77年前の3月17日、神戸は無差別爆撃を浴びた。5月11日、6月5日と続いた大空襲で、主要港として栄えた神戸は焦土と化した。7千人超が命を失った「神戸大空襲」とは何だったのか。体験者の声を聞き、記録をたどった。 米爆撃機のB29がうなるような重低音を響かせる。爆弾で近くの家が崩れたのか。バリバリという音も聞こえてくる。 自宅の床下に掘った1畳半ほどの防空壕(ごう)に家族と身を潜めた少女は、両目と両耳を手でぎゅっと押さえ、音が遠ざかるのを待っていた。「お母ちゃん、死んだらあかん」。自分でも気付かないうちに、何度もそう叫んでいた。 1945年5月11日。国民学校の4年生だった藤本吉江さん(86)は、本庄村・深江(現・東灘区)で体験した空襲の恐怖を鮮明に覚えている。 再現した防空ずきんをかぶる藤本吉江さん=2022年2月22日午前10時33分、神戸市東灘区、井岡諒撮影 6人きょうだいの下から2番目。一番上の姉は嫁ぎ、兄2人は軍人を志願して家を出ていた。小さな木造の平屋に、家族5人で身を寄せ合って暮らしていた。深江はかつて漁師町として栄えた。父は魚の行商をしていたが、賭け事が好きで生活は苦しかった。 戦争が長引くにつれ、物資不足は深刻さを増した。授業は徐々に減り、給食の炊事に使うための柴木を林まで拾いに行ったこともある。柴木をまとめて背負うと、縄が肩に食い込んで痛かったのを覚えている。 45年4月からは疎開が本格化し、同級生はほとんど居なくなった。藤本さんも数日後には祖母の実家に疎開する予定だった。 神戸大空襲では藤本さんの親族ら、多くの人が命を失いました。記事の後半では、藤本さんの思いのほか、大空襲の全体像や米軍の狙いを記しています。 ひたすら続くように思えた爆… この記事は有料会員記事です。残り1407文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 空襲1945 あのとき、日本中が戦場だった。東京・大阪・福岡など各地の写真300枚や映像、データマップで惨禍を伝えます。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高架線上で波打つ新幹線、17両中16両が脱線 上空から見た現場
【動画】宮城県白石市で東北新幹線が脱線=熊倉隆広撮影 福島県と宮城県で震度6強を記録した地震から一夜明けた17日午前、揺れの強かった地域の上空を本社ヘリから取材した。 東北新幹線の福島―白石蔵王間で脱線した「やまびこ223号」。午前7時20分ごろに福島駅から北東へ約30キロの脱線現場に着くと、田畑に囲まれた宮城県白石市内の高架線上に、そのままの状態で停車していた。脱線したのは17両中16両。上空から見ると、各車両がそれぞれ左右に傾いており、まるで波打っているかのように見えた。 特に東京方面から数えて6両… この記事は有料会員記事です。残り298文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】卒業式の延期、臨時休業相次ぐ 宮城・福島で4人が死亡
福島県沖を震源とする最大震度6強を観測した地震から一夜明けた17日、福島、宮城の両県のほか、東日本各地で被害が明らかになってきました。福島県相馬市では60代男性が亡くなりました。地震による被害や、暮らしへの影響、現地の様子をタイムラインで速報します。 【動画】地震発生時の朝日新聞仙台総局の様子 各地の主な震度 09:00 福島と宮城の死者4人に 警察庁は、17日午前8時半現在の人的被害関連情報として、福島県と宮城県での死者が計4人になったと発表した。現在、情報の詳細を確認中という。 警察庁が把握している情報によると、福島県相馬市で、玄関先で倒れている人を近隣住民が発見した事例があった。宮城県登米市では、地震発生直後に人前で心停止になり亡くなった人がいた。同県七ケ浜町では、発生後に避難準備をしていた人が自宅で倒れた。同県塩釜市では、発生後に家族が様子を見にいったところ、布団から出た状態で倒れている人がいたという。 警察は現在、ヘリコプターで情報収集活動をしている。山崩れの情報もあるが、詳細は不明という。 09:00 首都圏や被災地域、ガス供給停止はなし 各地の都市ガスの被害状況をとりまとめている日本ガス協会(東京)によると、17日午前9時現在、首都圏や被災地域では、ガスの供給停止に及ぶような被害の情報はなく、供給は続けられているという。 被災地では、各家庭に届けるガス管やガスの製造設備の一部で被害の情報があるが、供給停止に及ぶような被害ではないという。 09:00 福島の書店に散乱する本 福島市鎌田の「岩瀬書店」鎌田店では午前9時ごろ、店員らが出勤して片付けにあたっていた。 店内は、本棚から落ちた本で床が埋め尽くされ、天井が落ちて断熱材がむき出しに。昨年2月の地震でも本が散乱したが、天井の被害はなかったという。 店長の佐藤敏祐さん(45)は「営業中でお客さんがいたら危なかった。夜中に地震が起きたことは不幸中の幸い」。復旧のため当面の間は休業するという。 09:00 福島の神社で灯籠倒れる 福島市宮町の福島稲荷神社では、地震の揺れで境内の高さ5メートル前後の灯籠(とうろう)二つのうち、一つが倒れた。昨年2月の福島県沖地震でも倒れたため、昨年秋に直したばかりだという。宮司の丹治正博さん(66)は「ようやく片付いたと思った矢先の地震でショックだ。ただ、夜中の地震でお参りの方がいなかったのが幸い」と話した。 09:00 「死者4人、負傷者97人」 岸田首相が参院予算委で言及 岸田文雄首相は17日午前の参院予算委員会で、地震に関する同日午前8時時点の人的被害の状況について、「災害との関連を調査中の死者4人、負傷者97人と報告を受けており、心よりお悔やみ、お見舞いを申し上げる」と述べた。東北新幹線の脱線によるけが人はないという。 首相は停電についての状況も説明した。東京電力管内では最大約208万戸の停電が発生したが、すべて解消。東北電力管内では約3万8500戸で停電しているという。 首相は「今後1週間程度、特に地震発生から2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあることから、政府としては引き続き高い緊張感を持って対応に万全を期していきたいと考えている」と述べた。 08:45 ANAが臨時便を運航 羽田ー仙台・福島間で 全日本空輸は、羽田―仙台、羽田―福島間で17日に臨時便計8便を運航すると発表した。脱線による東北新幹線の運転見合わせを受け、乗客の移動手段を確保するために臨時便を設けることにした。 羽田―仙台間では2往復4便、羽田―福島間でも2往復4便を飛ばす。日本航空も臨時便の設定を検討しているという。 08:30 福島・国見町で民家が倒壊 「震災と同じぐらいの揺れ」 福島県国見町では、2階建ての民家が隣接する駐車場側に倒壊し、屋根が車に覆いかぶさっていた。 所有する奥山昭男さん(79)によると、民家は東日本大震災以降は空き家になっていた。昨夜の地震の時、奥山さんは町内にある今住む家におり、強い揺れにあわてて家具を押さえたという。揺れの後、心配になって様子を見に来たら崩れていたという。奥山さんは「昨日の揺れは震災の時と同じくらいで立っていられないほど強かった。3月11日からなんぼもなっていないのにびっくりした」と話していた。 08:00 JR福島駅は水浸し 周辺ではビル壁崩落も 【動画】地震の被害を受けた福島駅前=西畑志朗撮影 震度6強を観測した福島市のJR福島駅は17日朝、東北線などの運休などに伴い、入り口を閉鎖していた。構内は水浸しで、入り口前の地面のブロックが一部隆起していた。時折、駅員に運行状況を尋ねる通勤客の姿が見られた。 仙台市の通信会社に勤める金沢紗綾加さん(37)は「新幹線は難しくても在来線でも動けばと思ってきたが、難しそう。高速バスも無理なので、お客様との打ち合わせはリモートに変更するしかなさそうです」。通信設備の復旧作業もあるため、在来線が動けば遅い時間でも出社する予定だという。 福島県白河市の実家は昨夜の地震で2階の壁や窓が壊れて「半壊状態」に。90代の祖父と両親、弟は車内で過ごしたという。「11年前の東日本大震災でひびが入って、そこに大きな揺れがきた。昨日は毛布で寒さをしのいだようですが、心配です」 福島駅周辺では、ブロック塀が倒れた建物があったほか、デパートが入っていたビルで壁が大きく崩落した。コンクリートやガラスが散乱した周囲の道は警察官が規制していた。 通勤途中、この現場の様子を携帯電話のカメラで撮影していた会社員女性(59)は「震災から11年経っても、また大きな地震はいつでも起こりうるということ。怖いです」と話した。 08:00 「まさかこんなことになるとは」 東北新幹線、運転見合わせ JR東日本は17日、東北新幹線那須塩原―盛岡間の運転を始発から見合わせた。同日朝、東京駅の東北新幹線の改札周辺では駅員が運行状況の説明に追われていた。都内に出張中の仙台市の会社員(42)は駅員から「飛行機の方が早い」との説明を受けた。「まさかこんなことになるとは。チケットがあるか調べ、早く仙台に戻りたい」と話した。 08:00 福島・宮城で学校の休業相次ぐ 卒業式の延期も 福島県教育委員会によると、17日は全ての県立高校(85校)、県立中学校(2校)、特別支援学校(分校を含め23校)が臨時休業する。特別支援学校のうち6校では卒業式が予定されていたが、延期された。 また、宮城県教育委員会によると、分校と分教室を含めて26校ある特別支援学校のうち、17校で臨時休業。うち2校で予定されていた卒業式は延期された。県立高校49校、県立中学校1校も臨時休業する。 07:20 […]
悠仁さまが中学を卒業「充実した3年間」 4月から筑波大付属高校へ
秋篠宮家の長男悠仁さま(15)は17日、お茶の水女子大付属中学校(東京都文京区)の卒業式に臨んだ。悠仁さまは4月から筑波大付属高校(同区)へ進学する。 悠仁さまはこの日の朝、秋篠宮ご夫妻とともに登校。中学生活はどうでしたか、という報道陣の問いかけに対し、悠仁さまは「様々な経験をして、充実した3年間になったと思います」と答えた。 宮内庁によると、コロナ禍で学校生活に大きな影響を受けたが、悠仁さまは学業や友人との交流を通して実り多い学校生活を送ったという。 1年の夏休みの課題として… この記事は有料会員記事です。残り388文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
感染高止まり状況で重点措置終了 自治体が「解除」の言葉避けたのは
新型コロナの第6波のオミクロン株に対応した「まん延防止等重点措置」が21日で全面解除される。一時10万人を超えた1日あたりの国内感染者数は減少傾向ながら、いまも連日5万人規模の感染者が確認され、高止まりが続く中での解除となる。都道府県は年度末の感染再拡大(リバウンド)に気をもみつつ、経済活動の再開に踏み出すことになる。 「期間をさらに延長する状況にはない」。国内最多の感染者を抱える東京都。小池百合子知事は15日に政府に提出した文書で「解除」の文言は使わなかった。一時1万8千人超だった週平均の感染者数は、約8千人まで減少。病床使用率も50%を切った。「都民、事業者の協力のおかげ」。記者団を前に謝辞も語った。 だが、都として措置の解除を積極的に「望む」という形は取らなかった。政府の感染症対策分科会は11日、病症使用率が50%を超えていても感染状況が減少傾向であれば解除できると解除基準を緩めた。都幹部の一人は「国から解除の基準が示され都がそれをクリアしているのは確か。その中での対応。ただ、その基準が何を示しているのか分からないのも事実。都は引き続き命を守るスタンスでやっていく」と明かす。 足元では16日も6日ぶりに… この記事は有料会員記事です。残り718文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】東北南部で震度6強、2人死亡 津波注意報は解除
福島県沖を震源とする最大震度6強を観測した地震から一夜明けた17日、福島、宮城の両県のほか、東日本各地で被害が明らかになってきました。福島県相馬市では60代男性が亡くなりました。地震による被害や、暮らしへの影響、現地の様子をタイムラインで速報します。 【動画】地震発生時の朝日新聞仙台総局の様子 各地の主な震度 仙台城跡の石垣が崩落 10メートルほど道路ふさぐ 伊達政宗が建てた仙台市青葉区の仙台城跡では、石垣や石灯ろうの一部が崩落しているのが見つかった。地震の影響とみられる。 石垣が崩れた場所では、幅約10メートルにわたって石や土砂が道路をふさぎ、その近くでは、高さ4メートルほどの石灯ろうの上半分が崩れ落ちていた。 石垣は東日本大震災でも数カ所が壊れ、2012年から3年かけて復旧工事が行われた。 仙台城跡の石垣の一部が崩落。地震の影響とみられる=2022年3月17日午前6時47分、仙台市青葉区、石橋英昭撮影 07:20 宮城・福島の一部で携帯電話サービス利用しづらく NTTドコモによると、福島県福島市、伊達市、二本松市、南相馬市の一部地域で携帯電話のサービスが利用できなくなっている。地震による設備の故障や停電が原因で、復旧に向けて作業を進めるという。 ソフトバンクも、宮城県白石市、村田町、川崎町と福島県相馬市、南相馬市でサービスが利用しづらい状況になっている。 06:30 宮城・福島で2人が死亡、7県で92人けが 総務省消防庁まとめ 総務省消防庁の17日午前6時半現在のまとめによると、震度6強を記録した宮城県登米市と福島県相馬市で計2人が死亡した。登米市の男性については、地震との関係を調査中という。 このほか岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木の7県で92人がけがをした。うち4人が重傷、49人が軽傷という。 宮城県や福島県で住宅など計9件の火災が発生し、いずれもほぼ鎮火した。 宮城県では3800人に避難指示が出された。 06:30 茨城で2人けが 常磐線に遅れも 最大震度5弱を観測した茨城県によると、地震の影響で常陸大宮市の90代女性が自宅で転倒し、左半身にけがをして救急搬送された。石岡市の50代女性はパニック発作を起こして軽いけがを負ったという。 JR東日本水戸支社によると、常磐線は取手―勝田間で速度を落として運転しているため、最大70分程度の遅れが生じている。特急「ひたち」と「ときわ」は、東京都内と福島県いわき市、仙台方面を結ぶ上下10本が運休したり運転区間を短縮したりすることにしている。 水郡線は線路の安全確認のため、午前6時半現在で水戸―安積永盛(あさかながもり)間の全線で運転を見合わせている。水戸線は始発から通常通り運行している。 06:00 宮城・登米市の男性が死亡 「揺れに驚き卒倒」と通報 福島県沖の地震で、震度6強を観測した宮城県登米市内に住む70代の男性が地震の発生直後に亡くなった。市消防本部によると、「(男性は)自宅で地震の揺れにびっくりして卒倒した」という通報を受けて病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。市は地震との関連を含め詳しい状況を調べる。 05:30 首都圏の在来線、おおむね始発から運行 福島県沖を震源とする最大震度6強の地震から一夜明けた17日、首都圏のJR在来線は一部で遅れが出ているものの、おおむね平常通り始発から運転を始めた。私鉄も通常通りに始発から運行している。 JR東日本によると、山手線や中央線、総武線などどは平常通りに運行しているという。一方で、地震の影響により、始発から「10~15分程度」の遅れが見込まれているのは、横須賀線(東京―久里浜の上り一部)、東海道線(東京―熱海の上り一部)、常磐線快速(取手―品川の上り一部)、常磐線(勝田―品川の上り一部)。 小田急線や京王線も平常通りに運行している。 05:00 津波注意報は解除 宮城県、福島県で最大震度6強を観測した地震で、気象庁は17日午前5時、両県に発表されていた津波注意報を解除した。ただ今後半日程度は海面変動が続く可能性が高いとして、海での作業などには十分注意が必要としている。 地震は16日午後11時36分ごろに発生。同庁では3分後の午後11時39分、宮城、福島両県に津波注意報を発表した。17日午前3時半ごろまでに、宮城県石巻市30センチ▽仙台市20センチ▽福島県相馬市20センチ――などの津波を観測していた。 05:00 首都圏の停電は解消 福島県沖を震源とする地震の影響で、首都圏で起きた大規模な停電は17日午前5時現在、ほぼすべての地域で解消された。一方、最大震度6強を観測した福島県や宮城県では計約5万軒で停電が続いている。 東京電力パワーグリットによると、発生直後の16日午後11時50分時点では、首都圏で計約209万軒の停電が起きた。東京都では約70万軒の停電が起きたが、一夜明けて解消している。 揺れが大きかった東北地方では停電が続く。東北電力ネットワークによると、17日午前5時20分現在、福島県では計3万2700軒で停電が続き、このうち震度6強だった相馬市は約2万1200軒が停電している。宮城県内でも約1万4100軒で停電中という。 3:10 福島・相馬市の60代男性が死亡 福島県沖を震源とする地震の影響で、福島県相馬市によると、市内の60代男性が亡くなった。被災時の状況などを確認中だという。 1:45 福島第一原発、火災発生せず 報知機は誤作動の可能性 東京電力によると、火災報知機が作動した福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の事務本館と5号機タービン建屋2階では、火災が発生していないことを確認した。報知機の誤作動の可能性があるという。 1:35 気象庁「1週間程度、震度6強程度の地震に注意を」 宮城、福島県で最大震度6強を観測した地震では、両県で津波注意報が発表されている。気象庁は17日午前1時35分から緊急の記者会見を開き、地震火山技術・調査課の中村雅基課長は「津波注意報が解除されるまでは海岸に近づかないでください」と呼びかけた。 […]
虐待の可能性、和歌山県「共有できていなかった」 16歳虐待死事件
和歌山市の鶴崎心桜さん(当時16)が虐待を受けて死亡した事件で、県は16日、当時の学校や児童相談所の対応を検証する委員会を開いた。県は委員会後に会見し、事件前、中学校は鶴崎さんが虐待を受けている可能性を推測しえる情報を把握していたのに、情報共有できていなかったと明かした。 鶴崎さんは中学卒業後の昨年6月、搬送先の病院で死亡した。鶴崎さんに継続的な虐待を加え、衰弱させたあとも医療措置を受けさせずに死亡させたとして、鶴崎さんの母親(昨年6月に死亡)の夫が保護責任者遺棄致死の罪で起訴され、母親も同容疑で書類送検された。県警は、鶴崎さんが中学1年だった2018年10月ごろから虐待を受けていたとみている。 県は事件後、鶴崎さんの中学… この記事は有料会員記事です。残り486文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】宮城・福島で最大震度6強 各地の被害状況を更新中
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気象庁「津波注意報解除まで海に近づかないで」 1週間程度は警戒を
宮城、福島県で最大震度6強を観測した地震では、両県で津波注意報が発表されている。気象庁は17日午前1時35分から緊急の記者会見を開き、地震火山技術・調査課の中村雅基課長は「津波注意報が解除されるまでは海岸に近づかないでください」と呼びかけた。 震源は福島県沖の深さ60キロで、2011年の東日本大震災の余震域内。陸側の北米プレートの下へ沈み込む海側の太平洋プレート内部で発生した地震とみられるという。 中村課長は「地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意を。特に今後2、3日程度は、規模の大きな地震が発生することがよくある」と述べた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】福島・相馬市の60代男性が死亡 東北南部で震度6強
福島県沖を震源とする最大震度6強を観測した地震から一夜明けた17日、福島、宮城の両県のほか、東日本各地で被害が明らかになってきました。福島県相馬市では60代男性が亡くなりました。地震による被害や、暮らしへの影響、現地の様子をタイムラインで速報します。 【動画】地震発生時の朝日新聞仙台総局の様子 各地の主な震度 3:10 福島・相馬市の60代男性が死亡 福島県沖を震源とする地震の影響で、福島県相馬市によると、市内の60代男性が亡くなった。被災時の状況などを確認中だという。 1:35 気象庁「1週間程度、震度6強程度の地震に注意を」 宮城、福島県で最大震度6強を観測した地震では、両県で津波注意報が発表されている。気象庁は17日午前1時35分から緊急の記者会見を開き、地震火山技術・調査課の中村雅基課長は「津波注意報が解除されるまでは海岸に近づかないでください」と呼びかけた。 震源は福島県沖の深さ60キロで、2011年の東日本大震災の余震域内。陸側の北米プレートの下へ沈み込む海側の太平洋プレート内部で発生した地震とみられるという。 中村課長は「地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意を。特に今後2、3日程度は、規模の大きな地震が発生することがよくある」と述べた。 1:45 福島第一原発、火災発生せず 報知機は誤作動の可能性 東京電力によると、火災報知機が作動した福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の事務本館と5号機タービン建屋2階では、火災が発生していないことを確認した。報知機の誤作動の可能性があるという。 1:29 関東の停電51万軒 東京電力パワーグリットのホームページによると、関東地方の停電は17日午前1時29分時点で、50万9380軒となっている。 都県別では、東京都約20万軒、千葉県約11万軒、神奈川県約9万軒、山梨県約7万6千軒などとなっている。16日午後11時59分時点では、約209万軒の停電が発生していた。 1:20 福島第一原発、火災報知機が作動 5号機タービン建屋など 東京電力によると、廃炉作業中の福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)では、16日午後11時36分に廃炉作業ロボットの遠隔操作室などがある旧事務本館で、17日午前0時5分に5号機タービン建屋2階で、それぞれ火災報知機が作動した。これを受けて東電は地元の消防に通報、現場の状況を確認しているという。 1:00 米地質調査所(USGS)は16日、日本の東北南部で起きた地震について、米国西海岸への「津波の危険はない」との見解を示した。USGSは、特段の行動を取る必要はないとしながらも、沿岸部では海の状況に注意するよう呼びかけた。2011年の東日本大震災の際には米西海岸にも津波が到達し、カリフォルニア州の港などが損害を受けた。 1:00 福島・浪江町で信号が倒壊 福島県沿岸部の浪江町では、各地で停電や漏水が発生した。信号が倒壊したとの情報もあり、職員が被害状況の把握や避難者への対応に追われた。午前1時現在、人的被害の情報はないという。 町役場によると、地震発生後、町内各地で停電が発生。役場本庁舎も午前1時現在、停電が続いており、非常用電源を使っている。 町内3カ所に避難所を開設し、住民が避難してきているが、避難所も停電しており、非常用電源を使用している。町職員が水や食料、毛布を届けつつあるという。 地震後に出勤した町職員によると、役場周辺でも電気が消えた建物が多く、出勤途中に漏水の発生を確認した同僚もいるという。 棚が倒れ、商品が散乱した雑貨店=福島市宮下町 1:00 宮城・栗原市で4人けが 宮城県栗原市の消防本部によると、17日午前1時の時点で市内の10代~90代の男女4人がけがを負い、救急搬送された。このうち10代男性は落下物で頭を負傷し、70代男性と80代女性は足を切り、90代女性のけがの状況は不明という。 1:00 東北新幹線、福島―白石蔵王間で一部車両が脱線 JR東日本によると、17日午前1時すぎ現在、福島駅―白石蔵王駅間で、東京発仙台行きの東北新幹線(17両編成)の一部の車両が脱線しているという。高架上の車両内にいる乗客96人と乗務員にけがはないという。現場は、白石蔵王駅から南に約2キロの付近だという。 1:00 福島・楢葉町 避難所に20人 福島県楢葉町も、町内の「ならはスカイアリーナ」に避難所を開設し、17日午前1時現在、約20人が避難しているという。 0:55 福島・飯舘村で火災の情報 相馬地方広域消防本部(福島県南相馬市)によると、飯舘村草野大房木で火災が発生している。地震との関連は不明。このほか、地震直後から通報が相次いでいる。 00:55 福島・国見町 避難所に19人 福島県国見町役場によると、17日午前0時55分現在で、開設した避難所の「観月台文化センター」に19人が避難している。職員は「2回目の横揺れが長く、大きかった。役場内は書類が散乱しているが、けが人はおらず、建物の破損などの被害は出ていない」と話している。 0:50 山手線など一部で運転再開 JR東日本によると、17日午前0時50分現在、山手線など在来線の一部の列車で運転を再開している。同社東京支社管内では、駅間停車や脱線などのトラブルは確認されていないという。担当者は「順次再開できれば、始発に大きな影響は出ないのではないか」と話した。 0:50 相馬地方広域消防本部「けがの通報複数」 […]