手押し式の除雪機の事故による死者が相次いでいる。消費者庁によると、昨年12月からの2カ月間に少なくとも8人が死亡。35年ぶりという大雪が影響していそうだ。事故が減らない背景には除雪機ならではの事情がありそうで、コロナ禍の影響を指摘する声もある。どういうことなのか。 コロナ禍の影響指摘する声も 消費者庁によると、今冬の死亡事故は北日本や北陸に集中し、うち4件は1月上旬に起きた。事故情報を収集する独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の集計では、2010~19年度の死亡事故は、多い年度でも4件で、今年は特に多い。 NITEの担当者は、「今冬の大雪が一番の原因」とみる。気象庁によると、1月上旬の東日本の日本海側の降雪量は平年の約3・5倍で、35年ぶりの大雪という。 担当者がもう一つ指摘するのは新型コロナウイルスの影響だ。他人との接触を避けるため、雪かきを近所の人やボランティアに頼むのが難しくなり、高齢者や久々に除雪をする人が事故に遭っている可能性がある、という。 30年以上前の機種が また、事故がなくならない背景に影響していると考えられるのが除雪機の「寿命の長さ」だ。 新潟県では1月、9歳の男児が… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「組合を牛耳っていた」元副市長ら逮捕 市から詐取容疑
東京都日野市の土地区画整理事業を巡り、市から助成金として現金8千万円を詐取したとして、警視庁は17日、元副市長で「日野市川辺堀之内土地区画整理組合」の理事長相談役だった河内久男容疑者(79)=東京都多摩市和田=ら3人を、詐欺容疑で逮捕し、発表した。高額な人件費を工事費に組み込んだ虚偽の事業計画書を市に提出して、助成金を申請した疑いがあるという。 ほかに逮捕されたのは、組合職員で元市まちづくり部参事の立川道雄(75)=東京都八王子市左入町=と、組合職員の小田野克巳(64)=東京都大田区西蒲田5丁目=の両容疑者。 捜査2課によると、3人は組合に勤務していた2017年9月~18年9月、日野市中央部の「川辺堀之内地区」に道路や公園、緑地などをつくる土地区画整理事業(約18・7ヘクタール)に関連し、市から助成金を詐取しようと計画。多額の人件費を工事費の一部などと装った事業計画書を市に提出し、19年4月に8千万円の助成金を交付させた疑いがある。3人の認否は明らかにしていない。 河内容疑者の年収は4400万円超 市によると、河内容疑者の組合… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警察が事件性など確認の死者、114人はコロナが死因
自宅や高齢者施設で倒れているところを発見されるなどして、警察が事件性の確認などの対応をした事案で、新型コロナウイルスへの感染が確認された死者261人のうち、114人は死因が新型コロナだったことがわかった。警察庁が17日明らかにした。 17日の衆院予算委員会で長妻昭議員への答弁。警察庁によると、昨年3月から今月10日までに感染が確認された死者は261人にのぼった。死因別では、疑いがあるとされたものも含め、新型コロナは114人、肺炎は51人、その他の病気は47人、病気の詳細不明は9人。不慮の事故などの外因死は32人、未確定は8人だった。 警察は明らかに死因が分かっている場合などを除き、事件性の有無などを調べおり、警察庁は、感染防止対策などのために、取り扱った死者の感染状況を把握している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福島・宮城で2300棟が被害 震度6強、173人負傷
福島県と宮城県で最大震度6強を観測した地震で、17日までに福島、宮城両県で計2322棟の住宅被害が出た。福島県によると、新地町での一部破損1300棟のほか、県内で全壊20棟、半壊31棟が確認された。総務省消防庁によると、同日午前までで各地の負傷者は重傷11人を含む計173人に上った。 福島県相馬市内でのり面が崩れ、通行止めが続いていた常磐自動車道の相馬インターチェンジ(IC)―新地IC間は、17日午後6時に開通した。土砂撤去や安全対策が終わったという。 福島県新地町ではこの日、住民や業者らが崩れた屋根の修理や片付けに追われた。自宅のブロック塀が壊れたままの無職の小野貞子さん(84)は「地域の業者が引っ張りだこで、なかなか修理が進まない」と話した。 福島県内で17日午後2時までに確認された住宅被害は2049棟。ほかに公共施設など247棟に被害が出た。県が管理する道路5カ所、市町村道58カ所で被害が確認された。地震の影響で県内10市町村で一時断水したが、16日までにすべて解消したという。 宮城県によると、県内の住宅被害は17日午後1時現在で一部損壊が計273棟。震度6弱を観測した山元町で172棟に上った。 また、地震発生から3日たった… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
立花党首にNHK受信料支払い命令 議員会館にテレビ
参議院議員会館(東京)の事務所に設置したテレビの受信料計4560円を支払っていないとして、NHKが、「NHK受信料を支払わない方法を教える党」の党首で前参院議員・立花孝志氏(53)に支払いを求めた訴訟の判決が17日、東京地裁(大嶋洋志裁判長)であった。判決は、立花氏がNHKと受信契約を結んでいたことなどから、立花氏側に4560円の支払いを命じた。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
赤木ファイル提出「夫の遺志に沿う」 国への命令には壁
学校法人森友学園(大阪市)を巡る財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(49)が国などに損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が17日、大阪地裁であった。雅子さんが意見陳述し、俊夫さんが改ざんの経緯を記録したとする「赤木ファイル」について、「提出されることが夫の遺志に沿う」などと訴えた。 雅子さん側は8日付で、地裁に対し、国にファイルの提出を命じる「文書提出命令」を出すよう申し立てた。雅子さんはこの日、俊夫さんが生前、「自分のやった犯罪行為は全て書いて残してある」などと話していたことに言及したうえ、「ファイルが証拠として提出されることは夫の遺志に沿うものだ」と訴えた。 赤木ファイルが存在するかどうかも含め、国は明らかにしていない。その理由について、裁判では「改ざんの経緯などにおおむね争いがなく、回答の必要性がない」とする一方、国会では「訴訟に影響を及ぼす」などと答弁してきた。雅子さんは裁判後の会見で「ファイルがあるかないかも言ってくれない。理解に苦しむ」と批判した。 原告側代理人によると、国側は5月までにファイルについて改めて回答をする意向を示したという。(遠藤隆史、米田優人) 文書提出に三つの壁 裁判では今後、裁判所が「赤木ファイル」を文書開示の対象として国側に提出を命じるのかどうかが、当面の最大の焦点となる。 「伝家の宝刀」。2012年に… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ポケットにマスクが… 悩んだクリーニング店の秘策とは
客からあずかる衣類のポケットの中身に、クリーニング店のスタッフが頭を悩ませている。これまではハンカチが断然多かったが、新型コロナウイルスの影響で、使用済みのマスクが目立つようになった。ポケットに手を入れるのが怖い――。そんなスタッフの不安の声を受け、福岡県の店がある方法で客に確認を呼びかけることにした。 〈最近、ポケットの中に札束か!?とおもいきや、マスクやった…という事例が頻繁に発生しております。今まで不動の1位だったハンカチを一気に抜き去りました〉 福岡市内を中心に約50店を展開するクリーニングチェーン「博文舎クリーニング」の店舗のカウンターに、「ポケット確認のお願い」という紙が貼ってある。 文面をつづったのは営業の大森康正さん(46)。 コロナ禍が全国に広がり始めた昨春、スタッフから「ポケットから使用済みマスクが出てくる。手を入れるのが怖い」などの相談が寄せられた。 対策として、ゴム手袋をつけることを考えた。 だがそうすると、熟練スタッフなら生地や素材に触っただけで適切な洗い方を提案できるのに、難しくなる。作業もしづらいだろうと悩んだ大森さんは、店の実情を客に伝えることにした。 まずスタッフにポケットによく入っているものを聞き取った。 定番のハンカチやティッシュに加え、圧倒的に増えたのが使用済みのマスク。ほかにも、つまようじや綿棒、固まったあめ玉やガム、レシート類など、次々と寄せられた。 スタッフの意見を集約した指導員の山中摩純(ますみ)さん(38)は「汚れたものを扱う仕事だけれど、使用済みマスクはもちろん、耳あかのついた綿棒やつまようじは、正直なところ触れるのをためらってしまう。でも私たちの不安な胸のうちまで、なかなか接客の場で言えなかった」と話す。 大森さんは、「ポケットの中に… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ひな人形、顔が恐竜 「リアルすぎて驚いてしまう子も」
福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)3階のダイノテラスに、「リアル過ぎる」恐竜の顔をしたひな人形が登場している。展示は3月9日まで。 男びなは肉食恐竜のフクイラプトル、女びなは草食恐竜のフクイサウルスで、いずれも高さ約1メートル。同館の恐竜模型を多く担当している恐竜模型造形家・荒木一成さんが2011年に制作したもので、毎年この時期に展示している。 同館担当者は「恐竜の顔がリアル過ぎて驚いてしまう子どももいますが、可愛いと言ってくれる子もいて、感想は様々で面白いです。ぜひ見に来て下さい」。入館には事前予約が必要。展示期間中の休館日は2月24日。問い合わせは同館(0779・88・0001)。(大西明梨) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・日野の元副市長ら逮捕へ 助成金8千万円詐取疑い
東京都日野市の土地区画整理事業を巡り、市から助成金名目で現金8千万円を詐取したとして、警視庁は、元副市長ら男3人について詐欺の疑いで逮捕状を取った。市内で道路などを造る「日野市川辺堀之内土地区画整理組合」の元幹部や職員で、虚偽の内容の事業計画書を市に提出し、助成金を申請していた疑いが持たれているという。捜査関係者への取材でわかった。 3人は、組合の元理事長相談役で元副市長の70代の男▽組合職員で元市まちづくり部参事の70代の男▽組合職員の60代の男。警視庁が17日にも逮捕するとみられる。 捜査関係者によると、3人は共謀して、2017~18年、組合が手がけている市内中央部の「川辺堀之内地区」に道路や公園、緑地などを造る土地区画整理事業(約18・7ヘクタール)を巡り、市から助成金をだまし取ろうと計画。多額の人件費を「工事費」に組み込んだ虚偽の事業計画書を市に提出し、19年に8千万円の助成金を交付させた疑いが持たれている。 人件費の額を適正にしなければ市が助成しない可能性があるため、警視庁は3人が自らの高額な報酬を隠すために、虚偽の計画書を作ったとみている。 今回の土地区画整理事業の総事… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
境内を掘ってみたら 「全国最大級」の巨石、出てきた
力比べで石を持ち上げる「力石(ちからいし)」の伝統が残る千葉市の寒川神社で、約185キロの巨石が境内の土の中から見つかった。発見後、新型コロナウイルスの終息を願って実際に持ち上げられ、奉納された。専門家も「(現役の石では)全国で最大級」と驚く大きさだ。 見つかったのは昨年初め。土からわずかに露出していた石が「かなり大きいんじゃないか」と話題になり、掘り出したところ、近隣に現存する約30個を上回る大きさだった。力石に適したタマゴ形だ。 力石に詳しい四日市大学元教授(体育史学)の高島慎助さん(72)によると、力石は、力自慢の鍛錬や遊びとして、江戸時代や明治時代に全国で盛んに行われた。今も全国10カ所以上で続いている。全国の寺社には過去に使われたとみられる1万5千個以上が残り、中には600キロ以上の石もある。 力自慢に使おう 寒川神社の元宮司の粟飯原雅胤(あいはらまさたね)さん(78)によると、江戸~明治時代ごろ、神社近くの寒川港で働く水夫や荷役たちが競い合っていたという。その後、途絶えたが、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区の人たちや千葉大生、住民が2016年に復活させ、寒川神社に連なる神明神社(千葉市)で行事を実施している。 発見された石は昨年10月、前回行事でのチャンピオンが持ち上げて、実際に奉納。粟飯原さんは「コロナ禍で大変な今だからこそ『力をつけろ』という意味で、こんな大きい石が出てきてくれたのかも」と話す。その様子は、ユーチューブ(「さし石さんが大会」で検索)で公開中だ。 この石は今後、毎年1回の行事で力自慢の挑戦を待ち受けるという。(小木雄太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル