入試シーズンが始まります。コロナ下で頑張る受験生たちへ、校長からのメッセージをお届けします。 受験とはつらく厳しいものですが、卒業生たちに聞くと「振り返れば楽しかった」との答えが返ってくることがあります。「仲間と同じ目的に向かって共に頑張ること」ととらえれば、それも分かります。本校では受験期の高3生に自習室を朝8時から夜9時まで日曜祝日含めて開放しています。食堂で提供する夕食は1日に80食以上です。自炊も可能で、味噌汁を作る生徒もいます。皆さんにも共に歩む仲間がいるはずです。 受験は人生の一里塚ではありますが、そこがゴールではありません。全力を尽くすことは大切ですが、受験だけが人生の勝負でもありません。目標と実際に自分が到達したところとの距離感をどう考えるか。その距離を受け入れることが人生を素敵に生きるコツなのかもと、最近思うのです。 山登りで言えば、頂上でなくても、それぞれの場所で美しい景色が見える。必ずしも第1志望に受からなくても、社長にならなくても、その人が輝けるステージというのが大事です。受かったところがその人にとっての第1志望。そこから次のステップに踏み出していく。実際の人生はその繰り返しです。 保護者も、子どもの頑張りを幅を持たせて受け止めてあげてください。子どもとの一定の距離感も重要です。近すぎると、良い面も見えなくなりがち。特に中学受験では後から「家族史のいい一コマだった」と思えるよう、親子で適度な距離を保って歩んでほしい。 このコロナ禍で分かったのは… この記事は会員記事です。残り998文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ここぼく」脚本の渡辺あや 「ドラマの企画が通らない」現場のなぜ
朝ドラ「カーネーション」など、作品が高い評価を受けてきた脚本家の渡辺あやさん(51)。2021年は、文化庁芸術祭賞の大賞に選ばれたNHKドラマ「今ここにある危機とぼくの好感度について」(主演・松坂桃李)で、不都合な真実が隠蔽(いんぺい)される社会をブラックコメディーで描き、反響を呼びました。さらに「自分たちの作りたいものを作る」として、若者たちと企画・制作した自主映画「逆光」(須藤蓮(れん)監督・主演)が公開中です。島根に暮らす渡辺さんを訪ね、挑戦的な活動を続けるわけを聞きました。 古民家をリノベーションした仕事場の周りは木々で覆われている=池田良撮影 ――今春放送され、11月に再放送された「今ここにある危機とぼくの好感度について」(略称「ここぼく」)では、大学の理事会を舞台に、データの改ざんなど不祥事が起こる社会を大胆かつ痛烈な皮肉で描きました。 ここ何年か、社会で対話や議論がなくなり、政治で横暴な決定がされていることへの強い違和感がありました。国全体が変だという意識のもと、自分のなかでやれることをやりたいという気持ちが高まっていました。 同時に、視聴率などの経済効率ばかりが優先される、映画・ドラマ制作への危機感も強まっていました。この業界から創作の喜びが失われてしまっていると思います。創作の現場で、作り手が本気で胸を躍らせ、楽しんで作ってはいない。真剣に良い作品を作ろうとする人ほど、立場を追われたり、苦しんだりしている姿もよく見ます。 でもそんな危機感に共感してくれる人たちもいて、一緒に作品を作りました。楽しみながら丁寧に作ってきた作品を、自分たちなりの旗だと思っています。 最初に掲げた旗は、2018年に放送されたNHK京都局制作のドラマ「ワンダーウォール」でした。 わたなべ・あや 1970年大阪市生まれ。2003年、「ジョゼと虎と魚たち」で脚本家デビュー。初のドラマ「火の魚」(09年)で文化庁芸術祭大賞、「その街のこども」(10年)が放送文化基金賞本賞。初の連続ドラマ「カーネーション」(11~12年)が朝ドラとして初のギャラクシー賞大賞。企画・脚本を担当した「逆光」は東京・渋谷ユーロスペースで公開中。22年1月7日からアップリンク吉祥寺で公開し、のち全国公開予定。22年は冤罪(えんざい)をテーマに初めて民放で連続ドラマも予定。 「ワンダーウォール」で問うたこと ――「ワンダーウォール」では、学生寮をめぐる大学当局と学生たちの対立を描き、大学の自治とは何かを問いました。現実の京大吉田寮の存廃問題に重なります。 現実に、大学寮の存廃をめぐって長年学生と大学の間で続けられてきた対話が、突然打ち切られ、以来大学側は取材も受けつけないという状況がありました。世界中が分断され、あちこちに壁がつくられている現状と重なって見えました。本来、大学は国家の権力から一番遠いところにあってほしいのに、無残に影響を受け、変わっていっているように思います。運営費交付金をもらうために国が喜ぶような研究をしなければならなくなっている。 さらに危機感を抱いたのは、学生たちがそうした現状に異議を唱えづらい空気になっていることです。社会の不寛容性も深刻だと、大人の一人として感じました。おかげさまでドラマは反響が大きく、20年に劇場版が公開されました。 「ここぼく」は同じ状況を、大人側から描いてみたいと思って作ったドラマです。 ――大学の理事会の不祥事、データの改ざんなど、「ここぼく」が現実社会の危機的状況と大胆にリンクしているのに驚きました。 実は最終話を書いている途中にコロナ禍が深刻化し、いったん執筆を中断しました。そもそもは研究施設から謎のウイルスが流出したという設定だったのです。皆で悩みに悩み、蚊の流出による病気発生という設定に変更して完成させました。あまりに現実と内容がリンクしてしまって、このドラマをどう着地させるべきかにずいぶん考え込みました。 ――「ワンダーウォール」は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
両性愛告白の職員に「言わない方がいい」と上司 「不適切だった」
兵庫県尼崎市の幹部が、バイセクシュアル(両性愛者)の男性職員に対し「市民に(性的指向を)言わない方がいい」と指導していたことが分かった。男性はその後、依願退職した。同市は性の多様性を尊重する取り組みに積極的なことで知られるが、職員の研修をさらに進めるという。 市によると、2019年11月、この幹部に市民団体から「職員に性的指向を明かされて困惑した」と相談があった。翌月、幹部ら上司3人は男性と面談。市や男性によると、幹部は団体側の意見を踏まえ「社会全体が成熟しているわけではないから、言葉を選ぶべきだ」などと指導。幹部は「私だったら白血病だったり借金があったりしても、相手にどう思われるか分からない私的なことは市民に言わない」とも言った。 男性は3カ月後、退職した。「言葉を選ぶ教育ができていなかったとまで言われ、一方の意見をうのみにして問題視する市にがっかりした」と話す。 男性によると、性的指向を話したのは、業務で団体の人と面会した際、「彼女は? 結婚は?」と繰り返し聞かれたためで、「男性のパートナーがいる」と答えたという。幹部からの指導について「病気や借金と同列に論じられて納得できなかった」と話す。男性が性的指向を知らせていない別の上司を面談に同席させたことも問題視する。 当事者や支援者らでつくるLGBT法連合会事務局長の神谷悠一さんは「一方の意見をうのみにし、一方的に指導していることがまず問題だ。結婚について繰り返し聞かれたことへの返答に、改善が求められるのもおかしい。これは二次被害的で、本人は存在を否定された気持ちになったのではないか」と言う。 職場で性的指向や性自認についてカミングアウトするのを止めたり強制したりすることについて、厚生労働省は「不適切」と示している。神谷さんは「市は(幹部に相談した)市民に性の多様性について説明し、調整すべきだった」と指摘する。 尼崎市は、性的少数者のカップルを婚姻に相当する関係と公認する「パートナーシップ宣誓制度」を20年1月に導入するなど、性的少数者への理解を広げる取り組みを進めている。 幹部の発言があったのは、市が管理職に性的マイノリティーに関する研修を必修で始める前だった。 市幹部は取材に「いま思えば不適切な言い方だった。反省している」と述べた。面談に同席した上司も「これは人権問題だと、いまになって分かった。性の多様性への理解を職員にも市民にも周知していきたい」と話した。 市は発言があった経緯や問題点について詳しく調査するという。 また、市幹部に相談した市民団体のメンバーは取材に「差別や個人攻撃をするつもりはないと断った上で話した。なぜこんなことになったのか分からないし、残念だ」と話した。(中塚久美子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
食べ残しを減らそう カラオケ店が「ハニートースト」のソースに知恵
添田樹紀2021年12月26日 7時00分 丸ごと1斤の食パンにアイスなどをかけるハニートースト。カラオケチェーン「パセラ」でも看板メニューだが、食べ残しが年2500斤分を超えていた。 原因を調べると、ボリュームが多いというだけではなく、味に「飽きる」という声が多かった。そこで途中で味を変えられるソースを開発することにした。 ショコラなどに加え、関西では、昆虫食として注目されているコオロギのソースも用意。担当者は「最後まで味わって、SDGsに貢献しませんか」。(添田樹紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
心がしんどい時、どうすれば? 臨床心理士の倉光修さんに聞く
心がしんどくて、どうしたらいいのか分からない――。そういう経験はありませんか。身近な人が苦しみを抱えているけれど、どう接したらいいのか悩んでいる人もいるかもしれません。東京大学学生相談所の元所長で臨床心理士の倉光修・放送大学特任教授に話を聞きました。 気力が湧かない時もある 人は、心が元気な時には、自分がどういう行動を取ればいいかが分かるし、実際にそういう行動を取っています。でも心が傷つくような出来事があったり、悩みや苦しみが生じたりした時には、何をする気力も湧かなくなってしまうことがあります。「職場に行く」「部屋を片付ける」といったことが社会的に望ましい行動だということは分かりつつも、どうしてもその気になれない。では、どうしたらよいかが思いつかない状態になってしまう。 心理カウンセリングでは、まず自分がどんな状況にあるかを「表現」してもらいます。説明ではなく「表現」と言ったのは、苦しいことやつらいことは、言葉にしにくいことも多いからです。そこで、たとえば子どもたちには、プレイセラピーと言って、絵を描いたり、人形遊びをしたりするなど、心に浮かぶイメージを表現できる場を提供する。カウンセラーは、プレイルームでのやりとりを通して、こんなつらいことがあったのかな、こんな願いがあるのかなぁなどと推測し、遊びの展開を見守る。 大人は言葉で状況を話すことが多いですが、アプローチによっては、箱庭療法や夢分析を行うこともあります。いずれにせよ、どんなことが心に浮かび、どんな気持ちになっているかを表現してもらう。そのうえで、では、これからどうしたら良いか一緒に考え、その時々にやってみようと思うことが見いだせれば、当面それをやってみて、その後の経過を見守っていく、というケースが多いです。 「なぜこんなに苦しい」 本当に訴えたいことは 苦しい時には「なぜ自分はこんなに苦しまなければならないんだろう」などという思いにとらわれることもあるでしょう。カウンセラーにそう聞いてくる人もいる。でも「なぜ」と言いつつも理由を聞きたいわけではない。本当は、悲しみや苦しみを訴えたいのです。 その方の気持ちを理解しよう… この記事は会員記事です。残り1578文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
動画で分かりやすく!簡単美味なおせち10品、番外編のお雑煮
【動画】料理研究家・奥田ここさん考案のおせち料理の作り方(後編)。お雑煮は動画の最後にあります=岩沢志気、田渕紫織撮影 感染状況は落ち着いているとはいえ、オミクロン株の拡大で帰省や外出にはためらいが……。こんな状況下で、お正月はご自宅で過ごす方々も多いのではないでしょうか。昨年「ステイホーム」のおせちとして大好評だった料理研究家の奥田ここさん考案の10品と、お雑煮のレシピを再び紹介します。前後編と番外編のお雑煮の計3本に分けています。それぞれ、わかりやすく解説した動画もご覧ください。 番外編のすましの雑煮です。 (以下は昨年の記事の再掲) コロナ禍で迎える年末年始。いつもは実家で過ごすけど、今年は自分の家でおせち料理を味わいたい。けれども、百貨店などの予約は終わったし、手作りしたいけど時間が……。そんな方も多いのではないでしょうか? 半日でとてもおいしく、洋風のテイストもとり入れて、見た目にも美しいおせち料理を、料理研究家の奥田ここさんに考案していただきました。レシピは全部で10品、番外編としてお雑煮もあります。 「バランス良く、味の高低差をつけつつ難しくない10品を考案しました」と奥田さん。料理の工程自体は簡単ですが、レシピには、下ゆでや煎る作業など準備段階にそれぞれ工夫が施されています。「ちょっとしたことでグッとおいしくなるので、ぜひやってみてください」と奥田さんは呼びかけます。 また、おせち料理づくりが初めてだったり、時間確保が難しかったりする人にもアドバイスをもらいました。 「まずは買い忘れがあるとそれだけで心が折れてしまいますよね」と奥田さん。買い物メモを、野菜や魚介、その他など項目別に分けて書くことをすすめます。こうすることで、売り場をあっちこっち行き来することなく、買い忘れを防げるそうです。 さらに、「一つのことを1個だけやるのではなくて、洗ったり切ったりという簡単な作業を同時進行でしてください」との助言も。そうした積み重ねをすることで、全体の時間がぐっと短くなるということです。 「全部は難しくても一つ二つ興味あるものから作ってみてくれたらうれしいです。『今年、無事に過ごせて良かったな』と振り返りながら作っていれば、思ったよりあっという間です」(岩沢志気、田渕紫織) すましの雑煮 【主な材料(4~6人分)】 鶏もも肉100グラム かまぼこ2~3枚 小松菜適量 角もち1人1枚 だし汁5カップ ミツバ適量 ユズ適量 日本酒大さじ1+小さじ1 1.鶏もも肉を、一口大より小さめにそぎ切りにし、日本酒大さじ1を回しかけ、強火で1分弱湯通しします。 2.かまぼこを1センチ幅に切り、半分にします。 3.沸騰させた湯に塩少々を入れ、小松菜を入れ、軸が少しやわらかくなるまでゆで、長さ3センチに切ります。 4.角もちを、オーブントースターや魚焼き器で焼きます。 5.鍋にだし汁と薄口しょうゆ、塩、日本酒各小さじ1を入れ、強火でひと煮立ちするまであたためます。 6.別の小鍋で5の汁をおたま1杯分あたため、3の小松菜をさっと温めて取り出し、続いて1の鶏肉を入れ、中火で、鶏肉に火が通るまで加熱します。 7.おわんに、焼いたもち、かまぼこ、小松菜、6の鶏肉を盛りつけ、適宜ミツバとユズを添えます。 8.5の汁を注ぎます。 前後編と番外編含めた11品の買い物リスト 買い物用に、全11品を作る場合の材料リストです。 (2~3人前を2日分と考えて、4~6人前としています) 【材料(4~6人前)】 干したカタクチイワシ(ごまめ)50グラム カボチャの種40グラム 数の子(大)2本 ゴボウ3.5~4.5本(40センチほどの細めのもの) ダイコン1本 ニンジン2本 サトイモ2~3個 レンコン120グラム ユズ2個強 レモン(小)1と4分の1個 キヌサヤ10本(お好みで) 小松菜適量(お好みで) ミツバ適量(お好みで) ショウガ45グラム 唐辛子1~1.5本 コンニャク半枚 鶏もも肉約400グラム(1と3分の1枚) […]
半日で完成!簡単美味なおせち10品を動画で 後編はタコや筑前煮
【動画】料理研究家・奥田ここさん考案のおせち料理の作り方(後編)=岩沢志気、田渕紫織撮影 感染状況は落ち着いているとはいえ、オミクロン株の拡大で帰省や外出にはためらいが……。こんな状況下で、お正月はご自宅で過ごす方々も多いのではないでしょうか。昨年「ステイホーム」のおせちとして大好評だった料理研究家の奥田ここさん考案の10品と、お雑煮のレシピを再び紹介します。前後編と番外編のお雑煮の計3本に分けています。それぞれ、わかりやすく解説した動画もご覧ください。 後編は⑥紅白かまぼこ市松仕立て⑦漬けたまご⑧コハダのキヌア漬け⑨タコのバジルソース⑩筑前煮――の5品です。 (以下は昨年の記事の再掲)(岩沢志気、田渕紫織) コロナ禍で迎える年末年始。いつもは実家で過ごすけど、今年は自分の家でおせち料理を味わいたい。けれども、百貨店などの予約は終わったし、手作りしたいけど時間が……。そんな方も多いのではないでしょうか? 半日でとてもおいしく、洋風のテイストもとり入れて、見た目にも美しいおせち料理を、料理研究家の奥田ここさんに考案していただきました。レシピは全部で10品、番外編としてお雑煮もあります。 「バランス良く、味の高低差をつけつつ難しくない10品を考案しました」と奥田さん。料理の工程自体は簡単ですが、レシピには、下ゆでや煎る作業など準備段階にそれぞれ工夫が施されています。「ちょっとしたことでグッとおいしくなるので、ぜひやってみてください」と奥田さんは呼びかけます。 また、おせち料理づくりが初めてだったり、時間確保が難しかったりする人にもアドバイスをもらいました。 「まずは買い忘れがあるとそれだけで心が折れてしまいますよね」と奥田さん。買い物メモを、野菜や魚介、その他など項目別に分けて書くことをすすめます。こうすることで、売り場をあっちこっち行き来することなく、買い忘れを防げるそうです。 さらに、「一つのことを1個だけやるのではなくて、洗ったり切ったりという簡単な作業を同時進行でしてください」との助言も。そうした積み重ねをすることで、全体の時間がぐっと短くなるということです。 「全部は難しくても一つ二つ興味あるものから作ってみてくれたらうれしいです。『今年、無事に過ごせて良かったな』と振り返りながら作っていれば、思ったよりあっという間です」 ⑥紅白かまぼこ市松仕立て 【材料】 紅白かまぼこ(お好みの枚数) 1.かまぼこを紅白それぞれ約1センチ幅に切ります。 2.紅白それぞれのかまぼこを重ね、かまぼこの真ん中で切ります。 3.それぞれ紅白の半枚ずつを入れ替え、並べたらできあがりです。 ⑦漬けたまご 【主な材料(4~6人分)】 卵4個 日本酒大さじ1.5 米酢大さじ1.5 みりん大さじ1 チョロギ適量(お好みで) 【前日の夜までに】 1.常温に戻しておいた卵を、水から強火で約10分ゆで、殻をむきます。 2.鍋に、しょうゆ、薄口しょうゆ、日本酒、米酢各大さじ1.5、みりん、砂糖各大さじ1を入れます。火にかける前に砂糖がほぼ溶けるまで混ぜます。 3.2をひと煮立ちさせ、漬け汁を作ります。 4.3の漬け汁に、1の卵を一晩漬けます。 【当日に】 5.一晩漬け込んだ卵を、半分に切ります。 お好みで、チョロギをのせます。 ⑧こはだのキヌア漬け 【主な材料(4~6人分)】 コハダ6匹分(酢じめされたコハダでも) キヌア大さじ4(ネットなどで手に入ります) ユズ1個 唐辛子1~1.5本 レモン4分の1個 米酢半カップと大さじ1 1.三枚おろしにされたコハダに塩小さじ1と1/4を振り、冷蔵庫に約1時間おきます。 2.唐辛子をキッチンばさみで数ミリの輪切りにしておきます(辛いものが苦手な人は、切らずにそのままで大丈夫です)。 3.小鍋に米酢半カップ、砂糖大さじ2、塩小さじ4分の1、薄口しょうゆ(しょうゆでも可)小さじ1を入れ、ひと煮立ちさせて、合わせ酢を作ります。 4.火を止めて、お風呂の温度ぐらいまで冷めたら、2の赤唐辛子を入れます。 5.別の鍋で、キヌアを強火で沸騰するまで火にかけ、沸騰したら中火にして、全体で約10分ゆでます。キヌアをザルにあげ、水気を切ります。 6.キヌアをバットなどに入れ、塩小さじ4分の1をふり、レモンをしぼって回しがけ、4の合わせ酢大さじ2を取って、キヌアを漬けます。 7.1のコハダを流水でさっと洗い、水気を切ります。バットなどに入れて米酢大さじ1を回しがけた後、バットから、余分な米酢を捨てます。 8.7のコハダに4の合わせ酢の残り全てをかけて、漬け、冷蔵庫に入れます。 9.ユズの皮をむき、皮の裏の白い部分が入らないように気をつけながら包丁でこそげとり、細切りにします。 10.8のコハダの皮側の真ん中に、縦方向に3~4センチ切り込みを入れます(味がしみこみやすくなります)。 […]
半日で完成!簡単美味なおせち10品を動画で 前編はごまめやなます
【動画】料理研究家・奥田ここさん考案のおせち料理の作り方(前編)=岩沢志気、田渕紫織撮影 感染状況は落ち着いているとはいえ、オミクロン株の拡大で帰省や外出にはためらいが……。こんな状況下で、お正月はご自宅で過ごす方々も多いのではないでしょうか。昨年「ステイホーム」のおせちとして大好評だった料理研究家の奥田ここさん考案の10品と、お雑煮のレシピを再び紹介します。前後編と番外編のお雑煮の計3本に分けています。それぞれ、わかりやすく解説した動画もご覧ください。 前編は①ごまめにパンプキンシード②数の子③たたきごぼう④紅白円柚子(ゆず)なます⑤ひよこ豆のスパイス風味――の5品です。 (以下は昨年の記事の再掲)(岩沢志気、田渕紫織) コロナ禍で迎える年末年始。いつもは実家で過ごすけど、今年は自分の家でおせち料理を味わいたい。けれども、百貨店などの予約は終わったし、手作りしたいけど時間が……。そんな方も多いのではないでしょうか? 半日でとてもおいしく、洋風のテイストもとり入れて、見た目にも美しいおせち料理を、料理研究家の奥田ここさんに考案していただきました。レシピは全部で10品、番外編としてお雑煮もあります。 「バランス良く、味の高低差をつけつつ難しくない10品を考案しました」と奥田さん。料理の工程自体は簡単ですが、レシピには、下ゆでや煎る作業など準備段階にそれぞれ工夫が施されています。「ちょっとしたことでグッとおいしくなるので、ぜひやってみてください」と奥田さんは呼びかけます。 また、おせち料理づくりが初めてだったり、時間確保が難しかったりする人にもアドバイスをもらいました。 「まずは買い忘れがあるとそれだけで心が折れてしまいますよね」と奥田さん。買い物メモを、野菜や魚介、その他など項目別に分けて書くことをすすめます。こうすることで、売り場をあっちこっち行き来することなく、買い忘れを防げるそうです。 さらに、「一つのことを1個だけやるのではなくて、洗ったり切ったりという簡単な作業を同時進行でしてください」との助言も。そうした積み重ねをすることで、全体の時間がぐっと短くなるということです。 「全部は難しくても一つ二つ興味あるものから作ってみてくれたらうれしいです。『今年、無事に過ごせて良かったな』と振り返りながら作っていれば、思ったよりあっという間です」 ①ごまめにパンプキンシード 【主な材料、道具(4~6人前)】 干したカタクチイワシ(ごまめ)50グラム カボチャの種40グラム エキストラバージンオリーブオイル小さじ5 キッチンペーパー1枚 すり棒かめん棒 1.鍋に油をひかず、ごまめを強火で1~2分、頭と尾が色づくぐらいまで煎ります。 2.キッチンペーパーの上に移し、冷まします。 3.カボチャの種を、鍋に油をひかず、1~2分ほど強火で煎ります(から煎りをしておくことで、香りが出ます)。 4.カボチャの種をふきんで包み、すり棒などを使って、細かく砕きます。(粗めのすりゴマぐらいの大きさになるまでが目安です。) 5.2から、頭や尾などの細かなかすは入れずにごまめだけ取り出し、エキストラバージンオリーブオイル小さじ5、塩小さじ1と、4で砕いたカボチャの種をあえます。 ②数の子 【主な材料(4~6人分)】 数の子(大)2本 だし汁半カップ 日本酒大さじ1.5 みりん小さじ1.5 かつおぶし適量(お好みで) 【塩抜き(前日の朝)】 1.ボウルに水を入れ、数の子をしっかりと浸してラップをし(または密閉容器に入れ)、冷蔵庫へ入れます。 2.約6~7時間後、水を替えます。 3.さらに6~7時間後、ほんのり塩味が残るぐらいになっていたら、水から数の子を取り出します。(数の子がまだ塩辛かったら、再度水を替え、6~7時間後に、再度同じ手順をします。) 薄皮が残っていたら、手や細めの串でやさしく取ります。 【漬け込み(当日の朝)】 5.鍋にだし汁と、薄口しょうゆ、日本酒各大さじ1.5、みりん小さじ1.5を入れ、強火でひと煮立ちさせたら、火を止めます。 6.5の漬け汁の粗熱が取れたら、塩抜きした数の子を浸します。 7.冷蔵庫へ入れ、半日ほどしたらできあがりです。 お好みで、食べる際にかつおぶしをまぶすのもおすすめです。 (かつおぶしを鍋で軽くから煎りし、それを乾いたふきんで包み、手でくしゅくしゅともんでから添えると○) ③たたきごぼう 【主な材料、道具(4~6人分)】 ゴボウ3~4本(40センチほどの細めのもの) 米酢大さじ1 レモン(小)半個 白ゴマ大さじ1.5 みりん大さじ半分 すりこぎ、すり鉢 1.ゴボウを洗い、包丁で皮をこそげ落とします。 […]
24時間主治医制、待機施設……コロナ自宅療養者対策 第6波へ急げ
新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン株」は国内でも市中感染が確認され、「第6波」へ向けた医療体制の強化が急がれる。夏の「第5波」に最も医療が逼迫(ひっぱく)し、最大時に2万6千人超の自宅療養者がいた東京都内では、感染者が急増しても対応できるよう、独自の取り組みを始めた自治体もある。 都道府県は第6波に備え新型コロナ患者用の確保病床を増やしているが、自宅療養者の支援は別の形で取り組む必要がある。課題なのが、保健所が主に担ってきた自宅療養者の健康観察と、医師による往診の体制だ。第5波では追いつかない自治体が多かった。 板橋区、担当医が24時間対応 東京都板橋区は、保健所と地域の診療所が連携し、24時間体制で自宅療養者をサポートする事業で備える。対象は、入院が必要なのに自宅待機となった人や、高齢者や持病があるなど重症化リスクが高い人。感染判明後に入院先が決まるまで、または自宅療養が終わるまで、同じ医師が担当医として健康観察などをするのが特徴だ。 保健所は感染者の同意が得られれば、その情報を区医師会の療養相談室に提供。相談室は患者の住所や年齢などを基に、依頼する診療所を決める。その診療所の担当医が健康観察のほか、往診や必要な入院調整もする。療養者には24時間つながる連絡先を伝える。 参加する診療所は、事業を始… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小規模発電多数設置、愛知県が監視強化へ 業者は三重でもトラブル
愛知県南知多町で名古屋市の業者が10月から始めた太陽光発電設備の設置工事が、広範囲の山林伐採につながり、地元でトラブルとなっている。無断の土地造成や樹木伐採も指摘されている。業者は2月に始めた三重県いなべ市でも同様の問題を起こし、市から再三にわたる指導を受けていた。同じ問題を各地で繰り返す業者への不信感は、さらに強まる可能性がある。 業者は名古屋市北区に本店を、中村区に営業本部を置く「ディーエスエス」(DSS、木下誠剛社長)。南知多町では、町への届け出が必要のない小規模設備を今年度に91カ所、来年度に16カ所稼働させる計画を公表。施設の所有者を、D社と従業員3人の4者に分割するとしている。 だが愛知県は、計画全体を一体とみなせば県への届け出が必要な大規模開発にあたり、法令違反につながる可能性もあるとみて、D社に詳細な事業計画の提出を求め、監視を強めている。 南知多町も、D社の造成工事で17カ所の損壊が確認された町道を21日から改善までの間、通行止めにした。町内に5カ所ある計画地の一つに通じる道で、D社はこの場所での計画を24日までに「白紙」とした。 一方、いなべ市によると、D社は同市北勢町東貝野地区でも、赤道(あかみち)や青道(あおみち)と呼ばれる市管理の生活道や水路を無断で壊していた。市は3月に原状回復を命令。市道の損傷も判明し、4月に原状回復などを命じた。生活道については、市とD社、地権者らが立ち会いのもとで境界標の杭を立てたが、その後の工事で倒されてしまったという。 また市は、地籍事業で設置した境界標の杭の損壊も確認、6月に原状回復を勧告した。「これほど指導・命令を繰り返した事例はなく、通常業務の支障になっている」と苦言も添え、D社に法令順守を求めた。 このほか現場に重機を入れるため、売買契約のない地権者の土地に無断で鉄板を敷いたほか、無断で樹木を伐採するなど、南知多町と同様の被害報告が多数寄せられているという。 いなべ市の地元自治会は7月、工事中や工事後、発電事業終了後を見据えた誓約書をD社と交わしたが、いなべ市は事業の行方を注視している。 D社は18日、南知多町での説明会で、町道の損壊などを認め謝罪し「故意ではなかった」と弁明した。説明会では「いなべ市では46発電所を稼働中、20発電所を次年度に稼働予定」と紹介したが、地元でのトラブルには触れず、南知多町での問題も「誤伐採」「従業員への指示誤り」と説明した。 木下社長は、いなべ市で指導された問題を南知多町で再発させたことについて「より慎重にと思って、町に相談しながら同じ轍(てつ)を踏まないようにやったが、走り方がまずかったのか。ふがいない気持ち」と述べた。県が詳細な事業計画を求めたことには「(大規模な)一体開発で(届けを)出せと言われたら、一体開発で出す。今まで言われなかった」と話した。(嶋田圭一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル