2022年3月24日 19時00分 昨年結成50年を迎えた英国のロックバンド「クイーン」の軌跡をたどる展覧会「QUEEN50周年展―DON’T STOP ME NOW―」が大阪市北区の大丸梅田店で開かれている。 クイーンは1971年に結成。会場は50年前のロンドンの街並みを再現し、クイーンのヒット曲が鳴り響く。メンバーの幼少期の写真に始まり、直筆アンケートやライブ衣装のレプリカ、関係者らへのインタビュー映像などで結成から現在までの歩みを振り返る。 このほか大画面でライブ映像を映し出すコーナーやオフィシャルグッズの販売もある。映像以外は撮影でき、メンバーに加わったような写真が撮れるコーナーもある。担当者は「タイムスリップした気分でクイーンの世界に没頭してほしい」と話す。 展覧会は5月9日まで。一般1800円、中高生1200円、小学生800円。一部の日程は日時指定制。詳細は大丸ホームページ(https://dmdepart.jp/museum/umeda/queen50th/)へ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「強盗殺人罪成立を前提に審理を」 高裁が差し戻し 富山・交番襲撃
富山市で2018年に交番が襲撃され、警察官と警備員が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた元自衛官、島津慧大被告(25)=富山県立山町=の控訴審判決が24日、名古屋高裁金沢支部であった。森浩史裁判長は「強盗殺人罪の成立を否定した原判決には事実誤認がある」とし、一審・富山地裁の裁判員裁判の無期懲役判決を破棄。審理を地裁に差し戻した。 一、二審判決によると、被告は18年6月26日、富山市内の交番で稲泉健一警部補(当時46)を殺害し、その後、警部補の拳銃で、近くの小学校にいた警備員の中村信一さん(当時68)を射殺するなどした。 一審判決は、被告の供述を踏まえ、犯行前に拳銃を奪おうと考えていたとする検察側の主張には「合理的な疑いがある」とし、強盗殺人罪ではなく、殺人と窃盗の罪を適用した。 二審判決は、警部補の発砲に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北朝鮮ミサイル、防衛省関係者「高い軌道、探知困難」
成沢解語2022年3月24日 19時30分 北朝鮮が24日に発射した弾道ミサイルは、高度が約6千キロ以上とされ、防衛省は通常よりも高い高度の「ロフテッド軌道」で発射されたと分析している。 弾頭は推進装置が切り離されながら高高度に達し、目標地点に向かう仕組みで、発射直後は詳細が判断しづらいという。同省関係者は「北朝鮮のミサイル開発が急速に進んでおり、ミサイルの探知や種類の判断が以前よりも難しい」と危機感をあらわにする。 日本のミサイル防衛は、上層部をイージス艦搭載の迎撃ミサイル「SM3」で、下層部を地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」で迎撃する。今回はレーダー情報などで日本への着弾はないと判断し、迎撃態勢はとっていない。ただ、別の同省関係者は「迎撃は絶対に失敗できない。今回は『またか』ではない。緊張感は確実に高まっている」と話す。 一方、ある同省幹部は、北朝鮮の狙いは日本よりも米国にあるとみる。ミサイルが飛んだ時間が71分と過去最長だった点に注目。「米国がウクライナ情勢にかかりっきりになっている今、米国に着弾可能なミサイルを開発していることをアピールし、米国から経済制裁緩和を引き出したい狙いでは」とみる。(成沢解語) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サッカー・ミャンマー代表選手の難民認定めぐる報道 坂田賞特別賞に
2022年3月24日 15時30分 関西を拠点にした優れた報道活動を顕彰する「坂田記念ジャーナリズム振興財団」(赤木攻理事長)の第29回坂田記念ジャーナリズム賞が24日、発表された。 第2部門(国際交流・国際貢献報道)新聞の部では、朝日新聞大阪社会部の宮崎亮記者とコンテンツ編成本部による「サッカー・ミャンマー代表選手の保護要請から難民認定までを巡る一連の報道」が特別賞に選ばれた。亡命劇を独自取材で克明に描き、本人が肉声で語る音声媒体(ポッドキャスト)と組み合わせた「立体的報道」が評価された。表彰式は28日、大阪市北区である。 その他の受賞者と対象の報道は次の通り。 【第1部門(スクープ・企画報道)】新聞の部 京都新聞社「700万人時代 認知症とともに生きる」取材班=企画「700万人時代 認知症とともに生きる」▽読売新聞大阪本社「虚実のはざま」取材班=連載企画「虚実のはざま」▽放送の部 関西テレビ「となりのミライジン」取材班=ザ・ドキュメント となりのミライジン▽NHKスペシャル取材班=NHKスペシャル 銃後の女性たち~戦争にのめり込んだ「普通の人々」~▽同特別賞 三重テレビ放送ハンセン病問題取材班=ハンセン病問題の節目に際し、改めて偏見・差別の解消を訴える報道活動 【第2部門(国際交流・国際貢献報道)】放送の部 毎日放送「映像21いつか帰れる日まで」取材班=映像21いつか帰れる日まで~異国で願うミャンマーの民主化~ 【東日本大震災10年復興支援坂田記念ジャーナリズム賞】新聞の部 河北新報社「東日本大震災10年取材班」=東日本大震災10年▽放送の部 岩手めんこいテレビ「奇跡と呼ばれなくなる日まで」取材班=奇跡と呼ばれなくなる日まで~震災10年 釜石の軌跡~ Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
SMBC日興の副社長を逮捕 相場操縦容疑で東京地検特捜部
SMBC日興証券の専務執行役員ら4人が金融商品取引法違反(相場操縦)容疑で逮捕された事件で、東京地検特捜部は24日、業務を統括する副社長執行役員の佐藤俊弘容疑者(59)を新たに同容疑で逮捕し、発表した。 佐藤容疑者は三井住友銀行(SMBC)出身で、2020年春にエクイティ本部を統括する役職に就いた。関係者によると、これまでの特捜部の任意聴取には「取引の報告は受けていたが、あくまで業務としての報告で、違法性は認識していなかった」などと説明していたという。 発表によると、佐藤容疑者は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
指揮者が捧げた「ウクライナへの祈り」、演奏後の沈黙
名古屋市内のコンサートホールで19日に開かれた愛知室内オーケストラの定期演奏会。指揮者の原田慶太楼さんは、事前に用意していたアンコール曲を差し替えた。演奏したのは「Prayer for the Ukraine(ウクライナへの祈り)」。キエフ出身の現代作曲家V・シルベストロフの曲だ。 2014年に親ロシア政権の崩壊をもたらした「マイダン革命」を受けて作られた曲。ロシアのウクライナ侵攻を受け、デンマークやドイツなど各地のオーケストラが演奏し始めていた。 コンサートのリハーサルが始まる前日、原田さんは、ドイツ・バンベルク交響楽団が同曲を演奏したことを知った。 ブラームスの交響曲にまつわ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タンスが倒れ、食器散乱… 家の中の地震被害を減らすポイントは
福島県沖で16日夜に起きた最大震度6強の地震では、家具が倒れ、室内が散乱する被害が各地で相次いだ。なかには身動きがとれず36時間後に救出された人もいた。東日本大震災の経験から津波への警戒が浸透する一方、室内の対策はまだ不十分との指摘がある。 宮城県白石市の日本舞踊家、麻生菜穂美さん(62)は16日夜、自宅2階の寝室で揺れを感じた。1度目の揺れの後、様子を見に1階に下りたところで2度目の揺れに襲われた。食器棚の扉に輪ゴムをくくりつけて固定していたが、対策を取っていない棚からカップ類やワインが床に散乱した。 寝室のタンスが布団の上に 倉庫代わりに使っていた2階の部屋では、重ねて置いていたタンスの上の部分が、別のタンスに倒れ込んだ。市内で震度6弱を観測した東日本大震災では少し動いた程度だったのに、今回は飛ばされるように動いたのに驚かされた。 麻生さんは「建物が倒れるこ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「悔いなく生きなくては」 津波に流され助かった私、古里に戻る春
【東京】宮城県石巻市出身の村田奈央子さん(22)は今春、創価大(東京都八王子市)を卒業し、古里の公務員(福祉職)になる。小学5年生で東日本大震災を体験。家族や友人を亡くしたが、大勢に励まされ、避難所でのボランティアで避難者に喜んでもらえたことも力になった。助け合い、生きる喜びが感じられる古里にしたいという。 2011年3月11日。村田さんは小学校から急いで帰宅し、祖母と姉の3人で車の中でラジオの震災情報に耳を傾けた。祖母と姉は曽祖母が心配でいったん家に戻り、村田さんが車に1人残っていた時だった。 真っ黒な壁のようなものが迫… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マグネットボールに法規制を 誤飲で重大事故受け消費者事故調が提言
身近な事故の原因を調べる消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は24日、強力な小型磁石を使ったおもちゃ「マグネットボール」を子どもが誤飲する事故を防ぐため、幼児の手に渡らないよう販売方法などに法的な規制が必要だと提言した。 マグネットボールは直径3~5ミリ程度の小型のパチンコ玉のような磁石で、互いをくっつけて遊ぶ。好きな形を作ることができ、「知育玩具」として主にネット通販で売られている。一つ一つが角形の「マグネットキューブ」もある。 消費者事故調によると、幼児が誤飲した結果、臓器を傷つけてしまうなどの事故は2017~21年に少なくとも10件あった。多くは年上の兄や姉向けに買ったものを、親が気づかないうちに1~7歳の弟や妹が誤飲していた。胃と小腸など異なる場所に球がとどまり、腸管を挟んでくっつき、胃や小腸、十二指腸などの臓器に穴を開けてしまう事故が複数あり、除去するのに開腹手術が必要になったケースもあった。 マグネットボール(左)とマグネットキューブ=国民生活センター提供 6商品について事故調が調べ… この記事は有料会員記事です。残り320文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「取り返さないと」営業再開する被災旅館も 地震から1週間の福島
福島県内で震度6強を観測した16日深夜の地震から1週間がたつ。相馬市など各地で避難生活が続き、断水や建物損傷の影響がなお残るなか、暮らしや生業(なりわい)を立て直す努力が続いている。専門家は、今後も強い地震の恐れがあるとしている。 ◇ 内閣府によると、23日朝時点で、97人が避難生活を続けている。県によると、1人が亡くなったほか、重傷者は9人、軽傷者は92人にのぼる。 住宅は国見町で5棟が全壊し、同町や二本松市で12棟が半壊した。一部破損は前日から339棟増えて565棟になった。ただ、これらの数字には被害の大きかった相馬市の状況は含まれていない。県は市町村などと連携して「被害状況の把握にスピーディーに取り組みたい」(内堀雅雄知事)とするが、1週間経っても、全容把握にはほど遠いのが現状だ。 また、県食品生活衛生課によると、23日午前で相馬地方広域水道企業団が供給するエリアの約120戸で断水が続いている。(笠井哲也) 「お盆には間に合わない」 倒れたお墓 震度6強の揺れに見舞われた… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル