約2カ月ぶりに3000人超 北海道の新型コロナ新規感染確認=HTB提供 北海道内では20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3058人確認された。前週の同じ曜日(13日)よりも345人多く、2月17日以来約2カ月ぶりに3千人を超えた。死者の公表は4人。新たなクラスター(感染者集団)は、帯広市内の高齢者施設や伊達市の介護医療院など計5件。 旭川市では293人が新たに感染し、前日に続いて過去最多を更新。自宅待機者は1786人となり、過去最多を8日連続で更新した。 同市では新規感染者のうち2… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
5歳児にワクチン誤接種 直後に日本脳炎ワクチンも
岐阜県羽島市は19日、市内の民間医療機関に日本脳炎ワクチンを接種するため訪れた男児(5)に、医師が誤って12歳以上のための新型コロナウイルスワクチン(ファイザー社製)を接種したと発表した。厚生労働省の手引でコロナワクチンは他の病気のワクチンとの同時接種が認められていないが、この医師は直後に日本脳炎ワクチンも接種した。男児は腕に痛みがあるが、健康状態に異常はないという。 市によると、誤接種があったのは18日午後6時すぎ。すぐに看護師が指摘したが、医師は続けて男児の同じ左腕に日本脳炎ワクチンも打ち、ミスについて説明せず男児と保護者を帰宅させた。その後、市に連絡し、同日午後7時ごろ再び来院してもらった男児と保護者に陳謝したという。 医師は「男児をコロナワクチ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「平和に」→「勝利を」 NHK、ウクライナ避難者の話の字幕を修正
野城千穂、佐藤達弥2022年4月20日 19時37分 NHKは、10日放送のニュースでウクライナからの避難者のインタビューにつけた字幕が不的確だと指摘を受け、見逃し配信で修正したことを明らかにした。 10日のニュースでは、日本在住のウクライナの子どもらが語学や文化を学ぶ東京都内の「日曜学校」に、ロシアの侵攻を受けてウクライナから避難してきた人が参加したことを紹介。その中で、ザポリージャから日本に避難してきたという女性が話す音声つきの映像に「今は大変だけど 平和になるように祈っている」と日本語字幕を付けた。 朝日新聞が確認したところ、音声ではロシア語とウクライナ語を交えて「私たちが勝つと願っています。ウクライナに栄光あれ」と話していた。 NHKによると、インタビューは取材現場にいた日本語が分かるウクライナの人の協力で行い、放送前に表現を確認した上で字幕を付けた。しかし放送後に「より的確な表現があるのではないか」と指摘を受け、見逃し配信サービスの「NHKプラス」では放送5日後から「翻訳をより的確な表現に改めました」と明記した上で「いまは大変ですが勝利を希望しています ウクライナに栄光を」との字幕に変えた。 正籬(まさがき)聡・メディア総局長は20日の会見で「訳というのは逐語訳もあれば色々な訳がある」とした上で「NHKとして確認を行ったが、発言の内容をより的確に伝える必要があったと受け止めてNHKプラスで改める対応を取った」と説明した。(野城千穂、佐藤達弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都の夏の風物詩、祇園祭の山鉾巡行 3年ぶりに実施へ
日本三大祭りの一つで、毎年7月に開かれる京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行が今夏、3年ぶりに実施される。巡行を主催する祇園祭山鉾連合会(京都市中京区)が20日、34の山鉾保存会を集めた会議で正式に決めた。暴風雨で装飾品が損傷し、巡行に参加しない「休み山」になっていた「鷹山(たかやま)」が曳山(ひきやま)を出し、約200年ぶりに本格復帰する。 祇園祭は八坂神社(京都市東山区)の祭礼で、7月の1カ月間、様々な祭事がある。見せ場の山鉾巡行では、17日の前祭(さきまつり)に23基、24日の後祭(あとまつり)に11基の山鉾が出て、市内中心部をめぐる。前祭では、2019年までの過去3回で、山鉾巡行とその前の宵山期間に延べ約50万~約80万人の人出があった。 この2年間は新型コロナウイ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自称ユーチューバーの男逮捕 企画と称して女性に下半身触らせた疑い
大山稜2022年4月20日 15時54分 ユーチューブの企画だと称して通りすがりの女性に自分の性器を無理やり触らせたとして、警視庁は、無職の男(43)=東京都葛飾区=を強制わいせつの疑いで逮捕し、20日発表した。容疑を認めているという。 小岩署によると、男は1月9日午後1時半ごろ、東京都江戸川区の路上で、ユーチューバーを名乗って通行人の20代女性に撮影の協力を依頼。バッグの中身を手探りで当てさせる企画への参加を持ちかけ、側面に穴を開けたバッグに差し込んだ自分の性器を女性に触らせた疑いがある。 署は、男がこの際の映像を実際にユーチューバーとして投稿をしたかは不明としている。都内では今年に入って同様の被害が数件確認されており、男は「他に4件くらいやった」と話しているという。(大山稜) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
保護犬の一生を変えたい 私がドッグスリングを作るまで
テレビ番組を見ていた父が、急に思いついた。 「かわいいな。俺もあんな風に犬を飼ってみたい」 母はアレルギーがある。「でもプードルなら毛が抜けないから、大丈夫かも」と、家族でブリーダーを訪ねた。そこで、愛犬となる生後2カ月のムアとノアに出会った。2009年のことだ。 トイプードルのノア(左)とムア。ノアは昨年亡くなった=2018年5月、島根県、erva提供 大阪市出身の黄瀬知美さん(35)の実家が経営する会社は、人間の赤ちゃん用の抱っこひもを作っていた。そのサンプル商品で愛犬を抱きかかえて、自転車で会社へ通勤する生活がはじまった。社員らは社内で2頭をなでたり、ボールで遊んだりして、癒やしを感じていた。 保護犬の厳しい現実 「“2人”が来てから、会社の雰囲気が和らいだ。ありがとう」。感謝の気持ちから、彼らの親のことを知りたいと思い、インターネットでペット業界について調べ始めた。そこで知ったのは、飼い主のいない保護犬が数多く殺処分されたり、多くの犬を抱え込んで飼育できなくなる「多頭飼育崩壊」が増えたりしているという現実だった。 黄瀬さんはあることがきっかけで、保護犬を救うべく行動を起こします。記事後半では、「ドッグスリング」が誕生し、意外な場所でつかわれていることが明らかになります。 この目で現場を確かめようと、大阪や奈良の保健所、動物愛護団体を訪ねた。保護犬をなくしたいという思いをさらに強くしたが、そのためには保護団体を作らないといけない。自分で寄付を募って運営するのは難しいと思っていた。 転機は2015年。父から会… この記事は有料会員記事です。残り1224文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ウクライナ国民として渡すものはない」 来日の4人、会見の最後に
ロシアによる軍事侵攻でウクライナから岩手県洋野町に避難してきたザイチュック・ナージャさん(60)ら4人が19日、岡本正善町長を表敬訪問した。4人は、町出身の故・上野石之助さんの長女らで、戦場になった故郷での体験を振り返りつつ、「一日も早い戦争終結を」と訴えた。 避難してきたのはナージャさんのほか、石之助さんの長男の妻、ロハチョーバ・レーナさん(46)と双子の息子、ウエノ・マクシム君(7)、セミョン君(同)。4人はポーランド経由で入国し、町には10日に到着した。 石之助さんは太平洋戦争中の1943年、樺太(現在のサハリン)に出征し、終戦後も滞在。現地で知り合った妻の出身地のウクライナで暮らし、2006年に一時帰国したあと、13年に亡くなった。 石之助さんのおいで、町在住… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ロシアとの話し合い、絶対無理や」 小6の発言にクラスは、先生は
がれきと化した建物に、モザイクのかけられた遺体とおぼしきものが点在する市街地……。衝撃的な映像が連日メディアを通じてウクライナから届きます。子どもたちへ、戦争の現実をどう伝えたらいいのでしょう。ある授業のやり取りと本屋さんから、ヒントを探りました。 3月上旬、堺市立安井小学校の6年1組の社会の授業。講師の勝村謙司先生(68)は広島への原爆投下で母を亡くした女児の作文を読み上げた。 教室は静まり返り、涙を浮かべて聴き入る女子児童もいた。 やがてカイト君=仮名=が口を開く。 「原爆を落とすように言ったアメリカの大統領と、プーチン(ロシア大統領)は一緒や! 核で脅そうとしたんや」 カイト君は、けんかで手を出すこともあったが、年明けから落ち着いてきていた。議論を続けてほしいと考えた勝村先生は、原爆投下が日本の敗戦につながったこと、ロシアも核保有国であることを説明した。 これを受けて発言したのがトモカさん=同=だ。 カイト君の発言に、トモカさんが考えたことは。子どもたちの議論は続き、思わぬ発言が飛び出します。 反論するカイト君、そして…… 「脅しはだめ。さっきの作文… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和歌山IR、まもなく県議会で採決 実現か頓挫か、どうなる
和歌山県が誘致を進めるIR(カジノを含む統合型リゾート)をめぐり、県議会の本会議で採決が予定されている20日午前から、県議会周辺はあわただしかった。 19日のIR対策特別委員会では、国へのIR申請案が否決された。本会議の採決は、特別委の判断に拘束されない。しかし、これまでIR誘致に賛成してきた自民議員も反対に回ったこともあり、本会議の採決結果がどうなるか、先が見通せない状況になっていた。 午前9時ごろ、議場の傍聴券を求めて市民が集まり始めた。 市民や報道陣ら30人ほどが傍聴席から見守るなか、本会議は予定通り午前10時に開会。だが、数分も経たない間に、休会となった。 IR誘致を巡っては市民団体「カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会」が1月に誘致の是非を問う住民投票について、2万筆超の署名を集めて直接請求したが、市議会の反対で実現しなかった。 この日、開会時から議会にかけつけた市民団体事務局の山形由広さん(75)は「(4月28日期限の)国への申請間際になっても、資金計画が明確でなく、こうなることは当然の結果。知事の今回の計画はずさんで無謀だ」と話した。 同会の和歌山市の主婦、南本礼子さん(77)は「和歌山市も止められなかった。今回の県議会は正念場」と期待を寄せる。「大学生の孫がいる。(ギャンブル)依存症になってしまえば、人生を棒に振るので誘致には反対」と語った。 前日の特別委で反対にまわった自民議員は、20日の会派会合で、特別委でIR申請案が否決されたことを報告した。議員から大きな反応はなかったという。「自民党のなかでも賛成と反対の人がいる。みんなわかってたんじゃないですか」。さらに続けた。「僕らは30時間近く議論して問題点を理解している。反対するだけの説明責任を果たす自信もある」。本会議でも反対にまわる予定だ。 午前10時半前。IR特別委が急きょ開かれた。理由は、19日の特別委で県当局が虚偽の答弁をした疑いがあるとして、地方自治法100条に基づく調査特別委員会の設置を求められていたからだ。 藤山将材委員長によると、I… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安全祈る写経186巻、脱線事故現場に 「忘れないことが追悼」
2005年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で負傷した女性らが19日、安全と犠牲者追悼の祈りを込めた写経186巻を事故現場に供えた。107人が亡くなった事故から25日で17年。女性は「追悼とは忘れないこと。自分のこととして多くの人に考えてほしい」と語った。 兵庫県伊丹市の増田和代さん(52)は脱線車両の3両目に乗っていた。事故の「風化」を憂え、尼崎市の道心寺住職で落語家の露(つゆ)の団姫(まるこ)さんに相談したところ、心を寄せてくれる全国の人たちに般若心経を書き写してもらい、事故現場に届けることを提案された。 団姫さんのブログなどで呼び… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル