仙台市内の市立小学校で男子児童がいじめを受けたとされる問題で29日、仙台市議会の市民教育委員協議会で質疑があった。発生から「重大事態」の認定まで3カ月かかったことについて、市教委は対応の不備を認め、「児童が登校できていないことや保護者の思いを受け止めるべきだった」(福田洋之教育長)とした。 市教委によると、学校側から… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
シングルモルトが影の立役者に オスカー受賞のドライブ・マイ・カー
妻を突然亡くした演出家・家福と、妻と関係のあった若手俳優・高槻。それぞれ西島秀俊さんと岡田将生さんが演じる因縁の2人が酒を酌み交わすという緊張感のある場面が、映画「ドライブ・マイ・カー」には2回ある。 登場する店の一つが、「BAR CEDAR(シダー)」(広島市中区袋町)。2人は薄暗いこの店のカウンターで、チェーホフの作品についての演技論を語り合う。 店は30席ほどで決して大きくはない。撮影に協力した「広島フィルム・コミッション」の西崎智子さんによると、撮影隊が40人ほどになることもあり、当初はロケ場所の候補になっていなかったという。 濱口竜介監督のイメージに合… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「さらばセノハチ」名脇役が引退 「西の箱根」で日本支えた機関車
急勾配の坂があり、国内屈指の鉄道の難所として知られる広島県のJR山陽線瀬野―八本松間(通称セノハチ)で旧国鉄時代から活躍してきた名脇役が3月29日、引退した。そのままでは坂を上がれない貨物列車を後ろから押す専用の補助機関車(補機)だ。 JR貨物は「日本の大動脈を陰で支えた功績は大きい」として保存し、イベントなどで一般公開する。 29日午後2時過ぎ、JR貨物広島貨物ターミナル駅(広島市南区)。最後の仕事に臨む補機の「EF67形」が、福岡貨物ターミナル駅から群馬県の倉賀野駅に向かう貨物列車の最後尾に増結された。多くの鉄道ファンがカメラを構えるなか、約30キロ離れた西条駅(広島県東広島市)までの間、重さ約800トンの貨車16両を後ろから押し続けた。 明治以来、欠かせぬ「補機」 この区間にあるセノハチは、10キロの間に高さが約200メートル上がる急坂だ。通常の機関車1台の牽引(けんいん)力では安全に越えることができないため、明治時代の開業以来、貨物・旅客列車とも補機が使われてきた。 電車の動力が向上した現在は一般の旅客列車に補機を付ける必要はなくなったが、セノハチを1日あたり約30本通過する上り貨物列車は重いため、補機を増結することで対応している。日常的に補機に頼っている区間はいま、全国でセノハチだけだ。 EF67形は1982年に当時の国鉄がセノハチ専用として投入した。広島ゆかりの赤と黄の「モミジ色」の車体で親しまれてきた。 前の連結部は上り坂で貨車の重みがのしかかってきても耐えられる特殊な形状になっている。坂を上り終えた後、走行したまま貨車と切り離すことで時間を短縮できる機能も備えていた。 冷房なし「運転難しいが、楽しかった」 EF67形はこれまで8両が… この記事は有料会員記事です。残り504文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「夢と魔法の王国」従業員にも 女性が改善訴えたTDLの過酷な環境
職場環境を調整する義務に違反していたとして、東京ディズニーランド(TDL)の運営会社「オリエンタルランド」に88万円の損害賠償を命じた29日の千葉地裁の判決。原告の女性契約社員(41)は言い渡し後に千葉市内で会見を開き、職場環境の改善を訴えた。 千葉地裁の601号法廷。裁判長が判決主文を読み上げ、閉廷を宣言すると、女性は机に突っ伏し、嗚咽(おえつ)を漏らした。女性は会見で「おかしいことはおかしいと声を上げることを認めてもらい、本当にうれしい気持ちになった」と声を震わせた。 上司から「とっとと辞めちゃえよ」 判決によると、女性は業務中… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ジェンダーギャップのリアル、物理でも歴史でも 変わる高校教科書
歴史のなかで、女性たちはどのような状況に置かれてきたのか。日本のジェンダーギャップ(男女格差)の現状は――。来春から主に高校2、3年生が学ぶ教科書では、地歴・公民を中心に、多くの教科でジェンダーに関する話題が登場する。現代のさまざまな課題を、教科をまたいで学ぶことを重視する新学習指導要領もふまえ、教科書各社は日本の課題の一つであるジェンダー問題をさまざまな角度から取り上げた。 東京書籍の「世界史探究」は、学習内容とジェンダーを関連させた説明を随所に盛り込んだ。 「人権」は男性のもの、か 「啓蒙(けいもう)とジェンダー」と題したコラムでは、啓蒙主義の時代に政治の舞台で活躍した女性を紹介する一方で、「女性の役割を限定し、家庭内にとどめようとする考え方が強まった」と説明。別のコラムでは、フランス革命の「人権宣言」について、主に男性の権利だけをうたっていたことに対し、「女権宣言」で男女同権を訴える動きがあったことに言及した。 担当者は「(2022年度か… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「クッションかと…」泥酔して犬をたたきつけて死なせた男に有罪判決
飼い犬を床や壁にたたきつけて死なせ、妻にもけがを負わせたとして、動物愛護法違反と傷害の罪に問われた無職の男(45)に対する判決が29日、名古屋地裁岡崎支部であった。溝田泰之裁判官は「あまりに無思慮かつ粗暴な行動だ」と述べ、求刑通り罰金30万円を言い渡した。男は被告人質問で、「犬をクッションか何かかと思ったのかもしれない」などと話していた。 判決によると、男は1月25日夜、愛知県豊田市の当時の妻の自宅で、妻の顔を複数回殴るなどして軽いけがを負わせた。また、飼っていた犬1匹を床や壁にたたきつけて殺した。 公判での検察側の説明によると、男は事件当日の昼過ぎからスナックで飲酒。午後6時ごろにタクシーで帰宅すると、知人に電話をかけたが、つながらないことに腹を立て、犯行に及んだ。 判決の後、男は取材に応じ、目を潤ませながら「あの子」について語りました。 被告人質問で、男は当時の状… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
オリエンタルランドに賠償命令 TDL着ぐるみ出演を巡る訴訟
藤谷和広2022年3月29日 21時21分 東京ディズニーランド(TDL)のキャラクターショーに着ぐるみに入って出演していた女性契約社員(41)が、「体調を崩したのはパワーハラスメントが原因」などとしてTDLの運営会社オリエンタルランドに330万円の賠償を求めた訴訟の判決が29日、千葉地裁であった。内野俊夫裁判長は、職場環境を調整する義務に違反したとして同社に88万円の支払いを命じた。 判決によると、女性は2013年、業務中に指にけがをし、労災申請をしようとした。その際、上司から心の弱さを指摘され、過呼吸の症状などに陥るようになった。体調面から配役について希望を出すことが多くなった女性に不満を持つ共演者が増え、職場で孤立するようになった。だが、相談した別の上司から「我慢できねえなら、辞めちゃえよ」などと言われた。 原告側はパワハラだったなどと訴えたが、判決は「違法とまでは言えない」と指摘。一方で、「(同社が)職場環境を調整することがないまま放置し、原告は周囲の厳しい目にさらされ、著しい精神的苦痛を被った」とした。 女性は判決後の会見で、「おかしいと声を上げたことを認めてもらい、本当にうれしい」と話した。同社は「主張が一部認められなかったのは誠に遺憾」とするコメントを出した。(藤谷和広) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
徳島市長のリコール署名に偽造の疑い 徳島県警が約7万筆を押収
徳島市の内藤佐和子市長に対するリコール(解職請求)に向けて市民団体が市選挙管理委員会に提出した署名が偽造された疑いがあるとして、徳島県警は29日、地方自治法違反(署名偽造)容疑で市役所の選管事務局を捜索した。県警によると、選管に保管されていた約7万1500筆の署名簿を押収したという。内藤市長が「(署名に)同一の筆跡がある」などとして告訴を検討し、県警に相談していた。 署名を集めたのは市民団体「内藤市長リコール住民投票の会」。内藤市長が2020年4月に初当選した際に掲げた、市長給与削減や子育て施策などに「公約違反の疑いがある」と批判。今月4日、解職の是非を問う住民投票の実施に必要な、有権者の3分の1を超える約7万1500筆が集まったとして、署名簿を選管に提出した。 だが選管は24日、審査の結果、有効署名は有権者の3分の1に満たない6万6398筆だったと発表した。選管によると、5千筆あまりを無効署名と判断。同一筆跡や亡くなった人、有権者でない人などの署名が含まれていたという。 住民投票の会は28日、リコ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
BIGBOSS、ホバーバイクで空中遊泳 チケット完売の札幌ドーム
北海道日本ハムファイターズの本拠開幕戦が29日、札幌ドームであり、BIGBOSSこと新庄剛志監督がホバーバイクで球場内を遊泳するという、前代未聞のパフォーマンスで幕を開けた。札幌ドームの本拠最終年にチームを率いるBIGBOSSや選手たちへは、ファンから温かな声援が降り注いだ。 日本ハムの選手たちが整列した後、新庄監督が左翼スタンド側の出入り口から、ホバーバイクにまたがってグラウンドに登場。スポットライトを浴びながら、機体がレフトフェンスを超える高さまで上昇すると、中堅方向に移動した。場内が静まりかえるなか、バックスクリーンの前でホバリング。二塁ベース方向に進んで着陸に成功した。約1分間の空中遊泳に、大きな拍手がわいた。 「札幌から全国の皆さんを笑… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岩手・宮古市と普代村で震度4 津波の心配なし
2022年3月30日 0時48分 30日午前0時18分ごろ、岩手県沖を震源とする地震があった。気象庁によると、岩手県宮古市と普代村で震度4、田野畑村、野田村、釜石市、盛岡市、遠野市で震度3を観測。震源の深さは約20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・6と推定される。地震による津波の心配はないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル