桑原紀彦2022年1月14日 7時30分 教員免許に10年の期限を設け、更新講習を受けなければ失効する教員免許更新制が、今年7月に廃止される見通しになった。来週召集される通常国会に政府が提出する教育職員免許法の改正案に、廃止の日付について今年7月1日と盛り込む方針。これ以降に免許の期限を迎える教員は、更新手続きが不要になる。 教員免許更新制は、教員の資質確保を目的に第1次安倍政権時代に法改正され、2009年度に開始。無期限だった教員免許に10年の期限を設け、期限切れ前の2年間で講習を30時間以上受け、修了認定されなければ失効する。教員の不足や負担増の一因と指摘され、昨年8月、萩生田光一文部科学相(当時)が廃止の方針を表明していた。 政府は、今年の通常国会に、免許の期限や更新制に関する規定を削除した教育職員免許法の改正案を提出。このなかで、改正法の施行日を今年7月1日とする方針だ。(桑原紀彦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「60年代パーマ」より「まつエク」を 美容師国家試験見直しへ
厚生労働省の専門家による検討会は13日、美容師の国家試験科目を見直す議論を始めた。試験では、1960年代に流行したが、今はほとんど見られないパーマの実技がある一方、近年人気の「まつ毛エクステンション」の実技がないなど、業界団体から見直しを求める声が高まっていた。3月に方針をまとめる。 美容師免許は美容師法に基づく国家資格。都道府県知事が指定する養成施設を修了後、国家試験に合格する必要がある。試験は年2回あり、筆記と実技が課される。年間の合格者は約1万8千人。 この試験について、昨年7月にあった政府の規制改革推進会議の作業部会で、内容が時代に即していないとの指摘があがっていた。特に、実技で試される可能性があるパーマ技術「オールウェーブセッティング」は、1960年代に流行した髪を波立たせる髪形だが、現在はほとんど使われないという。それなのに、習得には時間がかかる。 検討会では、オールウェーブ… この記事は会員記事です。残り183文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛犬死んだのに…闘病中に見せてCFで184万円集めた容疑 女逮捕
2022年1月14日 8時58分 すでに死んでいるイヌの治療費をクラウドファンディング(CF)でだまし取ろうとしたとして高田署は13日、奈良県大和高田市岡崎の無職須藤栞奈(かんな)容疑者(26)を詐欺未遂容疑で逮捕し、発表した。須藤容疑者は容疑を認めているという。 署によると、須藤容疑者は昨年10月29日~12月13日ごろ、飼い犬が当時すでに死んでいたにもかかわらず、治療費名目の寄付を募る虚偽の文章をCFサイトに掲載し、374人から計約184万円を集めた上、手数料などを差し引いた約154万円をだまし取ろうとした疑いがある。 飼っていたのは雄のフラットコーテッド・レトリバー。肺動脈狭窄(きょうさく)症だった。須藤容疑者は昨年7月ごろにCFを申し込んだが、翌月にイヌは手術後の感染症が原因で死んだ。 だがその後もイヌが闘病生活を続けているように装い、「お金がないことを理由にあきらめたくない」「仕事を掛け持ちしているが追いつかないのが現実です」など虚偽の文章をCFサイトに投稿し、支援金を募っていた。調べに対し「これまでの治療費を取り戻したかった。生活も苦しかった」などと話しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本海側中心に14日も大雪に 関東甲信も多い所で80センチの予想
吉沢英将2022年1月13日 18時14分 上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が続く影響で、14日も北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となる見通しだ。気象庁が交通の乱れに警戒するよう呼びかけている。 同庁によると、日本海からのびる気圧の谷の影響で北陸を中心に局地的に雪が強まるおそれがあるという。14日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで、関東甲信、北陸80センチ▽東海、近畿60センチ▽北海道、中国50センチ▽四国8センチ。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪2452人感染 オミクロン判明は44人 2千人超は4カ月ぶり
大阪府は13日、府内で新たに2452人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。新規感染者が2千人を超えるのは2011人だった昨年9月8日以来、約4カ月ぶり。死者は確認されなかった。府内の感染者は延べ21万2648人、死者は計3067人のままだった。 変異株「オミクロン株」への感染が新たに判明したのは44人で、全員に海外渡航歴がなかった。府が確保している重症病床(612床)の使用率は1・0%、軽症中等症病床(3110床)は22・7%、宿泊療養施設(9604室)は17・4%となった。 大阪府庁=大阪市中央区 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
放火直前に鍵を捨てた?ビルのゴミ箱から発見、容疑者宅のものと判明
大阪市北区のクリニックで25人が犠牲になった放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)の住宅の鍵が事件後、クリニックが入る雑居ビルのごみ箱から見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は、谷本容疑者は戻るつもりがなく、事件直前に鍵を捨てたとみて調べている。 事件発生から間もなく1カ月。谷本容疑者は事件後に一酸化炭素中毒で死亡したが、府警は多くを巻き込む事件を計画していたとみて動機を調べている。 谷本容疑者は昨年12月17日午前10時18分ごろ、ビル4階にあるクリニック内にガソリンをまいて火をつけ、西沢弘太郎院長(49)らを殺害した疑いがある。 捜査関係者によると、事件後の現場検証で、ビル1階のごみ箱から複数の鍵が見つかった。一つは谷本容疑者が所有していた大阪市西淀川区の住宅のものと確認され、他は使用していた自転車などの鍵の可能性があるという。 府警によると、ビル周辺の防犯カメラに事件発生直前、自転車を止め、ガソリン入りの容器を入れたとみられる紙袋を持ってビルに入っていく男の姿が映っていた。府警は男は谷本容疑者で、ビルに入った直後に鍵を捨てた可能性があるとみている。 事件前夜にガソリン運搬か 防犯カメラに姿 府警がクリニック内の防犯カ… この記事は会員記事です。残り756文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
外国人の長期収容「国連ルールを無視」 難民申請の2人が国を提訴
村上友里2022年1月13日 18時35分 裁判などの審査がないうえ収容期限を告げられないまま、出入国在留管理庁の施設に長期収容されたのは国際人権規約に違反するなどとして、難民申請中の男性2人が13日、計約3千万円の損害賠償を国に求める訴えを東京地裁に起こした。 計約5年間収容された原告のトルコ国籍のデニズさん(42)はこの日の会見で「施設での精神的暴行は国連のルールを無視している」と話した。入管庁は「適切に対応したい」とコメントした。 原告2人の収容については、国連の作業部会が2020年に「恣意(しい)的拘禁」を禁じる同規約に反すると指摘。同庁は「事実誤認」と反論している。(村上友里) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宮崎県で新規感染100人 昨年8月以来の100人台
宮崎県と宮崎市は13日、県内で新たに100人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日の新規感染者が100人を超えるのは昨年8月31日発表以来、約4カ月半ぶり。県内で確認された感染者は6364人になった。(大畠正吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
盗み容疑で医師を逮捕 「黒装束で泥棒に入る映画を見て刺激された」
2022年1月13日 20時30分 住宅から現金を盗んだとして、警視庁は医師で研修医として虎の門病院(東京都港区)に勤務する遠山友希容疑者(31)=同区六本木3丁目=を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、13日発表した。自宅から多数の黒色の衣類が発見されており、「黒装束で泥棒に入る映画を見て刺激され、実際にやったら高揚感が得られた」と話しているという。 捜査3課によると、容疑は昨年4月25日未明、多摩市の戸建て住宅に忍び込み、現金約5万2千円を盗んだというもの。1階リビングの窓を割り、鍵を開けた可能性があるという。 2016年1月~21年4月、金沢市、都内、千葉県で同様の手口の被害が少なくとも44件起きていた。同課は遠山容疑者が関与した可能性があるとみて調べている。 遠山容疑者は昨年、医大生時代に過ごした金沢市と都内で同様の事件を起こしたとして、同庁に窃盗などの容疑で逮捕されていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生活保護の受給実現せず、口座の残高はわずか ビル放火殺人の容疑者
大阪市北区の雑居ビル内のクリニックで25人が犠牲になった放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)=事件後に死亡=が昨年春、生活保護の申請について区役所に相談していたが、受給は実現しなかったことが捜査関係者らへの取材でわかった。谷本容疑者の金融機関の口座の残高はわずかだったことも判明。大阪府警は事件前の容疑者の生活について調べている。 捜査関係者らによると、谷本容疑者は昨年と数年前の2回、大阪市此花区役所に生活保護申請の相談をしていた。本人から相談はあったが、申請手続きの段階で止まった。谷本容疑者は担当者と話し合っていたが、途中で「もういいです」などと言って辞退したこともあったという。 谷本容疑者は1987年から同市西淀川区内の3階建て住宅を所有。捜査関係者によると、長年にわたって仲介会社を通じて貸し出し、家賃収入を得ていた。住宅の周辺住民によると、夫婦とその子どもが10年以上、暮らしていた。 住宅は延べ約60平方メートル。住人は2020年に転居し、家賃収入は途絶えたとみられる。谷本容疑者は事件の1カ月ほど前、離婚前に妻や息子と暮らしていたこの住宅に10年以上ぶりに戻ってきた。 西淀川区の住宅に戻る前の一時期、谷本容疑者は此花区内の2階建て住宅に住んでいたとみられる。此花区に生活保護を相談したのはこの時期と府警はみている。 兄「30年以上疎遠で、弟の差し押さえのことは分からない」 捜査関係者によると、谷本容… この記事は会員記事です。残り485文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル