コロナ禍によって、それまでの「当たり前」が一変した。暮らし方や住まい方、働き方を含め、これから自分がどう生きていきたいか、見つめ直した人は少なくないだろう。板谷由夏さんはステイホーム期間を「心のフォーカスが定まり、考え方がクリアになった時期でした」と振り返る。 ドラマの撮影は止まり、子どもたちの学校も休校に。早寝、早起きをし、朝昼晩と家族で食卓を囲んだ。「こんなに家族とみっちり一緒にいたことはなかった」と笑う。空き時間には、趣味の野菜づくりにいそしんだ。もともとハーブやイチゴなどを育てていた庭の一角のスペースを畳3枚分ほどに広げ、ナスやオクラ、ルッコラなどを育てた。「すぐに大きくなるから気が抜けなくて。オクラは硬くなる前に、ナスは重みで土につく前に収穫しなきゃいけないし、パクチーは勝手に繁殖して玄関前にも生えていたりして。花も食べられるんですよ」。自給自足にも関心がわいた。「難しいですけど、できればそれがベストですよね。鶏を飼って卵をとか、ミツバチを飼って蜂蜜をとか、色々考えました」 この日の撮影は、かねてより親交のある料理家、サルボ恭子さんの都内のスタジオで行った。「ふだん、料理は目分量」という板谷さんだが、自宅で過ごす時間が増えた時期は、サルボさんのレシピを見ながら、ミキサーを駆使してフムスやリエットなど、ちょっと手の込んだ料理にも挑戦した。そんな日々から、こう再認識したという。「日常をちゃんと過ごすこと。家族が元気であること。それが私にとっては一番ハッピーな状態であり、自分の土台なんだなと」 日常の大切さに改めてピントを… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夜の店のコロナ対策15項目 「達成率最低」の項目は…
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「接待を伴う飲食店」を対象に設けたガイドラインが、どれだけ守られているのか、長崎県や各市町の職員が県内の「夜の店」を訪ねて確認した。15項目のうち10項目で達成率は9割を超えたが、中には、7割に満たない「難関」の項目も――。 リストは、全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会(東京都港区)が作ったガイドラインから、県が特に15項目を抜き出したもの。営業の届け出があるキャバレーやナイトクラブに対し、順守を呼びかけている。 8月、県や市町の職員が個別訪問して達成率を調べたところ、全218店舗の約7割にあたる146店舗から回答があった。「適切な換気」や「消毒液の設置」、「グラスの回し飲みをさせない」など七つの項目で、達成率は95%以上。15項目の達成率を平均しても9割に上った。県は「積極的に対策を取ってくれている」と受け止める。 一方、達成率が66%と、15項目で最低だったのが、カラオケがある店での「歌う際はマスクの着用をお願いしている」という項目だ。 訳を聞こうと、長崎市の繁華街・銅座のスナックを訪ねた。その道40年になるママ(71)は「自分の店から感染者を出したくない」。コロナ関係のニュースは欠かさずチェック。店を訪れた客にはすぐに除菌ジェルを差し出している。10万円の特別定額給付金で空気清浄機の買い替えも検討中だ。 それでもカラオケ時のマスクは呼びかけていない。 小さな店はコロナ禍でも和気あいあいとし、マイクは自然とカウンターを行き来する。リラックスして、人生の反省会ができるような場所。それが店のモットーだ。できるなら、客にとやかく言いたくない。「いい気分でマイクを握った人に『マスクして!』って。お店の空気が壊れちゃうもんね」 県生活衛生課の担当者も「難しいのはわかります……」と話す。一方で、「熱唱すればするほど、飛沫(ひまつ)感染のリスクは高くなる」とも指摘。スペースが狭い店も多いため、「十分に対策を取ってほしい」と今後も呼びかけていくという。(横山輝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道・道南や東北北部で風雨強まる 横殴りの雨や高波に警戒(ウェザーニュース)
今日13日(日)は低気圧と高気圧の間の気圧差が大きくなるため、北日本では東よりの風が強まります。断続的に雨も降り、荒れた天気となる見込みです。 瞬間的に20m/s以上の強風のおそれ 今日は等圧線が混み合っている、津軽海峡付近で風が強まる予想です。特に東北北部から北海道の道南で強く吹く見込みです。 予想される瞬間風速は最大で20~25m/s、岬など風の吹き抜けやすい所は30m/sに達するおそれがあります。風に向かって歩くのが難しいくらいの強風となりますので、無理な外出は控えるようにしてください。 また、強い風によって沿岸は波が高く、海岸付近では十分な注意が必要です。 岩手県三陸沿岸は明日朝にかけて大雨警戒 停滞する前線の周辺では雨雲も発達し、局地的には1時間に30mmを超えるような激しい雨が降る見込みです。強い風と雨により横殴りとなりますので、傘よりもレインコートが役立ちます。 湿った東風が北上高地に吹き付ける形になる岩手県の三陸沿岸は特に雨量が多く、明日14日(月)朝にかけて24時間で100mm以上の大雨になるおそれがあります。土砂災害や河川の増水などの危険性が増しますので、特に警戒をしてください。 ウェザーニュース Source : 国内 – Yahoo!ニュース
桃、スモモ加害 外来カミキリ防除屋外実証 被害拡大、確立急ぐ 和歌山県(日本農業新聞)
和歌山県は、桃やスモモの木を加害して枯らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」に対する屋外防除の実証試験に乗り出す。県果樹試験場かき・もも研究所(紀の川市)に、屋外飼育施設を新設。これまで室内で実証してきた登録薬剤の効果を果樹の試験圃場(ほじょう)などで確認できるようにする。被害が広がる中、有効な防除方法の確立を急ぐ。 県の9月補正予算に1370万円を計上。屋外で特定外来生物の飼育や実証試験などを行うには環境省の基準を満たす施設が必要なことから、網で囲んだ専用施設を新たに設ける。研究所で防除に向けた薬剤の持続性や散布回数などを試験。クビアカツヤカミキリの研究を主導する森林総合研究所によると、被害園などを除き、屋外での実証は全国でも珍しい。 県内では2017年に初めてクビアカツヤカミキリの発生を確認してから、徐々に被害が拡大。早期捕殺や被害樹にネットを巻いて成虫の移動を防ぐなどの対策を行ってきたが、圃場などでの薬剤防除の効果は不明な部分も多かった。かき・もも研究所は「早急に実証を進めて、薬剤防除を普及したい」と話す。 全国有数の桃産地を抱えるJA紀の里では、管内4カ所でクビアカツヤカミキリの被害が出ており、被害の周知や圃場の巡回に力を入れる。JA営農部は、被害が出ている果樹産地が全国でも限られており、果樹での登録薬剤が少ないことを指摘。「より効果の高い薬剤の実証や登録を進めてもらうことで、現場での対策に活用したい」と期待する。 クビアカツヤカミキリは桃やスモモ、桜などのバラ科樹木を好み、木肌や樹皮の割れ目に産卵する。ふ化した幼虫は木の内部を食い荒らし、枯死させることもある。被害は全国11都府県で確認されている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「いきなり政権交代なんて必殺技はない」「僕らは“見られ方”が欠けている」“新・立憲民主”に旧国民・関健一郎議員(42)(ABEMA TIMES)
合流新党の代表選が10日に行われ、代表は枝野幸男氏、党名は「立憲民主党」に決定。149人を擁する最大野党が誕生した。 【映像】ひろゆき vs “合流新党”若手議員 そもそも“安倍総理一強”の状態にくさびを打つべく、合流に向け調整を加速させていた両党。しかし、安倍総理が辞意を表明したことを受け、世の注目は次の総理を決める自民党総裁選へ。派閥間の駆け引き、選挙期間の短縮など慌ただしさが増す中、合流新党代表選も告示から投票までわずか4日とドタバタの展開に。しかも、ともに合流を進めてきた国民民主党の玉木代表ら一部が新党に参加しないなど、決して一枚岩の代表選ではなかった。 そんな状況に声を上げたのが新党に参加する若手議員たち。11日の『ABEMA Prime』では、旧・国民から立憲民主党に合流した関健一郎衆議院議員に、今後の展望などについて話を聞いた。 ■「いきなり政権交代なんて必殺技はない」 合流までの紆余曲折もあってか、有権者の期待は高まっているとは言い難い状況だ。ANNの世論調査によると、「野党の合流新党に期待するか」という質問に、「期待する」と答えたのは27%、「期待しない」と答えたのは61%、「わからない、答えない」は12%だった。 この結果について、「合流することへの期待値がないのは僕たちもわかっている。このあと『やっぱり元の民主党だったね』と言われないかどうかにかかっている」と関氏。 一方、2ちゃんねる創設者の西村博之(ひろゆき)氏は「27%が倍の50%を超えて政権を取れるかどうかだと思うが、この状態で名前も一緒だとプロモーションも限られる。今年中に選挙があるかもしれないと言われているが、なんとなく同じ名前でみんな合流して、いつも通りのことをやるのか」と疑問を呈する。 これに関氏は「結論から言うと20%、30%いきなり上げる策はない。それが僕らの実力。であれば、いま世の中から想定されている“どうせ元の民主党でしょ”“若い人らいないんでしょう”感を、一個一個払拭していくしかない。いきなり政権交代、こうすればいいという秘密の必殺技なんてない」との見方を示す。 新しい支持者を増やす点について、ひろゆき氏は「これまで立憲や国民民主に投票しなかった人たちに振り向いてもらうとなると、今までと言っていることを変えたり、話を聞いてもらったり、新しい場所・メディアに出るなどしないと変わらないと思うが、どうなのか」とさらに追及。 関氏は「どうしたら新しい人たち、インターフェースがあるかどうかは一番悩んでいるところ。自民党が野党に転落した時に同じようなことがあった。当時の若い人たちが『自由民主党という名前はいらないのではないか』『変えた方がいい』となったが、当時総裁の谷垣先生が『名前ではない』と。つまり、失った謙虚さを取り戻せないからダメなんだと。新しいものにする、名前を変えるのでもなくて、もう一度謙虚さを取り戻す。それをやらないで名前を変え続けたのが我々だ。僕も含めだらしないのは、見られ方。(与党への)反対ばかりではなく、法案も80%賛成している。僕だって悔しい思いをしている」と述べた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
食材保存でよく聞く「冷暗所」に適した場所、適さない場所は?(ウェザーニュース)
まだ暑さが残り、食品の保存に注意の必要な時期が続きます。食品のパッケージの注意書きなどでよく目にする「冷暗所」ですが、適した場所に正しく保管できているでしょうか。全国で家事代行サービスなどを展開するカジタク・サプライヤチームの鈴木健吾さんに冷暗所のポイントや保管に注意すべき食材について伺いました。 チェックすべきは温度・日光・湿度 「食品は、それぞれ保存に最適な温度があります。『冷暗所で保管』が適している食品は様々ですが、1番のお勧めは米の保存です。米は常温でも保存できますが、冷暗所の方が劣化を防げます。美味しさも長持ちすることが期待できます。ほかに、小麦粉や食用油、じゃがいも、玉ねぎなど、冷暗所での保管をおすすめしたい食品はたくさんあります」(鈴木さん) ただ、「冷暗所」といっても、暗くて温度の低いところというイメージぐらいで、曖昧に選んでいることが多いもの。キッチンの床下収納、戸棚の中、シンク下などのほか、階段下の収納や倉庫、ガレージなど活用している家庭もあるようですが、実際はどうなのでしょうか。 「冷暗所のポイントは、温度・日光・湿度です。各家庭で保管場所を決めるときには、この3つをチェックしましょう。 まず、温度は1℃~15℃。1年を通して冷んやりしていることが条件となります。次に、太陽の光が射さない場所。直射日光が当たることで温度変化が起きやすく、食品の劣化にもつながります。そして忘れがちなのが湿度です。湿気の溜まりにくい、風通しのよい場所が向いています」(鈴木さん) 適した場所、適さない場所は? 家のなかでは、どのような場所が使えるのでしょうか。 「まず挙げられるのが、床下収納です。日光が入らず、外部の温度に影響されにくく、温度が一定に保たれていることが多いです。ただ、家の構造や立地などの条件によっても変わるので、収納庫内の温度変化と湿度を確認してから使いましょう。 ほかに、比較的使いやすいのが階段下の収納です。直射日光が当たりにくく温度変化が少ないので、湿度をチェックして使いましょう」(鈴木さん) つい使いたくなるスペースでも、冷暗所としては適さないことが多い場所もあるといいます。 「“暗い場所”ということでよく使われるのがシンク下です。しかし、シンク下はそれほど風通しがよくなく、湿気がこもりやすい場所なので避けた方がよいでしょう。 倉庫やガレージも直射日光が当たらないとしても、今の時期は温度が上昇しやすいなど、大きく温度変化することが多いのでおすすめできません。 また、何でも冷蔵庫を利用する人もいます。しかし、一般的に冷蔵室は温度が低すぎたり、野菜室は湿度が高すぎて向かないケースがあります。たとえば、じゃがいもは温度が低すぎると低温障害を起こして美味しさが損なわれますし、玉ねぎも野菜室では湿度が高すぎて風味が落ちやすくなります」(鈴木さん) 秋の実りや災害時に備えたストックなど、保管したいものはますます増えそうです。適切な場所で保管することで最後まで美味しく食べたいものです。 ウェザーニュース Source : 国内 – Yahoo!ニュース
菅義偉官房長官「総理として日本を前に進める準備ある」14日投開票自民総裁選へ自信(スポーツ報知)
自民党総裁選(14日投開票)に立候補した石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)が12日、都内で日本記者クラブ主催の公開討論会に出席した。優勢が伝えられる菅氏は、官房長官として安倍晋三首相(65)を7年8か月の間、支えてきたことを改めてアピール。最後には菅氏だけに党や内閣人事に関する質問がされるなど、本命の存在感が際立つ会となった。 壇上で真ん中に座った菅氏からは、早くも首相として国を動かす自信があふれていた。官房長官としての7年8か月を振り返り、「日本経済の再生など、重要政策を決定する時に全て関与し、政権の中枢にいた。私は自分自身に、総理大臣として日本を全体的に前に進めていく準備がある。こう申し上げたい」と言い切った。 受け答えにも余裕が感じられた。「森友問題は終わったのか?」と質問されても、「財務省で調査し、検察でも捜査した。結果は出ていると思う。再発防止策をしっかり作っていく」と全く動じず、再調査は不要という認識を強調。討論では石破氏から「防災省が必要だと思う」と熱く提案されたが、「また一つの縦割りになってしまう」と、冷静に否定的な見方を示した。 約2時間の討論会で、3候補の発言機会は、ほぼ均等。しかし最後の代表質問は時間の関係もあり、菅氏だけに向けられた。「幹事長は二階(俊博)さんが留任と言われている。選択肢として、ないことはないんですか?」と党人事について聞かれると、菅氏は思わず「なぜ(質問は)私だけなんですか?」と苦笑い。「総理総裁に選ばれてからの判断だろう」と、明言を避けた。 官房長官に求められる資質については「国会運営とか、全体を見ないといけない。記者会見も1日2回ある。そういう意味で、総合的な仕事ができる人がいいんだろうなあ」と思いを巡らせた。 さらに内閣人事についても「菅さんとご懇意な、橋下徹さんというのは絶対ないんですか?」と踏み込まれたが、「私、知りません。総理大臣になってから考えることだろうと思います」と、落ち着いてけむに巻いた。 「意志あれば道あり」という書を残し、引き締まった表情で会場を去った菅氏。下馬評通りに総裁就任なるか―。結果は14日に出る。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【動画】13日の天気 – 東日本・北日本で大雨に 関東は急な雷雨に注意(13日7時更新)(ウェザーマップ)
13日(日)は、東日本や北日本で大雨に警戒が必要です。関東は日中晴れ間が出るものの、夕方以降は雨や雷雨になる所があるでしょう。 低気圧からのびる前線が西日本から東へと進んでいます。このためきょうは大雨の範囲が東日本や北日本へと移りそうです。ここ数日のように、一気に強く降るタイプの雨ですので、道路の冠水、低い土地の浸水などに注意・警戒が必要です。 前線が朝通過している東海地方では午前を中心に、日中通過する北陸は昼前から雨が強まり、いずれも局地的には非常に激しい雨が降る見込みです。 東北地方は、きょう夕方からあすにかけて断続的に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。大雨が続いているため、土砂災害などに警戒してください。 関東は、日中晴れる時間もありそうですが、夕方以降は局地的に雨雲がわいてきそうです。大気が非常に不安定になるため、落雷や突風にもご注意ください。また、関東はきのうとは一転、気温が上がり30℃以上になるため暑さにもお気をつけ下さい。 西日本は西から次第に天気が回復して、きょうも30℃くらいと暑さが続くでしょう。北海道は最高気温が10℃台と、10月並みの気温となりそうです。 (気象予報士・岡田沙也加) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
18歳未満の養女と性交、無罪破棄確定へ 裁判やり直し
福岡県の自宅で18歳未満の養女と性交したとして、監護者性交等罪に問われた30代の男性被告の上告審で、最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)は被告側の上告を退けた。一審・福岡地裁の無罪判決を破棄し、審理を地裁に差し戻すとした二審・福岡高裁判決が確定する。今後、地裁で裁判がやり直される。11日付の決定。 被告は2018年1月中旬~2月12日、同居の養女と性交したとする罪に問われた。地裁は、養女の証言の通りとすれば「家族5人が密集して寝ている部屋で性交を繰り返していたことになり、家族が気付かなかったのは相当に不自然」と判断。養女の知的発達の程度も踏まえ、証言の多くは検察官の誘導尋問に応じたもので「具体性がない」とし、無罪とした。 これに対し高裁は、養女の証言について「性犯罪による精神的後遺症などでうまく供述できなかった可能性にも留意すべきだ」と指摘。性的虐待を受けた子の供述特性などについて審理した上で、判断をし直すべきだとしていた。(阿部峻介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自分でなんとかしなきゃ 菅氏の「自助」と若者の無力感
第2次安倍政権が誕生したのは7年8カ月前。「首相といえば安倍さん」という世代の若者たちは、どんな時代として記憶し、首相交代劇に何を思うのか。 「小中学生のころは、首相がコロコロと交代していた印象がある。在任7年8カ月は長いと思うけど、安倍さんは外交などで行動力もあって信頼していた」。東京都日野市の男性会社員(24)はそう語る。 第2次安倍政権の特徴のひとつは、若い男性の支持率の高さだ。朝日新聞の世論調査では、7年8カ月の政権支持率は全体平均で44%。18~29歳(16年5月以前は20代)の男性では57%になる。 熊本出身で都内の不動産会社に勤める男性(25)も「もっと安倍政権が続くことを望んでいたのに」と落胆する。20歳で不動産業界に入り、主に手がけるのは投資用マンション。海外投資家や節税目的の医師らに売れ、3年目で年収は約1千万円になった。 アベノミクスの恩恵をうけた人々が限定的だとは分かっている。「地元・熊本の友人の多くは非正規社員。給料が安いという話もよく聞く。でも、自分でどうにかするしかないな」 強まる自己責任論、漂う無力感 若者たちの声は、知り合いの知り合いをたどったり、渋谷ハチ公前や東京駅前などで声をかけたりして集めた。7年8カ月の「政治と暮らし」を振り返ってもらう中で、たびたび挙がったのが、この自己責任論だ。 広告会社に勤める男性(23)も「だれも助けてくれない。自分でなんとかしなければ」という。 はじめは証券会社に就職した。… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル