有料記事 聞き手・張春穎2022年10月24日 8時00分 こんにゃく製品の輸出が伸びている。宇都宮大学農学部の神代英昭准教授は農業経済が専門で、こんにゃく産業に注目して研究してきた。今後の展望や課題について話を聞いた。 ――こんにゃくの知名度は低いと聞くが こんにゃくの知名度が海外で全くない中で、意欲的な先駆者が切り開いている。 輸出に挑戦する複数の会社に継続的に聞き取り調査をしたが、苦労が多かった。食べてもらう以前に、「こんにゃくは食べ物である」というところからスタートしていた。 海外の展示会に参加したところ、こんにゃくの特徴といえるあたたかさやにおいが敬遠されて、目の前で吐き出された経験を持つ会社もあった。 こんにゃく麺やジャーキー風… この記事は有料記事です。残り511文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性の髪をわしづかみする男、叫ぶ姉 高校球児は躊躇しなかった
島根県立松江北高校2年の中島陽都(はると)さん(16)は8月11日午後9時ごろ、松江市内のドラッグストアに立ち寄った。 野球部の4番でエース。主将も務め、夏休み中だったその日もグラウンドで汗を流し、夕方からは実家に帰省していた姉2人との久しぶりの外出を楽しんでいた。 ドラッグストア店内で姉たちが買い物をしている間、中島さんは店舗前駐車場の車内で待つことに。だが、ものの5分ほどで姉の1人が慌てて出てきた。 「男の人と女の人がけんかしてる」 店内に入ると、すぐにただことではない状況が目に入った。 床には商品が散乱。40~5… この記事は有料記事です。残り546文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ケーキを行商 「ちゃんちき堂のてつ」さんが本に込めた思い
リヤカーをひいて、シフォンケーキを売る。病気を乗り越え、東京都青梅市を拠点に行商を続ける「ちゃんちき堂のてつ」こと久保田哲さん(50)が、初めての著書「うつ病のぼくが始めた行商って仕事の話」を出版した。「働き方は人それぞれ。自分なりのスタイルを作ることさえできたら、夢はかなう」。道中で数多く出会うといううつ病の人、社会に溶け込めずに苦しむ人々への、そんなメッセージが込められている。 著者名も「てつ」に 今月上旬、行商に同行させてもらった。地元ではすっかり有名人で、カウベルの音に気づいた住民らが次々と声をかけてくる。「あ、ちゃんちき堂さん」「てつさん、元気?」 「『久保田さん』とは誰も呼ばないでしょ」。だから、著者名も本名でなく「ちゃんちき堂のてつ」にした。「10年もやっていると、昔、お母さんと手をつないで来ていた子が、今は自分のお金で買ってくれたり。そんなときはめっちゃうれしいですね」 1日に5~6時間は歩く。荒… この記事は有料記事です。残り1173文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋篠宮ご夫妻、栃木訪問へ 皇室10月24日~30日
天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は10月24~30日の予定を発表した。秋篠宮ご夫妻は28~29日、第22回全国障害者スポーツ大会の開会式などに出席するため、栃木県を訪問する(表記は宮内庁発表に準じます。予定は変更されることがあります)。 天皇、皇后両陛下、愛子さま 10/25(火) 天皇陛下 正殿・松の間(認証官任命式) 10/28(金) 天皇陛下 正殿・竹の間(信任状捧呈式) 皇嗣家(秋篠宮ご一家) 10/24(月) 秋篠宮さま 山梨県(大日本農会推薦優良農家など視察) 10/26(水) 秋篠宮ご夫妻 赤坂東邸(令和4年度次世代日系人指導者会議招へいの被招へい者を引見) 秋篠宮ご夫妻 高尾みころも霊堂(令和4年度産業殉職者合祀慰霊式に出席) 10/27(木) 紀子さま 大阪府(国立民族学博物館特別展「Hom●(oの上に-) loqu●(eの上に-)ns『しゃべるヒト』~ことばの不思議を科学する」及び企画展「海のくらしアート展―モノからみる東南アジアとオセアニア」) 10/28(金)~29(土) 秋篠宮ご夫妻 栃木県(「第22回全国障害者スポーツ大会」開会式に出席、水泳競技の観戦など) 佳子さま 奈良県(式年造替の春日若宮遷座祭に参列) 10/29(土) 佳子さま 有明コロシアム(「大正製薬 リポビタン 全日本テニス選手権97th」女子シングルス決勝を観戦) 10/30(日) 佳子さま 栃木県(「第22回全国障害者スポーツ大会」バレーボール《身》競技や車いすバスケットボール競技を観戦) 常陸宮家 10/28(金) 常陸宮さま 帝国ホテル(一般財団法人大日本蚕糸会令和4年度蚕糸功労者表彰式) 三笠宮家 10/25(火) 信子さま 宮内庁分庁舎(赴任ヨルダン駐箚特命全権大使接見) 10/27(木)~28(金) 信子さま 福岡県(一般社団法人日本消化器関連学会機構《JDDW》30回記念式典) 10/29(土) 彬子さま 国立競技場(リポビタンDチャレンジカップ2022日本代表対ニュージーランド代表) 10/30(日) 信子さま 千葉ポートアリーナ(2022年度講道館杯 全日本柔道体重別選手権大会) 高円宮家 10/26(水) 久子さま 東京ビッグサイト(「第41回JAPANTEX2022 INTERIOR TREND SHOW」開会式) 10/30(日) 久子さま 栃木県(第22回全国障害者スポーツ大会) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中学受験、親の心得 「二月の勝者」「翼の翼」…話題作の作者に聞く
中学受験に、保護者はどんな心持ちで臨めばいいのか。中学受験をテーマにした作品で知られる3人の作家に聞きました。 ■「御三家ウォーズ」 佐野倫子さん 小1と小5の子どもがいます。11年前に港区に移り住んだら、周囲の受験への関心が非常に高くて。その経験などをもとに「御三家ウォーズ」を書きました。 東京、特に港区は、体感で中学受験組が100%近い学校もある。そうなると、最初は受験を考えていなかった親も、考えざるを得なくなると思います。受験の情報は、塾やネット発信のものが多くて、みんなすごく踊らされるんですよね。 都心は、本当に受験熱が過熱していて、低学年でも満員で入れない塾もあります。親になってみて思うのは、気候変動や格差社会など、時代が変わる中で、将来への不安がすごくある。だから、その不安が全部、教育にいってしまう。教育を与えて、子どもを強くしてあげたくなってしまう。 さらに東京には、学力をつけるための「武器」を売る業者がたくさんいる。「1時間数万円だが、すごい家庭教師がいる」などの情報が入ってきて、つい「あと5点上がれば、(塾の)上のクラスに行ける」と思ってしまう。 漫画「二月の勝者―絶対合格の教室―」の高瀬志帆さん、小説「翼の翼」の朝比奈あすかさんにも聞きました。 そういう時、家族にとっての… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「拍手で実感」「思いが音に乗った」全日本吹奏楽コンの演奏を終えて
音の響き合いが、世界を広げ、時空を超えていく――。 23日、名古屋国際会議場で開かれた全日本吹奏楽コンクール全国大会高校の部。後半の15校も、心が沸き立つような、スケールの大きな演奏が続いた。 演奏を終えたばかりの部長らの言葉で振り返る。 東海大札幌「部のイメージを刷新する演奏」 東海大札幌(北海道)の部長、熊谷瞬さん(3年)は「東海大札幌では10年間、課題曲にマーチ、自由曲では日本人作曲家の曲を選んできた。今年は両方変えて、部のイメージを刷新する演奏ができたと思う」と手応えを口にした。2年連続の出場について「今年は全員が惰性で吹かず、積極的に気持ちを入れた音を出せるようになったと思う」と振り返った。 常総学院(茨城県)の部長、宮本健汰さん(3年)は「緊張していたが、舞台のライトがついた途端にみんな笑顔になれた」と振り返った。今年のメンバーは「個性的な人が多い」といい、そのキャラクターにぴったり合った自由曲として「交響三章」を選び、練習を重ねてきた。指揮者を務める顧問が、けがで直前まで離脱するというアクシデントもあったものの、「先生がいない分、むしろ頑張ろうと思えた」。練習を重ね、ピアノの強弱や打楽器・管楽器のコンビネーションにこだわった演奏を追求した。「素晴らしい演奏ができた」と満足そうな顔で振り返った。 高岡商(富山県)の部長の松野志保さん(3年)は「全国大会に出場できたうれしさと支えてくれた方々への感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔だった。後輩に向け、「来年もこの場所に演奏を聞きに来られるように、伝統の高岡商サウンドをもっと発展させて欲しい」とエールを送った。 松陽(鹿児島県)は自由曲で「ピース、ピースと鳥たちは歌う」を演奏した。部長の所崎絢乃(あやの)さん(3年)は「平和をテーマに作られた曲。言葉ではなく音楽を通じて、少しでも平和の尊さを伝えられたらうれしいと思って演奏した」と振り返った。部員間で統一した曲の始まりのイメージは「戦争を前に、なすすべもなくたたずむ女の子」。「今日、ここで私たちの音楽が観客に届き、平和を実現できたと思う。女の子が平和を祈り、世界のどこかで楽しく過ごしているといいなと思います」と語った。 就実(岡山県)の現役部員にとっては初めての全国大会。名古屋国際会議場が視界に入った瞬間、部員らから「おお」と声が上がり、拍手が出たという。部長の塩崎寧々さん(3年)は演奏後、「中国支部大会より緊張したけど、心に余裕をもって笑顔で楽しんで演奏できた。8年ぶりの出場ですが、後輩たちにはこれから新しい歴史を築いていってほしい」と振り返った。 高校の部の後半に出場したすべての学校のコメントを集めました。 東海大菅生「不安なく、自信でいっぱい」 大阪桐蔭(大阪府)は自由曲… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
那覇市長に自公支援の前副市長 「オール沖縄」の前知事次男を破る
那覇市長選が23日投開票され、前副市長の知念覚(さとる)氏(59)=自民、公明県本部推薦=が、玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力が支援する前県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)=立憲、共産、れいわ、社民、沖縄社会大衆推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は47・05%。 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対でまとまる政治勢力「オール沖縄」と、自公が推す無所属新顔同士の一騎打ちとなった。ただ、オール沖縄の象徴的存在だった現職の城間幹子市長が知念氏を支持し、オール沖縄は分裂含みとなった。9月に再選したばかりの玉城知事にとって、政府との厳しい関係が続く2期目の序盤で、大きな痛手となった。 知念氏は、保守系の那覇市長からオール沖縄を掲げて知事になった故・翁長雄志氏の市長時代に秘書広報課長などを務め、側近といわれた存在。故翁長氏の後継となった城間市政では8年近く副市長を務めた。 当初は自民、オール沖縄双方… この記事は有料記事です。残り483文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
対決した玉城県政とは「是々非々」 那覇市長選初当選の知念氏語る
23日に投開票された那覇市長選で、初当選を決めた前副市長の知念覚(さとる)氏(59)=自民、公明県本部推薦=は同日夜、報道陣の取材に対し、玉城デニー知事との関わりについて「是々非々で臨む。対立とかは一切考えていない。那覇市側の視点で、県側と交渉もしていくし、話し合いもしていく」と語った。 選挙戦は、玉城知事ら「オール沖縄」勢力が支援する前県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)=立憲、共産、れいわ、社民、沖縄社会大衆推薦=との一騎打ちだった。翁長氏の事務所で選挙結果を見届けた玉城知事は、報道陣に「大変残念な結果。私の力不足に尽きる」と口にした。 知念氏は支援者らが待機する那覇市内の事務所に午後10時ごろに入り、自民県議らとともにテレビに見入り、開票状況を見守った。当選確実が報じられ拍手がわき起こると、知念氏は支援者に向かって「知名度の低い私をここまで押し上げて頂いた。ありがとうございます」とあいさつした。 選挙戦を振り返り、「那覇市… この記事は有料記事です。残り793文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「オール沖縄対自公」ではない形模索 前那覇副市長、政党色薄め勝利
「『オール沖縄』対自公政権」。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐって生まれた沖縄独特の対立構図は、辺野古移設が問われるか否かにかかわらず、10年近く各種選挙で続いてきた。23日投開票された那覇市長選は、前副市長の知念覚氏(59)が、この構図とは距離を置くことでたぐり寄せた勝利といえる。 知念氏は、保守や経済界の一部と革新勢力をまとめてオール沖縄を立ち上げた故・翁長雄志前知事が、自民系だった市長時代に、秘書広報課長などを務めた元側近。故翁長氏の後継市長となった城間幹子市政では8年近く副市長だった。市長選では、自民党と、公明党県本部の推薦を受けた。 これに対し、故翁長氏の次男で前県議の翁長雄治氏(35)はオール沖縄の支援を受け、玉城デニー知事が選挙対策本部長を務めた。基本的な構図は、従来と変わらない。 しかし、ここに一石を投じたのが城間市長だ。 オール沖縄に支えられ2期8… この記事は有料記事です。残り1673文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
スプレー?まかれ、7人軽傷 傷害容疑で捜査 埼玉県羽生市のイオン
2022年10月23日 23時31分 23日午後7時20分ごろ、埼玉県羽生市の「イオンモール羽生」で買い物をしていた30代男性から「女が妻にスプレーをかけた。付近は、かなり異臭がする」と110番通報があった。男女7人が目やのどの痛みを訴えて救急搬送されたが、全員軽傷という。 県警によると、同日午後7時15分ごろ、モール1階の食品売り場のセルフレジ付近で、何者かが男性の妻にスプレーのようなものを吹きかけたという。 この人物は現場から逃走。年齢は20~30代くらいで、緑色っぽい長袖のセーターと、ピンク色っぽいスカートという服装。髪は肩までかかる長さで茶色だったという。県警は傷害容疑で行方を追っている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル