関西ゆかりのインフルエンサーはどんな人? どんなことを考えて投稿しているの? 最近、思っていることは? そんな、こんなを、今回はユーチューブや「Voicy(ボイシー)」で活躍する、とまたろうさんにお聞きしました。 独立して農業を始めて6年目。ミニトマトやキュウリ、ナバナなどを育てるかたわら、動画投稿サイトや音声配信メディアで発信を続けている。情報発信を「武器」ととらえ、きれいごとだけでない、リアルな農業の姿を伝え続ける「異色」の農家だ。 「脱サラ就農者は、いろんなスキル、知識がある。それと農業をかけ合わせれば、自分らしい農業の形がつくっていけると思います」 「農業で自由を手にするラジオ」と題し、1年半にわたり、毎日音声配信を続けている。この日は、「野菜生産以外の【農業の可能性】」をテーマに、農地が狭い大阪で勝負するポイントを紹介。再生回数は2千回を超えている。 配信は、1回10分以内。テーマは「『農家になった理由』があなたの強みになる」「【道の駅】直売所あるある」「1人農家で食っていく方法【傾向と対策】」など、農地の確保の問題、マーケティングの手法などを自らの経験、失敗を交えて話す。 農作業や配送の合間に、畑や… この記事は有料会員記事です。残り874文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「じか当たり」にあっさり認めた統計不正の本丸 残った記者の違和感
「6カ月分とか。まとめて出てくることがあります」 2021年8月、県庁舎の会議室。統計担当の職員は、記者2人にこう説明した。 記者「電卓で足し算するんですね」 職員「はい。足す数字をメモのように書いて、それを足します」 建設業の受注実態を表す統計の調査のために、建設業者が毎月提出する受注実績。それを無断で書き換えて、実際は半年分の実績なのに、1カ月分だったことにしていたとの説明だった。 月ごとの受注動向を追うため、毎月集計して、毎月公表する統計なのに。少なくとも統計を見る側は、1カ月分の受注規模を表す統計だと信じているはずなのに。こんなことで本当にいいのだろうか――。 朝日新聞が昨年12月に報じた国土交通省による統計不正のスクープは、結実するまでに半年の時間を要しました。あまり明かされることがない新聞記者の「調査報道」の裏側を、ぎりぎりまで公開します。連載の2回目です。 アフガン激動の日に重要な取材アポ 都道府県の職員らはあくまで… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遠山清彦元衆院議員に執行猶予つき有罪判決 コロナ融資で違法仲介
植松敬、原田悠自2022年3月29日 11時02分 日本政策金融公庫のコロナ対策融資111件を違法に仲介したとして、貸金業法違反(無登録営業)の罪で在宅起訴された元衆院議員・遠山清彦被告(52)=公明党から除名処分=の判決公判が29日、東京地裁であった。丹羽敏彦裁判長は、懲役2年執行猶予3年、罰金100万円(求刑懲役2年、罰金100万円)の有罪判決を言い渡した。 国会議員経験者が同罪で立件され、有罪判決となるのは初めてとみられる。 起訴状によると、遠山元議員は2020年3月~21年6月に単独で82件の融資を無登録で仲介したほか、あっせん業者で政治ブローカーの牧厚被告(74)=同罪で公判中=と共謀して20年4月~21年1月に29件の融資をあっせんしたとされた。 検察側は公判で、遠山元議員が融資仲介の謝礼などとして現金計1010万円を受領したと説明。国会議員や財務副大臣の影響力を背景に犯行を繰り返したとし、「資金需要者の窮状に乗じ不正な利益を上げた」と批判した。遠山元議員が融資額の増額などを秘書を通じて依頼した点にも触れ、「公庫に特別対応を事実上強いるもので一般の融資希望者の利益を侵害した」と指摘した。 遠山元議員は公判で起訴内容を認めて謝罪し、融資仲介の理由について「コロナ危機で資金繰りに困る企業を助けるためだった」と説明した。 弁護側は、公庫への口利きで「(融資の)審査を不当にゆがめていない。支援者らの陳情に応えるのは政治の世界では常識だ」として情状酌量を求めていた。 一連の事件では、太田昌孝・前衆院議員の元政策秘書の渋谷朗被告(61)、別のあっせん業者の川島裕被告(79)も同罪で在宅起訴された。 公明党は、所属議員の事務所が昨年8月に家宅捜索されると、陳情対応のガイドラインを作るチームを設置。1月の「中間報告」では、検討している内容として①借り手に融資金の使途を確認する②無登録のブローカーらが介在する相談は断る③手数料や政治資金を受け取らない――の3点を挙げた。(植松敬、原田悠自) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ブランコ、どうすれば速くなる? 実験繰り返した小2が導いた結論
小学生の豊かな感性を養い、科学的な思考力を育てる第58回全国児童才能開発コンテスト(才能開発教育研究財団主催)の科学部門低学年の部で、岐阜市立城西小学校2年の須田康太さん(8)が最高賞の文部科学大臣賞に選ばれた。受賞作品は、ブランコが戻ってくる速さを解明するため、乗り方やスタートの位置、ひもの種類などを変えて実験を繰り返して結論を導き、2冊のファイルにまとめた。 父親と公園に遊びに行き、ブランコに乗ったとき、一緒にこぎはじめたのに、立ち乗りの自分の方が、座って乗っている父親よりも先に戻ってきたのを不思議に思い、好奇心に火がついた。 「ブランコのひみつを見つけ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長崎の被爆者「友愛会」解散へ 5団体の一つ 高齢化などで
2022年3月29日 11時13分 長崎の被爆者5団体の一つ「長崎県被爆者手帳友愛会」が3月末に解散することが関係者への取材で分かった。永田直人会長(89)ら会員の高齢化や財源不足が理由という。1979年に5団体となって以来、被爆者団体の解散は初めて。ほかの被爆者団体も同様の悩みを抱えており、今後の活動のあり方が問われそうだ。 友愛会は県被爆者手帳友の会から分かれる形で1979年8月に発足。国が定める被爆地域の拡大や、被爆地域外で長崎原爆に遭ったため被爆者と認められていない「被爆体験者」の救済を求める活動に力を入れてきた。 関係者によると、当初は約2万4千人いた会員は現在は500人に減少。今年に入って永田会長が体調不良を理由に辞任を申し出たが他の役員らも持病などがあり、後任が決まらなかった。会費収入も減少しており、2月の役員会で解散が決まったという。会員のうち約200人が友の会に移る見通し。 副会長の浜田真治さん(84)は取材に「各自が病気を患い、財政面も厳しく、この先続けることができないとの結論になった。頑張りたいという気力はあるが体がついていかない。残念だがもうどうしようもない」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
37年前の学級会、僕は未熟だった 市長を批判した校長が思うこと
大阪市の松井一郎市長に「提言書」を送った大阪市立木川南小学校の久保敬校長(60)が、今月末で退職する。実名を出して市長の教育施策を批判したのはなぜか。新人教師時代の失敗から学んだこととは。思いを語ってもらった。 この3月で定年退職し、37年間の教師生活を終えることになりました。 毎朝、校門に立って子どもたち一人ずつに「おはよう」と言う時間がなくなるわけで、喪失感は大きいんかな……と思ってます。 昨年5月、大阪市の松井一郎市長と山本晋次教育長に実名で提言書を書きました。悩んだけど、緊急事態宣言の時に市長が決めた小中学校の学習方針で学校現場は混乱していると伝えたかった。 「自宅オンライン学習が基本」としつつも給食のため登校し、登校時間は家庭の希望によってバラバラ。うちは通学路に車が多いので集団登校しないと危ないと思いました。 それなのにトップダウンで決めるのはどうなんかなと。提言書のことで教育委員会から文書訓告も受けたけど、後悔はしてません。 「思った通りに学級運営できてる」そのときが危ない 思えば、教師生活は失敗から学んだことがほとんどでした。 「自分の思ったとおりに学級運営できてる」とか思ってるとき、調子のいいときが一番危ない。 教師1年目、23歳のときのことです。 担任をした5年生クラスに知的障害のあるトシくんという男の子がいました。下校のときは誰かが家まで送っていく必要があった。 4月に「トシくんを支えよう」とクラスの目標を立てさせ、子どもらは大勢でトシくんを家まで送りました。 でも徐々に人数が減り、梅雨明けにはおとなしい女の子2人だけになった。 学級会を開き、僕が「どうなってんねん」と聞くと、みんな下を向きます。 「当番制でトシくんを送ろう」と話がまとまりかけると、一人が「私、習い事あるから無理や」と言う。すると別の子が「おまえ、そんなひどいこと言うんか。毎日送るわけじゃないし、いけるやろ」。今度はみんなが一緒になってその子を責めだした。 そのときです。 トシくんを送っている女の子2人のうち、モリキタさんという子がまっすぐ手を挙げました。 モリキタさんはなぜ手を挙げたのか。おとなしかった彼女がクラスメートたちに訴えたかったこととは。久保さんは自らの「思い上がり」に気づきます。 普段はほんまにしゃべらない… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
共通テストの「情報Ⅰ」対策、ポイントは 元文科省調査官に聞く
今春、高校に入学する学年から新科目「情報Ⅰ」の授業がスタートし、この学年が3年生になって受験する2025年の大学入学共通テストから情報Ⅰが加わる。新学習指導要領作成に携わった元文部科学省教科調査官の鹿野利春・京都精華大教授は「情報Ⅰの授業は高校3年間のうち1年間だが、入試対策は3年間通じてできる」という。どう学べばいいのか、鹿野教授に聞いた。(聞き手 編集委員・宮坂麻子) 共通テスト以外に個別試験で課す大学も 大学入学共通テストの情報Ⅰは、しばらくは他教科と同じく紙によるマークシート方式の60分間で行われます。配点はまだ決まっておらず、各大学が何点換算で活用するのかも、これから決まります。 ただ、国立大学協会が今年1月、すべての国立大の一般選抜で、25年から教科「情報」(科目名情報Ⅰ)を加えた6教科8科目を原則として課す方針を決めたので、新高1生以降、国立大の受験生の大半は受験することになります。私立大でも、総合型選抜や共通テスト利用型の一般選抜で情報Ⅰを課すところも出るでしょう。 昨年3月には、サンプル問題… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ドライブ・マイ・カー 最高潮の舞台は東広島「まるでオペラハウス」
米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した映画「ドライブ・マイ・カー」は妻を亡くした主人公の家福(西島秀俊)の喪失と再生を描き、チェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」の上演シーンでクライマックスを迎える。観客からわき起こった盛大な拍手の音は、高さのある天井から降り注ぐように響く。舞台となったそのホールは、広島市中心部から車を1時間ほど走らせた東広島市にある。 2016年4月に開館した東広島芸術文化ホールくらら。文化芸術の拠点としての顔と、市民のサークル活動などが行われる生涯学習機能を併せもつ。くららという愛称は公募で決まった。ホールのある市中心部・西条地区では良質な水を生かした酒造りがさかんで、酒蔵の街で音楽を楽しむという意味の造語「蔵楽」やイタリア語で心遣いを意味する「cura」といった言葉が由来だ。 くららの館長、森本浩司さん(64)は28日、米アカデミー賞での受賞をテレビの速報で知った。「撮影時はかなり緊張感があったが、今日は監督の喜びにあふれた表情が印象的だった。本当に良かった」と喜んだ。 ロケは20年11月下旬に2… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海自、金曜にカレー食べる習慣のわけ 各地で独自の味を追求
海上自衛隊の40代の防衛事務官の男性が、カレーライスを食べ続けたことを理由に懲戒処分を受けた。「毎週金曜日にカレーを食べる」のは、海自独特の習慣だ。 そもそも、カレーは明治時代にイギリス海軍から日本海軍に伝えられたとされる。インドを植民地支配していた英国軍が軍隊食にしていたカレーが、栄養豊富で大量調理にも適していたことから、英国流をお手本にしていた日本海軍にも取り入れられた。 海上自衛隊のサイトによると… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北朝鮮の「死亡情報うのみ」 拉致被害者家族の気持ちに火がついた
2002年9月、史上初の日朝首脳会談で北朝鮮が日本人拉致を認めた。翌10月、被害者5人が帰国。それから20年。新たな被害者の帰国はなく、被害者の帰りを待つ家族らは相次いで亡くなっている。なぜ拉致問題は進展しないのか。関係者に話を聞き、考えた。 石破茂衆院議員(65)は北朝鮮を1回だけ訪れている。1992年4月。当選2回目の若手議員だった。 鳥取で育った子どものころ「日本海の向こうに怖い国がある」と教わった。だが「一度も見ずに批判するのはよくない」と、金日成(キムイルソン)主席の80歳の誕生日を祝う与野党の訪朝団に参加した。 平壌でマスゲームや歌劇を見た。徹底して反日的な内容や個人崇拝、一糸乱れぬ集団演技に驚いた。「こんな異様な国が近隣にあるのか。将来きっとわが国の脅威になるに違いない」と感じた。安保・防衛問題を専門とするきっかけとなった。 97年に横田めぐみさんの拉致疑惑が表面化。国会議員らが「北朝鮮拉致疑惑日本人救援議連」(旧拉致議連)を結成した。しかし中山正暉(まさあき)会長(89)が訪朝後、北朝鮮に融和的になったとして02年4月、強硬派議員らが「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」(新拉致議連)をつくった。 石破氏は安倍晋三・官房副長官(67)から「ぜひ新議連の会長に」と誘われた。「なぜ私が」と聞くとこう返ってきた。「右翼じゃないことが大事なんだ。エモーショナル(感情的)な活動にしてはならないんだ」 拉致被害者・増元るみ子さん… この記事は有料会員記事です。残り709文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル