大阪府は24日、府内で新たに283人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。5日ぶりに300人を下回った。新たに50代の女性1人の死亡も確認され、府内の感染者は延べ10万8963人、死者は計2717人となった。 感染者を年代別にみると、20代が96人と最多で、30代は51人だった。20代と30代で全体の5割を超えた。また、感染経路の分からなかった人は166人で約6割を占めた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
残土追跡システム導入へ 国土交通省、不適正処理対策で
国土交通省は、工事現場などで出た「残土」について、発生場所からどこに運ばれたかを記録し、追跡できるようにする「トレーサビリティー」システムの導入に向けた検討を始めた。残土は管理や処分に関する明確な法規制がないため、違法な盛り土などにされ、土砂崩れなどにつながる事例が全国で相次ぐ。残土の動きを把握することで不正処分を防ぐ狙いだ。 静岡県熱海市で起きた土石流では盛り土が被害を拡大させたとみられ、業者が市に届け出た量を超す残土が持ち込まれていた可能性がある。こうした問題に注目が集まる中、国交省は近く、国発注の公共工事で実証実験を始める予定。 残土は建設現場やトンネル工事現場で生じるもので、「建設発生土」とも呼ばれる。その後に再利用できる「資源」とされ、法律で厳しく規制される廃棄物には当たらず、残土そのものをしばる法律はない。 国交省によると、2018年度に全国の工事現場で出た残土は約2億9千万立方メートル。半分近くは発生場所から別の場所に運ばれたが、最終的な受け入れ場所までに仮置き場などを複数経由することが多く、移動の実態把握も難しいとされる。 現状では、残土を運ぶ車両1… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1278文字/全文:1773文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「少女像」京都でも展示 事前告知なし、場所も非公開で
武田肇2021年7月24日 18時46分 旧日本軍の慰安婦をモチーフにした「平和の少女像」が24日、京都市内で1日限りで展示された。妨害行動を警戒して事前に告知されず、主催者が募った約40人だけが鑑賞した。 展示は市民団体「女性国際戦犯法廷ハーグ判決を実現する会」の集会の一環。当初は別会場であった「平和のための京都の戦争展」で展示予定だったが、「安全確保が困難」との意見が出た。その後に確保したこの日の会場からも、開催場所を非公表にすることなどを求められたという。後日、集会の様子とともに動画配信することを検討している。 像は、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で一時中止となった企画展「表現の不自由展・その後」に出展された。像などを集めた展覧会は16~18日に大阪市で開催されたが、東京都内で延期、名古屋市では事実上の中止となった。 主催者に協力した奥村一彦弁護士は「いびつな形での開催となったのは残念だが、少人数でも見てもらうことに意味があると考えた。歴史と向き合う契機となる『少女像』の展示を安心してオープンにできる社会ではないのが現状だ」と語った。(武田肇) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「どんどこ船」や「龍踊り」… 天神祭のステッカー誕生
森下裕介2021年7月24日 20時30分 大阪の夏の風物詩、大阪天満宮の天神祭。主要行事は新型コロナウイルスの影響で2年連続中止となったが、祭りをモチーフにしたステッカーができた。 船渡御(ふなとぎょ)の列から自由に航行する手こぎの「どんどこ船」や「龍踊り」などをデザインした7種類。24、25日、境内で3枚セット(400円)を販売する。 全国で祭りの運営を支援する会社「オマツリジャパン」(東京都)が「祭りは日本人の元気の源」と企画した。お祭りムードの盛り上げに、一役買えるか。(森下裕介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
美輪明宏さん「不幸探しの名人ね」 自分解放のすすめ
夫と子供2人(3歳と1歳)の4人で住む専業主婦です。 車で片道2時間の位置に住んでいる義理の両親が、孫を溺愛(できあい)しているために、毎月3泊4日で遊びに来ます。私は、それがだんだん苦痛になっています。 毎回家の隅々まで見られること。徐々に距離感が近くなること。色んなことで義理の実家色に染められる気がしています。 また、私について夫に「コップがくすんでいる」「片付けが出来ないのは親の影響では」と話していたというのです。聞かされたのは下の子の出産直後。精神的にも肉体的にも疲れてボロボロで、ショックでした。欠点は改善しようと努力していますが、劣等感と、言われた言葉が頭にずっと残っています。 義理の両親は非の打ちどころがないほど温かく賢い人。学ぶことも多いですし、私にも優しく、子供たちには全力で愛を注いでくれます。一緒にいる間は緊張や気遣いもありますが、楽しいのも事実です。 感謝の気持ちだけを素直に持てず、こう考えるのは私に非があるのでしょうか。大切な夫を育ててくれたふたりが、大好きな息子と孫と一緒に過ごしたい気持ちを素直に受け止めることができず、そんな自分も嫌になります。孝行もしたいという思いだってあるのですが……。おふたりと気持ちよく付き合うための心構えを教えて下さい。 回答者 歌手・俳優 美輪明宏さん お子さんはかわいい盛り。だ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:940文字/全文:1535文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国の海や川で水難事故相次ぎ4人死亡 鳥取では5歳児
2021年7月24日 21時58分 全国的に晴天に恵まれた4連休3日目の24日、各地の海や川で遊泳中の水難事故が相次ぎ、4人が死亡した。 鳥取県米子市の皆生(かいけ)温泉海遊ビーチで午前11時5分ごろ、男児がうつぶせで海面に浮いているのに遊泳客が気づき、救助して119番通報した。病院に搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。県警によると同市の保育園児、野上丈尊(たける)ちゃん(5)で、家族と来ていたという。 北海道小樽市のおたるドリームビーチで午後3時50分ごろ「遊泳中に1人の姿が見えなくなった」と118番通報があった。約1時間後に札幌市の高校3年の園部寛人さん(17)が見つかり、死亡が確認された。友人ら10人ほどと遊泳中だったという。 愛媛県大洲市の肱(ひじ)川で午後2時20分ごろ通報があり、約3時間後に男子高校生(17)が川の中で死亡しているのが見つかった。高校生6人で泳ぎに来ていたという。 三重県紀北町の又口(またぐち)川にかかる魚飛吊(うおとびつり)橋近くの川中で午前9時半ごろ、大阪市城東区の無職寿崎博さん(46)が心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認された。友人4人と一緒に川遊びをしていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
家庭にメダル眠ってませんか? 五輪始まりスーツを割引
2021年7月24日 19時27分 あらゆるメダルや賞状が割引の対象になる=ツキムラ提供 家に眠っているメダルはありませんか? オーダースーツ専門店「ツキムラ肥後橋店」(大阪市)が、客が持参したメダルの数に応じた割引を始めた。 東京五輪開幕の23日にサービスを開始。メダル1個で1千円、賞状1枚で500円で、最大1万円まで割り引く。1着4万円以上の国産スーツが対象だ。 運動会や水泳大会のメダル、検定の合格証書や感謝状など内容は問わない。同社の広報担当者は「眠っていたメダルで家族の意外な特技が見つかるかも」。 メダルを持参するとオーダースーツが割引になる=ツキムラ提供 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
池の水、抜いてみました 函館で子どもが捕獲体験
三木一哉2021年7月24日 19時58分 池の水、抜いてみました――。北海道函館市の函館公園で23日、園内の「北海池」の水を抜いて、池に生息している生き物を捕獲、観察する催しが開かれた。泥の中から出てきたのは。 市立函館博物館が夏休みに児童向けに開いている講座の一つで、北海池は2年ごとに水を抜いて天日にさらす大掃除をしており、今回は夏休みの時期に合わせて博物館が企画した。夏休みの自由研究や絵日記のヒントになると人気で、定員いっぱいの10組約20人の親子が参加した。 この日、泥の中から見つかったのは、コイ、フナ、モツゴ、アメリカザリガニ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメなど。子どもたちが泥まみれになりながら、生き物を捕獲した。 約1時間半の作業を終え、博物館の奥野進学芸員は、水槽に移した生き物を参加者に見せた。「みんなが池で見つけた生き物の半分以上が外来種と呼ばれる、もともと北海道にはいなかった種類です」と説明した。 参加した5年生の相本遊音さん(10)は「カメがずっしりと重かった。夏休みの宿題の日記に書きます」。妹の咲楽さん(8)は「楽しかったけど、服が泥で真っ黒になってしまった」と笑った。(三木一哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
悲しみには意味がある 肉親を亡くした経験から伝えたい
フォトジャーリストの佐藤慧さんから「10代の君へ」 【動画】フォトジャーナリストの佐藤慧さんからのメッセージ=関田航撮影 著名人が子ども時代を振り返りつつ、若者に向けて語る連載「10代の君へ」。 フォトジャーナリストの佐藤慧さん(38)に、お話を聞きました。今回はデジタル限定のロングバージョンです。 中1で不登校になりました。岩手の野山を駆け回っていた小学生の頃とは違って、みんな部活を始め、受験を見据えて勉強する。毎日が色あせていった。 友だちはいたし、「なぜ学校に行かないんだ」と父に言われても明確な理由がわからず、いらだちました。いま思うと、小3のとき弟を病気で亡くした経験が尾を引いていたかもしれません。「死ぬのになぜ生きるんだろう」とよく考えていた。 ある日、担任が家庭訪問で母に「うちの学校に登校拒否がいると言われる。病気ということにしてほしい」と言うのが聞こえ、「もう学校なんて絶対行ってやるものか」と思いました。 やんちゃな先輩から諭されて 高校に入らず、カー用品店でバイトをしていた時。やんちゃな先輩たちが「高校くらい出ておきなよ」と言った。みんな高校中退を悔やんでいた。大人から言われても響かなかったその言葉が身近に感じられ、1年遅れで通信制高校に進みました。 通信制高校に通っていた頃は音楽に打ち込んだ=2001年、盛岡市、佐藤慧さん提供 当時の僕は目指すべき大人の像が見つからず勝手に幻滅していた。でも、大人は「完成された子ども」ではなく、子どもも「未完成な大人」ではない。子どもと大人という風に世界を分けて考える必要はなかった。 自分が好きだったギターや音楽を理解してくれる仲間はいたし、赤く染めた髪を「かっこいい」とほめてくれた先生もいた。学校に行けず「まともに生きていけない」と思っている子には「まとも」ってすごく狭い道なんだよって伝えたい。 右から佐藤慧さん、弟の晃さんを抱く父の敏通さん、弟の陽さんを抱く母の淳子さん、姉の遊さん=1989年ごろ、岩手県滝沢村(当時)の祖父母宅で、慧さん提供 高校時代に、二つの大きな出来事がありました。一つは姉が19歳で自殺したことです。珍しい持病があり、心が不安定になることのある姉でした。楽しく日々を生きていてもいつかは終わる。そう思うようになった。自殺が悪いことだと思えて、友だちにも言えなかった。 多感な時代に姉を失った佐藤さん。その後も家族との「別れ」が佐藤さんを襲います。その経験があるからこそ、伝えたいことがあります。 道なき道?いや、道は常にあると思う もう一つは2001年の米国… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1184文字/全文:2063文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪警備、兵庫県警の4人がコロナ感染 計19人隔離に
警視庁は24日、東京五輪・パラリンピックの「特別派遣部隊」として兵庫県警から派遣された、20~30代の男性機動隊員4人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。 警視庁によると、4人が派遣されたのは7月上旬。府中市の宿舎で個室に滞在し、全員が同じ都内の五輪関連施設の警備に従事していた。上京後、一般の人との接触はなかったという。 23日にそれぞれ37~39度台の発熱や倦怠(けんたい)感などの症状を訴え、医療機関を受診して感染が判明。濃厚接触者の該当はなかったが、この4人と、一緒に業務にあたっていた同県警機動隊員の計19人を隔離措置しているという。業務には別の部隊員をあてた。 全国から集まった特別派遣部… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:22文字/全文:330文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル