兵庫県加西市は、新型コロナウイルスのワクチン接種を2回受けた女性2人の感染が確認された、と発表した。市立加西病院で調理補助をしていた30代と40代の医療従事者で、ワクチンはファイザー社製という。 市によると、30代女性は5月11日と6月1日に接種を受けたが、今月2日夜に発熱を訴え、PCR検査で感染が確認された。症状は軽いという。40代女性も3月24日と4月14日に接種を受けたが、30代女性と昼食をとっていたため、PCR検査を受けた結果、感染が判明した。無症状という。 2回接種後の感染例は各地で出ている。厚生労働省のホームページは、接種から免疫がつくまで1~2週間ほどかかり、免疫がついても、100%の予防効果が得られるわけではない、としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山梨県で過去最多の47人感染「非常に目立った増加」
山梨県は5日、新型コロナウイルス感染症関係総合対策本部の会合を開き、この日発表された感染者数が47人となり、過去最多を更新したと発表した。そのなかで、韮崎市内の障害者入所施設で32人が感染したクラスターも発生した。長崎幸太郎知事が会見し、障害者施設の職員も優先接種の対象とすることや、体調不良時などの適切な行動規範を県が作成して提供するなどの対策を公表した。 県によると、この施設は重度の障害者が多く利用者として入所している。利用者が50人、職員44人。これまでに、うち33人の感染が判明した。長崎知事は「利用者の健康観察を行うとともに、症状の重い患者が発生した時は、速やかに医療機関への入院調整を行うなど、万全を期す」と述べた。 今後の具体的な対策では、県立中央病院と山梨大付属病院にゲノム解析を依頼し、早期に変異株の確定をする。また、重点病院の検査機器を増設し、より多くのPCR検査の実施をしていく考えだ。 対策本部会合では、県感染症対策センターの藤井充総長が、県内では5月の連休の影響は見受けられず、首都圏などでも感染者数が落ち着き気味だったとし、「県内もこのままいくのかなと思っていたところ、非常に目立った増加を見ている」と話した。 最近の増加要因については、障害者施設以外でも集団発生の事例があることを懸念。大学生の仲間内の会合やバーでの感染が広がったケース、休みの店を開かせてカラオケをしたグループが感染した例などを挙げ、複数の感染が増えていることを指摘した。 「何らかの症状が出ても、PCR検査まで時間がかかり、その間に感染が広がるケースがある。気の緩みから会食やカラオケをし少し体調が悪くても受診を先延ばしにするそういう例のあるのではないか。基本に立ち返って感染が制御できるようになればいいと思っている」と述べた。(三ツ木勝巳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で2652人感染 クラスター発生の山梨で過去最多
新型コロナウイルスの国内感染者は5日午後8時現在で、新たに2652人が確認された。重症者数は1157人(4日時点)で41人減り、新たに亡くなった人は64人だった。 東京都では436人の新規感染を確認。前週の同じ曜日より103人少ない。年代別で見ると、20代が127人と最多で、2番目に多い30代(96人)と合わせると半数を超える。大阪府は2日連続で200人を下回り174人だった。一方、沖縄県は261人と高止まりの状態が続き、山梨県は障害者施設で32人のクラスター(感染者集団)が発生し、過去最多の47人となった。 人口10万人当たりの4日までの1週間の新規感染者数は、沖縄県が約121人と最も多く、2番目の北海道(約39人)や3番目の愛知県(約26人)の3、4倍の人数となっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都市ボランティア3800人超が辞退 競技がある9道県
五輪競技がある10都道県が募集した「都市ボランティア」のうち、9道県で少なくとも3800人超が辞退していることがわかった。東京は確認中としている。 都市ボランティアは、空港や駅、会場周辺で観客や観光客らを案内する。辞退の理由は進学や就職、引っ越しなど延期に伴う個人の事情が大きいが、海外客の受け入れ断念やコロナ禍への不安も響いた。 五輪パラで計8競技が行われる千葉県では、延期前に活動予定だった2826人のうち、4日までに1083人が辞退。成田空港を担当予定だった人も多く、「海外客が来ないため、語学を役立てる場が減ったことが一因」と県の担当者。サッカー会場のある宮城県では、昨年3月までに1700人が参加する予定で準備が進んだが、今年4月時点の研修受講者は約900人にまで減った。新型コロナの影響もあり、担当者は「職場が介護施設で感染リスクを懸念したり、家族にやめるよう言われたりする人もいたようだ」と話す。 自治体の担当者が注視するの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
農作物モー荒らさせない 耕作放棄地手入れに一石二鳥
山口県下関市豊北町の山あいで4日、農作物を荒らすシカとイノシシの通り道や隠れ場所になっている耕作放棄地に黒毛和牛の雌2頭が搬入された。 県が保有する牛を貸し出す「レンタカウ制度」を地区で利用した。草を食べて見通しが良くなると、野生動物が集落に近寄らなくなるという。 9歳の「なおこ」と6歳の「あおい」はともに妊娠中で、体重は約500キロ。県の担当者は「運動不足の解消にもなる」と、鳥獣被害を防ぎながら、一石二鳥の効果に期待する。(貞松慎二郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「五輪がくる」自治体の苦悩 選手受け入れ、ためらいも
コロナ下の五輪で、東京以外で競技が実施される9道県の自治体にも負担がのしかかる。東京・晴海の選手村から離れた会場で開かれる競技では、海外選手が大会期間中も会場近くに滞在することが想定され、大会準備も含めて対応を求められるからだ。 東京五輪のサーフィン会場となる千葉県一宮町。強豪ブラジルの代表チームは大会1カ月前から町内のホテルに泊まる予定だが、まだ調整はついていない。町が受け入れをためらうのは、大会組織委員会が「競技会場での練習は競技開始の5日前から」と定めているためだ。会場周辺の海を貸し切りにするのは難しく、練習場所を確保できない可能性もある。 また、ブラジル以外にも数カ国が大会期間中、町内のホテルに泊まる可能性があるが、町に連絡がないため把握できていない。地方会場の近くに宿泊する選手にも外部と隔離する「バブル方式」が適用されるため、町の担当者は「ホテルに職員の配置が必要になる可能性もある。小さい自治体で人手が足りるかどうか」。組織委は、大会期間中に選手村外で利用されるすべての宿泊施設に組織委主導で監督者を置くなどする方針といい、「各自治体と情報共有、連携していく」としている。 地方の医療体制への負担も懸… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今ならインフルエンサー?行基の土塔は影響力の象徴か
会員記事 文・井石栄司 写真・西岡臣2021年6月5日 17時00分 「古墳のまち」の住宅街にあるピラミッド形の塔。コーヒーショップチェーンもコラボしたくなる名前を持つ、その塔の正体とは。 堺市の住宅街を歩いていて目に飛び込んできたのは階段状の四角すい。基盤は一辺約53メートル、高さ約9メートル。側面には褐色の瓦がふかれている。青空を背にたたずむ威容は、メキシコに残るマヤ文明のピラミッドのようだ。 塔を造ったのは学校で習う奈良時代の僧・行基。実は行基、現在の堺市の出身という。 「堺は千利休や与謝野晶子が知られていますが、行基こそ堺が生んだスーパースターです」 そう教えてくれたのは堺市文化財課の近藤康司主査。辻説法をすれば黒山の人だかりができたという行基は、今風に言えばインフルエンサー。影響力を使って民衆のパワーを結集して橋を架けたり、寺やため池を造ったり、果ては東大寺の大仏造りにも関わった。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 行基が郷里に造った塔が「土… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:903文字/全文:1289文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岡山県、時短要請に応じないキャバクラなど6店舗を公表
岡山県は5日、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言に伴う営業時間短縮(時短)の要請に応じなかったとして、岡山市内の飲食店7店に対し、特別措置法に基づき、時短の命令を出したと発表した。4日付の命令で、即日応じた1店を除く6店の店名を県のホームページ(https://www.pref.okayama.jp/kinkyu/645925.html)で公表した。命令に従わない場合、30万円以下の過料が科される。 県によると、6店のうち5店はキャバクラで、1店は居酒屋。県は5月中旬以降、各店に口頭と文書で計5回、午後8時までの時短を要請した。だが、命令に先立つ約1週間の弁明期間中、各店とも要請には応じられないなどと回答。命令が出た後も、「資金ショートになりそう」「企業存続が難しい」などと営業を続ける意向を示したという。 県は5月末までに県内の飲食店約1万3千店のうち8823店の見回り調査を実施。今回の7店を含む37店が要請に応じなかった。(中村建太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名古屋高島屋、食料品売り場を休業 11人がコロナ感染
JR名古屋高島屋(名古屋市中村区)は5日、地下2階の食料品売り場を7~9日に臨時休業すると発表した。運営会社によると、5月28日~今月4日に同階の複数店舗の従業員ら計11人が新型コロナウイルスに感染したためという。 保健所からは、濃厚接触者にあたる利用客がいるとの連絡はなく、臨時休業中に消毒を徹底し、従業員のPCR検査をするという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
踏切で急行と車衝突、子ども2人と男性搬送 東武野田線
2021年6月5日 13時37分 5日午前10時25分ごろ、埼玉県春日部市上蛭田の東武野田線(アーバンパークライン)豊春駅近くにある踏切で、船橋発大宮行きの急行電車(6両編成)と乗用車が衝突した。春日部市消防本部によると、車に乗っていた男性(38)と女の子(7)、男の子(3)の3人が救急搬送されたという。 東武鉄道によると、乗客にけが人はいなかった。踏切は幅2・3メートルで、衝突時は遮断機が下りた状態だったという。この影響で岩槻―春日部駅間で運転を見合わせていたが、午後1時10分に運転を再開した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル