絶版になった書籍など入手が難しい資料をスマートフォンや自宅のパソコンから電子データの形で閲覧できるサービスを、国立国会図書館が5月19日に始める。これまでは国会図書館や主要な公共図書館などに赴く必要があったが、開館時間や居住地に左右されずに学術研究や調べ物ができるようになる。 事前に国会図書館の利用者登… この記事は有料会員記事です。残り548文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
寺だけじゃない、ホテルや百貨店も ほんのり香る京流おもてなし術
古都ぶら 街を歩くと、マスク越しに様々なにおいに出会う。ソースやだし、揚げ物のにおい、香水や柔軟剤のようなくっきりとした香りが多いが、時折やわらかな香りに気づく。それは線香やお香(室内香)の香りだ。「京都の香り」と私は勝手に思っているが、その考えは浅はかだったようで……。 訪れたのは、松栄(しょうえい)堂(京都市中京区)。江戸時代から300年以上にわたって、線香など香りものを手がけている。烏丸通沿いのビルの1階には、香りの体験スペース「薫習(くんじゅう)館」がある。ここで、いろいろな香りの原料をかいでみた。 香木の白檀(びゃくだん)の大きな板は、ほんのりと甘い?、沈香(じんこう)はなんだか「古めかしい」イメージ。料理のスパイスにも使う丁子(ちょうじ)は「辛い」、乾燥させた薬草の甘松(かんしょう)は「苦い」とある。 これらの原料から線香を作る作業は、2階の「香房」と呼ぶ作業場で見学できる。 中に入ると、すっとした香り。細かく砕いた原料を練り合わせ、粘土状のかたまりにしたものを小さな穴から押し出す。決められた長さに切りそろえ、乾かせば完成だ。 寺ごとのレシピも 香りを決める原料の混ぜ方は? 「2人の調合師が長い歴史の… この記事は有料会員記事です。残り1737文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「はやぶさ」車内で乗客が車掌に暴力 福島駅で乗客150人乗り換え
2022年3月3日 9時43分 東北新幹線「はやぶさ102号」の白石蔵王駅(宮城県白石市)~福島駅(福島市)間で3日午前7時40分ごろ、乗客が男性車掌に暴力行為をするトラブルがあった。JR東日本によると、この乗客は福島駅で福島県警に引き渡されたという。車掌はけがを負ったほか、乗客150人ほどが福島駅で「はやぶさ4号」に乗り換えた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
差別する側とされる側、どちらにもなる 西成の街に触れて気がついた
「金がなかったら日本人に馬鹿にされる」 大阪市に住む男性(35)の祖母は、いつもそう言っていた。 大阪市西成区の被差別部落に生まれた在日コリアン2世。日本人の子どもから「朝鮮、朝鮮、帰れ」といじめられ、貧しくて家計を助けるため、小学校の3年生くらいまでしか通えなかった。 野菜を積んだリヤカーを引いて遠くまで行商し、革小物を作る会社を興して財を築いた。 苦労して貧乏からはい上がった自負からか、路上生活者を「怠け者」と見下げ、嫌った。 男性も、以前は祖母と同じような考えを持っていた。 大学生になって、日雇い労働者が集まる西成の釜ケ崎(あいりん地区)に出入りするようになるまでは。 「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と結ばれる水平社宣言から100年。日本初の人権宣言と言われ、社会のあらゆる人権問題の克服に向けた原点となってきました。誰にも潜みうる差別の心を溶かす「熱」と、すべての人を等しく照らす「光」を手にできるのか。人間の尊厳を重んじる宣言の精神を改めて見つめます。 困窮者支える仕事、祖母には言えなかった 「君、子どもができないね」 医師からそう告げられたのは、大学生になった19歳の夏のことだ。 3歳のときに患った小児がん… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
異論はねのけ、北京パラ放映決定 J:COM「地域密着だからこそ」
4日開幕の北京パラリンピックの選手や関係者らに共通する願いの一つは「少しでも多くの人に見てほしい」。これまで注目されにくい大会だっただけに、昨夏の東京パラで盛り上がった熱気を冬季にもつなげたいと考えている。 日本選手団は2月25日に第1陣が北京に到着。本番と同じ会場で天候や雪質などを確認しながら、直前の調整を重ねている。 選手団の主将を務めるアルペンスキーの村岡桃佳さん(25)=トヨタ自動車=は、競技会場となる北京市延慶区の国家アルペンスキーセンターで2月27日に公式練習に初めて臨んだ。2018年平昌(ピョンチャン)大会で金メダルを獲得。3度目の冬のパラとなる今大会、胸に秘めているのが「一人でも多くの人に冬の大会を見てほしい」という思いだ。 東京パラも「二刀流」として… この記事は有料会員記事です。残り1122文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
春の高山祭、3年ぶり通常開催へ 感染状況みつつ伝統継承を重視
4月14、15両日に予定されている「春の高山祭」(岐阜県高山市)について、主催する日枝神社などは2日、原則開催すると発表した。祭り期間に「まん延防止等重点措置」など国や県による規制措置が出された場合は中止する。 春の高山祭は絢爛(けんらん)豪華な祭り屋台の曳(ひ)き揃(そろ)えなどで知られ、例年は2日間で約20万人が訪れる。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年は中止され、21年は規模を大幅に縮小した。伝統文化の継承を目的として開催するという。 岐阜県には今月6日までまん… この記事は有料会員記事です。残り80文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
桜前線今年は平年並み 九州は長く楽しめる? ウェザーニューズ発表
気象会社ウェザーニューズ(千葉市)は2日、桜の開花予想を発表した。九州は、記録的な早さで開花した昨年と比較すると、10日前後遅くなる。全国的には3月20日の東京が最も早く、翌21日の福岡と広島が続く。 同社によると、平年よりも冷え込んだ2月の寒さの影響で、つぼみの成長が足踏みした。暖かさが戻る3月の気温は平年よりも高いが、昨年ほどはあがらない。そのため、西・東日本では桜の開花が平年並みだが、昨年と比べると大きく遅れる見通し。北日本は平年よりも早くなりそうだ。 九州では、21日の福岡市から始まり、23日に長崎市、25日に佐賀市と熊本市、26日に大分市と宮崎市で、最後は27日に鹿児島市で開花すると予測した。また、九州隣接の山口県下関は25日になる模様。 桜の開花は、気象庁が標本木(ひょうほんぼく)と定める各都道府県のソメイヨシノが5~6輪咲くことで発表される。同社では、この標本木の開花予測をしているため、山口県では標本木のある下関での情報になるのだという。 全国にいる協力者から各地の… この記事は有料会員記事です。残り490文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被爆地・広島の聖堂で「平和の祈り」 ウクライナ男性「母国助けて」
ロシアのウクライナ侵攻を受け、広島市中区の世界平和記念聖堂で2日、平和を願う集会があった。カトリック信徒ら約70人が鐘に合わせ、黙禱(もくとう)を捧げた。 ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が「2日を平和のための祈りと断食の日に」と世界に呼びかけたのに伴って開かれた。 カトリック広島司教区の白浜満司教は「戦争で亡くなられた方々や、いまだ不安や苦しみにおかれている方々をなぐさめ、一日も早い戦争の終結を求める声を届ける。広島と長崎に投下された核兵器による悲劇が繰り返されることがないよう、願いと祈りを捧げましょう」と話した。音楽家の上垣内(かみがいち)寿光さん(43)らは「G線上のアリア」など4曲を演奏した。 ウクライナの首都キエフ出身… この記事は有料会員記事です。残り263文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「罪の意識みじんもない」 起訴相当の広島市議5人が反論会見
2019年参院選をめぐる買収事件で、河井克行元法相=実刑確定=から現金を受けながら公職選挙法違反(被買収)の罪について不起訴となり、検察審査会が「起訴相当」と議決した広島市議のうち5人が2日記者会見し、「微塵(みじん)の罪悪感もなかった」とする連名の談話を発表した。 5人は藤田博之、伊藤昭善、谷口修、三宅正明、木山徳和の各氏。全員が自民所属で、河井氏から70万~30万円を受け取った。談話で5人は「市民県民から奇異に映るかもしれないが、長年少なくとも広島県広島市においては儀礼的な(金銭の)贈呈が行われていた」「現金を受領したのは何故か?との問いには『それは普通のことだから』という答えになる」などとし、お歳暮などに近い金で買収にあたるとの認識はなかったと主張した。 東京地検の捜査に対し、「買収の趣旨だと感じていた」とする調書に署名したことについて5人は「検察官の作文で調書ができあがり、根負けして署名してしまった」と弁明した。 この事件で東京第六検察審査… この記事は有料会員記事です。残り208文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
リニア工事現場でまた事故 コンクリ片が落下、作業員が胸を骨折
2022年3月2日 20時55分 JR東海は2日、愛知県春日井市のリニア中央新幹線の第一中京圏トンネル(西尾工区)の新設工事中に、40代男性作業員が胸の骨が折れるなどのけがを負ったと発表した。掘削面に吹き付けたコンクリートがはがれ落ちて当たったという。公表されたリニアのトンネル工事事故は3件目。 JR東海によると、事故は1日午後4時40分ごろ、作業員7人でトンネルの補強作業中に発生した。けがをしたのは1次下請け「成豊建設」(東京都)の作業員で、幅2メートル、高さ1メートル、厚み10センチにわたってはがれ落ちたコンクリートの一部が当たった。 事故を受け、工事は中断し再発防止策を講じるが、リニア全体の工期に「影響はない」(担当者)としている。工事は大成建設などによる共同企業体が担い、国のガイドラインに沿って作業していたという。 リニアのトンネル工事をめぐっては、昨年10月に岐阜県中津川市の瀬戸トンネルで岩盤が崩落し、作業員2人が死傷。同11月には長野県豊丘村の伊那山地トンネルで崩落が起き、作業員1人が負傷した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル