署(092・643・0110)に情報提供を呼びかけている。今年3月末までに16件の情報が寄せられたが、有力な手がかりはまだないという。(古畑航希)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

川田文子さんが死去 ノンフィクション作家、元慰安婦らを取材

2023年4月6日 20時00分 川田 文子さん(かわた・ふみこ=ノンフィクション作家)2日、胃がんで死去、79歳。葬儀は近親者で行った。 茨城県生まれ。元慰安婦らに取材したルポを「赤瓦の家―朝鮮から来た従軍慰安婦」「皇軍慰安所の女たち」などとして出版。元慰安婦らが日本政府に戦後補償を求めた裁判を支援した。東北や沖縄の農山漁村での聞き書きを今年3月、「女たちが語る歴史」として出版。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル