関東甲信の大雪によって交通機関にも影響が出た。 JR東日本によると、10日は「あずさ」「かいじ」など特急計67本が運休。久留里線は11日の始発から昼過ぎまで、千葉県君津市の上総亀山と久留里間で上下6本の運休を決めている。 羽田空港を発着する国内線の一部でも欠航が相次ぎ、全日空96便、日本航空は73便が欠航した。全日空は11日についても、朝に羽田空港を発着する2便の欠航を決めている。 首都高速道路は10日、雪による事故や立ち往生を防ぐための予防的な通行止めを実施。中央環状線や晴海線、台場線、横浜北線など6路線の一部などを通行止めにした。 JR東京駅では10日夕、足… この記事は有料会員記事です。残り296文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山梨、東京、長野、静岡に大雪警報 関東南部の平野部は8cmの予想
吉沢英将2022年2月10日 17時17分 南岸低気圧や寒気の影響で関東甲信は10日、山沿いを中心に大雪となった。気象庁は山梨県のほぼ全域や、東京、長野、静岡の3都県の一部に大雪警報を発表。11日明け方にかけ東京23区もふくめ大雪となるところがある見込みで、同庁は引き続き交通の乱れに警戒を呼びかけている。 同庁によると、南岸低気圧は発達しながら伊豆諸島付近を東へ進んでおり、寒気の影響もあって関東甲信の広い範囲で雪が降っている。雪は10日夜のはじめをピークに、11日の明け方まで続く見通し。 10日午後4時までの積雪の深さは、山梨県富士河口湖町29センチ▽長野県軽井沢町16センチ▽甲府市8センチ▽埼玉県秩父市4センチ――など。東京都心など平野部でも、雪やみぞれが降っている。 11日午後6時までの24時間の降雪量は、いずれも多いところで、関東北部20センチ▽甲信、箱根から多摩、秩父地方にかけて15センチ▽関東南部の平野部8センチ▽東京23区5センチと予想されている。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛知県のPCR検査システムにサイバー攻撃 ビットコインを要求
愛知県は10日、新型コロナウイルスのPCR検査のデータを管理しているシステムが、ランサムウェア(身代金ウイルス)によるサイバー攻撃を受けたと発表した。システムには検査結果などが記録されていたが、いまのところ情報漏洩(ろうえい)は確認されていないという。 県によると5日、職員がシステムを立ち上げたところ、使用できなくなっていた。画面には英語で、復旧と引き換えに暗号資産のビットコインを支払うよう表示された。支払いが遅れれば遅れるほど、「身代金」の値段が上がるとする記述もあったという。 県は要求には応じず、現在はサーバーを一時停止してアクセスされないようにしている。PCR検査のデータ管理は、バックアップデータをもとに引き続き行われているという。 システムには、保健所の検査を受けた濃厚接触者の氏名や年齢、検査結果など約4万3千人分が記録されていた。 愛知県の大村秀章知事は10日の記者会見で、「人の命と健康に関わるシステムに攻撃するのは許すことのできない非道。誰がやったのか、しっかり解明してもらいたい」と話した。(小林圭) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ランサムウェア被害急増、昨年146件 警察庁「身代金払わないで」
パソコンやサーバーのデータを暗号化し、復元と引き換えに身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウェア」による被害の申告が、昨年は計146件警察に寄せられた。警察庁が10日、発表した。被害は増え続けており、警察庁は「世界中で被害が広がり、市民生活への影響も出ている。対策を急ぐ必要がある」としている。 警察庁はランサムウェアによる被害状況を2020年から集計している。20年下半期の21件から、21年上半期は61件と急増、下半期も85件とさらに増えた。 21年の計146件は33都… この記事は有料会員記事です。残り725文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
近づく重症病床40%、緊急事態宣言要請「14日に判断」 吉村知事
大阪府の吉村洋文知事は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、連休明けの14日に対策本部会議を開き、国に対してまん延防止等重点措置の延長か、緊急事態宣言の要請を判断するとの意向を明らかにした。府内では、府が緊急事態宣言の判断の基準としている重症病床の実質使用率40%が近づいている。 大阪府に対する重点措置の期… この記事は有料会員記事です。残り231文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
犯罪の二次被害防止に弁護士を 広島県が費用補助制度創設へ
広島県は、犯罪被害者らが報道機関の取材やSNS上での中傷などへの対応を弁護士に依頼する際、費用の一部を補助する制度を設ける。県によると、二次被害を防ぐための補助制度は自治体では初めてという。 対象は殺人や重傷を負うといった重大な犯罪被害に遭った本人や家族。報道やSNSへの対応を弁護士に委嘱した場合、一律23万円を補助する。 4月に施行される見込みの県犯罪被害者支援条例に合わせ、二次被害対策として盛り込んだ。15日開会の県議会に提出する新年度予算案に関連予算115万円を計上した。 条例案の検討委員の一人で… この記事は有料会員記事です。残り242文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「伝えたいこと伝わっている?」 問われた記者が目指す震災報道とは
東日本大震災から間もなく11年。宮城県で被災地と向き合う若者4人と記者が昨年末、震災について話し合った。被災者との向き合い方、被災地を語ること、報じること――。そこから見えてきたものは。 渡部更夢(さらむ)さん(水産業支援団体勤務、26歳) 石巻には学生時代から通っていますが、3月11日の当日はいられないなと。親族を亡くした方も、悲しみをずっと引きずってはいられない。でも当日はその「フタを開ける日」というか。自分が寄り添える部分は全くない。 「つらいと言ったら失礼だと思った」 永沼悠斗さん(団体職員、27歳) その時のことを毎日思って生きるのは大変で、どこかで切り替えをしていると思うんです。でも3月11日だけは「そのことだけを思う日」。だから慰霊祭や追悼式に参加するんだと思います。 笹山七海さん(IT企業勤務、25歳) 私は震災について口をつぐんできた。自宅は(仙台市の)内陸で、沿岸部と比べた時、「つらい」と言ったら失礼だと思った。でも3月11日だけは「つらかった」という自分や同じ思いの人たちの気持ちをくみ取ってあげたい。話していかないと継承の観点からも損失だと思い、大学在学中の2017年12月にハフポストに思いを寄稿しました。 永沼 体験を広く知ってもらうには、語る人は多い方がいい。話したいと思ったタイミングで話すのが語り部。言葉を発してくれる人が増えるといい。 紀野国七海さん(大学生、19歳) 小学校で語り部をしたとき「家に帰ったら、お母さんとお父さんに今日の話をしてみて」と呼びかけた。私たちの話を子どもが家族に伝える、これも語り部だと思います。 震災の記事、記者に「悩んだことは?」 永沼 記者の方に質問です。震災関連の記事が同じような構成や書き方になってしまって「伝えたいことが伝わるのか」って悩んだことありませんか? 申知仁記者(26歳) あり… この記事は有料会員記事です。残り1807文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
誹謗中傷が収益を生む?SNS企業に批判「ヘイトのそばに広告が…」
開示請求数は日本が最多――。ツイッターで誹謗(ひぼう)中傷などを書いた発信者のアカウント情報などの開示を一般の人たちが求める動きは世界的に急増しているが、実は、その数は日本が最も多い。何が起きているのか。 米ツイッター社によると、民間からの開示請求は2020年で世界14カ国880件と、前年比で約1・9倍になった。うち日本が41%を占め、同約2倍の約364件と2年連続で世界最多だ。18年まではツイッターの利用者数で世界首位の米国が最多だったのが、19年、同2位の日本が抜いた。 ツイッターで誹謗中傷を受けたプロレスラーの木村花さんが20年に亡くなったのも「大きく影響していると思う」と、「ネット炎上の研究」などの著作がある国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授は指摘する。「当時はネット上の誹謗中傷に注目が集まり、総務省で発信者情報の開示請求に関する研究会も動き出していた。事件を受けて、高市早苗総務相が誹謗中傷を強く非難する発言をしたりもした」 請求方法は国や地域によって異なるため単純比較はできないが、日本はプロバイダ責任制限法(プロ責法)に基づく開示請求などが含まれる。これにより20年に特定されたアカウント数は、世界全体で前年比2倍以上の2579件、日本も同2倍近い812件に上っている。 誹謗中傷が問題になるのは、SNSだけではない。 ネット上にあふれる誹謗中傷。企業側も対策強化に動きますが、表現の自由や「お金」との関係で限界も。記事後半で、その構図を描き出します。 チェック強化、でも「いたちごっこ」 ヤフーのニュースサイト「ヤ… この記事は有料会員記事です。残り1713文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
住宅全焼で2人死亡、居住者夫婦の可能性 北海道佐呂間町
2022年2月10日 12時30分 10日午前3時10分ごろ、北海道佐呂間町西富の2階建て木造住宅から出火し全焼、焼け跡から2人の遺体が見つかった。この住宅に住む70代男性と60代女性の夫婦と連絡が取れなくなっており、北海道警遠軽署は、遺体はこの夫婦の可能性があるとみて、身元の確認を急いでいる。 署によると、火災は出火から約3時間半後に消し止められたが、住宅は全焼した。遺体の性別は不明という。 住宅には夫婦のほか、40代の息子の計3人が暮らしていたとみられる。息子は気道熱傷の可能性があり救急搬送された。搬送当時、意識はあったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鍋の中に立たせる虐待、5日で計20時間以上か 岡山・5歳女児死亡
岡山市で5歳の女児が虐待された後に死亡し、母親と内縁の夫が強要容疑で逮捕された事件で、鍋の中に長時間立たせる昨年9月の虐待行為は、5日で計20時間以上に及んでいた疑いがあることが岡山県警の調べで分かった。県警は虐待が日常的に繰り返されていたとみて調べている。 亡くなったのは岡山市北区花尻の西田真愛(まお)ちゃん。死亡時は6歳だった。9日に逮捕されたのは同居する実母の西田彩容疑者(34)と、同市南区築港新町2丁目の内装工の船橋誠二容疑者(38)。船橋容疑者は容疑を認め、西田容疑者は「私がやったことではない」と否認しているという。 逮捕容疑となった虐待行為は昨年9月10~23日の計5回。最初は西田容疑者の自宅で10日午後10時45分ごろ、船橋容疑者が真愛ちゃんの髪の毛をつかんで引っ張り、胸ぐらをつかむなどして椅子の上に翌午前2時すぎまで立たせたとされる。その後も主に深夜、顔を殴ったり、口に手指を突っ込んで下あごをつかんだりする暴行のほか、椅子の上に置いた鍋の中に立たせるなどの行為を約3~6時間ずつ繰り返したという。 真愛ちゃんは同25日に搬送… この記事は有料会員記事です。残り330文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル