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住宅2棟が焼け、3人の遺体見つかる 石川・白山市
2021年10月12日 12時20分 12日午前2時半ごろ、石川県白山市北成町の民家付近から出火。約2時間半後に消し止められたが、いずれも木造2階建ての隣接する住宅2棟がほぼ全焼した。 石川県警白山署によると、火元とみられる住宅の焼け跡から、3人の遺体が見つかった。損傷が激しく、性別や年齢などは分かっていないという。この家に住む人と連絡がとれていないといい、署が身元の確認を急いでいる。 現場はJR北陸線の松任駅から北西に約1・5キロの住宅街。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ禍の笑顔をマンガに 作者が重ねた小学校の給食の楽しい思い出
大阪の商店街を中心に活動する漫画家、筑浜健一さん(58)が、昨秋に開いた個展で出会ったマスク姿の来場客との交流をもとに漫画を描いた。マスクの奥にある客の笑顔に、マスク姿で配膳した小学校時代の給食の楽しい思い出を重ね合わせた。この作品は、今夏にコロナ情報を発信するサイトが主催する「コロナマンガ大賞」で「コロナ禍に希望を感じさせる」と評価され、入賞を果たした。 筑浜さんは中学生の頃に手塚治虫に憧れ、漫画を描き始めた。妻の和子さん(56)と2人で描いた漫画「SHI RI TO RI」が2006年度の文化庁メディア芸術祭でマンガ部門奨励賞を受賞するなど漫画家として活躍。大阪市北区にスタジオを構え、近くにある日本一長いと言われる「天神橋筋商店街」のPR漫画やイベントの企画などを主に手がけている。 入賞作品のタイトルは「スマイル~コロナ禍の漫画展~」。コロナ禍の天神橋筋商店街を元気づけたいと、緊急事態宣言が出されていなかった昨年10月に「半世紀前の昭和の生活」をテーマにした個展を開催。この時の来場客との何げない会話、自身の思いを25コマの漫画で再現した。 1969年に全面廃止された… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
眞子さまの苦しみ、人ごとではない 北原みのりさんが語る女性の結婚
秋篠宮家の長女眞子さま(29)と小室圭さん(30)の結婚をめぐり、眞子さまの苦しみに思いを寄せる女性が多い――。作家の北原みのりさんはそう指摘し、皇室と日本社会のあり方に危機感を募らせる。その理由や、今回の結婚を通して見えてきた皇室の姿について話を聞いた。 ◇ 皇室の女性がこれほど人権侵害をされていいのか。眞子さまと小室圭さんの結婚をめぐる動きの中で、怖さを感じています。 そして、そんな眞子さまを応援する女性が実はすごく多い。人ごとじゃないってところがあるからだと思います。 「結婚しないと家の外には出られない」と感じている女性はたくさんいます。「女の子がひとり暮らしをするなんてとんでもない」「親が認める相手としか結婚しちゃいけない」という価値観はまだまだ根深い。女性の人生に対する「家族」や「家」の拘束力はいまだに強いです。 脅しとは思えない「生きていくために必要な選択」 フェミニストの正論としては「結婚制度なんて」といいますが、まず結婚しなければ娘というポジションを一生強いられる現実があります。いつ自分の人生を始められるのか、という不安や恐怖。だから眞子さまの気持ちに思いをはせ、女性たちは自分の状況を重ねるのです。 眞子さまと小室圭さんが今月26日、結婚します。結婚をめぐる動きの中で見えてきたものとは何か。記事の後半では北原さんが、「皇室の中にいる女性の人権」について語ります。 眞子さまが昨年11月、小室… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クロスボウ「所持禁止」前に警察が950本引き取り 最も多い県は…
2021年10月12日 10時09分 洋弓銃ボーガン(クロスボウ)の所持を原則として禁じる改正銃刀法が6月に公布され、全国の警察が3カ月間で引き取ったクロスボウは計950本だった。警察庁が発表した。改正銃刀法は来年3月15日に施行される。 法が施行されると、クロスボウを所持するには都道府県公安委員会の許可が必要となる。用途もスポーツの標的射撃や動物麻酔に限られる。すでに所持しているクロスボウは、経過措置の期限となる来年9月14日までに許可を得るか、警察に引き渡すなどしなければならない。不法に所持した場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。 警察庁によると、公布された6月16日から3カ月間で、警察が引き取った本数が都道府県別で最も多かったのは愛知の115本。北海道78本、兵庫65本、東京61本、岐阜56本、神奈川50本と続いた。 規制の対象となるのは、クロスボウの矢の威力が人の生命に危険を及ぼす可能性があるもの。昨年6月に兵庫県宝塚市でクロスボウによって家族ら4人が殺傷されるなど、重大な事件が相次いだことを受けて規制の強化が進んだ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
路面電車にはねられ中1女子生徒が重傷 運転手「赤信号見落とした」
鈴木剛志2021年10月12日 10時18分 札幌市中央区南10条西15丁目の市道で11日午後10時5分ごろ、自転車で横断歩道を渡っていた同区の中学1年の女子生徒(13)が路面電車にはねられ、頭の骨が折れる重傷を負った。路面電車の運転手男性(38)が赤信号を見落としたのが原因とみられる。 札幌南署によると、現場は押しボタン式の歩行者用信号がある横断歩道。女子生徒が自転車に乗って道路を渡ろうとしたところ、右から来た路面電車の前部と接触したという。 市交通事業振興公社によると、運転手は「(運転台にある)時刻表や腕時計を見ていて赤信号を見落とした」と話しているという。時刻確認などは規則違反ではないが、公社は運転手を乗務から外して教習をやり直させる方針で、処分も検討する。 事故の影響でこの車両を含む3本が運休し、約480人に影響した。(鈴木剛志) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR京都線、線路内に人が立ち入りか 一時運転見合わせ
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「国はあれこれ対策を立てるけど…」 コロナに振り回されたススキノ
新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の解除後1週間がたった8日午後6時。北海道内最大の歓楽街・札幌市ススキノは、「花金」で街に繰り出したサラリーマンや若者らでにぎわっていた。 雑居ビル7階の「スナック結維(ゆい)。」も解除を受け、1日に営業を再開した。しかしカウンター8席、テーブル12席の店の奥は、座席やテーブルに荷物が置かれたままだ。ママの木村ゆかりさんはカウンターで、常連の男性客とプロ野球・日本ハムの中継をスマートフォンで静かに眺めていた。 北海道では感染者の減少傾向が続き、札幌で続く飲食店への時短要請も14日までで解除されそうだ。しかし木村さんは、「お客さんの戻りはまだまだ。このままだと店の維持はかなり厳しい」と今後の不安を口にする。そして、国のコロナ対策に振り回された1年についてこう話す。「国はあれこれ対策を立てるけど、私たちの生活は紙の上のすごろくじゃない」 コロナと政策 衆院選@北海道 19日公示、31日投開票の衆院選は、医療体制や経済の立て直しなどコロナ対策が最大の争点となりそうです。コロナ禍の下で求められる政策を、北海道に関わる様々な課題とともに現場で探ります。北海道から随時配信します。 国の緊急事態宣言は昨年4月以降、道内では3回出された。まん延防止等重点措置や、酒を提供する飲食店への道独自の時短要請もあった。飲食店が通常の営業ができない期間は1年以上に及んでいる。 木村さんはススキノのスナックホステスなどを経て、2012年に店を構えた。本来の営業時間は午後7時から翌日午前1時。景気で浮き沈みはあったが、地元の常連に加え、出張で通ってくれるお客にも支えられて10年目を迎えた。 ささやかながらもやりがいのある毎日は、昨年初めからのコロナ禍で一変した。道は昨年2月、国に先駆け独自の緊急事態宣言を出した。それ以降は道の要請に従い、休業と再開を繰り返した。 深夜までお酒を出す営業が難… この記事は有料会員記事です。残り1154文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「子ども取り巻く環境に変化ない」大津いじめ事件10年、父親が会見
安藤仙一朗2021年10月12日 7時00分 いじめを受けた大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が自殺してから11日で10年。この日、生徒の父親(56)が大津市内で会見を開いた。「10年20年経とうが、息子に先立たれた悲しみは変わらない」と話し、いじめを防ぐために学校教育の改善を訴えた。 「息子の事件と直近のいじめ事件で、起きていることが変わらない」 父親は冒頭、いじめで子どもが自ら命を絶つ事件が無くならない現状を嘆いた。 事件をきっかけに2013年、学校に早期発見や報告を義務づける「いじめ防止対策推進法」が施行された。父親は「子どもが法律に変わった」と感じた。「命を落とすのは息子で最後に」と思い続けてきた。 だが、いじめが最悪の事態を引き起こすケースは後を絶たない。今年3月、北海道旭川市の中学2年の女子生徒(当時14)が公園で遺体で見つかった。市教委は当初、いじめを認めなかったが、報道を受けて第三者委員会で調査を始めた。「10年が経過しても、子どもを取り巻く環境に変化が無い」と沈痛な表情で語った。 法律ができても、いじめを防ぐ理念が現場に浸透していないと感じるという。「学力向上より多様性を認められる心の教育を最優先すべきだ。いじめの被害者も加害者も、もう生まれて欲しくない」と声を詰まらせた。 会見には、大津いじめ事件の第三者調査委員会の委員や大津市教育長を務めた桶谷守・池坊短大教授と越直美・前大津市長も同席した。桶谷教授は「教員の多忙化を防ぎつつ、一人ひとりの子どもの尊厳を徹底的に大切にする施策が必要だ」と述べた。 また、大津市教委は11日、始業前に職員全員が黙禱(もくとう)した。島崎輝久教育長は、「事件を忘れてはならない」と職員に訴えた。(安藤仙一朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
お弁当ハンターが見つけた、日常にある憩いの時間
手作りのお弁当と食べる人の姿を写した「おべんとうの時間」を全日空の機内誌「翼の王国」で連載している写真家の阿部了さん。NHK番組「サラメシ」にはお弁当ハンターとして出演する。普段の買い物では、肉屋や豆腐屋など個人商店によく足を運ぶという。おいしさだけではない、その訳について話してもらった。 うちは共働きなので、手が空いている方が自然に台所に立ちます。料理を作る時は買い物にも出ます。 家の近くには鶏肉屋さんや豆腐屋さん、家族経営の小さいスーパーがあり、よく行きます。そのスーパーは、奥さんの作る総菜や、それにマグロもおいしいんです。忙しい時にちょっと行って買ってきます。 鶏肉屋さんはご主人が「いらっしゃーい、今日はどうします?」って迎えて、僕が「モモ1枚ください」と言うと、「そのままでいいの? 切る?」と必ず聞いてくれる。それから「雨がひどいね」なんてお天気の話をしたりして。 豆腐屋さんは70代ぐらいの夫婦と息子さんの3人でやっていて、店に行くと腰の曲がったお母さんが「今日は何にしましょ」って出てくる。最近は鍋を持って買いに行きます。この前は、同じぐらいの年の近所の常連さんが「あれ、ある?」って聞いてて、お母さんが「はいはい」って取り出したのは、たくあん。真空パックだったから、たぶんどっかから取り寄せたんでしょうね。 毎回、店での何げない会話な… この記事は会員記事です。残り856文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル