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奥能登の郵便局で荷物や郵便物の引き渡しを再開 24日から

 日本郵便は23日、能登半島地震の影響で郵便や荷物の集配を休止している石川県珠洲市、輪島市、穴水町、能登町の4市町で、引き渡し業務を24日に再開すると発表した。これら4市町宛てに送られた郵便物と引き受け済みの郵便物とゆうパックなどを、郵便局で受け取り主に引き渡す。 珠洲市宛ては珠洲郵便局▽輪島市宛ては輪島郵便局と門前郵便局▽穴水町宛ては穴水郵便局▽能登町宛ては能登郵便局、松波郵便局、柳田郵便局でそれぞれ受け取ることができる。穴水郵便局は受け取り希望日の前日までにコールセンター(070・8689・3283)へ連絡が必要だ。 今回再開するのは、震災前に引き受けた荷物の引き渡しのみ。これら4市町宛ての新たな荷物の引き受けは引き続き停止している。(鈴木友里子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

7500円の「キンプリ」チケットを6万~6万5千円で不正転売容疑

 宮城県警は23日、東京都に住む会社員の女(24)をチケット不正転売禁止法違反の疑いで逮捕し、発表した。「高額で転売できると知っていた」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は2022年7~10月、静岡、宮城両県であったアイドルグループ「King&Prince(キングアンドプリンス)」のコンサートチケットを不正に転売したというもの。 会員向けの販売価格は7500円だが、6万5千円と6万円で転売したという。(力丸祥子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

新幹線からはしごで下車「安心した」「また地震かな」 乗客証言

【動画】駅間で立ち往生した新幹線=遠藤雅彦撮影 東京―大宮間では上下4本の列車が一時立ち往生した。さいたま市内に停車した金沢発東京行き「かがやき504号」では、約360人の乗客が3時間ほど缶詰め状態となった。 金沢市で美容サロンを営む女性(34)はこの日、仕事関係のセミナー受講のために都内に向かっていた。 新幹線が止まる直前、「カシャン」という音が聞こえ、座席近くの窓ガラスがくもの巣状に割れたのに気付いた。屋外の上のほうからポールのような細長いものと、それに付随した物が落ちてきて、ガラスにぶつかったようだった。二重ガラスの外側にひびが入っただけで、けが人はなかったという。 山小屋経営の堀井よし子さん…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

料理人、消防士… 即戦力のボランティアが支援「一般の方は待って」

 能登半島地震の被災地では、消防士や料理人ら専門技能を持ったボランティアが活躍している。インフラ復旧が進んでいないことから、石川県などはボランティアをまだ広く受け入れていないが、ニーズをくみ取った即戦力による支援は歓迎されている。 多くの家屋が倒壊した珠洲市蛸島町。山形県から来た佐藤信一さん(39)は14日、仲間とチェーンソーや重機を使い、道をふさぐがれきを撤去していた。休みをとって集まった消防士や元消防士たちのチームで、これまでも被災地で活動してきた経験がある。危険な場所での活動を訓練し、重機や道具の扱いの勉強会も重ねてきた。 「細かなニーズに応えたい」と市社会福祉協議会と連携し、「家から大切な物をとってきてほしい」「閉じ込められた車を出して」など被災者の声を聞いて活動する。 穴水町には、料理人が食材を…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東京―仙台・高崎間、新幹線終日運休へ 作業員が感電、爆発音情報も

【動画】駅間で立ち往生した新幹線=遠藤雅彦撮影 23日午前9時58分ごろ、東北新幹線の上野―小山駅間、上越・北陸新幹線の上野―熊谷駅間で停電が発生。JR東日本によると、東北新幹線の東京―仙台駅間、上越新幹線の東京―新潟駅間、北陸新幹線の東京―長野駅間のいずれも上下線で運転を見合わせた。一部区間で折り返し運転を始めたが、東京―仙台駅間と東京―高崎駅間は終日運休が決まった。 JR東日本によると、さいたま市中央区内の上り線で架線が垂れ下がり、運転に支障があると判明したという。 復旧作業中、爆発のような音がし、煙が上がっているとの情報がある。関係者によると、2人がけがを負い、いずれも意識はあるという。同社によると、現場付近で作業員が感電し、救急搬送されたという。 午後4時現在、運転再開の見込みは立っておらず、運転再開まで相当な時間がかかる見込み。同社によると、停電発生から上下計4本の列車が駅間で立ち往生。さいたま市中央区付近で停車した上り列車からは約3時間後の午後1時前から乗客を線路に降ろし、非常階段で地上に降りてもらう避難を始めた。北陸新幹線は正午ごろから長野―金沢駅間で折り返し運転を実施するという。(細沢礼輝、野口駿)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

不合格の事実より親の一言が重い 中学受験、子どもを支える声かけは

 首都圏は本格的な中学受験シーズンを迎えています。2月1日から東京都と神奈川県の私立中の入試が行われますが、埼玉や千葉では既に合否が発表された学校も少なくありません。結果がいま一つだった子どもに保護者はどう向き合うべきか。必要な声かけとは。栄光ゼミナール入試情報センター責任者の藤田利通さんに聞きました。心配は子どもより親 ――不合格になった場合、動揺する子どもや保護者も多いのではないでしょうか。 落ち込んで泣いてしまう子もいますが、経験上、ひと泣きすればケロッとする子が多い。何日も落ち込まないんですね。 心配なのは保護者です。一番よくないのは保護者が落ち込んだ姿を子どもに見せてしまうこと。弱気な様子は子どもに影響します。保護者は「大丈夫」と自分をもり立て、落ち込む姿を子どもに見せないようにしてほしい。 笑顔を絶やさないこと、ため息をつかないよう深呼吸することも必要です。子どもがそばにいる場合、つらいときはトイレに駆け込むのも手です。不安な気持ちを吐き出したいのであれば、塾の先生に相談するのが一番です。 私たちは、保護者の皆さんには「(1月の入試で不合格になっても)あまり気にしないで」と伝えています。都内の入試が始まる2月1日までは十分な時間があり、持ち直して本番を迎えられますから、と。実際、私自身も今の時期は連日、親御さんから相談を受けています。心からの言葉を伝える ――子どもには、どんな声かけをするとよいのでしょうか。記事後半では、都内の私立中入試までの1週間をどう過ごしたらいいかについても語っていただきます。 一番いいのは、ストレートで…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

古い住宅に甚大な被害…「命に直結」する耐震化、対応を強化する県も

 最大震度7を観測した能登半島地震の被災地で木造家屋の倒壊が相次ぐなど、少なくとも3万棟を超える住宅の被害が出ている。被災地は高齢化が進み、耐震基準を満たさない住宅の割合が高かったほか、公表された今回の地震による死亡の状況をみると「家屋倒壊」が約9割を占めており、その被害をいかに抑えるかが課題となっている。ただし耐震化の現状は地域差が大きく、専門家は行政による支援の強化を訴える。 昔ながらの木造の建物が並んでいた石川県輪島市の市街地では、いたるところで住宅が崩れ、瓦や柱が散乱していた。山下八郎さん(75)の祖父が建てたという築60年の木造2階建て住宅も壁がはがれ落ちた。「耐震補強をしておけばよかったかもしれんけど、そんな金もなかったし……」 県の発表によると、地震による住宅の被害は22日時点で3万7千棟にのぼる。被害が大きかった地域は情報収集が追いつかず、被害規模はさらに膨らむ可能性がある。 東北大学災害科学国際研究所の研究者らは地震発生後、現地を調査。七尾市や穴水町で被災した約400棟を確認したところ、ほとんどが現行の耐震基準が適用される1981年より前に建てられた木造住宅だった。分析中だが、穴水町では調査した建物のうち2割が倒壊していたという。耐震化に地域差、建て替え活発な都会 耐震基準は「震度6強~7でも倒壊しない」強さが求められているが、基準を満たす住宅の割合(耐震化率)は輪島市で45%(2022年度)、珠洲市で51%(18年度)と、全国の87%(18年)を大きく下回る。 さらに、能登地方では23年…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「自殺企図」疑いの中学生が車にひかれ死亡 運転した男性に無罪判決

 2022年7月、札幌市中央区の交差点で、横断歩道上にいた女子中学生(当時13)を車でひいて死なせたとして、過失運転致死の罪に問われていた男性(72)の判決公判が23日、札幌地裁(井下田英樹裁判長)であった。井下田裁判長は「女性が自死を企図した可能性を否定できず、男性が女性の飛び出しを予見するのは困難だった」などとして、無罪を言い渡した。 起訴状などによると、同年7月7日未明、男性は乗用車を運転中に、横断歩道上にいた女子中学生をはねて死亡させたとされる。信号は車側が青で、歩行者側が赤だった。公判では、男性に過失が認められるかどうかや、中学生の死と男性の運転行為に因果関係があるかどうかが争点になっていた。 検察側は、「(男性に)注意義務違反があった」と訴えた。防犯カメラ映像をもとにした事故鑑定から、男性が運転していた車の時速が84~92キロだったなどと指摘し、「指定最高速度の時速50キロを守って、前方左右をよく見て運転すれば事故を回避できた」としていた。 一方で弁護側は、「(男性が)女性が飛びだしてくることを予見することは不可能だった」として、男性に過失は認められないと訴えていた。男性が脇見運転などをせずに前方をよく見て運転していたと主張し、歩行者が赤信号を無視して青信号を進む車の前に飛びだしてきた場合に、「人の発見が遅れ、直ちに適切な回避措置をとることが難しくなるのは経験則上、明らかだ」などとした。 また、事故鑑定の方法に誤りがあると指摘したほか、女子中学生が亡くなったのは故意に自殺を試みたからだとし、仮に男性に過失があっても、それと中学生の死には因果関係がないと訴えていた。(石垣明真)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東北・上越・北陸新幹線で一部運転見合わせ 線路に乗客降ろして避難

【動画】線路上に立ち往生した新幹線 23日午前9時58分ごろ、東北新幹線の上野―小山駅間、上越・北陸新幹線の上野―熊谷駅間で停電が発生。JR東日本によると、東北新幹線の東京―仙台駅間、上越新幹線の東京―新潟駅間、北陸新幹線の東京―長野駅間のいずれも上下線で運転を見合わせている。 正午現在、運転再開の見込みは立っておらず、運転再開まで相当な時間がかかる見込み。JR東日本によると、停電発生から上下計4本の列車が駅間で立ち往生。さいたま市中央区付近で停車した上り列車からは約3時間後の午後1時前から乗客を線路に降ろし、非常階段で地上に降りてもらう避難を始めた。北陸新幹線は正午ごろから長野―金沢駅間で折り返し運転を実施するという。 同社によると、さいたま市中央区内の上り線で架線が垂れ下がり、運転に支障があると判明したという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「北陸応援割」で被災地の観光業支援へ 1人上限2万円で政府が検討

 政府が能登半島地震の被災者支援のため、北陸地方を対象とした観光支援策「北陸応援割」の実施を検討していることが分かった。25日にとりまとめる予定の「被災者の生活となりわい支援のためのパッケージ(仮称)」に盛り込む。 北陸応援割は風評被害を受ける観光業を支援するため、1人1泊あたり2万円を上限に、旅行代金の50%を支援する。3~4月に実施し、能登地方を含む石川県のほか、富山、福井、新潟の3県を対象に加えることも検討している。 政府はすでに、被災した中小・小規模事業者が工業や店舗、生産機械などを復旧する場合に補助金を支出する方針も決めている。これらの支援策の財源とするため、26日にも2023年度予算の予備費から1千億円超を支出する閣議決定を行う方針だ。 また、岸田文雄首相は23日の非常災害対策本部会議で、能登空港で滑走路などの応急復旧が進み、27日にも民間機の運航が再開すると明らかにした。当面、週3日、1日1往復の運航が予定されているという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル