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北海道名寄市長選、加藤氏が無投票で4選
本田大次郎2022年4月10日 18時30分 北海道名寄市長選が10日告示され、無所属で現職の加藤剛士氏(51)以外に立候補の届け出はなく、加藤氏が4選を決めた。 加藤氏は、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済の振興を訴え、道北の物流拠点整備や、「エネルギー地産地消」のための地域電力会社の設立推進を公約に掲げた。加藤氏はこの日の第一声では「コロナが収まった後は社会が大きく動く。名寄には新分野に挑戦するポテンシャルがある」と訴えていた。(本田大次郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道で2145人感染 5日連続で2千人超 1人死亡
北海道 新型コロナウイルス 1人死亡、2145人感染 前週同曜日に比べ300人増加=HTB提供 北海道内では10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2145人確認された。2千人を超えるのは5日連続。前週の同じ曜日(3日=1845人)を300人上回った。死者の発表は1人だった。 新たなクラスター(感染者集団)の発表は3件。札幌市内の特別養護老人ホームで9人、登別市内の医療機関で6人、苫小牧市内の高齢者施設で10人の感染が確認された。 道内の新規感染者数(10日) 【全体】2145(累計243399) 【主要4市】 札幌981、旭川114、函館82、小樽27 【他地域(振興局別)】 空知59、石狩190、後志9、胆振192、日高10、渡島43、上川42、宗谷6、オホーツク77、十勝194、釧路101、根室14、その他4(道外4) 【死者】1(累計1948) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄・宮古空港に米軍ヘリ4機が緊急着陸 3月には新石垣空港でも
国吉美香2022年4月10日 19時42分 沖縄県によると、10日午後、宮古空港(宮古島市)に米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の大型輸送ヘリ「CH53」4機が緊急着陸した。4機は空港で給油した後、離陸した。民間機の運航に影響はなく、けが人などは確認されていない。 県や空港管理事務所によると、午後3時40分ごろ、管制官から「米軍機が緊急着陸する」と事務所に連絡があった。5分後に2機が着陸し、午後4時半ごろに別の2機が着陸。午後5時50分ごろに離陸したという。 県の照会に対し、防衛省沖縄防衛局は「フィリピンから帰還途中に強風で燃料を消費したため、空港に着陸した。機体の故障ではない」と説明しているという。 県内では3月末にも、新石垣空港(石垣市)に普天間飛行場所属のオスプレイ2機が緊急着陸し、うち機体トラブルでとどまっていた1機が5日に飛び立ったばかりだった。(国吉美香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広島29度、岐阜28.7度、全国で今年一の暑さ 都心26.8度に
吉沢英将2022年4月10日 16時01分 本州付近が高気圧に覆われて晴れた影響で、10日は全国各地で今年一番の暑さとなった。東京都心では午後2時までの最高気温が26・8度と今年初めて25度以上の夏日となり、6月下旬並みの暑さとなった。 気象庁によると、10日午後2時20分までに、広島県安芸太田町29・0度▽岐阜県飛驒市28・7度▽京都府福知山市28・5度▽富山市、鳥取県智頭町28・4度――などを観測。午後2時時点で、全国916の観測点のうち592地点で今年最高を記録し、327地点で夏日となった。(吉沢英将) 【動画】菜の花と桃が見頃を迎えた。陽気に恵まれ、半袖姿で楽しむ人も=遠藤雅彦撮影 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トイレットペーパーが、ない 公園のトイレ あえて設置せずの理由は
トイレットペーパーが、ない!――。福岡市内の公園のトイレに駆け込んだ記者(29)は、思わずがくぜんとした。別のトイレにも、備品としても……。急な腹痛に襲われて公衆トイレに駆け込んでも、紙がなければ用を足すことはできない。行政を担当する記者として市役所を取材すると「あえて設置していない」との説明だった。その理由を探ってみると、公衆トイレをめぐる、ある「常識」が見えてきた。 2月27日の昼下がり。朝から職場の同僚2人とサイクリングをしていた記者は、福岡市への帰路の途中に急激な腹痛に見舞われた。 海沿いを走り、風で腹が冷えたのだろう。最寄りにあり、家族連れでにぎわう長垂海浜公園(福岡市西区)に入った。 記事の後半では、公園の公衆トイレに「あえて紙を置かない」理由について、福岡市の担当者が説明します。取材を進めると、福岡市のみならず、ほかの地域にも共通する、公衆トイレをめぐる「事情」が分かってきました。 駆け込んだ男子トイレに唯一あった個室に入り、異変に気づいた。トイレ紙がないのだ。紙だけでなく、壁にホルダーすらない。併設の多機能トイレも同様だった。 「紙がないんだけど……」。しかし、猶予は無い。同僚に事情を伝え、仕方なく個室に入った。 すぐに同僚が700メートル… この記事は有料会員記事です。残り1331文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警察署内の自分の引き出しから覚醒剤 所持容疑で警部補を現行犯逮捕
2022年4月10日 17時18分 警察署内にある自分の机の引き出しに覚醒剤を所持したとして、警視庁は10日、浅草署(東京都台東区)の警部補、中川一政容疑者(51)=東京都足立区西綾瀬2丁目=を覚醒剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕し、発表した。中川容疑者は同署で暴力団などを取り締まる組織犯罪対策課の所属。 人事1課によると、浅草署内の中川容疑者の事務机の引き出しを10日午前、本人立ち会いのもとで開けたところ、微量の覚醒剤がみつかった。中川容疑者は所持を認めた上で、「(覚醒剤の)簡易検査の教材に使おうと思った」と供述しているという。ただ、人事1課は「教材に本物の覚醒剤が使われることはない」と説明している。 中川容疑者は1993年に警視庁に採用され、暴力団対策や薬物事件などを扱う組織犯罪対策部門に10年以上所属し、薬物捜査の経験もあるという。今年3月に中川容疑者が覚醒剤を持っているとの情報が寄せられていたといい、人事1課などは今後、入手ルートを詳しく調べる方針。 警視庁の大嶌(おおしま)正洋・警務部参事官は「極めて遺憾。捜査を徹底して明らかになった事実に基づき厳正に対処する」とコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夫と死別し出合った書道、教え続けて半世紀 96歳の今思うこと
夫の死を契機に書道を始め、子どもたちを教え続けて半世紀になる。「書くことが好きになって欲しい」。子どもがやる気になるのをじっくり待ちつつ、可能性を引き出していく時間が生きがいだ。 岡山県奈義町の住宅が点在する田園地域。平日の午後、木造家屋の書道教室に、学校帰りの小中学生らが続々と吸い込まれていく。 習い始めの号令は無い。おしゃべりしていた子どもたちが落ち着いて机に向かった頃合いを見計らい、上原婦じ江さん(96)はその日に練習をする文字を伝える。 「進」の文字を練習する女の子に、そっと声をかけた。「点はしっかり止めて」「しんにょうはもっと伸ばして」 書き終わると「ええのが書けたなぁ。うまくなった」と優しいまなざしを向けた。 戒名の中の文字に目が止まり 神戸市で生まれ、戦時中の1… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「兵士」になった実習生 身分偽り増えた給料、彼女のため車も買った
ベトナム語に「ボドイ」という言葉がある。「兵士」の意味だ。 日本の実習先や留学先から逃げ出し、工場や農家などで働くベトナム人が仲間どうしで呼び合う隠語でもある。 2018年8月、低賃金の実習先から転職先を探して逃げ出した男性(25)は、その由来をこう説明する。 ベトナム戦争でベトナム兵は死を恐れず、しぶとく戦い抜き大国アメリカに勝利した。その「英雄」たちの姿と、経済大国・日本で正規の働き口がなくとも、借金を返すため、家族のため、そして自らの生き残りのために「戦う」自分たちの姿を重ね合わせる――。 「おれも、ボドイって言えるんじゃないですか。まあ、日本にいるボドイはそこまで誇りではないけど」と男性は、通訳を介してそう言い、少し恥ずかしそうに笑った。 低賃金や労働環境の悪さから、失踪するベトナム人技能実習生が大勢います。彼らは、自らを「ボドイ」(ベトナム語で兵士の意味)と呼び、独自のコミュニティーを作っています。そんなボドイの一人の素顔に迫ります。 給料明細には全く別人の名前 失踪してボドイとなった男性は、関東地方の郊外にある大手自動車部品メーカーの工場で働き始めた。 座席に革を張る仕事で、九州… この記事は有料会員記事です。残り1491文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広がる学生服のリユース シングルマザー始めた事業が全国90店超に
【香川】学校生活に欠かせない制服を、つながりのなかった人からの「お下がり」で――。高松市出身の馬場加奈子さんは11年前、全国初の学生服リユース店「さくらや」を開業した。いま、パートナー店舗は全国に広がっている。 ――制服リユース事業を始めたきっかけは何ですか。 単純に自分が困っていたから、というのがきっかけです。シングルマザーとして3人の子どもを育てるなかで、制服の出費が痛かった。お下がりのつてを探してもなかなか見つからず、同じような悩みを抱える母親が多いことを知りました。生命保険会社に勤めていましたが、育児と仕事の両立も大変。自分で自由に働く時間を決められてお金を稼げるのは、起業しかないと考えました。 ――いまではパートナー店が全国90店舗以上に広がっています。 ここまでになるとは想像もしていませんでした。初年度は130万円ほどしか売り上げが出ず、1年限りでやめようかとも思いました。テレビ番組に取り上げられたことがきっかけで問い合わせが一気に増え、需要があることを改めて感じました。 「私の地域でも」と出店を希望する人にも多く出会い、全国に仕入れと販売の拠点を広げることにしました。希望者には研修の費用を出してもらって、本店からノウハウを提供します。「学生向けに制服を販売する」という以外にルールはありません。育児や仕事をしながらでも続けられるよう、営業日や開店時間はそれぞれの自由です。副業として運営してくれている人もいます。 ――事業の難しい点は何ですか。 11年前と比べて、共働き世… この記事は有料会員記事です。残り1028文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル