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Le guide sur la culture, la langue et l'histoire du Japon.

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Japonologie

ニュース 社会
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再び脚光を浴びるデコトラ、東京パラ開会式にも登場 発祥の地は

4 janvier 2023
Japonologie
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 一昨年夏、国立競技場で開かれた東京パラリンピックの開会式。布袋寅泰さんや車いすのギタリストたちが登場したロックショーの中心で、1台のトラックが光彩を放っていた。  黄色や青、緑に輝く電飾、屋根には翼のような飾りがあり、荷台には大きな浮世絵が描かれている。いわゆるデコレーショントラックだ。  デコトラといえば、1975年初公開の映画シリーズ「トラック野郎」。故・菅原文太さん演じるトラック運転手・星桃次郎が各地を旅する人情物語で、愛車「一番星号」の格好よさに全国のトラック運転手がしびれ、ブームが起きた。  その「発祥の地」を名乗るのが、全国有数の水揚げ量を誇る八戸港があり、豊富な海産物を全国に送り出している青森県八戸市だ。 飾りに込めた「鼓舞」と「見え」   隣の階上町で運送会社を営む夏坂照夫さん(70)は、いち早くトラックの「デコ」を始めたことで知られ、「トラック野郎」の撮影にも関わった。  年齢の離れた義理の兄がトラックを持っていて、正月になると車体に国旗や飾りをつけているのを見て、憧れた。県内では70年ごろにはすでに多くのデコトラが走っており、全国の配送先で話題になり、広がっていったという。  自身も20歳ごろに初めて中古トラックを手に入れると、車体に「八戸港」の文字を入れ、運転席の屋根の上に「第七港町急送」と書いたあんどんをつけた。その後も、家具屋を回ったり廃車の部品を探したりして、自分好みのパーツを見つけ、飾りを増やしていった。「国産高級車が1台買えるぐらいの費用はかけた」という。  「『客に必ず荷物を届ける』。飾りは、自分を鼓舞するためであり、周りへの見えでもある」と話す。  八戸市ではデコトラとの縁をアピールしようと、2017年に全国から160台のデコトラを集め、装飾の完成度を競う「デコトラ祭り」を開催。21年には市美術館が写真展を開いた。  地元の愛好家団体も、朝市で知られる八戸港の館鼻岸壁で、定期的にデコトラを展示している。 【動画】「発祥の地」に集結したデコトラ=古庄暢撮影  約5年前から毎週、デコトラで朝市に通っている「常勝丸船団青森支部」の高田誠支部長(55)は、「自分の飾りを朝市に来た人に見て、楽しんでもらいたい」と話す。  「八戸デコトラ愛好会」は今年4月から週末の夜にデコトラを集めた催しを館鼻岸壁で開き、その様子をSNSで紹介している。  代表の下田幸税(こうえつ)さん(38)は「トラックはどこか怖いイメージを持たれがち。親しみを持ってもらえたらうれしい」と言う。  しかし最近は、派手なデコト… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

ニュース 社会
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人種も社会的に作られた 分類したがる私たちは差別をなくせるのか

4 janvier 2023
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 差別や分断はどのように生まれ、なぜなくならないのか。長年、人種差別の問題を見つめてきた文化人類学者の竹沢泰子さんは、「社会的に作られた」考え方にこそ注意を促します。私たちは、なぜ何かを分類したり区別したりしてしまうのか。社会を前に進めていくには、どうすればいいのでしょうか。 たけざわ・やすこ 1957年生まれ。筑波大学助教授などを経て京都大学人文科学研究所教授。近刊に「アメリカの人種主義」。共編著に「人種神話を解体する」(全3巻)。  ――なぜ、世界で差別が続き、分断が起きているのでしょう。  「いま起きている差別や分断には色々な種類がありますが、共通しているのは、現在だけを切り取っても理解できないことです。欧米での移民・難民をめぐる問題、グローバルサウス(主に南半球の発展途上国)の貧困や飢餓、環境破壊といった問題も、いまだけ、起きている空間だけを見ても理解できません」  「旧宗主国や先進国が、植民地主義やグローバル資本主義のもとで長年、労働力や資源を搾取してきたことが一つの要因です。私たちが捨てたゴミが輸出されたり、安い服が奴隷的な労働環境で生産されたりと、日本も無関係ではありません」  ――人種による差別も、世界中で残っています。  「そもそも人間を、皮膚の色などの外見的な特徴で複数の人種に生物学的に分類できるとする考え方は、現在では科学的に否定されています。そうした特徴は人類がアフリカを出たあと各地の環境に適応する過程でできたもので、あくまでも人類は連続体であり、単純にいくつかには分類できないことが遺伝学や生物人類学などの発展で明らかになっています。能力・気質に関する特性が、世代から世代へと集団単位で継承されるというのは誤った考え方で、社会的に作られたものです」  ――日本人は「黄色人種」ではないのですか。  「多くの日本人や東アジア人の肌が黄色だという認識も、近代以降に欧米から入ってきたものです。例えば1600年前後の南蛮びょうぶを見れば、日本人の女性や侍の肌は、南蛮人と呼ばれたスペイン人やポルトガル人より白く描かれています。他方、屋外労働者の肌は茶褐色で、ヨーロッパ人は衣服や髪、鼻や目の形で描き分けられており、肌の色が『ちがい』の指標ではありませんでした。宣教師たちもローマに『日本人の肌は白い』と報告しています」  「黄色いとされるのは明治以降です。ヨーロッパには『白』が善・清浄を、『黒』が邪悪・汚れを意味する用法が、すでに14世紀にありました。『黄色』には伝統的に、嫉妬深い・臆病・反逆者といったネガティブな意味があります。日本が欧米から受容した人種分類には、白人を最高位に、黒人を最下位に置き、その間に黄色を置くという差別的な序列があったのです」  「ですから日本人が『黄色』というのは、時間軸でも近代以降ですし、空間軸でも欧米から発信されたものに過ぎません。アフリカやアジアには、日本人や中国人を『白い』、ヨーロッパ系を『赤い』と認識する集団もあります」  ――科学的とされていた人種分類は、どうできたのでしょう。  「啓蒙(けいもう)主義の時代のヨーロッパで始まりました。当時の博物学者たちは、あらゆるものを色や形、大きさで分類しました。しかし、人間の分類の方法や呼称には、ユダヤ・キリスト教の世界観と自民族中心主義的な考え方が反映されています。人種概念は、世界諸地域での先住民支配や、アフリカ人を使った奴隷制などの正当化に使われました」  ――そもそも、なぜ私たちは物事を区別し、分類するのですか。  「人間は多種多様な情報を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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受験の先にある出会いの価値、感じた大学生活 モデル・井桁弘恵さん

4 janvier 2023
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連載「受験する君へ」  本格的な受験シーズンを迎えました。各界で活躍する方々に、自身の体験談や受験生へのメッセージを聞きました。  なんでもチャレンジするのが好きな子どもでした。バレエやピアノ、習字、水泳、テニスなど、たくさんの習い事をさせてもらっていました。  勉強も好きでした。中学1年の頃から通った塾は、毎週ミニテストがあって、「わからない」を徹底的になくしてくれた。だから苦手科目もなく、通知表は「オール5」でした。  高校は公立の進学校でした。入学すると、勉強のできる人ばかりが集まっていて、授業の進度もすごく速い。「わからない」を一つひとつ消化できなくなって、いったん勉強への意欲が落ちてしまいました。代わりに力を入れたのが、部活や行事。硬式テニス部の部長を務め、運動会の運営幹部もしました。  中3でスカウトされて、すでにモデルの仕事を始めていましたが、数はそう多くなかったので、「仕事をしている」という感覚はありませんでした。当時は普通に大学に行って就職するのかなと、漠然と考えていました。  高2の頃、指定校推薦という制度を知って、日頃の成績を意識し始めました。実力テストは全く太刀打ちできなかったけど、定期テストは言われた範囲をコツコツやれば、ある程度の点数はとれる。部活や行事に積極的だったことも、結果的には役立ちました。  テスト期間中は、学校に残って勉強していました。教室だと眠くなってしまうので、ベランダなどに机を持ち出して、友達としゃべりながら。暗記は苦手でしたが、友達との会話や景色と結びつけて記憶すると、思い出しやすいんです。生物などの難しい用語は、リズムをつけて、声に出しながら覚えました。 早稲田を選んだのは  早大を選んだのは、空気感が… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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甲信越地方ってどんな場所? 新潟、長野、山梨3県を貫く共通項とは

4 janvier 2023
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山梨県、長野県、新潟県をまとめると「甲信越地方」です。「関東」と一緒にくくられることが多いですが、関東ではありません。3県同士の縁が深いわけでもありません。そんな甲信越とはどんな地域なのでしょうか。  甲信越地方は1902(明治35)年11月発行の「中等新地理教科書」に教材では初めて登場する。「関東の西部にありて、北は日本海に瀕(ひん)す」と記されている。  ただ、1904年の教科書では、それぞれ文化的・地理的な結びつきが強い関東地方と近畿地方の間に位置するその他の地域は、まとめて中部地方とされた。今も学校で教える「8地方区分」だ。甲信越地方は東海・北陸地方とともに繰り入れられ、わずか2年で教科書から姿を消した。  そもそもなぜ新潟、長野、山梨の3県をくくったのか。「方言は違うし、隣接したところでしか目立った交流もない。理由はよくわかりません」と話すのは、地理学が専門の尾藤章雄・山梨大教授。「強いて言えば、本州の中央にある山脈に囲まれた地域ということでしょうか」。 甲信越3県とつながる地域  にしては、NHKはテレビの天気予報で「関東甲信越」と盛んに流しているし、私たちの生活にやたらとなじんでいるような。  「実はおもしろい共通点があ… この記事は有料記事です。残り390文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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バイクで海へ、語り合った日… サザンの曲でよみがえる40年前の恋

3 janvier 2023
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 約20年ぶりの彼との再会だった。  横浜市港北区の会社員フジコさん(仮名、59)は2019年春、サザンオールスターズのコンサートを聴きに友人と横浜アリーナに出かけた。  偶然、彼も同じ日のチケットを持っていることがわかって、コンサートの後、そのまま、みんなで飲みに出かけた。  彼がIT系企業で活躍していることはSNSなどで知っていた。  その活躍がまぶしい半面、何となく距離感もあった。でも、直接会うとこれまで会えなかった時間がなかったかのように自然に話せた。  恋愛感情ではない。でも、楽しくて、安心できて、「ずっと、つながっているんだ」と改めて認識した。  出会ったのは高校生のときだった。  同じ高校で同学年だった。同じクラスではなかったけれど、1年生のときから気になっていて、2年生からつきあい始めた。 「パンチパーマ、やめようよ」と言うと…  パンチパーマに白のエナメル… この記事は有料記事です。残り1347文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「神戸の中心駅はどこ?」 「神戸」ではなく「三宮」が栄えた理由

3 janvier 2023
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 おしゃれで異国情緒あふれる港町・神戸。全国的にも知名度の高い都市だが、中心地のJRの駅は「神戸」ではなく「三ノ宮」。再開発で新たなビルが立ち並び、JRのほか阪急、阪神などの6路線が乗り入れるターミナル駅として栄えている。なぜ神戸の中心駅は「神戸」ではないのか。背景には街の発展の歴史的な経緯があった。  「神戸の中心地の最寄り駅はどこですか?」  阪神電鉄には、10年ほど前からそんな問い合わせが寄せられるようになったという。同社は2009年に近鉄と相互乗り入れを開始。奈良や名古屋までつながった。当時、最も中心街に近い駅は「三宮」。だが遠方の利用者の中には約2キロ西の「高速神戸」駅を中心と思う人もいたようだ。  実は、阪急電鉄と阪神の「三宮」駅は、開業当初は「神戸」駅だった。阪神が1912年に、阪急は68年に、それぞれ「神戸」を「三宮」に変更した歴史がある。阪神は戦争で資料が焼失したため経緯は不明。阪急は阪神や神戸電鉄とともに出資する神戸高速鉄道が開通して高速神戸駅ができたことを理由にあげる。「神戸駅が二つになるのを避けたのではないか」(広報)という。  阪急は2013年、阪神は14年に、神戸の中心駅だと分かりやすくするため、それぞれ「三宮」駅を「神戸三宮」駅に改名した。  神戸の中心にはない「神戸」駅。その謎を解くためには、歴史をひもとく必要がある。  神戸の歴史や生活文化に詳し… この記事は有料記事です。残り1196文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「びわ湖の水位」、なぜ毎日発表? 「秘」資料に、攻防の歴史

3 janvier 2023
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 朝日新聞滋賀県版に毎日掲載される「びわ湖の水位」。どのように、何のために測っているの? 歴史をひもとくと、「秘」と書かれた古文書にたどり着いた。そこには、琵琶湖の水害に長年悩まされてきた滋賀県や下流域の歴史が刻まれていた。  県の面積の6分の1を占め、圧倒的存在感を放つ琵琶湖。貯水量275億立方メートルを誇る日本最大の湖は、西は神戸市、南は大阪府岬町まで京阪神1450万人の生活を支える。  琵琶湖には1級河川だけでも117本の川が注ぐが、実は出口となる河川は瀬田川のみ。瀬田川は京都で宇治川、大阪で淀川となり大阪湾に注ぐ。  瀬田川の川幅は狭く浅かったため、昔から大雨の度に琵琶湖や下流域の人たちは水害に悩まされてきた。奈良時代には僧の行基が川幅を広げようとしたり平清盛や豊臣秀吉も日本海へ水を流そうとしたりしたが断念したとされる。  最大の水害は明治29(1896)年の大洪水。彦根町(現彦根市)では、10日間で1008ミリという豪雨に見舞われた。9月12日には水位が過去最高位のプラス3・76メートルに達し、琵琶湖沿岸は約200日以上浸水し、家屋や田畑の浸水など甚大な被害が出た。  下流域の京都ではこの時、洪… この記事は有料記事です。残り1090文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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ツレはうつ、自分は発達障害 「生きる意欲」を私にくれたタカラヅカ

3 janvier 2023
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 何をやってもできない子。自分を下げて、目立たないように生きるんだよ。  漫画家の細川貂々(てんてん)さん(53)は、母親にそう言われて育った。絵のコンクールで入賞しても、ほめられたことはない。  集団行動が苦手で、幼稚園の昼寝の時間が嫌い。「なぜみんなでお昼寝しなきゃならないの?」と思っていた。  行進の時間は怖かった。そろって歩けず、先生に怒られた。  漫画家になり、夫の闘病を描いた「ツレがうつになりまして。」が大ヒットしても、母親には「そんな目立つことをして」と言われた。  どうせ私は――。何をするにも、一歩を踏み出すのが怖い。電車でひとり遠出するのも緊張した。 36歳で初の一人旅 「寿美礼さんが私を成長させてくれた」  2005年の暮れ、編集者に「宝塚歌劇を見に行きませんか」と誘われた。「場違いなやつだと思われるのでは」と不安を感じたが、意を決して年明けに東京・有楽町の劇場に行った。席は2階の一番後ろ。ファンに囲まれず、ホッとした。  幕が開いた。花組トップスターの春野寿美礼(すみれ)さんの登場だ。  ああっ!  そこだけ電気がついたように… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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懲役判決を隠して勤務継続 81キロ速度超過の職員を失職処分、海保

3 janvier 2023
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三木一哉2023年1月3日 18時44分  稚内海上保安部は昨年12月27日付で、同年3月31日にさかのぼって、巡視船の男性航海士補(22)を国家公務員法に基づく失職とした。男性航海士補は道交法違反で禁錮刑以上が確定したにもかかわらず申告せず、約9カ月間勤務を続けていた。  同海保によると、男性航海士補は一昨年6月、法定速度60キロの稚内市内の国道で81キロオーバーで走行、道交法違反(速度)で摘発された。その後、旭川地裁稚内支部に起訴され、昨年3月31日に懲役4カ月、執行猶予2年の有罪判決が確定した。  禁錮刑以上の刑確定で失職すると定めている国家公務員法に抵触するが、男性航海士補は、上司に申告せずに勤務を続けた。昨年12月、旭川地検の問い合わせで発覚した。同地検が稚内海保から受け取った別の事件の最近の捜査関係書類に、男性航海士補の名前があったという。  稚内海保では、4月以後の給与の返還を求めることも検討している。同海保の内海雅雄部長は「誠に遺憾であり、大変重く受け止めている。職員への指導を徹底し、再発防止につとめます」とコメントした。(三木一哉) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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感情のケチはつまらない人生 芥川賞作家が語る「よりどころ」の意味

3 janvier 2023
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 日常の細やかな描写を通じて小さく立ち直る人たちを描いてきた、芥川賞作家の津村記久子さんに、「よりどころ」について話を聞きました。 つむら・きくこ 1978年、大阪府生まれ。2005年、「マンイーター」(後に「君は永遠にそいつらより若い」に改題)で作家としてデビュー。09年、「ポトスライムの舟」で芥川賞を受賞した。「この世にたやすい仕事はない」「つまらない住宅地のすべての家」など著作多数。 パワハラ被害 カウンセラーの「大丈夫」に励まされた  ――新卒で入った会社でパワハラに遭い、その経験を小説「十二月の窓辺」で記しています。パワハラに遭った時、「よりどころ」にしていたものはありましたか。  9カ月くらい勤めていたのですが、最後の2カ月の間はずっと怒鳴られていました。普通に電話で仕事の話をしているだけで怒られるなど、理不尽なことも多かったです。  印刷関係の会社でしたが、存在しない製版フィルムの紛失を、私が書いたわけではない仕様書のミスで私のせいにされるという事件がおきました。ありもしないことを理由に怒られる、ということをされた時点でおかしいなと思いました。そこで自分は辞めたのですが、早く抜けられてよかったなって思います。  当時は何をしていたのかな。何もなかったんじゃないかな、音楽を聴いていたくらいで。パワハラを受けたのは2カ月くらいの期間だったので、心は保てていなかったけれど、惰性で会社に行けていた、という感じでした。  ――会社を辞めた後は。  「もう会社勤めはできない」と思った時期もありました。そこで職業カウンセリングを受けたんです。私が「能力がないのでもう働けない」と言うと、カウンセラーさんは、「別に普通よ」と答えてくれて。自分と何の利害もない人が「大丈夫」と言ってくれたのが大きかったです。  別れ際に、私がよっぽど不安そうにしていたのか、「自分は火曜日と木曜日の夕方にここにいるから、何かあったら来なさい」って言ってもらえたんですよね。そうやって、人に気にかけてもらえたのが支えになりました。 大きな幸せは書けないけれど  ――津村さんの作品では、何らかのきっかけを得て立ち直る人が多く登場する印象です。  そうですね。大きな幸せの話… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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