2021年5月4日 21時14分 愛知県田原市の海岸で3日に男性の遺体が見つかり、愛知県警は4日、司法解剖の結果、死因は水を吸い込んだことによる窒息死だったと明らかにした。県警は、顔などに殴られたような傷が多数あることから、殺人事件と断定。豊橋署に90人態勢の捜査本部を設置し、捜査を始めた。 県警によると、男性は愛知県豊橋市南栄町の職業不詳、小室英夫さん(70)。3日午後0時半ごろ、自宅から約20キロ離れた田原市江比間町の海岸の波打ち際で、あおむけの状態で倒れているのを散歩中の女性が見つけた。黄色の上着と、青色のズボン姿で、所持品はなく、靴もはいていなかった。その約2時間前、親族が行方不明者届を豊橋署に出していた。 司法解剖では、小室さんの体には青あざなど殴られたような痕が複数見つかった。現場付近に血痕はなく、捜査本部は小室さんが死亡した経緯を詳しく調べる。 小室さんは豊橋市の集合住宅で一人暮らし。近所の住民らによると、4月30日午前、小室さんを訪ねてきた男性2人が部屋のドアをたたいたり蹴ったりしていた。この日の夜には、部屋から「この野郎」という小室さんとみられる声や、言い争うような男性の声が聞こえたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
群馬・谷川岳で男性警官死亡 同行の女性警官は行方不明
2021年5月4日 21時36分 4日午前8時40分ごろ、群馬県みなかみ町の谷川岳(1977メートル)の山中で男性が倒れているのを、ヘリで捜索中の県警が発見した。男性は死亡が確認された。県警は、登山中に滑落したとみている。 県警によると、男性は警視庁警察官の小長井健司さん(43)=東京都板橋区泉町。同庁警察官の女性(52)=渋谷区=と2人で2日に入山していた。小長井さんは山頂近くの尾根の約250メートル下で見つかった。女性の行方は分かっていない。女性から2日に「登山中に滑落した」との電話連絡があり、県警が捜索していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
公園の池で5歳児2人溺れ、死亡 佐賀県多久市
大村久、松岡大将2021年5月4日 22時20分 4日午前11時5分ごろ、佐賀県多久市北多久町の市中央公園内の池で「小学生くらいの子が溺れている」と通行人から119番通報があった。多久消防署員らが到着すると、男児1人を父親が池から引きあげており、消防隊は別の男児1人を池から救助。ヘリで2人を病院へ搬送したが、いずれも死亡が確認された。 県警小城署や消防によると、死亡したのは、佐賀県伊万里市南波多町古里の松高海成君(5)と同町府招の前田桃四郎君(5)。2人は友だちで、家族の野球の応援で公園に来ていたという。姿が見えなくなったため家族が捜していたところ、松高君が池の水面に浮いた状態で、前田君は水深約3メートルで見つかった。死因は水死。「男児が池の縁から転落した」という目撃情報があるといい、小城署が原因を調べている。 現場はJR多久駅の北約700メートル。野球場や陸上競技場などがある。(大村久、松岡大将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
これは痴漢なのか 背後から触られた感触、女性の葛藤
昨年11月上旬のことだった。 横浜市内に住む30代の女性は朝の通勤電車で、背後から下半身になにかが触れるような感触を覚えた。 最初は「かばんが当たったのかな」と思った。 だが同じような感触が週に2日、3日と続いた。自宅の最寄り駅から、次のターミナル駅までは約10分。いつも5分ほど経ったところで始まり、頻度は高くなっていった。かばんではなく、手の甲で触れているような感じがした。 ある日、駅で乗客が一斉に降りる時に思い切って振り向いた。背後にいた男の顔が目に入った。「この人じゃないか」と思った。 数日後、駅で電車を待っていると同じ男が後ろで並んでいた。乗車して車内に進むと男もついてきた。「この人だ」と確信した。 女性は毎日、同じ電車の同じ位置で乗り、ドアの近くに立つ。被害に遭わないよう、乗る位置を変えることも考えた。 だが、「安全な通勤を侵害さ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR北海道の駅員ら22人感染 同じ運動部の関係者ら
JR北海道は4日、同じ社内運動部に関係する社員22人の新型コロナウイルス感染がわかったと発表した。21人は同部に所属し、他の1人はそれ以外の濃厚接触者。22人のうち16人は札幌や新千歳空港、苗穂など11駅で窓口業務を担当し、感染判明まではマスクを着け、ビニールカーテン越しに接客していたという。他の6人はデスクワークなどに従事していた。感染者は休みを取らせ、現時点で列車の運行に影響はないという。 JR北によると、運動部の社員に発熱などの症状が出たため、4月28日にPCR検査をしたところ5人の感染が判明。その後濃厚接触者33人を検査し、同じ部の16人、それ以外の1人の感染がわかった。残る16人は陰性だった。(伊沢健司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長崎の原爆、そこに連合軍捕虜がいた 日蘭で追悼碑建立
長崎に投下された原爆の爆心地から1・7キロの場所にあった「福岡俘虜(ふりょ)収容所第14分所」。連合国軍捕虜が病気や被爆で死亡した。彼らを追悼する記念碑が4日完成した。被爆したオランダ人元収容者の遺族が活動を始め、長崎の被爆者らも加わった。かつて戦火を交えた国の人々が力を合わせ、戦争の記憶をつなぐ新たな礎ができた。 第14分所は長崎駅に近い三菱長崎造船所幸町工場の一角に1943年に置かれた。45年8月9日の原爆投下時には英国やオランダなど連合国軍捕虜約200人を収容しており、うち8人が死亡し、けが人も複数出たとされる。原爆投下前にも病気などで複数人が死亡したという。 記念碑建立を思い立ったのは、第14分所に収容された元捕虜を父に持つオランダのロブ・シュハウテンさん(62)だ。 父エバーハートさんはオランダ領東インド(現・インドネシア)出身。43年に日本軍の捕虜となり、長崎に送られた。22歳の時、爆心地から1・8キロ離れたトンネルに作業に出ていて被爆。真っ黒に焦げた遺体や逃げ惑う人々を目の当たりにし、「この世の地獄を見た」とロブさんに生前語っていたという。 90歳で死去して3年後の2… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京で新たに609人感染確認 20代が148人で最多
東京都は4日、新型コロナウイルスの感染者を新たに609人確認したと発表した。同日までの1週間の平均感染者数は842・3人で、前週比112・8%だった。 609人を年代別にみると、20代が148人と最多で30代の123人、40代の103人が続き、全体の6割以上を占めた。65歳以上の高齢者は70人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
紙コップを「うろこ」にしたこいのぼり 函館で催し
三木一哉2021年5月4日 17時00分 子どもの健やかな成長を願って飾られるこいのぼり。大きなコイを描き、半分に切った紙コップを「うろこ」に見立てて貼り付ける「Bigこいのぼりペイント」が4日、北海道函館市の「はこだてみらい館」であった。「こどもの日」の催し「つくって、あそんで、3days」のワークショップのひとつだ。 幅60センチ、長さ150センチの紙に刷り出したコイの線画に、親子でクレヨンや水性ペンで色を塗り、うろこになる紙コップにも動物や人物など好きなものを描いていく。市内の池田優理香さん(30)と長女灯里(あかり)さん(5)親子は、こいのぼりやうさぎ、お母さんの絵などを紙コップに描いた。灯里さんは「こいのぼりが好き。楽しくかきました」。ワークショップは5日も開催。完成作品は5月末まで、みらい館内で展示する。(三木一哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
子どもの数、40年連続で減少 日本は割合でも最低水準
4月1日現在の15歳未満の子どもの数は前年より19万人少ない1493万人となり、40年連続で減少した。全人口に占める割合も前年を0・1ポイント下回る11・9%と、47年連続で低下。逆に、65歳以上の高齢者の割合は前年を0・3ポイント上回る28・9%に上昇し、少子高齢化がさらに進んでいることが浮き彫りになった。 総務省が5日の「こどもの日」にあわせて推計を公表した。男子が765万人、女子が728万人。年齢階層別では、12~14歳が324万人なのに対し、0~2歳は265万人と、若くなるほど人数も全人口に占める割合も小さくなり、少子化が加速している。 15歳未満の子どもの割合は、第1次ベビーブーム後の1950年には35・4%にのぼった。しかし、その後は低下傾向が続き、97年には65歳以上の割合(15・7%)が15歳未満の割合(15・3%)を超えた。 子どもの割合について、人口… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
憲法が代弁する声 権利求めを闘い続ける原告ら
困難に立ち向かっている人たちが、頼りにするのが憲法だ。司法に救いを求めた人たちは、憲法をどのようにとらえ、生かしていこうとしているのか。 「旧優生保護法は国民に憲法上保障されている権利を違法に侵害するものであることが明白であり、国会議員が同法を制定したことは違法である」 1月、不妊手術を強制された札幌市の小島喜久夫さん(79)が国に損害賠償を求めた訴訟の判決。札幌地裁は「子どもを産み育てるか否かについて意思決定をする自由を侵害した」として、幸福追求権を保障した憲法13条に反すると指摘。精神病患者などを差別的に扱っているとして、法の下の平等を定めた14条違反も認めた。 小島さんは19歳のころ、警察官に精神科病院に連れて行かれ、診断なしに精神疾患を理由に不妊手術を受けさせられた。その後、タクシー運転手などをして働き、40歳手前で麗子さん(78)と結婚した。手術のことは長い間隠していた。 2018年1月、強制不妊手… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル