杉浦達朗2022年2月16日 19時49分 宮内庁は16日、「第12回子どもノンフィクション文学賞」で佳作を受賞した秋篠宮家の長男悠仁さま(15)の作文について、「参考文献の記載が不十分だった」と発表した。この作文をめぐっては、他の著作物と酷似する記述があると週刊誌などが報じていた。 同庁によると、15日に雑誌関係者から「作文の記述の中に、参考文献にあげられていない文献に酷似する箇所がある」と指摘があった。悠仁さま自身が確認したところ参考文献の記載が不十分だったとわかり、同賞を主催する北九州市にも伝えたという。今後、悠仁さまが作品全体を精査し、同様の不足があれば市側に伝えていくという。 作文は、悠仁さまが小学5年の時に紀子さまとともに訪れた小笠原諸島を振り返ったもので、お茶の水女子大付属中の課題として同賞に応募。昨年3月に中学生の部(応募97編)で佳作に選ばれ、表彰式にオンライン出席していた。(杉浦達朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ感染者38人分の氏名をHPで一時公開 福岡県が指摘受け削除
福岡県は16日、新型コロナウイルスの感染者38人分の氏名を誤って県のホームページ(HP)に掲載したと発表した。外部の指摘を受けて削除し、関係者に謝罪をしているという。 県によると、15日発表の新規感染者一覧の特記事項欄に、接触者の情報として感染者の氏名が掲載されていた。保健所から提出されたデータをHPに掲載する際、県の担当者が削除を忘れ、別の職員のダブルチェックも怠っていたという。 16日午前11時から28分間にわたって氏名が閲覧できる状態で、この間に外部から354件のアクセスがあったという。白石博昭・県保健医療介護部長は「関係者には多大なご迷惑をおかけした。大変申し訳ない」と謝罪した。(藤山圭) 会見で、新型コロナウイルス感染者氏名の誤掲載を謝罪する福岡県の担当者=2022年2月16日午後6時14分、福岡市博多区の県庁、藤山圭撮影 福岡県庁 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
問題抱える女性支援目指し 新法骨子案判明 「売防法から脱却を」
生きていく中で困難な問題を抱える女性を支援するための新法制定に向け、参院で開かれた超党派の勉強会で16日、新法の骨子案が示された。目的や基本理念に女性の福祉の増進や人権の尊重、男女平等の実現を掲げ、これまで支援の根拠法とされた売春防止法(売防法)からの脱却を図る。 議員立法での成立を目指し、3月上旬に法案を策定し、同下旬には各党の手続きを終えて、法案提出を目指すという。 骨子案によると、女性の福祉の増進のために、人権が尊重され、安心して自立して暮らせる社会を実現することを目的としている。必要な施策の実施を国と地方自治体の責務とし、国に基本方針を、都道府県には基本計画を定めることを義務づけた。 支援の対象は、性的な被害… この記事は有料会員記事です。残り682文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
双子パンダ、泥だらけだぞ 上野動物園
本間ほのみ2022年2月16日 18時00分 上野動物園(東京都台東区)で昨年6月に生まれた双子のジャイアントパンダ、オスの「シャオシャオ(暁暁)」とメスの「レイレイ(蕾蕾)」。屋外の運動場で毎日元気に遊んでいて、白々としていた毛は砂などが付いて茶色っぽくなってきた。 園は15日、前日に236日齢になった双子の様子を発表した。先週は屋外の運動場に出たり出なかったりのシャオシャオが、慣れてきたのか、ここ最近は毎日屋外に姿をあらわすようになった。2頭ともたいてい木に登っている。すいすいとてっぺんまで登ってしまうため、一番背の高い7メートルほどの木の幹には、転落防止のため、鉄板を巻いて上まで登れないようにしたという。ほかの木は3メートルほどのため、もし落ちても大きなけがにはならない。 母親のシンシンは時々、2頭の様子を見守っているという。(本間ほのみ) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
昨年衆院選「一票の格差」訴訟 福岡高裁宮崎支部は「合憲」判断
平塚学2022年2月16日 18時06分 福岡高裁宮崎支部は16日、「一票の格差」が最大2・08倍だった昨年の衆院選を「合憲」とする判決を出した。高橋亮介裁判長は「憲法の投票価値の平等の要求に反する状態にあったとはいえない」とし、原告の請求を棄却した。 同選挙での区割りは国民主権を定めた憲法に違反するとして、弁護士グループが宮崎、鹿児島の7選挙区の選挙無効を求めていた。判決は、議員1人に対する選挙人数の格差が2倍を少し超えるにとどまっており、今後の選挙区割りの改定で2倍未満となる見込みであることなどから、憲法に違反しないと判断した。 同様の訴訟の判決は全国で10件目で、合憲は6件目。判決が出そろった後、最高裁が統一判断を示す見通し。(平塚学) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
火災で犠牲の86歳、交通事故で孫ら5人失い「2車線化」に尽力
岐阜県白川村で10日にあった宿泊温泉施設「白川郷の湯」の火災で、岐阜県警は16日、焼け跡からみつかった遺体は施設経営者の渡辺静雄さん(86)と判明したと発表した。死因は急性一酸化炭素中毒だった。 村関係者らによると、渡辺さんは世界遺産の合掌造り集落の一角で家族とともに施設を経営していた。 渡辺さんは2004年7月、東海北陸道の対面通行区間(同県郡上市)で起きたトラックと乗用車の衝突事故で娘夫婦と孫3人を失った。 事故撲滅のため、片側2車線… この記事は有料会員記事です。残り258文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
十代で直面、なぜ西洋音楽か? 西本智実が図書館で触れた先祖の祈り
指揮者の西本智実さんが日本とバチカンの交流事業を応援するアンバサダーに就任した。 長崎のキリシタンをルーツに持つ西本さんは、バチカンと音楽を通じた交流を重ねてきた。 「コロナ禍でつながりを持ちにくい状況ですが、自分たちは時空を超え、つながって生きているということを見いだせるプロジェクトになるのではないか」 西本さんは2013年からバチカン国際音楽祭に7年連続で参加。自らが芸術監督を務めるオーケストラと合唱団を率い、カトリック教会の総本山・サンピエトロ大聖堂で演奏してきた。 なぜ日本人なのに西洋音楽に取り組むのか? 十代でそんな壁にぶつかったとき、図書館でふれた本が西本さんの背中を押したそうです。 「大聖堂には壮大なクーポラ… この記事は有料会員記事です。残り1064文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
森林破壊かエコか、割り箸論争は今 専門家が比べた環境負荷の実際
数字は語る 飲食店や弁当店、スーパー、コンビニなどでおなじみの割り箸。その大半は中国など外国産で、昨年の輸入量は138億膳だった。エコかそうでないかを巡って巻き起こった「割り箸論争」後の合成樹脂製やマイ箸への転換や、コロナ禍の影響で、2000年代半ばの輸入ピーク時と比べると半分強に減っている。 財務省貿易統計によると、中国産が8割以上を占め、ベトナム産と合わせるとほぼ100%。05年の254億膳以降は減少傾向で、19年は171億膳に。20年はコロナ禍による飲食店の時短営業もあって142億膳と大きく減った。 国内は、林野庁の調べで5億5千万膳だった10年以降、資料はない。割り箸発祥の地とされ、丸太から板や柱になる部分を取った端材で作っている奈良県吉野地方などが主な産地。しかし、安い輸入品に押され、今はもっと少ないという。 1990年代~2000年代… この記事は有料会員記事です。残り530文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネパール人留学生死亡事件、同居人ら2人を殺人や傷害容疑で逮捕
加治隼人2022年2月16日 15時00分 福岡市東区塩浜1丁目のアパートで1月、住人でネパール国籍の男性の遺体が見つかった事件で、福岡県警は16日、ともに同国籍で、同居していた留学生ダカル・プラシャンタ容疑者(22)を殺人容疑で、無職ダルラミ・マガル・ディリップ容疑者(22)=同区和白1丁目=を傷害容疑でそれぞれ逮捕し、発表した。容疑について、ダカル容疑者は「首を絞めたが殺すつもりはなかった」と否認し、ダルラミ容疑者は認めているという。 捜査1課によると、死亡したのは、留学生バルシラ・スジャンさん(24)。ダルラミ容疑者は1月7日午前1時~午前2時半ごろ、現場アパートの室内で、バルシラさんの顔を数回殴ったり腰を蹴ったりして、顔面打撲などのけがをさせた疑いがある。ダカル容疑者は同日午前3時ごろ、この部屋でバルシラさんの首をひも状のもので絞め、窒息死させた疑いがある。 同日午後5時過ぎに、ダルラミ容疑者が「友人の様子がおかしい」と119番通報していた。3人は知人関係で、前夜からバルシラさん宅で飲酒していたといい、同課はこの間に何らかのトラブルがあったとみている。 バルシラさんの顔などに複数のあざがあり、司法解剖の結果、死因が首を絞められた窒息死とみられることも判明し、事件性があるとみて捜査していた。(加治隼人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「がんばろう ワシのふるさと…」 人口1万の町に吹いた「藤井風」
人口約1万1千人、岡山県南西部にある里庄町(さとしょうちょう)が沸いている。今年度のふるさと納税の寄付額が2年前の7、8倍に膨れ上がる見込みで、町のキャラクターグッズも売り切れ続出だ。紅白にも出場した人気ミュージシャンが、追い風を吹かせた。 町のふるさと納税の寄付額は近年、驚くほど右肩上がりとなっている。 2019年度2700万円、1099件だったが、20年度は7300万円、3419件に急増。今年度は昨年11月末時点で1億800万円、4818件に達した。1億円を超えたのは08年度の制度化以降、初めてだ。 その後も快調で、今年3月末には2億円を超す見通し。19年度は40品目だった返礼品を、今年度7・5倍の300品目に増やした。 特産化を進めるマコモタケ、江戸時代からの名産品・手延べ麺などが並ぶ。手延べ麺の中でも、「風すず音(ね)」という名の商品に人気が集まっている。 ここまで注目されるのはなぜ… この記事は有料会員記事です。残り809文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル