米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、玉城デニー知事は、軟弱地盤対策に伴う政府の設計変更申請を不承認とする方針を固めた。近く公表する。県幹部が明らかにした。 軟弱地盤は、辺野古の埋め立て予定海域の北側(約111ヘクタール)で見つかった。南側(約39ヘクタール)は陸地化が完了したが、北側は県の承認がなければ工事を進めることができない。不承認となれば、政府は新たな対抗措置をとるとみられ、法廷闘争に発展する可能性もある。 辺野古移設計画は2013年12月、政府の埋め立て申請を当時の仲井真弘多知事が承認し、大きく動き出した。政府はボーリング調査に続き、17年に護岸工事、18年12月に土砂投入を開始した。土砂投入量は21年8月末現在で、計画の7・8%となっている。 一方、「マヨネーズ並み」と… この記事は会員記事です。残り280文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事前に買った包丁持ち込んだか 殺人未遂容疑で逮捕の中3男子 愛知
2021年11月24日 21時49分 24日午前8時10分ごろ、愛知県弥富市の市立中学校で、「生徒同士のトラブルで、おなかを刃物で刺された」と110番通報があった。県警によると、3年生の伊藤柚輝(ゆずき)さん(14)が腹部を刺されており、搬送先の病院で死亡した。県警は包丁で伊藤さんを刺したとして、3年生の男子生徒(14)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。「私がやったことで間違いありません」と容疑を認めているという。 県警によると、包丁は刃渡り約20センチ。死因は出血性ショックだった。男子生徒と向かい合った状況で刺されたとみられ、肝臓を貫通していたという。 捜査関係者によると、男子生徒は事前に買った包丁を持ち込んだ上で、2階の教室にいた伊藤さんを廊下に呼び出し、直後に刺したという。県警は動機を慎重に調べている。25日に殺人容疑に切り替えて送検する方針。 県警や学校によると、伊藤さんは刺された直後に自力で教室に戻り、異変に気づいた教員が職員室に電話で連絡し、救急車を要請。男子生徒は教員から包丁をおろすよう言われて従ったという。教員が取り押さえ、駆けつけた蟹江署員が現行犯逮捕した。 2人は別のクラスだが、2年生だった昨年度は同じクラスで、小学校も同じだったという。校長は24日午後の会見で、2人の関係の問題について「今のところ思い当たるところはない」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
兵庫の火災、伯父を殺人と放火容疑で逮捕へ 遺体は小学生2人と判明
2021年11月25日 0時14分 兵庫県稲美町岡で19日深夜に発生し、2人の遺体が見つかった民家火災で、県警は24日、火災直後から行方がわからなくなっていた同居の無職、松尾留与(とめよ)容疑者(51)を現住建造物等放火と殺人の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 県警は同日、遺体はこの家に住む小学6年の松尾侑城(ゆうき)君(12)と弟で小学1年の真輝(まさき)君(7)と確認した。DNA型鑑定で特定したという。死因はともに急性一酸化炭素中毒だった。 逮捕容疑は19日午後11時半すぎ、稲美町岡の住んでいた自宅に火を付け、木造2階建て約220平方メートルを全焼させ、就寝中だった侑城君と真輝君を死亡させたというもの。現場に残っていた布団の燃えかすから油分が検出されたという。 一家は侑城君と真輝君、50代の父、40代の母、松尾容疑者の5人暮らし。松尾容疑者は母の兄で、兄弟にとっては伯父にあたる。出火当時、父と母は外出していた。 24日午後1時ごろ、東へ50キロ余り離れた大阪市北区の扇町公園で捜査員がベンチに座っていた松尾容疑者を見つけたという。所持金は数千円だったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
拉致問題、デンマーク外相「解決に向け圧力」 早紀江さんたちと面会
デンマークから来日中のコフォズ外相は24日、北朝鮮による拉致被害者家族の横田早紀江さんや息子の拓也さん、飯塚耕一郎さんを東京都渋谷区のデンマーク大使公邸に招き、懇談した。懇談後、取材に応じた支援団体「救う会」の西岡力会長によると、コフォズ氏は横田めぐみさんらの拉致について「悲劇的な話で胸が痛い」と語り、「解決に向け、継続して圧力をかけている。今後もできる限りのことをしたい」と述べたという。 コフォズ氏は、英国留学中の有本恵子さんが1983年、デンマークの首都コペンハーゲンから拉致されたとみられることにも言及。早紀江さんは「一国だけで働きかけても、なかなか進まない難しい問題。世界の国々が一つになって取り組んでほしい」と依頼したという。(編集委員・北野隆一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Z世代は飲み会より「ヌン活」 会社の忘年会なくなってありがとう
会員記事 聞き手・岸善樹2021年11月24日 21時00分 今年の忘年会どうする? そんな誘いが聞こえてきそうな季節ですが、去年に続いて「やらない」という人も多いようです。やはりコロナが心配なのか、それとも忘年会への思いが変わってしまったのか。「新しい世代」を対象にマーケティングをするSHIBUYA109lab.所長の長田(おさだ)麻衣さん(30)に、忘年会をどう思っているのか聞きました。(聞き手・岸善樹) 「Z世代」といわれる15~24歳のトレンドを調べていると、若い世代は「飲み会」をあまりしないことがわかります。20歳以上を対象にコロナによる外出自粛の影響を除いて答えてもらった昨年6月の調査では、「外飲みはしない」が26.5%で最も多く、飲んでも「月に1回程度以下」が合わせて半数を超えました。 忘年会をしても、気の合った友人と少人数で。もともと「空間がすてきなカフェに行く」など小粒のイベントがつながる日常を送っていて、忘年会もそのひとつにすぎません。 コロナで自粛が続いた影響も… この記事は会員記事です。残り789文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ゴンドラの扉閉め忘れ、高さ50m観覧車1周 富士急ハイランド
吉沢龍彦2021年11月24日 21時06分 富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は24日、大観覧車(高さ50メートル)で利用客2人の乗ったゴンドラが扉を閉めないまま1周したと発表した。係員が扉を閉め忘れたという。けが人はいなかった。 同社によると、同日午前9時55分ごろ、10代の女性客2人がゴンドラに乗車した際、係員が扉を閉め忘れたまま持ち場を離れたという。ゴンドラは、そのまま約12分かけて1周。戻ってきた際に係員が扉が開いていることに気づいたといい、利用客は「自動で閉まると思っていた」と話しているという。 観覧車には乗車係、降車係が各1人と交代要員1人の計3人が配置されているが、いずれも気づかなかったという。 富士急ハイランドでは8月、急加速や宙返りをするコースター「ド・ドドンパ」の利用客が首などの骨折を訴える事例が相次いで判明した。同社は、ほかのアトラクションをふくめ安全対策の総点検を進めており、点検が済んでいない7機種の運行を当面休止すると発表した。(吉沢龍彦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名古屋コーチンの香り? 「いい風呂の日」に地元NPOが入浴剤発売
11月26日は「いい風呂の日」。愛知県岩倉市のNPO法人「いわくら観光振興会」はこの日、入浴剤「名古屋コーチンの香り湯」を売り出す。風呂にゆっくりとつかりたい季節。どんな香りなのか。 今年12月に市制50周年を迎える岩倉市が1年前から「お土産として購入したくなる名産品」づくりに取り組む事業所を募集。観光振興会が手を挙げていた。 募集の説明会に参加した職員の木村さや香さん(35)は出席者の顔ぶれを見て、「食べ物の応募が多くなるに違いない」と考えた。目を付けたのが、3歳の長女が家の浴槽に楽しそうに投入する市販の入浴剤。「オリジナルをつくればプチギフトになるかも」と職場で提案した。 しかし市内には温泉がない。「岩倉の土産になるの?」という声が同僚から漏れた。木村さんは、入浴剤のもとになるネタはないかと思いをめぐらせた。 岩倉市は名古屋市に近いベッドタウンで人口約4万8千人。面積は県内の市で最も小さく、観光資源も限られる。市内を流れる五条川沿いの桜並木と名古屋コーチンを思いつくのに、時間はかからなかった。 桜並木は花見の季節になると… この記事は会員記事です。残り961文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
兵庫の火災、行方不明だった伯父の身柄確保 遺体は小学生2人と判明
2021年11月24日 17時13分 兵庫県稲美町岡で19日深夜に発生し、民家が全焼し2人の遺体が見つかった火災で、兵庫県警は24日、遺体はこの家に住む小学6年の松尾侑城(ゆうき)君(12)と弟で小学1年の真輝(まさき)君(7)と確認し、発表した。DNA型鑑定で特定したという。 捜査関係者によると、県警は同日、この家で同居し、火災後に行方がわからなくなっていた50代の伯父の身柄を確保したという。 捜査1課によると、2人の死因は、煙を吸ったことによる急性一酸化炭素中毒だった。出火直後の19日午後11時45分ごろに亡くなったとみられる。この直前に自宅を出た父の話などから、県警は兄弟が就寝中だったとみている。 この家は侑城君と真輝君、50代の父、40代の母、50代の伯父の5人暮らしだった。 捜査関係者によると、現場に残っていた布団の燃えかすからは油分が検出されたという。県警は現住建造物等放火の疑いで捜査しており、身柄を確保した伯父が何らかの事情を知っているとみて、任意で事情を聴いている。 付近の防犯カメラには、伯父らしき人物が出火直後に、現場から北へ歩いていく様子が映っていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
わいせつ保育士、最長10年再登録禁止 厚労省が法改正方針
保育士による子どもへの性暴力を防ぐため、厚生労働省が法改正の検討に入った。禁錮以上の刑を受けた場合、保育園などで働けない期間を現行の2年から最長10年に延ばす方向だ。同省は関連する項目を盛り込んだ児童福祉法改正案をとりまとめ、来年の通常国会への提出をめざす。 資質向上も含め、保育士や保育所のあり方を幅広く議論する厚労省の検討会が24日、わいせつ行為をした保育士に対して求められる制度の改善策を示した。 厚労省はこの提言も踏まえ、禁錮以上の刑になった場合は事実上10年間、保育士として現場で働くのに必要な都道府県への登録を禁止する考え。罰金刑は3年間を再登録禁止とする方針だ。また、刑罰を受けたかどうかにかかわらず、わいせつ行為をしたこと自体も、登録を取り消しの理由の一つに位置づけるとしている。 わいせつ行為で登録を取り消された保育士が再び都道府県に登録しようとする場合には、都道府県の審査会で事前にチェックし、再登録を一定程度、制限する仕組みも検討する。 国としては、わいせつ行為を… この記事は会員記事です。残り414文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死後20日で書く夫の追悼 あふれる言葉書きとめた 小池真理子さん
ミステリーから恋愛小説まで幅広く手がけ、文学賞を次々と受けてきた。華やかに見える人気作家は、その裏で大きな喪失に向き合っていた。悲しみの底からつづった言葉がいま、反響を集めている。孤独の日々を支えてくれたのは何だったのか。 夫の藤田宜永(よしなが)さんを2020年1月、肺がんで亡くした。夫婦ともに直木賞作家。おしどり夫婦として文壇で知られた2人は、言葉を武器に闘い続けた同志だった。わかりあえるがゆえに、ときに激しいけんかをしたという。死別後の日々をつづった本紙別刷り「be」での連載は、読者から千通近くにのぼる反響があった。連載をまとめた『月夜の森の梟(ふくろう)』が朝日新聞出版から今月、刊行された。 深夜になって出てきた一文 悲しみに埋もれるような本ではない。小説家をめざして一つ屋根の下で原稿に向かった若き頃。学生運動に傾倒して父を怒らせた青春時代。懐かしい日々を思い出し、穏やかな現在を見つめる。夫の病の深刻さを知り、絶望して泣きながら、ずるずるとカップラーメンをすする場面が印象的だ。 「よくあんなときにおなかが… この記事は有料会員記事です。残り1141文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル