岐阜県は1日、県内在住の2人が、新型コロナウイルスの変異株・オミクロン株の感染者と同じ飛行機で成田空港に帰国したため、濃厚接触者と確認されたと発表した。これまでの検査でともに陰性という。このうち1人は1日に県内の自宅に戻った後、同日中に県内の宿泊療養施設に移った。 県によると、濃厚接触者のうち1人は、国内で初めて感染が確認されたナミビア滞在歴のある男性と同じ飛行機で、11月28日に帰国。その後は空港近くの宿泊施設に滞在している。 もう1人は、ペルーから11月27日に入国した感染者と同じ航空機に搭乗。待機施設で過ごした後、今月1日に県内の自宅に戻り、県の要請で宿泊療養施設に移った。古田肇知事は1日夜の記者会見で「どのような変異株であれ、マスクや手洗い、密を避けるなどの基本的な感染対策を徹底していただくことが、一番大事」と県民に呼びかけた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無銭飲食で逮捕、本当はぼったくり被害者だった? 裁判で無罪判決
新屋絵理2021年12月1日 20時05分 無銭飲食したとされた被告は、ぼったくりの被害者だった?――。ガールズバーで飲食したのに、料金約5万5千円を故意に支払わなかったとして詐欺罪に問われた男性(23)に対し、東京地裁が無罪の判決を言い渡した。渡辺一昭裁判官は、店側の伝票に「明らかに虚偽が含まれる」とし、実際に被告が支払うべき料金は2400円と認定した。判決は11月29日付。 判決などによると、男性は昨年6月、都内のガールズバーで飲食し高額の代金を支払わずにいると、店長に交番に連れていかれ、その日のうちに逮捕された。 判決は、店の料金形態や伝票の記載内容、証人出廷に消極的だった従業員の証言などを検討し、男性が実際に飲食をしたり接客を受けたりしたのは「約2時間45分」と指摘。これに4時間分の延長料金や3時間半分の女性スタッフ指名料が上乗せされ、伝票には「客観的事実に反して虚偽がある」と判断した。 そのうえで、被告がクレジットカードなど様々な支払い方法を試したり、知人に料金の立て替えを打診したりしたことなどから、料金を踏み倒すという「故意が認められない」との結論を導いた。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
井戸から白骨遺体、妻を逮捕 夫の死亡隠して年金受給の疑い
2021年12月1日 20時30分 徳島県藍住町の民家敷地内の井戸から11月に男性の白骨遺体が見つかり、徳島県警は1日、この男性の死亡を隠して年金を受給したとして、妻の農業山田民子容疑者(73)=同町矢上=を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め、「夫が死んでいるのは知っていた。死亡届も出していない」と話しているという。 徳島板野署によると、山田容疑者は、夫の啓夫さんの死亡届を町役場などに提出せず、10月15日に啓夫さんの2カ月分の年金約15万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取った疑いがある。 山田容疑者は啓夫さんと40代の長男の3人暮らし。11月19日に町役場から「啓夫さんと長期間連絡が取れない」と署に相談があり、自宅を訪れた署員が深さ約5メートルの井戸から白骨遺体を発見。DNA鑑定などで啓夫さんと特定した。 啓夫さんは生きていれば74歳だが、死後数年経っているとみられる。県警が死因などを調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
独自暗号資産 7人に約1億円販売した疑い、5人を再逮捕 大阪府警
2021年12月1日 20時42分 東京のインターネット関連会社代表の男らが独自の暗号資産(仮想通貨)を売り、別の暗号資産などをだまし取ったとされる事件で、大阪府警は別の被害者に対する詐欺容疑で男ら5人を再逮捕し、1日発表した。認否を明らかにしていない。 再逮捕されたのは代表取締役の山田大紀容疑者(26)=東京都新宿区、詐欺罪で起訴=と、同社役員や外部のエンジニアら男女計5人。 サイバー犯罪対策課によると、再逮捕容疑は2019年6月中旬~20年9月下旬、東京や大阪などに住む30~70代の男性7人に、SNSなどを通じて「私も5千万円分買った。買った方が良い」などとうそを伝えて独自の暗号資産「アークキャッシュ」を売り、対価として計約1億300万円相当の他の暗号資産をだまし取ったというもの。 府警は1日、同じ容疑で職業不詳の男(24)を逮捕した。 捜査関係者によると、山田容疑者らは、「将来値上がりする」などと独自の暗号資産の購入を勧め、変声させるアプリを使って女性のふりをして男性に話を持ちかけていたという。府警は押収資料などから、約1年半の間に延べ約1500人から約20億円相当の暗号資産などを詐取したとみている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日大・田中理事長が大学に辞意伝える 脱税事件で逮捕、批判強まる
2021年12月1日 15時31分 日本大学理事長の田中英寿容疑者(74)が所得税法違反の疑いで逮捕された事件で、田中理事長が辞任の意向を大学側に伝えたことが、関係者への取材で分かった。日大は1日午後の臨時理事会で進退について協議する。田中理事長は脱税容疑を否認しているが、逮捕を受けて辞職は不可避と判断したとみられる。 田中理事長は、医療法人「錦秀会(きんしゅうかい)」(大阪市)の前理事長・籔本雅巳(61)、日大元理事・井ノ口忠男(64)の両被告=いずれも背任罪で起訴=らから2018年と20年に受け取った計約1億2千万円のリベート収入などを税務申告せず、約5300万円を脱税したとして、11月29日に逮捕された。 隠したとされる所得には、日大板橋病院の建て替えに伴う設計業者選定の謝礼や、20年9月に理事長に再任された際の祝い金などが含まれているという。 田中理事長の逮捕をめぐっては、末松信介文部科学相が11月30日の会見で「深刻な事態で極めて遺憾」と述べて日大側に徹底調査と説明責任を果たすように求めるなど、批判が強まっていた。 田中理事長は日大相撲部出身で、職員を経て1999年に理事、2002年に常務理事になった。08年から理事長を務め、現在5期目。今年9月に日大本部や自宅が家宅捜索されて以降、一度も公の場で説明しないまま逮捕された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本一購入が難しいカレー、ついに直売 北新地「一見お断り」の味
大阪・北新地のど真ん中に11月30日、レトルトカレーの直売所が現れた。販売するのは、2年前にネットで「日本一購入が難しい」と話題になったカレー。「一見(いちげん)さんお断り」の店舗での限定販売からネット通販を経て、直売に乗り出した。 北新地で34年続く小料理バー「玉鬘(たまかずら)」が2019年11月に販売を始めたもので、国産バターをたっぷりと使った上品な味わいが特徴だ。前年にママの井上準子さんに初孫が生まれたのを記念し、準子ママが店で手作りしていた人気の味を、レトルトカレーとして商品化した。当初は玉鬘でのみ販売しており、「一見さんお断り」の店でしか買えない商品として「日本一購入が難しい」と評判を呼んだ。 昨春からのコロナ禍で、北新地も打撃を受けた。酒類提供の時間制限で、玉鬘は計1年半ほど休業。「私が30年以上続けてきた仕事は『不要不急』の4文字で片付けられてしまうものなのか」。準子ママも大きな不安に襲われたという。 窮地を救ったのが、このレト… この記事は会員記事です。残り409文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
オミクロン株の濃厚接触者、1人は愛知県在住者
愛知県は1日、新型コロナウイルスに7人が感染したと発表した。うち名古屋市は4人だった。 11月30日時点の入院者は7人(病床使用率0・4%)、重症者はいなかった。 国内で初めて感染が確認された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について県は、濃厚接触者70人のうち1人が県内在住者だったと明らかにした。空港での検査では陰性で11月29日に自宅に帰り、30日から宿泊療養施設に入所しているという。 また県は治療薬「イベルメクチン」の治験を実施すると発表した。名古屋市中村区の宿泊療養施設「東横イン名古屋名駅南」に入所している20歳以上の希望者が対象だ。薬を1日1回3日間投与し、11日間経過観察するという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
リアル二刀流/ショータイムが流行語大賞 五輪関連もトップ10入り
今年の世相を反映した言葉を選ぶ「2021ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日発表された。年間大賞には、大リーグ・エンゼルスで投打にわたって活躍し、今季のアメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた大谷翔平選手(27)に関する「リアル二刀流/ショータイム」が選ばれた。 トップテンは以下のとおり(五十音順)。 ◇ うっせぇわ 親ガチャ ゴン攻め/ビッタビタ ジェンダー平等 人流 スギムライジング Z世代 ぼったくり男爵 黙食 リアル二刀流/ショータイム(年間大賞)(川村貴大) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「スキマモリ」で、子どものホーム転落防止 鉄道会社があの手この手
子どもがホームと列車の隙間に落ちる事故が後を絶たない。鉄道各社はソフトやハードの両面から対策に乗り出しており、大阪では子どもに隙間の存在を伝えるキャラクター「スキマモリ」を使った啓発活動が始まった。隙間を減らすためのアイデア部材も開発され、全国に広がっている。 紫色をした一見おどろおどろしいキャラクターが目を引くポスターが、JR天王寺駅(大阪市天王寺区)に貼り出されている。大阪市立の専修学校「デザイン教育研究所」(同市阿倍野区)の学生らがデザインした。その名も「スキマモリ」。ホームと電車の間にすみ着き、転落から客を守るという架空の生きものだ。「ホームではしるとあぶないよ!」「スキマにはきをつけよう!」と呼びかける。 国土交通省のまとめによると、列車の乗り降りで足を踏み外し、ホームの間に挟まった件数は2019年度に全国で418件に上り、コロナ禍で利用者が減った20年度も122件あった。JR西日本では、ホーム上に「お子様と手をつないでご乗車ください」と表示するなどの対策を続けてきた。それでも大阪支社管内だけでも18~20年度の3年間で少なくとも約100件あり、33%が10歳未満の子どもだったという。 そんな背景から「スキマモリ… この記事は会員記事です。残り866文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
15歳で失明、「楽器を弾きたい」 叶えてくれたマトリョーシカ
【動画】テルミンが入ったマトリョーシカ「マトリョミン」=竹内正実さん提供 JR浜松駅から徒歩10分ほど。浜松市中区にある鍼灸(しんきゅう)院「安松鍼(はり)院」の治療室には、黄色いずきんをかぶったマトリョーシカが置かれている。 視力を失って50年余。院長の安松和男さん(69)の「楽器を弾きたい」という夢をかなえたのは、このマトリョーシカだった。 出会いは今年の6月。 安松さんが会長を務める浜松市視覚障害者福祉協会の講演会に、テルミン奏者の竹内正実さん(54)が出演した。 テルミンは、ロシア生まれの電子楽器。箱形の本体から出た二つのアンテナに手を近づけたり遠ざけたりして音程と音量を調節し演奏する。 「バイオリンみたい」 竹内さんの演奏をはじめてきいた安松さんは、なめらかな優しい音に魅了された。 「自分も演奏してみたい」 50年近くくすぶっていた楽器への思いが再燃した。 生まれた時から弱視で、15… この記事は有料会員記事です。残り1020文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル