有料記事 聞き手・岡田玄 聞き手・田中聡子2022年12月8日 16時00分 学生の立場から、権力や社会のあり方を問い直す学生運動。世界には今も学生のデモが世論を動かす国がある一方、日本では存在感が薄い。それはなぜなのか。今どきの形があるのか。社会運動論が専門の小杉亮子さん(埼玉大学准教授)、ラテンアメリカ地域研究と社会運動論が専門の三浦航太さん(アジア経済研究所研究員)、大学生だった2018~21年度にさまざまな社会活動に関わった北澤華蓮さん(バイオリニスト)に話を聞いた。 1968年の問いかけ、今も変わらず 小杉亮子さん 全共闘運動が盛り上がった1968年は、日本の学生運動にとって象徴的な年です。今の学生やその親世代は、当時を直接経験していませんが、個人が直接記憶していなくても、「否定的な集合的記憶」があります。例えば72年の浅間山荘事件やその後発覚した同志殺人で知られる連合赤軍に関する映画や漫画、報道などの影響を受けて、学生運動に対する否定的なイメージが形作られています。 当時の運動が、その後のくび… この記事は有料記事です。残り3307文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
特養入所者を殺害した疑いで職員の男を逮捕 「殺すつもりなかった」
有料記事 滝口信之、斎藤徹2022年12月8日 12時11分 福島県小野町の特別養護老人ホーム「つつじの里」で入所者の女性を殺害したとして、県警は7日、施設職員で介護福祉士の冨沢伸一容疑者(41)=同町和名田=を殺人の疑いで逮捕し、発表した。「体を押したが、殺すつもりはなかった」と容疑を否認しているという。 捜査1課によると、冨沢容疑者は10月8日夜~9日朝、「つつじの里」の入所者の植田タミ子さん(当時94)の居室で、植田さんに暴行を加え、殺害した疑いがある。 同課や施設を運営する社会福祉法人「かがやき福祉会」によると、事件が起きた時、冨沢容疑者は2人一組の夜勤を担当し、2時間おきに巡回して入所者に異変がないか確認していたという。植田さんは9日午前5時に呼吸困難になっているのが確認され、その後、施設の主治医が死亡を確認した。死因は老衰だった。警察には10日、施設関係者から通報したという。 県警が11日に司法解剖を実… この記事は有料記事です。残り1231文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
閉店した校内売店、理由を調べて得た気づき 生徒たち自ら再開を模索
宮崎県立都城商業高校(都城市)の生徒有志が、今年5月に閉店した学校の売店を自分たちの手で再開させようと活動を進めている。めざすのはただの再開ではなく、地域や環境に配慮し、生徒の手で続けることができる店。学校への了承の取り付けや仕入れの交渉も生徒が担い、9日のプレオープンにこぎつけた。 生徒を支援する北郷晶子教諭によると、まった売店は事務職員が運営し、パンやおにぎりなどの軽食を販売していた。おなかをすかせた生徒の味方だったが、利用者数の波が大きく、「必要性が薄れた」と判断されたという。 活動のきっかけになったのは、今年度、授業で取り組んできた「エシカル(倫理的)消費」の研究という。8月に調べたことを発表する中で、自分たちでできる取り組みとして「売店を再開させたい」と声が上がった。 「購買会NEO」と名付けたプロジェクトには、1、2年生19人が集まった。プロジェクトでは、まず全校生徒にアンケート。回答した96%が再開を望んでいることが分かった。 ただ、売店を運営していた事… この記事は有料記事です。残り713文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛知県で今年2例目の鳥インフルを確認 アイガモ2千羽を殺処分へ
2022年12月8日 12時30分 愛知県は8日、同県豊橋市の農場のアイガモから、高病原性が疑われる鳥インフルエンザウイルスが確認されたと発表した。県内で鳥インフルエンザが確認されたのは今年2例目。県は同日、この農場を経営する会社が運営する近隣の別の農場を含めた計約2千羽の殺処分を始めた。 7日に簡易検査で感染が疑われるアイガモが見つかり、県がPCR検査を実施していた。県によると、この農場では食肉用のアイガモを飼育している。県は、この農場から半径10キロ以内の39カ所の農場の鶏やウズラなど計約217万羽の移動や搬出を制限している。 同市では5日にも養鶏場で高病原性の疑いのある鳥インフルエンザウイルスが確認され、採卵鶏約31万羽の殺処分が実施されていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Samurai Japan manager wants Shohei Ohtani to hit and pitch during World Baseball Classic
San Diego – Hideki Kuriyama, Japan’s manager for the World Baseball Classic, said Tuesday he is pondering whether Los Angeles Angels two-way star Shohei Ohtani should pitch at next March’s tournament, hit, or do both. “Basically, I’m thinking he should be able to do both,” Hideki Kuriyama told a press […]
Samurai Japan manager wants Ohtani to hit and pitch during World Baseball Classic
San Diego – Hideki Kuriyama, Japan’s manager for the World Baseball Classic, said Tuesday he is pondering whether Los Angeles Angels two-way star Shohei Ohtani should pitch at next March’s tournament, hit, or do both. “Basically, I’m thinking he should be able to do both,” Hideki Kuriyama told a press […]
Buffaloes outfielder Masataka Yoshida reaches deal with Red Sox
San Diego – Masataka Yoshida, a two-time Pacific League batting champion, has agreed to a five-year, $90 million deal with the Boston Red Sox, MLB.com reported Wednesday, citing a source. “The Red Sox made their first major counter move to the rival Yankees, agreeing to a five-year, $90 million deal […]
女性限定、だから大切 人里離れた「予約の取れない料理教室」
御在所岳のふもとに位置する三重県菰野町の人里離れた田園に、知る人ぞ知る「予約の取れない料理教室」がある。生徒は女性限定。料理家の柵山咲子さん(47)による指導で四季折々の料理をつくりながら、妻や母親であることを忘れ、「自分を取り戻す場所」になっているという。 菰野町千草にある英国式庭園の一角にたたずむ田舎風の小屋が、柵山さんが「季節ごはん教室niwacoya」を開くキッチン付きのアトリエだ。内部はアンティーク風の家具やドライフラワーで英国情緒たっぷりに飾られている。 11月中旬にあった教室には町内や三重県四日市市などから定員いっぱいの6人が参加。いずれも50、60代で初対面の人が多かったが、柵山さんの「2千円以下で食べられる『人に知られたくないおいしいランチ』を教えて」との一言をきっかけに、話に花が咲いた。 この日はクリスマス向けの「… この記事は有料記事です。残り965文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
行正り香さんが受けた父の教え「半径5キロで1番を見つける」の意味
学校の勉強に興味が持てず、成績はビリから4番目……。そんな高校生が米国留学を機にさまざまな人に出会い、人生を切り開いていきました。料理研究家として、会社経営者として、2人の娘の母として活躍する行正り香さん(56)が、半生を振り返りました。 行正り香さんプロフィール ゆきまさ・りか 1966年、福岡県生まれ。県立福岡高校、米カリフォルニア大学バークリー校卒。広告会社・電通でCMプロデューサーを務め、2007年に独立。子ども向け教育サイト「なるほど!エージェント」を設立した。オンラインで英語のスピーキング練習ができる「カラオケEnglish」が、17年度の「eラーニングアワード」を受賞。料理研究家としても活動し、著書は「だれか来る日のメニュー」など約40冊。国際放送「NHKワールド JAPAN」の「Dining with the Chef」にレギュラー出演している。 和食の魅力を伝えるNHKの国際番組。行正さんは滑らかな英語に身ぶりを交え、だしの取り方や厚揚げの作り方を説明する。米国出身タレント、パックンとのかけ合いも軽妙だ。子育て世代や女性を中心にインスタグラムのフォロワーは4万人を超え、海外からもコメントが届く。だが――。 「高校時代の成績はドベから4番目までが定位置でした。英語も苦手で……」 授業中は居眠りばかりで成績がいっこうに伸びないのを見かね、教師が母のよし子さん(83)を学校に呼んで三者面談になった。「このままでは短大にも行けない」と言われるとよし子さんは烈火のごとく怒り、「先生は大学に行くだけが幸せだと言うのですか」と席を立った。「お母さんは、行正さんを信用しているんやね」と教師は言ったという。 学校の勉強に興味が持てない娘に、父の節也さん(83)は言った。 「半径5キロ以内で1番になれるものを見つけて、それを仕事にしなさい」 「わたし1番がないけん、ド… この記事は有料記事です。残り1043文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高齢男性を280メートル引きずり死亡させた疑い 飲酒ひき逃げ容疑
高嶋将之2022年12月8日 9時22分 酒に酔って車を運転して死亡事故を起こしながら逃走したとして、警視庁は7日、大工の男(69)=東京都練馬区=を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。男は「酒を飲んで車を運転した。自転車に接触したかどうかは分かりません」と一部否認しているという。 光が丘署によると、男は4日午後3時15分ごろ、東京都練馬区旭町3丁目の区道で、アルコールの影響で正常な運転が困難な状態にもかかわらずワンボックスカーを運転。同じく車道を自転車で走行中の埼玉県和光市の男性(79)をはねて、そのまま逃走した疑いがある。男性は現場から約280メートル先の路上まで引きずられ、胸などを打って死亡した。男性の自転車はさらに約1キロ先の路上で見つかったという。 現場は中央線のない直線道路で、署は防犯カメラなどの捜査で男の容疑を特定したとしている。現場付近の駐車場の事故前の映像で、男がふらふらしながら車に乗り込む姿も残されていたことから、署は男が車を正常に運転できる状態ではなかったとみている。(高嶋将之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル