2023年1月24日 14時20分 大阪府警東淀川署留置管理課の40代男性署員が、当直勤務中に飲酒していたとして、府警が調査していることがわかった。府警の聴取に「昨年夏ごろから飲んでいた」と説明しているという。府警は調査を進め、処分を検討している。 府警によると、昨年12月に別の署員からこの男性署員について「飲酒しているのではないか」と情報提供があったという。署員が出勤してきた際に呼気検査をしたところ、アルコールが検出された。署員は「休憩室で飲酒した」と話しており、府警は1人で飲んでいたとみている。署では24時間3交代の勤務についていた。 府警では昨年9月、殺人などの容疑で福島署に勾留していた容疑者が自殺を図り死亡。その後、同署員が決められた巡回を怠っていたことや、実際にはやっていない私物保管庫の点検を実施したとする報告書類を偽造していたことが判明している。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中部国際空港工事巡り入札情報漏洩か 元国交省港湾事務所長らを逮捕
中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)の沖合に建設予定の新たな滑走路工事を巡る入札情報を漏らしたなどとして、愛知県警は24日、国交省名古屋港湾事務所の元所長・藤田亨(60)と採石業者「丸昇石材」(三重県尾鷲市)の元会長・小倉章弘(65)の両容疑者を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕した。 捜査関係者によると、問題の工事は常滑沖の一部を埋め立てる際に必要な捨て石(100万立方メートル)の調達事業。2021年2月に一般競争入札が行われ、丸昇石材が計約69億円で受注した。応札したのは同社だけだったという。 県警は、多額の国費が投入されるセントレアの工事の入札を巡って官財との癒着があったとの情報を把握。工事を発注する名古屋港湾事務所側が石材調達の入札で不正をはたらいた疑いがあるとみて、捜査を続けていた。 昨秋以降、県警は中村署を拠… この記事は有料記事です。残り145文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
南極の砂まきは遠来客を迎える準備、白い世界をとかして道を作る
塩まきはお清めだが、南極の昭和基地では、砂まきが遠来の客人を迎える準備だ。積もった雪をとかして地面を出し、車で走れる道をつくる夏の作業だ。 交代する観測隊を載せた南極観測船しらせは2020年11月20日、日本を出発する。到着まで約1カ月、私たち61次越冬隊は荷造りはもちろん、除雪を急がなくてはいけない。しらせが着けば、61次隊が持ち帰る荷物を船へ、62次隊の荷物を基地への大輸送が始まる。海氷上は雪上車がひくそりに載せて、陸上はトラックで運ぶため、タイヤの車が走れるよう「道路」になる所を除雪する。 太陽が沈まない白夜は21日に始まった。機械隊員たちは日中と夜間の交代制で重機を走らせ、茶色の地面を出す。ドローンの映像で空から見下ろすと、南極らしい風景はみるみる消えていく。「白い世界が汚れていく」と内心、残念だが、機械隊員の激務の成果だ。声に出しては言えない。 私も手伝わなくては。スコッ… この記事は有料記事です。残り572文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1円玉より小さい印鑑に87文字ぎゅっ 「脱ハンコ」でみせた職人技
1円玉よりも小さい直径1・2センチの印鑑。判を押して現れるのは、なんと87文字の文章。昨秋、ツイッターで話題になった。国の「脱ハンコ」宣言で、印鑑業界は逆風にさらされている。この87文字には、職人たちの意地とプライドが込められていた。 印鑑を作ったのは、松江市にある創業半世紀の「永江印祥堂」。従業員は60人ほど。きっかけは、同社の公式ツイッター担当者、「中の人」のある発見だった。 昨年10月、注文を受けたある会社の長い部署名の印鑑を、自社の職人たちが作っているのを目にした。「こんなに小さい字が彫れるんだ」「この高い技術力をたくさんの人に見てもらえれば、印鑑に関心を持ってもらえるし、PRにもなる」 3年前、業界に衝撃が走った。河野太郎・行政改革担当相(当時)が行政手続きでの「脱ハンコ」の方針を表明した。「正直、仕事がなくなると思いました」(中の人)。だからこそ、職人たちの技術の粋を見てもらいたかった。 「やってほしいことがあるんです。絶対に断らないで!」。中の人は、“80文字”の文章が書かれた紙を手に職人に頼み込んだ。 話を聞いた職人の1人、村尾直樹さん(48)は戸惑った。これまでに作った企業の印鑑は長くても40文字程度。80文字は未知の世界。 ハンコ業界に逆風が吹き荒れる中、職人たちは立ち上がります。そして思いもよらない反響が…。記事後半で紹介します。 1文字に使えるのはわずか1㎜四方 「文字が彫れただけではだめ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
伯州綿100%の糸をあきらめたくない 幼い記憶、職員は奔走した
かつて鳥取県西部の弓ケ浜半島では、「伯州綿」と呼ばれる和綿が盛んに栽培されていた。安価な輸入品に押され、いったんは衰退。だが、2008年に同県境港市が耕作放棄地対策として栽培に乗り出し、いまではさまざまな新商品が開発されるようになった。復活劇のウラには、東奔西走した1人の市職員の奮闘があった。 2007年、境港市水産農業課の係長だった大道幸祐さん(52)は、市農業公社の職員も兼務していた。仕事の一つに、市内の耕作放棄地の管理があった。荒れ放題にはできないので、景観を保つために何かを栽培することに。 「綿はできるのかな」 畑にふわふわ。不思議な作物だな。頭の片隅には、幼いころに目にした綿畑の記憶があった。 地元には、伝統的工芸品「弓浜絣(ゆみはまがすり)」のために伯州綿を細々と栽培している農家がいた。頼むと、「使っていいよ」とレジ袋一つ分ぐらいの、綿にくるまれたままの種をくれた。 ふわふわの綿のなかには、7~8粒の種。昼食を終えると役所の会議室にこもり、借りてきた手動の綿繰り機で綿と種を分け続けた。 08年5月、500平方メートルの畑に種を植えた。「一反(約992平方メートル)で100キロの綿がとれれば上等」と言われるなか、60キロの綿を収穫。試験栽培は大成功だった。「素人でもできるんだ。綿は、ほんとうにこの土地に合ってたんだ」 豊かな弾力があだに 国産綿で布団を作っている茨城県の業者に収穫した綿をみてもらうと、「弾力があって、布団には非常にいい。最高です」と絶賛された。 試験栽培の綿の収穫が始まっ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生徒の頭にげんこつ、教諭を戒告処分 過去に体罰などで2度研修も
生徒の頭をげんこつで1回たたいたとして、長崎県教育委員会は23日、県内の公立中学校の40代の男性教諭を戒告の懲戒処分にし、発表した。教諭は過去に2度、体罰などで校長指導を受けており、「今後同じようなことはないようにしたい」と話しているという。 県によると、教諭は昨年、授業中の生徒の態度を注意する際に頭部をたたいた。生徒にけがはなかった。2016年と21年には、別の生徒のほおを平手でたたいたり、不適切な発言をしたりしたとして、県教委の「再発防止研修」を2回受けていた。 研修は1年かけて、校長面談やリポート提出をする内容。教諭は、怒りの感情と向き合う講習も2度受けたというが、今回は「ついかっとなって手が出てしまった」と話したという。 県教委は、研修の有効性を検証し、「カウンセリングや医学的なアプローチを検討する」と話している。教諭は3回目の研修を受けることになる。(石倉徹也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
客足絶えない人気店、ウェブサイトはないけれど 巨大オブジェが旗印
カンサイのカイシャ ここがオモロイ! 奈良県天理市の国道沿いにひときわ目立つ落花生のオブジェがあります。50種以上のナッツ類製品を売る「中西ピーナツ」のシンボルです。白を基調としたおしゃれな外観。週末には行列も。そんなイケてる店なのに、調べてもウェブサイトがありません。取材で見えてきたのは長い歴史と自社生産へのこだわりでした。 6畳のコンテナからはじまった 店の始まりは17年前。ピーナツの焙煎(ばいせん)、卸売りを手がける中西恒雄商店(同市)の工場の近隣住民からの「わけてほしい」という声がきっかけだった。そんな声に応えようと、現在、店舗責任者を務める中西多美子さん(50)は焙煎工場近くの天理市櫟本(いちのもと)町に小さな店を開いた。 オープン当時の白いコンテナの店舗は6畳ほど。中西さんは商品の袋詰めをしながら、1人で店番をし、殻付き落花生や柿ピーなど約10種類の販売を始めた。 店に並ぶのはいりたてのピーナツ製品。「新鮮なピーナツはふっくらしていて、甘みもある」と評判を呼んだ。工場直売のため低価格で販売できることも強みだ。 店の評判は口コミで広がり、客が増えていった。それに合わせて開店から3年後にはコンテナを二つ、三つとつなげ、徐々に店を拡大。商品の種類や従業員数も増えていった。 中西さんは「お客さんがたくさん来て品切れになって怒られることもあった」と当時を振り返る。お客さんに店の外で並んでもらったり、種類が増えた商品を並べることが難しくなったりしたため、2018年4月13日に現在の店舗にリニューアルした。 ■50種超える商品ずらり… この記事は有料記事です。残り833文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 #KANSAI 近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
茨城で住宅火災 焼け跡から4人の遺体 母と子ども3人と連絡取れず
2023年1月24日 9時02分 24日午前5時ごろ、茨城県行方(なめがた)市於下(おした)の2階建て住宅で「建物から火があがっている」と通行人から119番通報があった。2時間後に火は消し止められたが、焼け跡から4人の遺体が見つかった。 行方署によると、この家に住む母親と子ども3人と連絡が取れていないといい、身元を確認している。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大雪で交通に影響も JR西やネクスコ西日本が注意を呼びかけ
寒波 2023年1月23日 21時00分 JR西日本は23日、強い冬型の気圧配置による大雪に備えて、一部の路線や区間で、運休を決めたと発表した。JR西は最新の情報に注意するよう呼びかけている。 JR西近畿統括本部によると、近畿エリアの山陰線や舞鶴線などの一部区間について、24日午前中から順次運休する。「こうのとり」や「スーパーはくと」など特急も計33本が運休する。 中国エリアでは、山陰線と因美線、伯備線、境線、木次(きすき)線の一部区間について、24日午前中から順次運休する。また、北陸エリアの大糸線や越美北線でも、一部の列車の運休を決めた。 25日も引き続き運休の可能性があるという。最新の運転状況は、JR西のホームページ(http://trafficinfo.westjr.co.jp/list.html)で確認できる。 高速道路でも通行止めの可能性がある。ネクスコ西日本によると、25日午前0時までに、第二京阪道路や京滋バイパスなどの一部区間を通行止めにする可能性があるという。不要不急の利用を控えるよう呼びかけている。最新の道路状況はアイハイウェイ(https://ihighway.jp/)で確認できる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
教団側と「和解合意書」2500万円の返金、担保に差し出されたのは
「和解合意書」 関東地方に住む旧統一教会元信者の70代女性と教団側で、こんな文書が作られたのは2020年9月。相手方は、地元の教会の「信徒会代表」を名乗る人物だった。 代理人の川井康雄弁護士によ… この記事は有料記事です。残り623文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル