有料記事 中山直樹、鈴木優香2022年9月8日 12時11分 福岡県篠栗町で2020年4月、碇(いかり)翔士郎ちゃん(当時5)が餓死した事件で、母親の「ママ友」で保護責任者遺棄致死の罪などに問われている赤堀恵美子被告(49)の裁判員裁判の論告求刑公判が8日、福岡地裁(冨田敦史裁判長)であった。検察側は「(赤堀)被告による支配がなければ、(母親が)保護責任者遺棄致死罪に至ることはなかった」「詐欺や窃盗も常習的で悪質」などと述べ、懲役15年を求刑した。判決は21日に言い渡される。 起訴状などによると、赤堀被告は幼稚園の「ママ友」だった碇利恵被告(40)=同罪で懲役5年の判決、控訴中=の生活を支配する中で、碇被告の三男の翔士郎ちゃんの食事量を制限し、餓死させたとされる。 また、碇被告から児童手当など約200万円をだまし取ったなどとして、詐欺と窃盗の罪にも問われている。赤堀被告は起訴内容を全面的に否認し、無罪を主張している。 8月29日から始まった公判… この記事は有料記事です。残り313文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ごみの中の小さな電池で火災、損害は甚大 処理施設復旧に6億円超も
愛知県内で、ごみの処理施設や収集車が火災に遭う事例が目立つ。さまざまな家電で使われる小型電池などの「発火性危険物」が分別されずに捨てられたのが原因とみられる。春日井市では復旧に6億円超を要するなど、小さな電池でも損害は大きいため、自治体側は対策に頭を悩ませる。 「うちのスタッフだけですべてのごみの中身を見切れない。ごみを出す人の目が最後のチェックになっている。願いは、分別を徹底していただきたい」。そう訴えるのは春日井市クリーンセンターの担当者だ。 1月18日、センターの第1工場で家庭から車で持ち込まれたごみをためておく施設(容量3200立方メートル)で火災が起きた。2日以上かかって鎮火し、電気系統や照明などの設備が焼けた。復旧費用は約6億5千万円。センターの予算は年間20億円ほどで、その3割にあたる想定外の支出となった。 幸い、第2工場があったため… この記事は有料記事です。残り589文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
空き巣で衣類盗み、フリマサイトで販売した疑い 自宅にあったのは…
空き巣を繰り返して衣類を盗んだなどとして、兵庫県警が神戸市西区の建設作業員の男(52)を窃盗などの疑いで送検していたことが捜査関係者への取材で分かった。8日までに立件した総額は86件で計約4600万円相当に上るという。県警は、男が無施錠の窓やドアから侵入し、盗んだ衣類はネットのフリマサイトで売っていたとみている。 男は森岡研治被告で、うち7… この記事は有料記事です。残り233文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
特殊詐欺集団、手法探る「市場調査」 様々なパターンで一斉電話かけ
特殊詐欺を仕掛ける犯罪集団のトップを、ある捜査関係者は「首魁(しゅかい)」と呼ぶ。キャッシュカードをだまし取った犯人を逮捕したとしても、捜査が首魁までたどり着けるのはまれだ。首魁は巧妙に組織をつくり、犯行を繰り返しているとみられ、警察の捜査力だけでは対応し切れない。 組織的な市場調査か 首魁の指示による組織的な「市場調査」が行われているフシがあるという。 岡山県警は特殊詐欺の電話の内容を分析し、どのタイプの詐欺を狙っているかの傾向を日々、把握しようとしている。多くの人に警戒を呼びかける防犯活動の一環でもある。 ただ、時々、様々なパターンの詐欺電話が一斉にかかる週があるという。「どの詐欺が一番引っかかりやすいか、手当たり次第に電話をして探りを入れている可能性が高い」。県警の犯罪抑止対策室の山本直希課長補佐は、こう分析している。 ある詐欺の手口が一般に広く知られ始めると、犯行グループは別の手口を繰り出していく。人々の弱みに延々とつけ込むための組織的な調査というわけだ。 ネット募集で犯罪に その首魁は、たいてい闇の中… この記事は有料記事です。残り888文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
羽田からのあなたを癒やします 到着口で出迎える柴犬たちのかわいさ
かわいい柴犬(しばいぬ)たちが、到着客をお出迎え――。島根県西部の益田市にある萩・石見(いわみ)空港でのユニークなイベントが話題になっている。でも柴犬が出迎えるのは一体なぜ? 9月3日午前、羽田発の乗客が空港の到着口から外に出ると、飼い主に連れられた柴犬が出迎えた。その数、10匹。乗客は驚いた様子で立ち止まり、「かわいい」と言いながらしきりになでたり、写真を撮ったり。女性客の一人は「びっくりだけど、癒やされて疲れが吹っ飛びました」。 柴犬は、近隣自治体の飼い主らでつくる「益田柴犬育成会」(約30人)の飼い犬たち。鳴くことはほとんどなく、互いにけんかもせず、おとなしくしていた。 実は益田市は、柴犬のルーツとされる1匹の犬が生まれた「柴犬の聖地」なのだ。 柴犬の聖地といわれる益田市。そのゆえんや歴史を紹介します。 空港から東に20キロほど離… この記事は有料記事です。残り693文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
柴犬が空港到着口でお出迎え 島根の萩・石見空港のイベント人気
小西孝司2022年9月8日 11時55分 柴犬(しばいぬ)たちが到着客を出迎える萩・石見(いわみ)空港(島根県益田市)のイベントが、話題を集めている。 柴犬は近隣自治体の飼い主らでつくる「益田柴犬育成会」(約30人)の飼い犬たち。益田市は、柴犬のルーツとされる1匹の犬が生まれた「柴犬の聖地」だ。 旧二川(ふたかわ)村(現・益田市美都(みと)町)で1930年、石州(せきしゅう)犬(島根県西部の地犬)の雄の猟犬「石(いし)」が生まれた。「石」は現在の島根県浜田市出身の東京の歯科医師に引き取られ、子孫を残した。世界中で愛される柴犬をさかのぼると「石」にたどりつくとされる。2019年、生家には「石」の石像や記念館ができた。 このことに、空港ビル管理会社「石見空港ターミナルビル」経営企画部長の西松基(もとい)さん(62)が着目。益田柴犬育成会の柳尾敦男会長(84)に協力を求め、6月から実現している。 柴犬たちは毎月第1、第3土曜日の午前、羽田からの到着便に合わせて、毎回10~15頭が出迎える。今では搭乗客だけでなく、柴犬好きも注目するイベントになっている。(小西孝司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
資産家兄弟が敷地内で見つけた遺跡 考古学研究史、論争の舞台に
青森県八戸市の是川石器時代遺跡は、その知名度では、日本で十指に入る縄文遺跡である。 東北新幹線のJR八戸駅からバスに揺られること、20分。壁に黒い三角模様が連なる大きな建物が見えてきた。「八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館」だ。 遺跡は史跡指定面積21万9千平方メートル。縄文時代晩期の「中居遺跡」、前~中期の「一王寺遺跡」、中期の「堀田遺跡」という三つの遺跡からなる。 発掘調査は大正時代の1910年代から行われてきた。「円筒土器」と呼ばれる細長い筒形の縄文土器が大量に見つかったり、土器と一緒に中国の宋時代の銭が見つかって縄文時代の年代観が議論されたりするなど、考古学の研究史上、極めて重要な発見や論争の舞台になっている。 遺跡は新井田川沿いの台地上… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
容疑者への「まなざし」 銃撃事件と秋葉原事件の違い 大澤真幸さん
安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件では、山上徹也容疑者の動機やその背景をめぐってさまざまな考察が加えられている。社会学者の大澤真幸さんは「まなざし」をキーワードに考える。 ――今回の事件をどう受け止めましたか。 「まず連想したのが、1921年に当時の銀行王、安田善次郎が暗殺された時の読売新聞の記事。『大久保利通の死、(初代文部大臣の)森有礼の死、(民権家の)星亨の死。それぞれの時代色を帯びた死であるが、安田爺の死の如(ごと)く思想的の深みはない』と。つまり安田善次郎暗殺には思想的な深みがあった、と評していたわけです。今回の事件はその逆だ、と感じました」 ――逆、とは。 「動機が政治的なものではな… この記事は有料記事です。残り1494文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡の日本語学校処分 説明なく在校生に広がる不安や困惑
有料記事 榎本瑞希、布田一樹、鈴木優香、横川結香2022年9月8日 8時30分 西日本国際教育学院(福岡市南区)では、処分が適用された7日も授業が行われ、留学生らが出入りしていた。ただ、留学生受け入れ停止の処分について、学院側からの説明はなかったといい、在学生には困惑が広がった。 出入国在留管理庁は7日付で、学院を告示から抹消。今後5年間は留学生の受け入れができなくなり、約630人の在学生は転校を余儀なくされる可能性がある。 だが、同日午前に授業を受けたベトナム人の男性(20)は「学校が処分を受けたことについての説明は一切なかった」。奨学金を受けて通学しているといい、「もし転校となればお金もかかるし、新しいところを見つけるのは大変だ」と不安そうに話した。 拘束を受けた男性は同じベトナム出身で、寮での生活態度や授業の受け方をめぐり職員らとたびたび口論していたという。昨秋ごろ、拘束の様子を撮影したとみられる動画をSNSで見たといい、「それまで鎖や南京錠を校内で見たことはなく、何かの冗談かと思った」と振り返った。 学院卒業後に同じ学校法人が… この記事は有料記事です。残り373文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
入管法改正案の再提出見送り 法務省、秋の臨時国会
昨年の通常国会で成立しなかった出入国管理法の改正案について、法務省は7日、今秋の臨時国会に再提出しない方針を固めた。与野党の激しい対決が予想される法案で、内容の一部見直しにさらに検討が必要と判断した。 入管法改正案は、強制退去処分になった外国人の収容長期化を解消する目的で、昨年の通常国会に提出された。送還が停止される難民申請を原則2回に制限する一方、施設外の「監理人」のもとで生活する措置や、紛争から逃れた人を難民に準じて保護すべき「補完的保護対象者」にする制度の創設を盛り込んだ。 だが、スリランカ人の女性が収容中に死亡した問題で、出入国在留管理庁の対応に批判が集中。政府・与党は成立を断念し、昨秋の衆院解散で廃案になった。参院選を控えた今年の通常国会も提出は見送った。 「外国人を排除」 根強い批判 改正案には「外国人の排除の… この記事は有料記事です。残り173文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル