板倉大地2021年6月23日 5時00分 乗車したタクシーの運転手にうその投資話を持ちかけて現金をだまし取ったとして、福岡県警中央署は22日、住居不定、無職栗田満暉容疑者(24)=詐欺未遂容疑で逮捕=を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。「生活費がほしかった」と容疑を認めている。 発表によると、栗田容疑者は3月31日午前3時~3時50分ごろ、客として乗ったタクシーの車内で、福岡市中央区西中洲の路上に停車中の時などに、タクシー運転手の男性(59)に「50万円投資すれば7倍の350万円になる」とうその投資話をもちかけ、午前4時10分ごろにコンビニで栗田容疑者の預金口座に現金50万円を振り込ませた疑いがある。 男性はそれまで栗田容疑者と面識がなく、しばらくして栗田容疑者と連絡が取れなくなって詐欺被害に気づき、4月6日に警察に相談し発覚した。(板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で新たに1437人が感染 宣言続く沖縄は98人
新型コロナウイルスの国内感染者は22日午後8時現在、新たに1437人が確認された。死者は全国で44人増えた。厚生労働省によると、重症者は21日現在で697人で、前日より24人減った。 東京都では435人を確認した。前週の火曜日(15日)と比べて98人増えた。新規感染者数が前週の同じ曜日より増えたのは3日連続。1週間平均の感染者数は405・9人で、前週比は108・0%だった。 大阪府では107人を確認した。6月18日~20日に50~90歳代の男性計4人が亡くなっていたことも明らかにした。 全国で唯一、緊急事態宣言が続く沖縄県の新規感染者は98人で、前週の火曜日と比べて9人減った。沖縄県は実際には感染していない「偽陽性」や統計の重複が発覚したため、4月7日~29日に陽性者として発表した24人分を取り下げた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島・諏訪之瀬島で噴火 警戒レベル2→3に引き上げ
諏訪之瀬島=2019年11月撮影 [PR] 福岡管区気象台は23日午前0時すぎ、鹿児島県十島(としま)村の諏訪之瀬島・御岳で噴火が発生したと発表した。大きな噴石が火口から1キロ近くまで達し、噴火活動が活発になっている。気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。 諏訪之瀬島では21日午後10時55分ごろにも噴火があり、大きな噴石が火口から1キロ近くまで達した。諏訪之瀬島の噴火警戒レベルは4月5日、3から2に引き下げられていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホテル殺傷、1年前に包丁購入 殺人容疑で少年再逮捕へ
東京都立川市のホテルで今月1日に男女が殺傷された事件で、警視庁は東京都あきる野市の無職の少年(19)=殺人未遂容疑で逮捕=を、女性(当時31)の殺害容疑で23日に再逮捕する方針を固めた。凶器とされる包丁は、少年が約1年前に購入していたことも捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、少年は1日午後3時半ごろ、立川市のホテル客室で、派遣型風俗店員の女性の胸などを包丁(刃渡り約20センチ)で刺して殺害した疑いがある。 女性は全身に約70カ所の傷があり、死因は失血死だった。少年は直前に風俗店の事務所を訪れ、接客を依頼。近くのホテルに移り、派遣された女性と会っていたとみられる。 少年は事件について詳細に供述していないというが、逮捕直後は「女性との行為を盗撮しようとしたら見つかってトラブルになった」などと供述していた。「風俗はいらないと思った」といった趣旨のことも話したという。 一方、現場近くの壁に刺さっ… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:162文字/全文:574文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
パワハラ、飲酒…不祥事噴出 旭川医大学長の解任申し出
会員記事 斎藤徹、本田大次郎、井上潜2021年6月22日 22時10分 国立の旭川医科大(北海道旭川市)の学長選考会議(議長=西川祐司・旭川医大教授)が22日、不祥事が相次いだ吉田晃敏学長の解任を萩生田光一文部科学相に申し出ることを決めた。解任申し出は会議の出席者の全員一致で決まり、西川議長は「いびつなガバナンス(組織の統治)が放置され、本学の価値を低めた」と吉田学長を批判。学内外からは大学運営の再生を求める声が上がった。 選考会議はこの日午後3時に始まり、約2時間半で終了。その後西川議長が報道陣に「吉田学長の解任の申し出を、出席者の全会の合意で決議した」と報告した。 選考会議は吉田学長の不祥事について、弁護士らでつくる第三者委員会で調査していた。西川議長はその報告から、吉田学長の職務上の義務違反と学長として不適切な行為が判明したと説明した。 具体的には、新型コロナウイルス患者の受け入れを巡る不適切な対応▽付属病院の古川博之前病院長の解任を巡る不適切な対応▽大学職員へのパワーハラスメント▽執務時間中の飲酒▽大学の信用を毀損(きそん)する行動▽契約切れの学長特別補佐に対する不適切な支出、などを挙げた。 選考会議は18日に吉田学長… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1001文字/全文:1491文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旭川医大を取材中の道新記者を逮捕 建造物侵入の疑い
2021年6月22日 22時16分 旭川医科大学(北海道旭川市)の校舎に許可なく入ったとして、同大関係者が22日、北海道新聞社の記者(22)を建造物侵入容疑で現行犯逮捕し、北海道警旭川東署員に引き渡した。署が発表した。同大ではこの日、吉田晃敏学長の解任を議論する学長選考会議が開かれていた。署によると、記者は「どこで会議をしているか探していた」と話しているという。 署によると、記者は22日午後4時半ごろ、同大の校舎内に許可なく立ち入った疑いがある。取材するため、関係者以外立ち入り禁止の看護学科棟4階に入っていたという。 北海道新聞社の佐藤正基・編集局総務は「本紙記者の逮捕は遺憾。記者は旭川医大の学長解任問題を取材中だった。逮捕の経緯などを確認し、読者の皆様に改めて説明する」などとコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪会場の酒類販売、見送りへ 批判的な反応相次ぎ一転
東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの大会組織委員会が、競技会場での酒類の提供・販売を見送る方向で検討していることが22日、大会関係者への取材でわかった。21日の記者会見では組織委の橋本聖子会長が「検討中」と説明していたが、批判的な反応が相次いでいた。 大会関係者によると、組織委内では、時間を限定して酒類を販売したり、アルコール度数の低い飲料に限って販売したりする案が出ていたという。 自民党の二階俊博幹事長は2… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:434文字/全文:646文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神戸ルミナリエ、今年も中止 12月の開催見通し立たず
鈴木春香2021年6月22日 20時12分 例年12月に神戸市で開かれてきた光の祭典「神戸ルミナリエ」が、昨年に続いて今年も中止されることになった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためで、神戸市などでつくる組織委員会が22日発表した。 組織委は、12月に従来通りの開催ができる見通しを持つことが難しく、来場者の安全を確保しての開催が困難と判断したという。作品を設営するイタリア人職人の入国の可否が不透明であることなども踏まえた。今後、コロナの状況をみながら代替行事を検討する。 神戸ルミナリエは、阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂を目的に1995年に始まった。昨年は新型コロナの影響で初めて中止された。一昨年の来訪者数は約347万人だった。(鈴木春香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
近畿財務局OB「姑息だ」メールの送り主多くが黒塗り
2021年6月22日 20時23分 森友学園問題をめぐる財務省の公文書改ざんで、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)が改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が開示された。近畿財務局のOBらは、その無念にあらためて思いを寄せた。 「どんなに悔しい思いで記録を残しただろう」 近畿財務局元職員で俊夫さんと面識もあった喜多徹信さん(72)は、ファイルの内容を聞き、俊夫さんの当時の心境を推し量った。俊夫さんが文書の修正に「強く抗議した」との記述には、「嫌なことは嫌と言う、正義感のある赤木君らしい書き方だな」と話した。 財務省理財局からのメールは、送り主の多くが黒塗りされて開示された。「指示を受けた側の職員たちの名前は出ているのに姑息(こそく)だ」と憤る。 幹部職員の具体的な指示はあまり明らかになっていない。同じく近畿財務局OBの田中朋芳さん(65)は「地方支部局の職員で分かるのはこれが限度だったが、赤木さんはせめて自分の手持ちのものを残そうとしたのではないか。今回の開示をきっかけに、財務省本省や裁判所が、誰がどんな指示をなぜ出したのか明らかにしてほしい」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
痛みやだるさ、事前によく知って 子どもの接種の注意点
新型コロナウイルスワクチンを12歳以上の中学高校などの生徒に学校で集団接種することについて、文部科学省は22日、「現時点で推奨しない」とする通知を出した。子どもへのワクチン接種をどう考えればいいのか。接種する場合にはどんな注意が必要なのか。 12~15歳の接種で使われるワクチンは、現時点でファイザー社製。モデルナ社製、アストラゼネカ社製は対象外だ。16歳以上と同じで、1回0・3ミリリットルを計2回、通常は3週間の間隔で筋肉注射する。 ワクチンの効果や安全性についてのデータは大人に比べると少ないが、海外の治験では16歳以上と同等の発症予防効果が示されている。一方、特に2回目の接種後に強い痛み(79%)や疲労感(66%)、頭痛(65%)や悪寒(42%)などを訴える人が、こうした報告が多い16~25歳と同様の頻度で報告されている。10万人に2人程度と極めてまれだが、接種後に心臓の筋肉が炎症を起こす「心筋炎」の報告もある。 日本小児科学会は子どもへの感染源になりうる周囲の大人がまず接種を済ませることが重要としている。そのうえで、重い基礎疾患がある子どもへの接種は重症化予防の効果があると説明。健康な子どもの場合も重症化しやすい高齢者と同居していたり、極めてまれに子どもでも重症化したりする場合もあり、接種の意義はあるとしている。ただし、感染拡大を防ぐメリットと、副反応のデメリットを子ども本人と保護者が十分に理解し、接種前から後まで細やかな対応が必要、と強調している。 接種受けない意思の子へ「配慮を」 予防接種に詳しい新潟大学の… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:949文字/全文:1623文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル