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秋田知事「フランスに行くとみんなかかる」 コロナ療養明けて初登庁

 秋田県産品のセールスなどでフランスを訪問した直後に新型コロナウイルス感染が分かって自宅療養していた佐竹敬久知事は31日、報道陣に対し「フランスに行くとみんな(コロナに)かかる」と発言した。10月21日に帰国し、この日は自宅療養を終えて17日ぶりの登庁だった。 県庁で取材に応じた佐竹知事は「心配をかけて申し訳なかった」と陳謝。「後遺症があり、のどの痛みがあるが、熱はないので支障はない」と話した。 ただ、現地の様子を紹介する中で、「フランスはコロナは無視、検査なし。マスクなし、三密、消毒、検温、どこもなしだ」などと発言。大半の人がマスクを着けておらず、「日本人と中国系だけがマスクをしていた」と表現した。「日本の常識通じない」 参加した食品見本市の会場で…この記事は有料記事です。残り316文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ビカシーコインにご用心 虚偽説明でUSB販売、1人1億円の被害も

 USBメモリーの販売預託商法を展開して業務停止命令を受けた「WILL(ウィル)」(東京)などと契約した被害者を支援しようと、長崎県弁護士会の弁護士7人が被害対策弁護団を10月31日、設立した。契約者は長崎だけで3千人とされ、約1億円の契約者もいた。警戒する言葉としてあげたのは「ビカシーコイン」だった。 弁護団によると、WILLや「VISION(ビジョン)」は2017年ごろから電話やカラオケなどのアプリが入ったUSBメモリーを1セット60万円で販売。USBを同社が預かり別の客に貸すことで毎月2万円、3年間で計72万円のレンタル料を支払うとうたっていた。 だが、実際には支払いは停滞。消費者庁は19年と21年、虚偽の説明で顧客を勧誘したなどとして同社や関連会社に対し、特定商取引法違反(不実告知など)で最大2年間の業務停止を命じた。 ただその後も顧客勧誘は続き…この記事は有料記事です。残り381文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

神戸ルミナリエの代替催し、12月9日から 4カ所で分散展示

鈴木春香2022年10月31日 21時00分 新型コロナウイルスの影響で3年連続の中止が決まった光の祭典「神戸ルミナリエ」について、神戸市などでつくる組織委員会は31日、市内中心部4カ所に装飾を分散展示する代替の催しの概要を発表した。12月9~18日に開催する。 メイン会場の東遊園地(神戸市中央区)には、イタリア語で「音楽の家」を意味するドーム状の作品「カッサ・アルモニカ」を置く。高さ約11メートル、直径7メートル。従来のルミナリエでもメインの装飾の一つとして設置されていた。今回は作品内にステージを設け、コンサートを開催する予定。 ほかに東遊園地を含む市内4カ所で、イタリア語で「バラ窓」を意味する作品「ロソーネ」(直径3メートル)を9点展示する。 神戸ルミナリエは阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂や復興を願い、震災が起きた1995年から毎年12月に開催してきた。2020年以降、新型コロナの影響で中止している。(鈴木春香)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「町長から性被害」訴えた元草津町議を在宅起訴 名誉毀損罪などで

杉浦達朗2022年10月31日 21時55分 群馬県草津町の黒岩信忠町長(75)から町長室でわいせつな行為をされた、と訴えていた元町議の新井祥子氏(53)について、前橋地検は31日、新井氏を名誉毀損(きそん)と虚偽告訴の罪で在宅起訴し、発表した。新井氏は2021年12月に強制わいせつ容疑で黒岩町長を告訴し、直後に黒岩町長が「虚偽告訴だ」と新井氏を告訴。地検は同月、黒岩町長を嫌疑不十分で不起訴にしていた。 起訴内容は、新井氏が19年、町長室で性被害にあったと記載した電子書籍を公表して黒岩町長の名誉を傷つけたほか、21年12月、性被害を受けたとする虚偽の内容の告訴をしたというもの。地検は認否を明らかにしていない。 同町では20年12月、当時町議だった新井氏への解職請求(リコール)の賛否を問う住民投票が行われ、賛成多数で新井氏は失職した。 一連の問題をめぐっては、町が新井氏の支援者らを相手に、町の名誉が傷つけられたとして約550万円の損害賠償を求めて提訴。前橋地裁で民事裁判が続いている。(杉浦達朗)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「表現の不自由展」の中止求めて刃物を送った容疑 75歳男を追送検

2022年10月31日 22時15分 大阪市で昨年7月に開かれた「表現の不自由展かんさい」の中止を求める文書を郵送したとして、岸和田市宮本町の無職久礼重興(しげおき)容疑者(75)が強要未遂容疑で逮捕された事件で、大阪府警は31日、刃物を同封した要求文書を再送したとする強要未遂容疑でも追送検し、発表した。容疑を認めているという。 警備部によると、同展は府立労働センターであり、中止を求める文書が4件届いていた。追送検容疑は、同7月に中止を求める文書にペーパーナイフ(長さ約20センチ)をはり付けて館長宛てに送付したというもの。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

屋外に監視カメラ、室内には代紋…暴力団事務所を新設容疑で組長逮捕

2022年10月31日 21時11分 暴力団事務所を新設したとして、大阪府警は10月31日、特定抗争指定暴力団山口組の3次団体組長の劉誠二容疑者(49)=大阪市生野区新今里3丁目=を暴力団対策法違反の疑いで逮捕し、発表した。山口組と対立する神戸山口組は2020年1月、暴対法にもとづく特定抗争指定暴力団に双方とも指定され、大阪市などでの事務所新設を禁じられている。府警は劉容疑者の認否を明らかにしていない。 捜査4課によると、特定抗争指定による事務所の新設禁止に違反した疑いでの逮捕は全国で初めて。 逮捕容疑は、大阪市生野区新今里4丁目のビル1階に昨年7月、暴力団の事務所を新たに設置したというもの。屋外に監視カメラがあり、室内には監視カメラのモニターのほか山口組の代紋や看板があったという。複数の組員が出入りしており、府警が活動の拠点になっているとして事務所と認定した。 特定抗争指定暴力団に指定された山口組と神戸山口組は、抗争防止のため、大阪市や大阪府豊中市、神戸市などの指定区域内で事務所の新設や立ち入りが禁じられている。劉容疑者の暴力団は、山口組の直系組織(2次団体)に所属し、大阪市浪速区にあった事務所は立ち入りが禁じられている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

明石・歩道橋遺族「事故どこでも起こりうる」 教訓伝える本出版

有料記事黒田早織、天野剛志2022年10月31日 21時30分 兵庫県明石市で2001年7月に起き、11人が亡くなった歩道橋雑踏事故の遺族ら有志は今夏、教訓を伝える本「明石歩道橋事故 再発防止を願って」を出版した。 韓国の事故について、著者の一人で母親を亡くした白井義道さん(62)=神戸市西区=は「明石の事故を思い出し、心が痛んだ。警察がしっかりと予見して警備できなかったのかが問われる」と話した。 弁護団事務局長を務めた佐藤健宗弁護士=明石市=も執筆者の一人。「雑踏事故はどこで起きるのか分からない」と改めて感じたという。主催者がいる催しであれば警備の準備もしやすいが、雑踏では的確な対応が難しいという。「事故は自分にも起こりうると認識してほしい」 当時8歳の次女を亡くした三木清さん(53)=兵庫県姫路市=は「雑踏事故は、いざ巻き込まれたら逃れられなくなる。人が集まる場所は、つい近づきたくなってしまうけれど、踏みとどまることが大事だ」と話した。 兵庫県警は、明石歩道橋事故…この記事は有料記事です。残り390文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大阪・道頓堀も厳戒ハロウィーン 若者ら大挙、警察は200人態勢

田添聖史2022年10月31日 21時30分 ハロウィーンの31日、大阪市の繁華街・ミナミには多くの人が集まった。ソウル市内の繁華街・梨泰院(イテウォン)で起きた雑踏事故で150人以上が亡くなったことを受け、警察が警戒態勢を強める中、仮装姿の若者らが行き交った。 観光地として有名な道頓堀の戎(えびす)橋。夕方から人が増え、午後7時ごろには橋の中央では前に進むのが難しくなるほどの混雑が生じた。道幅が狭くなるスロープでは、大阪府警の警察官が「立ち止まらないでください。そのまま歩いてください」と繰り返し呼びかけたり、欄干から身を乗り出す人を止めたりしていた。 アニメの登場人物の仮装をした大阪市平野区の男性(23)は、友人2人と足を運んだ。戎橋に来るのは初めてで「せっかく新型コロナが収まってきたので、羽目を外したかった」。韓国の事故は「ひどいと思う」が、「ミナミはそこまで人は集まらないと思った」。 吹田市の女子大学生(19)は、友人4人とメイド服を着て訪れた。韓国の事故を知り「人が増えないうちに早めに来た」という。入学後、新型コロナでイベントがほとんど中止になったといい「楽しめる時に楽しみたくて、一番にぎやかそうな道頓堀に来た」と話した。 戎橋では、過去に川に飛び込む人がいたり、密集に乗じた痴漢や盗撮の事件も起きたりしている。府警はこの日、道頓堀や同じく若者が多く集まる「アメリカ村」を中心に約200人態勢で警備に当たった。 道頓堀で焼き肉店を営む男性(48)は「活気が戻るのはミナミらしくていいが、路上で酒を飲んで騒いだり川へ飛び込んだり、目に余る行為も多い」とうんざりした様子。「何事も安全第一。節度をもって、街全体で楽しめるイベントにしてほしい」と話した。(田添聖史)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

渋谷の人出、コロナ禍前の水準に戻る ハロウィーン直前の土曜日

 ハロウィーンの仮装を楽しむ多くの人たちでにぎわった29日、東京・渋谷には、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の2019年と同じ水準の人出があったと推計されることが、NTTドコモの携帯電話の位置情報からわかった。 渋谷センター街周辺の10月最終土曜日の人出を、19年以降で比べた。19年10月26日の午後6時~午後11時台の人出を100%とすると、20年10月31日は77%、21年10月30日は84%と大きく減っていたが、今月29日は94%で、ほぼコロナ禍前の水準まで戻っていた。(篠健一郎)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「睡眠導入剤を飲んだ後殺害」 女子大生死亡、殺人容疑の男供述

石垣明真2022年10月31日 18時30分 札幌市のアパートの一室で10月8日、北海道小樽市に住む大学生の女性(当時22)が遺体で見つかった事件で、女性を殺害したとして殺人容疑で再逮捕された無職小野勇容疑者(53)=死体遺棄容疑で逮捕=が、「女性が自分で酒と睡眠導入剤を飲んで意識がもうろうとした時に、腕で首を絞めて殺害した」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。 道警によると、小野容疑者は10月3日から8日の間に、自室で女性の首を腕で絞めて殺害した疑いがある。司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息で、死亡推定日は同4日前後だった。 捜査関係者によると、小野容疑者は「女性とは9月上旬ごろにSNSを通じて知り合い、殺害を頼まれた」と供述。2人は9月27日昼にJR札幌駅で会った。その6日後の10月3日昼には札幌市内で待ち合わせをして、スーパーで酒類を買った後、小野容疑者宅に向かった。小野容疑者宅からは睡眠導入剤が押収されたという。(石垣明真)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル