2021年11月21日 23時55分 兵庫県稲美町岡で19日深夜から20日未明にかけて民家が全焼し、2人の遺体が見つかった火災で、兵庫県警は、現場の状況などから放火の疑いが強まったとして21日夜、加古川署に捜査本部を設置した。現住建造物等放火容疑で捜査を始めた。 捜査1課によると、この家に住んでいた50代の男性の所在がわからなくなっており、県警は何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。 また見つかった2人の遺体は、体の特徴などから、この家に住む小学生の兄弟とみられる。県警は身元の確認を進めるとともに、22日に司法解剖して死因を詳しく調べる。 この家は50代の父と40代の母を含めた5人暮らし。所在がわからなくなっている男性は母の兄で、兄弟の伯父という。 火災の通報は19日午後11時50分ごろ。木造2階建て約220平方メートルが全焼した。県警は21日も現場の焼け跡を詳しく調べたが、新たな遺体は見つからなかった。 兄弟の父は出火当時、妻を勤務先に迎えに行っていた。父は「家を出る時は静かだった」などと説明していたという。伯父は火災の前後に家を出ていた可能性があると県警はみている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京王線切りつけ、容疑者を再逮捕へ 放火と別の乗客への殺人未遂容疑
独自 会員記事 増山祐史、岩田恵実、角詠之2021年11月22日 0時00分 東京都内を走る京王線の電車で乗客が刺されるなどした事件で、警視庁は住所不詳、無職の服部恭太容疑者(25)=殺人未遂容疑で逮捕=を現住建造物等放火と殺人未遂の疑いで22日にも再逮捕する方針を固めた。車内に火を放って乗客を殺害しようとした疑いが強まったという。捜査関係者への取材でわかった。 服部容疑者はこれまでの調べに「乗客にオイルをかけて火を付け、殺そうと思った」「ホテルの浴室でペットボトルに入れた水をまいて練習した」などと話しているという。 再逮捕容疑は10月31日夜、東京都調布市を走る特急電車(10両編成)で、乗客に向けてライター用のオイルをまいて火を付け、床を焼損させたうえ、乗客を殺害しようとしたというもの。2リットルのペットボトルに入れていたオイルをまき、火の付いた状態のライターを投げて引火させた可能性が高いという。 事件があった車両には防犯カ… この記事は会員記事です。残り405文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「日本一」の米決定 「コメワンGP」で岐阜の「いのちの壱」に栄冠
鈴木剛志2021年11月21日 21時14分 全国の農家自慢の米から「日本一」を決める「米―1(コメワン)グランプリ」の決勝大会が21日、北海道蘭越町であった。10回目の今回は全国から295品の応募があり、岐阜県下呂市の「源丸屋ファーム」が出品した「いのちの壱」がグランプリに輝いた。 295品のうち北海道内からの出品が187品と約6割を占めるが、そのほかは米どころの新潟県や遠くは鹿児島県からも応募があった。全国の調理専門学校の生徒などの食べ比べの結果、30品が決勝大会に進出。予選を経て6品が最終審査に進んだ。 過去9大会でグランプリに輝いた銘柄は、道産米の「ゆめぴりか」が7回、いのちの壱が2回。今回も最終審査に進んだ6品のうち、3品がゆめぴりか、2品がいのちの壱と強さを見せた。 源丸屋ファームは第2回大会に続く「日本一」。代表の曽我康弘さんは表彰式で「前回のグランプリから、より安全で安心なお米が作れるかを考え続けてきた。受賞を会社のみんなに知らせたい」と話した。 準グランプリは北海道赤井川村の石川隼人さんのゆめぴりかと、蘭越町の三上智祥さんの「ななつぼし」だった。(鈴木剛志) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪「お初天神」近くの火災、鎮火確認 10棟焼ける
2021年11月21日 21時15分 【動画】大阪・お初天神近くで発生した火災の被害状況が判明=西村正志、小若理恵撮影 「お初天神」として知られる大阪市北区の露天(つゆのてん)神社近くで20日夜に発生した火災は、21日午後6時に鎮火した。大阪府警によると、火災で計10棟、計約360平方メートルが焼けたが、けが人はいなかった。大阪府警は、22日以降に出火原因などを調べるため、現場検証を始める。 曽根崎署や大阪市消防局によると、20日午後8時10分ごろ、同市北区曽根崎2丁目の焼き鳥店から火が出ていると、近くの店の従業員から119番通報があった。木造2階建ての建物には、居酒屋やバーなど5店舗が入っていた。消防車計52台が出動するなどして火は約2時間半後にほぼ消し止められた。 21日午前、付近には規制線が張られ、消防士が消火活動を続けた。現場は狭い路地に飲食店が立ち並ぶエリア。市消防局によると、建物が崩落しそうで消火活動が難航した上、火種が残っていないかを慎重に確認していたため、鎮火の確認までに時間がかかったという。 火災で焼けた居酒屋の常連客の男性(50)は、「このあたりは木造が多く、火事になったら全部燃えてしまうだろうと思っていた」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
児童ポルノ動画を掲載した疑い 児童買春容疑の刑務官を再逮捕
2021年11月21日 21時30分 18歳未満の少女とのわいせつ行為を映した動画をインターネット上に掲載したとして、福岡県警中央署は21日、同県宇美町障子岳南3丁目の福岡刑務所刑務官、梅村春樹容疑者(30)=児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で逮捕=を同法違反(公然陳列)などの疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 署によると、梅村容疑者は昨年9月30日~今年8月29日ごろ、女性が18歳未満と知りながら、女性とのわいせつ行為を映した動画3点を大手アダルト動画販売サイトに掲載し、不特定多数の人が閲覧できる状態にした疑いがある。 梅村容疑者はこの女性とわいせつな行為をしたとして今月10日に逮捕されていた。女性とは約2年前にSNSで知り合ったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ツリーにコロナ収束願い込め 梅田スカイビルで2年ぶり点灯
矢木隆晴2021年11月21日 17時00分 冬の訪れを告げるクリスマスツリーの点灯が、大阪市北区の梅田スカイビルで始まった。昨年はコロナウイルスの影響で開催できず、2年ぶりとなる。 国内最大級の高さ27メートルのツリーが、コロナ収束の願いを込めて約10万球のイルミネーションで彩られた。 今年はクリスマス飾りのオーナメントに自分の願いを書いて取り付ける場所を新たに設置。「みんなが楽しいXmasを過ごせますように」「コロナがきえますように」など参加者の思いが寄せられていた。 2歳の長男を連れてきたという女性は「生まれて初めて(クリスマスツリーを)見せることができました。コロナが早く収まってほしい」と話していた。 ツリーの担当者は「参加して頂いたみなさんと一緒に、明るい気持ちになるように虹色のクリスマスツリーを作り上げていきたい」と期待する。 オーナメントはビルの飲食店で食事することでもらえるほか、会場で購入することもできる。 ツリーは12月25日までの期間中、午後5時から10時まで点灯する。(矢木隆晴) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都・東本願寺で「報恩講」始まる 参拝人数に上限・ライブ配信も
北村有樹子2021年11月21日 17時00分 仏教の真宗大谷派の本山・東本願寺(京都市下京区)で21日、浄土真宗の宗祖・親鸞の遺徳をしのぶ「報恩講(ほうおんこう)」が始まった。同派最大の年中行事。僧侶や門徒らは親鸞像が安置された御影堂(ごえいどう)で、親鸞が仏の教えを分かりやすく説くために作った詩文「浄土和讃(わさん)」や念仏を唱えた。親鸞の命日とされる28日まで連日、法要がある。 新型コロナウイルス対策で昨年同様、参拝できない門徒らのために法要をインターネットでライブ配信する。法要は座る間隔を通常よりも空け、参拝人数の上限も設ける。(北村有樹子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
猫にエタノールかけ点火…でも一度は不起訴 厳罰化の流れの中でなぜ
動物愛護法違反をめぐる検察の処理件数が増えている。法改正で、動物の虐待に対する厳罰化が進む一方、検察は起訴できるか慎重に判断しており、起訴のハードルは高い。専門家は「虐待は犯罪」という認識を広めていくことが重要だと指摘する。 自宅で猫の体に消毒用エタノールを浴びせ、火のついた割り箸を近づけて点火。顔や腹部にやけどを負わせた――。大阪府箕面市の男性は5日、動物愛護法違反罪(愛護動物の殺傷)で大阪池田簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。 事件は1月8日深夜に起きた。男性が猫を連れて行った動物病院の獣医師が虐待を疑い、府警に通報したことで発覚。府警箕面署は同月26日、男性を同法違反容疑で書類送検したが、大阪地検は4月、不起訴処分(起訴猶予)とした。 検察関係者によると、男性が、自ら猫を動物病院に連れて行ったこと▽治療費の一部を支払ったこと▽保護団体に寄付するなど反省の態度を示したこと――などを考慮したとみられる。 変わり果てた姿にショック 「見過ごせない」申し立て だが、不起訴処分に納得でき… この記事は有料会員記事です。残り1570文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
何でも対応…「私たちはコンビニ」 気持ちの糸が切れた保護者の一言
午後7時すぎ、東海地方の中学校で、職員室の電話が鳴った。 「兄弟げんかをしているから、止めてほしい」 30代の女性教員が受けたのは、保護者からのそんな電話だった。 管理職に相談すると、「行ってあげて」と言われた。 生徒の自宅に急行し、兄弟をなだめて学校に戻った。そして、また残っていた仕事を再開した。 こうした「呼び出し」は珍しいことではない。 生徒の万引きが発覚して、店から迎えに来るよう言われる。 SNSで生徒間のトラブルが発生したからと、生徒たちに聞き取りに行く。 夕方の退勤時間後に対応することもある。 同じ学年の同僚教員が向かう場合は、戻ってくるまで帰れないこともある。それが暗黙の了解だからだ。 「私たちはコンビニだからね」 同僚たちとそう自嘲することもある。 教員は24時間対応する便利な存在――。生徒や保護者から、そう思われているのでは、と感じる。 いつからか、学校に対して過度な要求をする親が「モンスターペアレンツ」と呼ばれるようになった。 自身も、保護者の要求は年々大きくなっていると思う。 ある時、不登校傾向だった中3の生徒の保護者から、他の生徒がいない早朝に登校をさせたいと頼まれた。 保護者の依頼に応え続けてきた女性教員ですが、「もう限界」と感じる出来事がありました。新人教員が辞めることもあり、働く環境の改善を訴えます。 生徒への発言、ノートに記録 保護者の仕事の都合で、登校… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警視庁SP、女性用マンションに侵入容疑「部屋のぞくため」供述
2021年11月21日 15時30分 女性専用マンションの敷地に侵入したとして、警視庁は21日、同庁警護課の警部補、大和田峰志容疑者(42)=東京都調布市深大寺南町=を邸宅侵入の疑いで現行犯逮捕したと発表した。要人や重要施設を守るセキュリティーポリス(SP)の一人で、事件当時は非番だった。容疑を認め、「女性の住む部屋の中をのぞくためです」などと供述しているという。 逮捕容疑は、20日午後11時ごろ、自宅近くの女性専用マンションの敷地に侵入したというもの。フェンスを乗り越えて忍び込んだ可能性が高いという。 このマンションでは今月に入って不審な男が目撃されており、調布署から防犯指導を受けた管理人が監視カメラなどで警戒していた。この日、居住者以外が侵入したのを管理人が確認し、通報を受けた署員が大和田容疑者を取り押さえたという。 大和田容疑者はこのマンションについて「数日前、カーテンの隙間から裸の女性を見た。また見られると思った」という趣旨の説明をしているという。同庁は余罪についても調べる。 同庁は「都民の安全を守るべき警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。事案の全容を解明し、厳正に対処して参ります」としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル