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「ドシンと大きな音」兵庫県で通報相次ぐ 原因は震度1未満の地震?

井岡諒2023年5月5日 7時14分 3日午後10時10分ごろから、兵庫県警垂水署に「爆発音が聞こえた」「ドシンと大きな音がした」といった通報が約20件相次いだ。けが人や物的被害は確認されていないという。大阪管区気象台によると、神戸市垂水区を震源とする震度1未満の地震が2回起きており、異音の原因の可能性があるという。 同気象台によると、3日午後9時58分と午後10時29分に、同区西部を震源とする地震があった。地震の規模を示すマグニチュードは2・3と1・9で、震源の深さはいずれも約9キロだった。震度計は区東部に1カ所あり、揺れは観測したが、震度1未満だったという。(井岡諒)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

子どもアドボカシーは両刃の剣 国民一人ひとりが担い手に

 子どもの声を聴き、意見表明を支援する「子どもアドボカシー」。4月に施行された「こども基本法」では、その保障が基本理念として定められた。 その、子どもアドボカシーの取り組みを牽引(けんいん)する大分大学教授(子ども家庭福祉)の相澤仁(まさし)さん(67)は言う。「アドボカシーは大切。ただ両刃の剣でもある。子どもが勇気をもって声を上げても、きちんと対応しなければ『言ってもダメだ』と子どもに決定的なダメージを与えかねない」 2020年度から始まった国のモデル事業を、大分県で県と協力して実施する。「アドボケイト」と呼ばれる、子どもの立場に100%立って子どもの声を聴き、もし子どもが望むなら子どもと一緒にその解決策を探る人材を毎年、養成。そのアドボケイトを児童相談所の一時保護所や児童養護施設など社会的養護の下で暮らす子どものところに派遣し、声を聴いている。 昨年には、NPO法人全国子どもアドボカシー協議会を発足させ、理事長についた。全国120を超える個人・団体が参加し、子どもや若者を運営の中心に据えようと、10人以上の子ども・若者委員会を協議会内に設置した。理事のメンバーにも当事者の若者を入れた。相澤仁さんが子どもアドボカシーを進める背景には、ケアワーカーとして子どもたちと過ごした日々があります。「いろんな人に意見を聴いてもらうことが大切」と言います。相澤さんが理事長を務める全国アドボカシー協議会は14日に東京都内で全国セミナーを開くそうです。子どもアドボカシー活動から見えてきた成果と課題を共有し、子どもとともに生きる社会を実現するために何が必要かを考えるものです。詳しくは、https://www.child-advocacy.org/activities/14334へ。■「子どもたちに許されてきた…この記事は有料記事です。残り1353文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「106」の機体番号、事故陸自ヘリと一致 残る4人は周辺におらず

 沖縄・宮古島沖で沈んでいた陸上自衛隊のヘリの機体主要部周辺の捜索で、これまで見つかった6人以外の姿は確認されなかったことがわかった。4月6日に消息を絶った当時は10人が乗っており、防衛省は残る4人が機体主要部から離れた場所に流された可能性があるとみている。 ヘリはレーダーから消失した1週間後の13日、ソナー探査で海底に沈んでいることが確認された。その場所に海上自衛隊のダイバーが潜水して捜索したところ、16日に5人、18日にも別の1人が見つかった。6人はいずれも引き揚げられ、死亡が確認された。 関係者によると、2日に機体主要部を引き揚げた民間船舶は3、4日も海底の捜索を続け、一部の部品を回収した。ただ、新たな人の発見はなかったという。機体などを載せた回収船は4日午後、熊本県の八代港へ向かった。陸路で陸自高遊原(たかゆうばる)分屯地に運ばれる予定。 引き揚げられた機体を調べたところ、操縦席のドア外側に「106」の記載があった。同機種で他の機体に同じ番号が振られることはないことから、防衛省は、消息を絶った106号機と断定した。また、機体から見つかったフライトデータレコーダー(FDR)は当初の設置状態のままだったこともわかった。 FDRは、飛行時の機体の高…この記事は有料記事です。残り433文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「解散命令可能」「政府の対応は憲法違反」 旧統一教会めぐり識者は

有料記事聞き手・笹山大志2023年5月5日 4時00分 霊感商法や高額献金が社会問題化した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐり、政府は解散命令請求を視野に、宗教法人法に基づく「報告徴収・質問権」を行使し、実態解明を進めています。こうした対応について、「解散命令は可能」「政府の対応は憲法違反」と識者の見方は分かれます。2人の憲法学者に聞きました。 飯島滋明・名古屋学院大教授(憲法学)は「政府の対応は不十分」とし、「解散命令は憲法的に可能だ」と指摘します。――旧統一教会をめぐる政府の対応をどう見ていますか。 岸田政権の対応は極めて不十分です。たとえば、「不当寄付勧誘防止法(被害者救済新法)」は保護の対象が主に「寄付者本人」に限定されています。また、配偶者や親族の生活の維持を困難にする寄付は「禁止」ではなく、「困難にすることがないようにすること」と「配慮義務」にとどまりました。これでは家族の救済にはなりません。 ――霊感商法や高額献金を規制することは、憲法が定める政教分離の原則や、憲法が保障する「信教の自由」に反しないのでしょうか。 憲法では「財産権の内容は…この記事は有料記事です。残り2066文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[もっと見る]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

旧統一教会への質問権行使、6割が「妥当」 宗教法人アンケート

有料記事笹山大志 小松隆次郎 小寺陽一郎 桑原紀彦2023年5月5日 4時00分 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる政府の対応について、朝日新聞は国内の主な宗教法人を対象にアンケートを実施した。政府は、教団への解散命令請求も視野に、宗教法人法に基づく「報告徴収・質問権」を初めて行使し、事実関係の把握や実態の解明をめざしている。この対応や調査のあり方について、回答した法人のうち6割超が「妥当だ」「どちらかといえば妥当だ」と評価した。 アンケートの対象は63の宗教法人。2月中旬に質問を送り、3月末までに33法人からオンラインやファクスで回答を得た。ほかの団体は「他の宗教団体にかかわることなので答えられない」などとして回答がなかった。 政府が昨年11月から旧統一教会に対し、不法行為や使用者責任を認める民事裁判の判決を根拠に質問権を行使していることについて、12法人が「妥当だ」、9法人が「どちらかといえば妥当だ」と回答した。「社会のルールを守らない宗教活動は許されるものではない」(霊友会)、「多数の司法判断を根拠にした行使だから」(天理教)などといった理由だった。 「どちらかといえば妥当だ」と回答した法人の中には「民法上の不法行為には幅があるので、その基準を明確に定める必要がある」(日蓮宗)と指摘する意見もあった。 一方、「妥当ではない」と回…この記事は有料記事です。残り4903文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[もっと見る]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

札幌のテレビ塔前でタクシーに当て逃げ LIVEカメラ瞬間とらえる

2023年5月4日 20時45分【動画】札幌市のテレビ塔前であった当て逃げ事故=朝日新聞LIVEカメラから 札幌市中央区のさっぽろテレビ塔前の交差点で4日夕、タクシーと乗用車が衝突し、乗用車が、そのまま逃走する当て逃げ事故があった。朝日新聞北海道支社に設置している定点カメラが事故の一部始終をとらえていた。 事故が起きたのは札幌テレビ塔の時計が午後5時36分を示した時間帯。タクシーが大通西1丁目と2丁目の交差点を南に向かって直進していたところ、西から東に向けて交差点に進入した白い車が衝突。白い車はそのまま進路を変えて南方向に走り去った。 札幌中央署によると、この事故の前にも付近で白い車によるものとみられる当て逃げ事故があり、関連を調べている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

G7広島サミットを前にドローンショー 音楽や光で平和を発信

上田潤2023年5月4日 21時45分【動画】G7広島サミットに合わせた祭典で国内最大規模のドローンショー=上田潤撮影 G7広島サミットの開催に合わせ、音楽や光のショーで平和を発信する祭典「#HIROSHIMAミライバトン」が4日、エディオンスタジアム広島(広島市安佐南区)であった。国内最大規模の台数を使ったドローンショーも披露され、平和へのメッセージが広島の夜空を彩った。 音楽ライブでは、人気グループ「EXILE」のメンバーらが歌やパフォーマンスで観客を盛り上げ、地元の神楽や被爆ピアノの弾き語りも披露された。祭典の終盤では、さまざまな色に光るLEDを搭載したドローン1千機がサミット応援ソングに合わせて編隊を組んで飛行。夜空をキャンバスに、原爆ドームや回転する地球などを描き、最後には虹色に輝く巨大な折り鶴が羽ばたく様子を表現して平和の尊さを訴えた。(上田潤)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

長野・霧ケ峰高原で火災、別荘地2カ所に避難指示 70世帯が避難

2023年5月4日 22時00分(2023年5月4日 23時20分更新)  4日午後1時40分ごろ、長野県茅野市の霧ケ峰高原で煙が見えると119番通報があった。県警などによると、ガボッチョと呼ばれる山の山頂付近で下草が燃えているという。同日午後5時15分現在で約9ヘクタールが焼け、鎮火はしていない。けが人はいないという。 この火災で茅野市は4日午後5時、「緑の村別荘地」と「車山高原別荘地」の合わせて144世帯、239人に避難指示を出した。北山小学校と茅野北部中学校の体育館にそれぞれ避難所を開設し、同日午後11時時点で計71世帯、189人が避難しているという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

アパート階段下でブラジル人女性の遺体 強殺容疑で捜査 三重

2023年5月4日 21時46分 3日午後10時15分ごろ、三重県鈴鹿市寺家5丁目の2階建てアパートの住人から、「血を流して女性が倒れている」と119番通報があった。女性はアパートの外階段の下で倒れており、心肺停止状態で病院に搬送され、死亡が確認された。県警は4日、女性の所持品も奪われていたとして強盗殺人容疑で捜査本部を設置し、捜査を始めた。 県警によると、女性はこのアパートに住むブラジル国籍の工員アイハラ・アルメイダ・ロゼリさん(46)。首などには刃物で切られるなどした複数の傷があった。服を着たままで着衣の乱れはなかった。女性は一人暮らしで、事件当時、部屋は施錠されていたとみられるという。 現場は近鉄鼓ケ浦駅から北西に約80メートルの住宅街。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

神秘的な水没林でカヌーツアー 雪解けの時期だけ見られる山形の絶景

西岡臣2023年5月4日 22時00分【動画】季節限定の水没林でカヌーを楽しむ人たち=西岡臣撮影 大型連休も後半になり、全国各地の行楽地が観光客でにぎわいをみせている。 山形県飯豊(いいで)町の白川ダム湖では新緑の「水没林」の中で早朝からカヌーを楽しむ人たちの姿が見られた。水没林は3月ごろから雪解け水が湖に流れ込み、水位が上がることで出現する。4月中旬からはシロヤナギなど、見頃を迎えた新緑が水面に映り込む神秘的な光景が広がる。雪解け水の流れ込みが減り水位が下がる5月中旬ごろまでが見頃という。 カヌーツアーを企画する「いいでカヌークラブ」の堀江守弘代表(41)によると、近年SNSなどの発信で水没林の知名度は上がっており、このゴールデンウィークはほぼ全ての枠が満員になった。「水没林自体はもともとあったが地元の人からすると、当たり前の光景だと見過ごされてきた。水没林をきっかけに、雪解けの季節にも山形を訪れてもらえれば」と話している。(西岡臣)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル