松島研人2021年7月19日 21時33分 東京五輪出場に向けて来日したウガンダ人選手(20)が行方不明になっている問題で、この選手とみられる男性がJR名古屋駅の改札口を通過する様子が防犯カメラに映っていることが、捜査関係者への取材で分かった。愛知県警が行方を捜している。 行方不明になっているのは重量挙げのジュリアス・セチトレコ選手。9人のウガンダ選手団の1人として来日し、大阪府泉佐野市の宿舎で事前合宿をしていたが、代表から外れ、20日に帰国予定だった。JR熊取駅(大阪府熊取町)で16日午前6時半ごろ、名古屋行きの新幹線の切符を買う姿がカメラに映っていた。 同選手の部屋には「ウガンダの生活は厳しいので、ウガンダには帰らない。日本で働きたい。部屋の荷物は家族に渡して欲しい」という内容のメモがあったという。来日選手は原則として宿泊先と競技場などを除いた移動は禁じられている。(松島研人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国民との信頼壊れた組織委、小山田氏の問題収拾できず
東京オリンピック(五輪)の開会式で楽曲の作曲を担当すると発表されていたミュージシャンの小山田圭吾さん(52)が19日、辞任した。 過去に同級生や障害者をいじめた経験をインタビューで語っていたことへの批判は収まらず、当初から留任を強調していた大会組織委員会の対応を疑問視する声が上がった。なぜ組織委は事態を収拾できなかったのか。社会学者の大澤真幸さんに聞いた。 ◇ 学校でのいじめは誰もが被害者になりうるものです。それは極めて理不尽なもので、ある日、そういう立場に置かれてしまったら、本人の努力だけではそこから逃れるのが難しいという恐ろしさがあります。 人間関係から突然疎外される、そうしたいじめの恐怖は誰もが抱くものです。今回の問題を通じて、いじめられた経験がない人も含めて、そうした被害者側の痛みに心を寄せた人は多かったのではないでしょうか。 また、今の日本にはコロナ禍の中で強行される五輪を支持できないという空気が少なからずあり、大会組織委員会は世論から浮き上がった存在になってしまいました。 組織委は、小山田氏を起用した理由や続投させる理由を十分に説明するべきでしたが、国民との信頼関係が壊れている中でそれはできませんでした。 いじめそのものは数十年前の出来事ですが、小山田氏は雑誌で武勇伝のように語っていました。その人が五輪開会式という国家的祭典の作曲を担うことになり、人の痛みが分からない人が「勝ち組」になるのかと怒りを抱いた人もいたのではないでしょうか。(聞き手・赤田康和) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小山田さん、組織委に辞任申し出 「配慮に欠けていた」
東京オリンピック(五輪)の開会式で楽曲の作曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾さん(52)が過去に同級生や障害者をいじめた経験をインタビューで語っていた問題で、小山田さんが19日、大会組織委員会へ辞任を申し出たことを自身のツイッターで明らかにした。 16日に小山田さんが謝罪のコメントを出した後も批判の声がやまず、19日には加藤勝信官房長官が記者会見で組織委に「適切に対応を」と求めていた。 小山田さんの言動をめぐっては、組織委が14日に楽曲の作曲メンバーの一人と発表した直後から、小山田さんが関わることを疑問視する声がネットに相次ぎ、小山田さんは16日、謝罪文を自身の公式ツイッターに掲載した。組織委も見解を求めるメディアに対し、「(過去の発言は)把握していなかったが、不適切な発言である」とするコメントを発表。一方で「現在は高い倫理観をもって創作活動に献身するクリエーターの一人」として続投させる意向を示した。 ただ、その後も批判は収まらなかった。 知的障害者と家族らでつくる… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1220文字/全文:1666文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
猛暑が原因? いきなり道路に穴、トラックはまる
2021年7月19日 20時09分 19日午後4時すぎ、東京都豊島区東池袋1丁目の区道で「信号待ちをしていたらタイヤが沈んでいった」などと、走行中だったトラックの運転手から110番通報があった。 警視庁池袋署や豊島区によると、道路が陥没して穴が開き、そこにトラックの左前輪がはまって動けなくなったという。運転手の男性にけがはなかった。 穴は、このトラックのタイヤ幅ほどの大きさ。区道路整備課は、詳しい原因は穴の内部などを調べないとわからないものの「アスファルトは、水と暑さで柔らかくなるのは事実。暑さが原因の可能性の一つとして考えられる」としている。 現場は「サンシャイン60ビル」近くの繁華街。都内はこの日、八王子市で最高気温36・1度を記録するなど、今年初の猛暑日となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「治さな赤ちゃん死ぬ」中絶薬を飲ませた男、偽りの手口
交際女性から妊娠の事実を告げられた男は、その日のうちにネット通販で国内未承認の中絶薬を購入した。「産みたい」という相手をだまし、薬を飲ませ、中絶させようとした危険な行為。法廷で「身勝手極まりない」と指摘された男の犯行動機とは――。 5月18日、福岡地裁で開かれた初公判。被告(21)は黒いスーツに黒のネクタイ姿で法廷に現れた。前髪は、目にかかるくらいの長さ。少しうつむいて被告側の席についた。 起訴状によると、男は2020年9月24日夜、当時18歳だった交際相手の女性に国内未承認の中絶薬「ミフェプリストン」2錠を飲ませ、中絶させようとしたとされる。女性はその後流産したが、薬の服用との因果関係が不明だったため、不同意堕胎の未遂罪に問われた。 検察の冒頭陳述や証拠資料から明らかになった事件のあらましは、こうだ。 被告は昨年3月ごろ、女性と交際を始めた。一度別れたが、同年7月ごろから再びつきあうようになった。 検察は、男は交際中にほぼ避妊具を使うことがなく、妊娠したら「子どもをおろせばよい」と考えていた、と指摘した。 弁護人「交際中、性交することはありましたか」 被告「ありました」 弁護人「避妊具はつけていましたか」 被告「つけていませんでした」 弁護人「なぜ避妊していなかったのですか」 被告「妊娠しにくい体質、と聞いていたので」 弁護人「女性から、妊娠したらどうしたいか聞いていましたか」 被告「聞いたことないです」 9月、女性は妊娠に気づいた。被告に伝えたのは9月19日。妊娠4週目。「産みたい」と打ち明けた。 被告は中絶を説得したが、女性の意思は固かった。 このときの被告の態度を、検察はこう指摘した。「被告は女性と結婚する意思がなかった。(中絶の)説得も早々に諦めた」 被告はその日のうちに、インターネットのサイトで見つけた中絶薬のセットを注文した。外国製の薬で、黄体ホルモンを抑制する「ミフェプリストン」と、子宮を収縮させる「ミソプロストール」。2種類を合わせて服用するタイプだった。 被告が飲んだ別の薬 翌20日。「おろすなら早い… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
NPB rolls into Olympic break after eventful first half
Every NPB player on a first-team roster was deactivated on Thursday in one mass transaction. It was just a procedural move — because there are no games scheduled for the next 10 days — but many fans still got a kick out of the rare sight of the rosters emptying […]
人と会えぬコロナ禍、増える孤独死 特殊清掃員は見た
【動画】孤独死した男性の自宅で、原状回復に当たる特殊清掃員=細川卓撮影 誰にもみとられず、自宅でひっそりと亡くなる「孤独死」の発見が遅れるケースが増えている。新型コロナウイルスの感染拡大で周囲の人々との交流が絶たれたことが一因だ。遺族や家主から依頼を受け遺品整理と住宅の原状回復をする特殊清掃員に、同行した。 断続的に雨が降る蒸し暑い7月の朝。大阪市内の団地の玄関前で、防護服に身を包んだ特殊清掃員が線香をあげる。奥からは、強烈な腐敗臭が鼻を刺した。 「このにおいだけは、何度現場を経験しても慣れません」 依頼を受けた遺品整理・特殊清掃会社「関西クリーンサービス」(大阪市東成区)の亀沢範行社長は、そうつぶやくと、黙々とオゾン脱臭機で薬剤をまいていった。トイレ付近では、遺体から溶け出した体液とみられる痕で床が黒く染まっていた。コロナに限らず、あらゆる感染症から身を守るため、暑くても防護服は脱げない。大粒の汗が額から噴き出した。 2週間ほど前に、ここで67歳の独居男性の遺体が発見された。梅雨の高温多湿で腐敗が進んでおり、死因は不明。死後1カ月ほど経っていたと見られる。 「生きる気力を失っていたんでしょう」 清掃に立ち会った長男(36… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:837文字/全文:1327文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
運転手を危険運転致死傷罪で起訴 八街の児童死傷事故
多田晃子、伊藤繭莉2021年7月19日 16時46分 千葉県八街(やちまた)市で飲酒運転のトラックが小学生の列に突っ込み児童5人が死傷した事故で、千葉地検は19日、トラック運転手の梅沢洋容疑者(60)を自動車運転死傷処罰法の危険運転致死傷罪で起訴し、発表した。 県警によると、事故は6月28日午後3時25分ごろ発生。八街市八街の市道で下校中の市立朝陽(ちょうよう)小の児童5人が巻き込まれ、男児2人が死亡。女児1人が意識不明の重体となり、男児2人が重傷を負った。トラックを運転していた梅沢容疑者の呼気からは、基準値を上回るアルコールが検出された。 県警は当初、同法の過失運転致傷容疑で現行犯逮捕した。その後、飲酒の影響により正常な運転ができない状態で事故を起こした可能性があるとみて、法定刑がより重い危険運転致死傷容疑に切り替えて、千葉地検に送検した。 県警が適用した危険運転致死傷罪(同法3条)は、アルコールまたは薬物の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を死傷させた者の処罰を定めたもので、人を死亡させた場合は15年以下の懲役と規定されている。一方、過失運転致死傷罪(5条)の刑は「7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金」などとされている。 捜査関係者によると、梅沢容疑者は「家で飲むためにコンビニで酒を買い、高速道路のパーキングエリアに止めた車内で、昼食を食べている時につい飲みたくなって飲んだ」との趣旨の供述をしているという。 また、事故当時の状況については、小学生の列に「気づかなかった」と説明。現場近くの防犯カメラには、トラックが緩やかに左に進みながら電柱に衝突する様子が映っていた。 県警や地検は、梅沢容疑者が事故当時、飲酒の影響で正常な運転が困難な状態だったかを調べていた。(多田晃子、伊藤繭莉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国の修学支援制度、なお課題 「聞いたことない」世帯も
会員記事 聞き手・上野創2021年7月19日 17時00分 「授業料の減額や免除」と「返済不要の奨学金」の2本柱で、所得が少ない世帯向けに2020年度から始まった国の修学支援制度=KM。その効果や課題について、奨学金など学生を支援する制度に詳しい小林雅之・桜美林大大学院教授(教育社会学)に聞いた。 小林雅之・桜美林大大学院教授 ――新制度の効果をどう見ますか。 萩生田光一文部科学相が4月、住民税非課税世帯の高卒者の進学率(2020年度)が制度導入前と比べて7~11ポイント上がったとの推計値を発表しました。 私たちが、20年3月に高校を卒業した人の保護者3124人から回答を得たウェブ調査でも、年収275万円以下の世帯の進学率は16年の52・1%から20年は61・5%と約9ポイント上がっており、一定の効果があったと思います。 大学生への修学支援制度 ただ、子が就職した非課税世帯の半数は「経済的に進学が困難だった」との問いに「あてはまる」「とてもあてはまる」と回答しました。新制度が導入されても、進学を巡る経済的格差が解消されたわけではないと言えるでしょう。 ――まだ課題はあると。 せっかくの制度が知られていない可能性があります。ウェブ調査の結果によると、この制度の対象となる年収380万円未満の世帯で、制度を「聞いたことがない」という回答が2割を超えています。 残された課題は ――高校で教えてもらう機会… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:933文字/全文:1492文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani hits MLB-leading 34th homer in loss to Seattle
ANAHEIM, California – Shohei Ohtani dispelled any worries about an All-Star Game hangover Sunday when he went 2-for-3 and belted his major league-leading 34th home run in the Los Angeles Angels’ 7-4 loss to the Seattle Mariners. The two-way superstar — who took part in the Home Run Derby and […]