安斎耕一2021年8月10日 19時30分 長崎県は10日、同県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」に誘致をめざす、カジノを含む統合型リゾート(IR)の運営事業者について、オーストリアの国営企業傘下の企業「カジノ・オーストリア・インターナショナル・ジャパン」(本社・東京)を優先交渉権者に選んだと発表した。月内にも基本協定を結び、運営事業予定者として正式決定する方針。 長崎県は、応募のあった5社を審査委員会で3社に絞り込み、プレゼンテーションによる2次審査を実施。IR区域全体の整備方針や事業運営能力、ギャンブル依存症対策などを審査し、今月6日付で同社を選んだ。同社の親会社である「カジノ・オーストリア・インターナショナル」は、欧州を中心に世界35カ国で215のカジノを運営した実績があるといい、県IR推進課は「事業展開の実現可能性が評価された」と説明した。 県の基本構想では、ハウステンボスの敷地の一部約31ヘクタールに国際会議場を備えたMICE施設や宿泊施設、カジノなどを整備する。建設投資額は最大4600億円を見込む。IRによる九州圏内への年間集客人数は延べ690万~930万人と想定している。 県は、同社が事業予定者に決まり次第、IRの区域整備計画を策定して来年4月28日までに国に提出し、整備認可をめざす。大阪府・市、横浜市、和歌山県も誘致計画を進めており、国は今年10月から申請を受け付け、最大3地域を選ぶ。(安斎耕一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
息子失った父「ここからが本当の始まり」 神戸高2殺害
神戸市北区の路上で2010年10月、高校2年の堤将太さん(当時16)が刺殺された事件で、父の敏さん(62)が10日、朝日新聞の取材に応じた。当時17歳だった男(28)が4日に殺人容疑で逮捕された。敏さんは「あの日から10年10カ月止まっていた時計がようやく1秒動いた」と語った。 4日午前11時48分、自宅の電話が鳴った。敏さんは妻の正子さんとリビングで、東京五輪のテレビ中継を見ていた。かけてきたのは、月に1回ほど捜査状況などの連絡をくれる兵庫県警神戸北署の担当刑事。緊張感のある声だった。「先ほど、容疑者を逮捕しました」 敏さんは驚きで声が出なかった。近くにあったメモ用紙に「はんにんつかまった」とボールペンで殴り書きし、妻の方へ投げた。 そこからしばらく、記憶が途… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:658文字/全文:997文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「死んじゃう、危ない」 面会重ねた学生、抗議実らず
2021年8月10日 21時50分 名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡した問題の最終報告について、ウィシュマさんと面会を続けてきた梅谷未来さん(20)は「本当に死んじゃう、危ないと、入管に何度も抗議したのに、なぜ対応しなかったのか」と憤った。 梅谷さんは、名古屋出入国在留管理局に収容されている外国人との面会活動を続ける支援団体「START」の学生メンバー。団体顧問の松井保憲さん(66)や学生メンバーらとともに、昨年12月から、2~3日に1回のペースでウィシュマさんと面会を続けてきた。 流暢(りゅうちょう)な日本語で、元気に自分のことを話していた。だが年が明けた頃から思うように食事が取れなくなり、体重も12・5キロ減ったという手紙がウィシュマさんから支援者に届いた。手足や唇がしびれると話したという。今年2月に梅谷さんが面会したときは別人のようで「誰か分からなかった」と振り返る。ウィシュマさんはバケツを抱えて面会室に入り、目の前で嘔吐(おうと)したという。 ウィシュマさんは点滴を打って欲しいと訴え、START側は点滴を打つよう入管に申し入れたが、中間報告には庁内診療時、「点滴の求めはなかった」などと書かれていた。梅谷さんは「平気でうそをつくのか」とあきれた。 局長と次長を訓告などとした処分については「軽すぎる」と感じている。「ウィシュマさんは助けて欲しかったのに対応してもらえず、ショックだったと思う。最終報告書を出しても、入管行政のあり方を見直さないと、真の再発防止にはならない」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都内のコロナ自宅療養「入院すべきなのにできない」
「必要な入院ができなくなってきた」。新型コロナウイルスの感染拡大とともに、首都圏を中心に自宅療養者が増え、在宅医から悲痛の声が上がっている。このままでは、働き盛り世代のコロナ患者を自宅でみとらざるをえない事態もでてくる。 酸素飽和度89%でも入院できず 自宅療養中の患者を9日時点で約60人フォローする新宿ヒロクリニック(東京都新宿区)。英(はなぶさ)裕雄院長(60)によると、区保健所からの往診やオンライン診療などの依頼件数は、7月後半から急増したという。 8月上旬には、60代男性が40度の高熱をだし、血中酸素飽和度(血液中の酸素の量)が89%に低下。往診し保健所と相談のうえ、入院が必要だと救急車を呼んだ。 男性の搬送先は、約4時間たっても見つからなかった。持病もあったが、やむなく自宅で酸素投与を始めた。3日目にようやく入院できた。 「酸素投与をする自宅療養者は、うちだけで5人ほど。いまは若い人も悪化しやすく、20代の方もいます」と英さんは言う。 政府方針と異なる現実 政府が「第5波」の感染拡大をうけて先日出した、感染急増地域での患者療養の方針は、「入院は重症患者、中等症患者で酸素投与が必要な人、酸素が不要でも重症化リスクがある人に重点化」するとしている。 入院させるか迷う場合もあるが、最終的には医師が判断するとし、誰もが必要な医療が受けられるようにするための対応という。 だが現実は、酸素が必要で医師が入院すべきだと判断しても、すぐには入院できない事例がすでに増え始めている。 待っても入院できない恐れ 英さんは「待たされる時間が… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1289文字/全文:1975文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内で新たに1万574人感染 8日連続1万人を超える
新型コロナウイルスの国内感染者は、10日午後8時現在で新たに1万574人が確認された。前週の同じ曜日(3日)より1441人少ないものの、8日連続で1万人を超えた。死者は前日より7人多い19人だった。 東京都の新たな感染者は2612人で、前週の同じ曜日と比べて1097人減った。ただ、3連休だった7~9日の1日あたりの平均検査件数は5928・3件にとどまっている。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用とする都基準の重症者数は前日より19人多い176人で、過去最多を更新した。 大阪府の病床も切迫しつつある。入院中の重症患者は前日より9人増えて121人に。府が確保する重症病床(587床)の使用率は20・6%になった。軽症中等症患者の対象病床(2534床)の使用率は70・4%と、5月19日以来で70%を超えた。 沖縄県では、直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者は256・09人。全国最多が続いている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
80歳宅に侵入、強盗殺人容疑 同階の48歳逮捕 京都
2021年8月10日 22時09分 京都市西京区の市営住宅の一室で7月、住人の無職開田(ひらきだ)隆弘さん(80)が遺体で見つかった事件で、京都府警は10日、同じ階に住む無職の小林新太郎容疑者(48)を強盗殺人と住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。府警は認否を明らかにしていない。 捜査1課によると、小林容疑者は7月12日午後5時半ごろ、京都市西京区樫原岡南ノ庄の市営住宅の開田さんの部屋に侵入。開田さんの首などを刃物のようなもので刺すなどして殺害し、現金約8万円が入った開田さんの財布を奪った疑いがある。死因は出血性ショックだった。 以前から口論、金銭トラブル 捜査関係者によると、小林容疑者と開田さんが口論している姿が以前から近隣住民に目撃されていたことが判明し、捜査を進めた。6月中旬ごろ、小林容疑者と開田さんが金銭を巡りトラブルになり、警察が出動したことがあったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「俺はなんて不幸な人生」小田急線刺傷、容疑者が供述
東京都内を走る小田急線の車内で6日に起きた刺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された対馬悠介容疑者(36)=川崎市多摩区=が警視庁の調べに「俺はなんて不幸な人生なんだと思っていた」などと話していることが、捜査関係者への取材でわかった。数カ月前から生活保護を受けていたといい、警視庁は経済的に困窮して自暴自棄になった疑いがあるとみている。 捜査関係者によると、対馬容疑者は今年に入って生活保護を受け始め、事件の数日前にも生活費を受け取っていた。事件当日には都内で食料品を万引きし、警察に通報されていた。調べに対し、こうした境遇への不満を口にしているほか、「大学や出会い系サイトで知り合った女性に馬鹿にされてきた。華やかな女性や一緒にいる男性の首を切りたいと思うようになっていった」「電車での大量殺人を前から考えていた」などとも供述しているという。 一方、容疑者が事件直前、自… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:423文字/全文:809文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪警備の警察官、新型コロナの感染者55人に
警視庁は10日、東京五輪・パラリンピックの警備を担う「特別派遣部隊」として和歌山、山形の両県警から派遣された20~40代の男性機動隊員各3人、計6人の新型コロナウイルス感染が新たに判明したと発表した。特別派遣部隊の感染は、計55人となった。 和歌山県警の3人は、すでに感染が判明していた6人と同じ部隊に所属。山形県警の3人は、同県警の部隊では初めて感染が判明した。特別派遣部隊は、8日の五輪閉会式で任務を終え、感染者などを除いた隊員はすべて地元に帰っている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
交番襲撃・拳銃強奪に懲役12年の判決 責任能力認める
森下裕介2021年8月10日 20時00分 大阪府吹田市の交番で警察官を刃物で刺して拳銃を奪ったとして、強盗殺人未遂などの罪に問われた東京都品川区の無職、飯森裕次郎被告(35)に対する裁判員裁判の判決が10日、大阪地裁であった。公判では、犯行当時の責任能力の有無が争点となったが、渡部市郎裁判長は「限定的だが責任能力があった」と認め、懲役12年(求刑懲役13年)を言い渡した。 判決によると、飯森被告は2019年6月、大阪府警吹田署の千里山交番に虚偽の通報をし、交番から現場に向かおうとした警察官の胸や腕を出刃包丁で複数回突き刺して殺害しようとしたほか、実弾5発入りの拳銃を奪った。 弁護側は公判で、被告の起訴後に精神鑑定を行った医師の証言を元に、犯行時の飯森被告は統合失調症による妄想や幻覚の影響を大きく受けていたと主張。「責任能力があるとするには疑問が残る」として、無罪を訴えていた。 渡部裁判長はこの医師の鑑定結果について、鑑定での被告の供述内容が起訴前と大きく変化しており、幻聴の指示に従って行動したとする被告の供述内容に、鑑定が寄りすぎていると指摘した。 一方で、飯森被告が犯行前に持っていたスマートフォンで交番の勤務態勢を調べたり、警察官の人数を減らすために虚偽の通報をしたりしていたことを挙げ、「被告は臨機応変で合理的な行動を取っており、目的に沿って判断する能力があった」と述べた。その上で飯森被告に限定的な責任能力があったと認め、「拳銃を奪って逃走した危険な犯行で、住民に強い恐怖心を抱かせた」と述べた。(森下裕介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熊本日日新聞が夕刊休刊へ 部数減で9月末まで
伊藤秀樹2021年8月10日 20時13分 熊本県内で日刊紙を発行する熊本日日新聞社(熊本市)は、9月末で夕刊を休刊するとの社告を10日付夕刊に掲載した。「生活様式の変容や、ネット社会の進展などメディア環境の変化により、夕刊の役割が小さくなった」と説明している。 同社によると、夕刊発行部数はピークの1989年1月に11万4千部だったが、今年6月時点で2万7千部(日本ABC協会調べ)に減少していた。朝刊は24万7千部。今後は夕刊を統合した朝刊を発行し、電子版にも注力するという。(伊藤秀樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル