北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場で19日未明に起きた火災で、福岡県警と市消防局が実況見分をした結果、市場東側にある新旦過横丁内の飲食店周辺の焼け方が激しかったことが、捜査関係者への取材でわかった。県警はこの飲食店内が火元と特定して、調べを進めている。 県警などによると、火災では市場北側と東隣の新旦過横丁の40軒以上、約1600平方メートルが焼けたとみられる。発生から3日目の21日午後7時半に鎮火した。 捜査関係者によると、県警は火災の様子が映った映像から、狭い路地に飲食店が軒を連ねていた新旦過横丁の西側から激しい炎が上がっていたことを確認。さらに「一角にある飲食店から出火している」「焦げ臭いにおいが出ている」といった通報や目撃情報も複数寄せられていたという。 現場は木造店舗が密集する商… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
税務大学校大阪研修所で33人が腹痛や嘔吐 4人重症
2022年4月22日 23時41分 22日午後8時35分ごろ、大阪府枚方市香里ケ丘10丁目の税務大学校大阪研修所から、「女性が2時間前に食事をし、腹痛や嘔吐(おうと)症状を訴えている」と119番通報があった。 枚方寝屋川消防組合によると、この女性を含め計33人が腹痛や嘔吐の症状を訴えており、重症4人、中等症9人、軽症20人という。救急車と消防車を合わせて少なくとも20台が出動して対応している。症状を訴えているのは18~21歳程度の男女だという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ゴーン元会長の身柄の行方は? フランスと日本が二重の国際手配
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(68)に対し、フランスの検察当局が国際逮捕状を出した。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が21日に報じた。東京地検からの情報提供を端緒にした仏自動車大手ルノーの資金流用疑惑とみられるが、逃亡先のレバノンが引き渡しに応じる見通しは立っていない。 WSJによると、逮捕状が出たのはゴーン元会長と、中東オマーンの販売代理店「SBA」のオーナーや元取締役ら4人の計5人。ゴーン元会長はルノー会長時代に数百万ユーロ(数億円)のルノー資金をSBAを通じて流用し、大型ヨットの購入など私的な用途に使った疑いがあるという。 ゴーン元会長はフランス、レバノン、ブラジルの3国籍を持つ。フランスはレバノンの旧宗主国だが、レバノンは国内法で自国民を他国に引き渡さないと定めており、逮捕が実現するかは不透明な状況だ。 日本で裁判が実現する見通しは 今回の捜査は、東京地検特捜部の情報がきっかけになったとみられる。 特捜部は2018~19年に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ドーベルマン4頭逃げ出す 千葉県木更津市、警察が20人で捜索
上保晃平2022年4月22日 20時37分 22日午後4時50分ごろ、千葉県木更津市真里谷で、個人が飼育していたドーベルマン4頭が逃げ出したという連絡が、地元の保健所から千葉県警木更津署にあった。署員20人態勢で捜索している。 木更津署によると、逃げ出したドーベルマンは成犬1頭と生後4カ月の子犬3頭の計4頭。成犬は体長1メートルほどという情報があるという。 飼い主はこの日の午前6時半ごろに犬がいないのに気づいた。同署では犬を見つけた場合は、捕獲しようとせずに通報するように呼びかけている。これまでにけが人の情報は入っていないという。(上保晃平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サッカー部コーチが部員に暴力加えたとみられる動画 熊本の秀岳館高
吉田啓2022年4月22日 21時00分 熊本県八代市の私立秀岳館高校の男子サッカー部で、コーチが部員に暴力を加えているとみられる動画がSNSに投稿された。学校が事実確認を進めている。動画を入手した熊本県警八代署も暴行や傷害事件の可能性があるとみて捜査している。 秀岳館高校によると、学校が動画の投稿を確認したのは20日夕方。「ネットをみたか」「暴力行為がのっとるだろう」「学校としてどう対処するのか」といった内容の電話が高校に複数回あり、判明したという。 動画はジャージーを着た男性が制服の少年の背中を殴ったり、尻を蹴ったりしている様子を撮影したもの。関係者によると、撮影場所は男子サッカー部の寮内とみられ、男性は30代のコーチ、少年は3年生の部員とみられるという。 同校は20日夜、当事者とみられる2人を含む関係者から事情を聴くなどの調査を始めた。署も同日夜に情報提供を受けて動画を入手。21日から関係者に事情を聴き始めたという。 同校は取材に対し、「警察が調べている段階であり、捜査に支障をきたさないよう学校でも事実確認を進め、適正に対処したい」と話した。 22日夕には同校サッカー部の公式ツイッターアカウントに、主将や暴行を受けた当事者、撮影して投稿をした本人を名乗る生徒らが「学校から帰り、寮の鍵がなかなか開かず感情的になりコーチを馬鹿にするような発言をしたのが今回の原因です」「SNSなどで『暴力が日常茶飯事』だと書いてありましたが、それは違います」などと話す動画が投稿された。(吉田啓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
親との別れの日のために 「8050」の親子に必要なサバイバル計画
現場へ! ひきこもりと支援⑤ 精神科医の斎藤環(たまき)さん(60)は1998年に「社会的ひきこもり」を著し、ベストセラーになった。いまも当事者らの話を聞き、支援に関わるなかで、自治体からの「親亡き後の安否確認が取れそうにない」という相談が相次いでいる。 「いま何か手を打たないと10、20年後はひきこもりの孤独死が大量発生するのは目に見えている」。こう警告する。 「私が死んだ後、息子はどうなってしまうんでしょうか」。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん(58)は30年ほど前の90年代初め、公的機関の委託で無料相談をしていた時を思い出す。50代の女性が声を絞り出し、尋ねてきた。末期がんの告知を受けているという。 女性には、当時の畠中さんと同じ年齢の息子がいた。中学校で不登校になり、その後は母親以外とほとんど口をきかず、まったく外出しないという。母親は東京都内におり、息子は静岡県でアパートを借りて一人で住んでいた。 母親は週2回、新幹線で静岡へ行き、ドアの外にある冷凍庫に食料を詰めて帰る日々が続いた。そんなとき、がんが見つかり、相談に来たという。 当時、畠中さんも的確な助言ができなかった。「なんで誰とも話せないんだろうと不思議でした。いまならひきこもりということになるんでしょうが、当時は言葉すら知らなかった」 その後、同じような相談がぽつりぽつり来るようになった。初めて相談を受けた時はその女性の家だけの問題だと思っていたが、「これは違う」と感じ始めた。畠中さんが「ひきこもりのライフプラン」の相談を始めたのはこのころだ。 収入面では子が働けない状況が続くという前提で、子が生きていくために親がどのくらい資産を残せるか――。 初めは反発が強かった。ひきこもりの家族会で、親の老後設計を話すと「親が死んだときの話をするなんて縁起でもない」と相手にされず、「そのうち、ちゃんと働くんだから」と怒鳴られた。「15年前までは、死ぬって言われても現実感がない親御さんも多かった」 手応えがないまま15年ほど… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
足りぬ教員の代わりに社会人を 「特別免許状の活用」、文科省が通知
今年度も学級担任などに配置する教員が足りない状態が生じているとして、末松信介文部科学相は22日の記者会見で、教員免許を持たない社会人も教壇に立てる「特別免許状」を活用して対応するよう、都道府県教育委員会などに通知したと明らかにした。 文科省は昨年度、教員不足の調査を初めて実施し、公立の小中学校では始業日時点で2086人が不足していたことが判明。今年度の状況を文科省が各地の教委に聞いたところ「昨年度同様、厳しい状況にある」(末松文科相)という。 博士号取得者など専門的な知… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
核のごみ議事録訴訟 寿都町が全て公開へ 非開示取り消し判決受け
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査をめぐり、北海道寿都町議会が町民2人に対し、全員協議会(全協)の議事録などを非開示とした決定を函館地裁が取り消した判決を受け、町側が原告2人が求めた全ての文書を27日に公開すると通知したことが分かった。原告側は「中身を見ないと分からないが、判決を受け止めてくれた」と評価している。 原告側によると、22日までに、文献調査に反対する町民団体「子どもたちに核のゴミのない寿都を! 町民の会」に所属する原告の神貢一さん(68)と槌谷和幸さん(73)宛てに、町議会の小西正尚議長名による「公文書開示決定通知書」が届いた。通知書はいずれも20日付。 訴状によると、神さんは20… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ボイメンが広報大使を辞退 元メンバー不祥事で?愛知県警が受理
愛知県警は22日、広報大使を委嘱していた名古屋発の男性アイドルグループ「BOYS AND MEN(ボイメン)」から大使を辞退したいと申し出があり、受理したと明らかにした。メンバーの小林豊さん(33)が過去の万引きを認め、所属事務所が契約を解除したことが原因とみられる。19日付。 ボイメンは2015年度から広報大使を務め、今年度も1日に県警本部で就任式があったばかり。交通安全や特殊詐欺の被害防止などを動画で訴えてきた。弟分の「BMK」は引き続き広報大使を務めるという。 ボイメンの所属事務所も21… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
啄木語り続けた研究者、講座に区切り 白血病発症も「研究に専念」
歌人石川啄木(1886~1912)の研究者で釧路啄木会の会長を務める北海道釧路市の北畠立朴(りゅうぼく)さん(81)が、長年続けてきた「啄木講座」に今春で区切りをつけた。昨年末に白血病を発症したが、「啄木研究は私の天命。やり残したことはまだまだある」。今後は、治療を続けながら研究に専念する。 「病気になったけれど今日、明日死ぬわけじゃない。あと10年ぐらい啄木研究を続け、後世の役に立つ資料を残していきたい」 4月13日に釧路市中央図書館で開かれた「人生最後の啄木講座」。北畠さんは50人の聴衆を前に、約1時間半にわたって自らの啄木研究を振り返った。啄木没後110年、命日にあたる日だった。 北畠さんは北海道足寄町出身。高校3年の時に啄木の歌集を文庫本で買い、その歌に夢中になった。「中学生で父を病気で亡くした私の家は生活が苦しかった。苦労しながら歌を作り続けた啄木に共感した」 その後、町役場勤めを経て… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル