身近なことで何となく覚えた違和感や苦しさ。そこから一歩踏み出し、行動を始めた若者たちがいます。衆院選を前に、若い世代の「モヤモヤ」と、政治とのつながりを考えます。 「これはみんなとフォローし合ってるアカウント、これは仲良い人限定の『裏アカ』です」 写真や動画を投稿するインスタグラムに、相手によって使いわけるアカウントが五つ。「もう使っていないものもありますけど」。愛知県内に住む大学1年生の女性(19)は笑った。 高校まで熊本県で過ごした。大学の入学式は、「入学式用」のツイッターアカウントで「#春から(大学名)生」と投稿し、知り合った人と参加した。インスタのフォロワーは約千人。楽しいけど、「気にするタネが増えた」気もする。 家族との関係が悪いとは思わない。リアルの友だちも、少ない方ではない。 それでもずっと、誰にも打ち明けられない「モヤモヤ」を抱えてきた。 ――周りの目に対し、ひとより敏感な気がする。 市販の風邪薬を一度に10錠以上飲む。そんな「自傷行為」が始まったのは小学校高学年のころだった。 頭痛がして吐き気に襲われる… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
習志野など3校に金賞 全日本吹奏楽コンクール、高校前半の部
金賞に輝いた習志野の演奏=2021年10月24日午後1時29分、名古屋国際会議場、天田充佳撮影 [PR] 第69回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の高校の部が24日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で行われた。前半の部は15団体が出場し、3団体が金賞を受けた。審査結果は次の通り(各賞内の並びは演奏順)。 今年の全日本吹奏楽コンクールは全部門がインターネットを通じてライブ配信されています。当日でも申し込みできます。申し込みは専用サイト(http://t.asahi.com/wband2021)で。 【金賞】 市立柏(千葉) 玉名女子(熊本) 習志野(千葉) 【銀賞】 明誠学院(岡山) 浜松聖星 東海大高輪台(東京) 埼玉栄 春日部共栄(埼玉) 出雲北陵(島根) 明浄学院(大阪) 活水中・高(長崎) 【銅賞】 湯本(福島) 松山中央 札幌日大 武生商・武生商工(福井) 今年の全日本吹奏楽コンクールは全部門がインターネットを通じてライブ配信されている。30、31日には大学と職場・一般の部の配信が予定されている。申し込みは当日まで、専用サイト(http://t.asahi.com/wband2021)で。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
メッセージ700件、年下の同僚女性に叱責繰り返す 男性教諭を処分
茨城県教育委員会は22日、同僚女性を強い口調で何度も叱責(しっせき)した男性教諭ら2人を懲戒処分とし、発表した。 県教委によると、水戸市内の高校の男性教諭(58)は昨年8~11月、年下の同僚女性に対し、教科指導の中で「忘れちゃったじゃないだろう」などと強い叱責を執拗(しつよう)に繰り返した。深夜や休日にもSNSで「猛烈に声が聞きたい」などのメッセージを送ったり、電話をかけたりしていた。 確認されたメッセージの数は700件にのぼり、午前5時に送られたものもあった。男性教諭は「親が子の面倒を見るような気持ちだった」という趣旨の説明をしているという。 女性が今年8月に体調を崩し、学校に相談して発覚。県教委は男性教諭を停職3カ月とし、男性教諭は退職する意向を示しているという。校長も管理者としての責任を問われ、文書訓告を受けた。 また、県西地区の特別支援学… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
上半身裸の女性の動画、誤って授業中に流す 「後悔の念しかない」
高橋豪2021年10月23日 9時29分 授業中に誤ってわいせつな動画を流したとして、山口県教育委員会は22日、県立田部高校(下関市)の男性教諭(57)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、発表した。 教職員課によると、教諭は9月30日、3年の生徒14人が受講する英語の授業で、教材用の画像を私物のタブレット端末から電子黒板に表示。予定枚数を終えて先送りしたところ、同じクラウド上に保存されていた上半身裸の女性が映った動画が2、3秒流れた。教諭が校長に報告し、全校集会と保護者会を開いて校長が説明と謝罪をしたという。 教諭は「危機意識の欠如により取り返しのつかない愚行を犯し、深い後悔の念しかない」と述べている。県教委は22日付で、各教員に配布している指導用のタブレット端末を使うことが原則とした上で、私物を使う場合は事前にデータを確認することを求める通知を、県立学校長と各市町教委に出した。(高橋豪) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「魔球」が切り開いたプロへの道 心臓手術乗り越え、広島に育成指名
11日にあったプロ野球新人選択(ドラフト)会議で、中部学院大学(岐阜県関市)の坂田怜投手(22)が広島から育成4位で指名された。昨春に心臓手術を受け、最速143キロだった球速は10キロ以上も落ちたが、新たに習得したナックルボールがスカウトの目に留まった。「魔球」とともに逆境からはい上がった右腕がプロへの道を切り開いた。 体調の異変に気づいたのは昨春だった。激しい動悸(どうき)が起こり、少し走るだけでも息が切れた。看護師の母親に相談し、すぐに病院で検査を受けた。 診断結果は、心臓の病気「バ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全日本吹奏楽コンクールが開幕 演奏はライブ配信も
全日本吹奏楽コンクールの開幕を飾った加古川市立中部中学校の演奏=2021年10月23日午前9時4分、名古屋国際会議場、天田充佳撮影 [PR] 第69回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の中学校、高校の部が23日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で始まった。 コロナ禍の影響で、昨年のコンクールは戦後初めて中止され、2年ぶりの開催となる。この日は中学校の部で、前半、後半に15団体ずつが出場する。 今年の全日本吹奏楽コンクールは全部門の演奏がインターネットを通じてライブ配信される。2日目は高校の部で、申し込みは当日までできる。詳細は専用サイト(http://t.asahi.com/wband2021)で。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死後1カ月 腐敗が進み鼻を突くにおい 「まさか母が」
残暑が続く9月、大阪府内の団地の一室で、高齢女性が亡くなっているのが見つかった。死後1カ月。「孤独死」だった。腐敗が進み、警察の身元確認は、2週間以上かかった。 10月31日の衆院選投票日、人々は何を託そうとしているのでしょうか。私たちの現在地をお伝えします。 女性宅の清掃に遺族と立ち会った。自宅の扉を開けると腐臭が鼻を突いた。女性が亡くなっていた居間の布団には、直径1メートルほどの真っ黒いシミ。下の畳は腐っていた。部屋には生活ゴミの入ったポリ袋やチラシが散乱し、台所の流しは食器が山積みになっていた。「セルフネグレクト(自己放任)かもしれませんね」。清掃していた作業員が言った。孤独死した高齢者に多いという。 女性の息子は半年前に、転勤… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
孫たちに囲まれ旅立った父 在宅でのみとりに納得
コロナ禍の1月下旬、91歳の父が住み慣れた我が家で旅立ちました。前立腺がんと腎臓がん、その腎臓がんが肺へと転移し、計6年9カ月の療養生活を送ったのですが、最後の約4カ月間を振り返りたいと思います。 父が「動くと息苦しい」と言い出したのは昨年10月。主治医の「大丈夫」という言葉に従い、その後も週3回のデイサービスには通い続けていました。それでも12月に入ると息苦しさが増してきて、X線写真を撮ることに。「末期状態なので年を越せないかも。往診します」とのことでした。 長女の私はずっと実家で両親と一緒に暮らし、元看護師です。「家で死にたい」という父の希望を受け入れ、訪問看護を頼み、ここでみとろうと決めました。父は独りでいることを恐れ、誰かにそばにいてほしそうでした。残りわずかな日々に一体、何ができるのだろうか。私と夫で相談した結果、父が大好きだった餅つきをみんなですることになりました。 19日、私の妹たちや孫、ひ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女子学生に「アカハラ」 福島高専の准教授、暴行の疑いで書類送検
飯島啓史2021年10月23日 9時51分 福島高専(いわき市)の40代の男性准教授が女子学生に対して不適切な指導を行ったとして、いわき中央署が准教授を暴行の疑いで書類送検していたことが22日、同署などへの取材で分かった。送検は20日付。 福島高専によると、男性准教授は昨年春から夏ごろにかけ、同じ女子学生に性的な表現を多く含む教材を使って一対一で授業をしたり、規定の授業時間を超えて指導したりした。同校はこれらの行為が「アカデミックハラスメント」にあたるとして、准教授を2月25日付で訓告処分にした。また、女子学生は体を触られたとも訴えていたという。 その後、女子学生は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、体調を崩し、3月に自主退学した。同校の担当者は「書類送検の事実を確認できていない。事実なら地検の判断を待って対応したい」とコメントした。(飯島啓史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「#教師のバトン」 やまぬ大変さ訴える声 文科省は1カ月発信なし
教員の仕事の魅力を発信しようと、文部科学省が今春、SNS上で始めた「#教師のバトン」プロジェクトで、今月20日までに、ツイッターへの投稿が約8万8千アカウントから計約54万件(リツイートを含む)あったことが朝日新聞の分析で分かった。教員らからの投稿はなお続いているが、文科省側からの発信はここ1カ月以上、途絶えている。 プロジェクトは、教員から仕事のやりがいや内容を発信してもらい、なり手不足の解消にもつなげようと、文科省が3月26日にツイッターで投稿の募集を始めた。狙いとは裏腹に、開始から1カ月ほどの間に「月の超過労働時間が100時間を超えた」「残業代つけれないなら、本当に業務量減らして」など長時間労働を嘆く投稿が相次ぎ、「炎上」する事態となった。 朝日新聞がSNS分析ツール… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル